Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。今日は短めです。
GO!


あの日を超えて

 地球エリア 草原の洞窟

 

 

 外ではザーザーと音を鳴らしながら激しい雨が地面を打ち付ける。そんな雨を凌ぐために洞窟に避難した光輝は自身を医療忍術で治療していた。

 治療と言ってもヒットに傷つけられた打撲痕を治してただけだが。

 

「すげー雨だな」

 

 そんな事を言いながら光輝は治療を完了させた。

 あのヒットの構えの後、2人は激突した。光輝は新しい超サイヤ人ゴッドという力を持ってヒットに挑んだがヒットは光輝のさらに上を行っていた。

 光輝の攻撃が途中で通じなくなり光輝も少しやばいかなと思っていたらヒットが光輝を自身のパラレルワールドに引きづり込んだ

 

『長くは持たない。質問は受け付けん』

 

 そう言ってヒットは簡単にこれからの事を話した。

 先ず自分は光輝を殺すふりをすると言う事、そしてそれを光輝は影分身に死んだふりをしてもらえと言う事。

 死んだふりをすれば何とかしてこの場をばれないように離れろ。そしてヒットは仕事が完了したフリをしてシーラスの所に行って殺すと言う事だ。

 

「何ともリスキーな作戦だよな。……ヒットでもあいつらの居場所を変えていたら流石に追えるかは微妙なラインだけど」

 

 ヒットの腕は別に疑っていない。超サイヤ人4では戦ってないが超サイヤ人ゴッドでも届かなかった。俺自身の基本戦闘力が低いのもあるかもしれないがそれでもあの人は強かった。

 

「……問題はシーラスがヒットの事を信用しているかどうかだが」

 

 はっきり言って腕の方は信用しているかもしれないが性格の方は信用してないかもしれない。依頼を受け遂行するだけの殺し屋と言っても結局やっていることは人殺しだからな。

 ヒットの信条とか度外視したらシーラスの大嫌いな”悪”だから。ついでに言うならシーラスの野郎は俺の事をどうやってか監視しているかもしれない。

 もしその仮定が正しければ俺がヒットにシーラスの目的を話したことも聞いてた事になる。

 

「まあ普通逃げるよな」

 

 戦ってみた感じ仮面の男とシーラスを入れてもあの二人がヒットに勝てるイメージが湧かない。そんだけ強かったんだ。悔しいな。今度会った時は絶対に負けない。

 

「……本当は俺も行きたかったんだけどな」

 

 というか完全部外者のヒットにシーラス達打倒をさせるの俺はぶっちゃけ嫌だったんだけど。でもそれを言おうとした瞬間にヒットのパラレルワールドが普通の世界に戻り強引に作戦が開始されてしまった。

 ついでに言うなら元々受けてたダメージもあり俺はどっちみち足手纏いだった。

 行くなと言っても言う事聞いてくれないだろうし……やっぱり今からでも突撃するかって俺居場所知らねえわ。

 

「……どうなるかな」

 

 最もヒットからの連絡手段なんてないから結果を知る事は俺には出来ない。ヒットからしたら俺にそんな事を教える義理は無いからな。

 

「結局、俺は俺に出来る事をするしかないか」

 

 腰の巾着に入れておいたドラゴンボールを出す。三つあるそれは見る分にはとても綺麗だった。これが元々持っている性質を加味したらおっかないに尽きるが。

 そして次にドラゴンレーダーを取り出し反応を見てみる。最初は映らなかったが縮尺を広げたら点滅した。これが普通のドラゴンボールか究極ドラゴンボールか暗黒ドラゴンボールかは分からないがどの道回収する必要がある。

 

「……この雨が止んだら行こうか」

 

 そう言って洞窟から顔を出す。そしてその顔には影が出始めた

 

「……そう言えば、あの時もこんな天気だったよな」

 

 絶望の未来で光輝は未来の悟飯と共に人造人間にやられた。それも完封と言ってもいい。人造人間の双子故に完璧なコンビネーションに光輝は手も足も出ずに殺されかけた。

 そして悟飯は自らの最後の気を光輝に分け与え……

 

『で·····何で!! 良い人ばっかり死ぬんだよ!! 死ななくちゃいけないんだよ!! そんなの……悪い奴らが死ぬ方が良いじゃないか!! 何で·····何で!』

 

 悟飯の骸を前に光輝は叫んだ。

 自分の無力さも何もかも嫌になった。本当にいなくなるべき人間が好き勝手に生きそれに抵抗しようとしていた人達が死んでいく。

 それが光輝には理解できなかった。許せなかった。……戦う意味が分からなくなった。

 

「……皆」

 

 超サイヤ人4になった時に聞こえた皆の声、今はもう迷わない。皆との繋がりが俺を超サイヤ人4にしてくれた。

 

「愛美と咲良……怒ってるかなぁ」

 

 一カ月に一回は帰ると約束したのにこのペースだと無理そうだ。帰った時どう2人のご機嫌を取ろうかと考える。

 一週間過ごしたとはいえまだ2人の好みは把握しきれていない。

 

「……参ったな。思いつかない」

 

 2人とも光輝の悩みを聞けばデートで手を打ってくれるのだが光輝は律儀にちゃんとご機嫌を取る方法を考えている。

 

「……1日俺自由権とか? ……需要ねえな」

 

 愛美がこれを聞けば「ありまくるよ!」というが光輝は自ら却下した。なのでこれが日の目を見る事は無かった。

 光輝があれこれ考えている中雨が段々と止み始めた。光輝もそれに気が付き空を見上げる。雲に隠れていた晴天に眼を細める。

 

「ま、その時考えるか!」

 

 とうとう思いつかなくて思考を放棄した。雨によって濡れた地面を歩きその後宙に浮き始めた。先程ドラゴンレーダーで見た方角を向いた。

 

「よし、行くか」

 

 光輝は再び空を駆けた

 

 ★

 

 

 

 建物が一つしかない、その建物以外は真っ白な世界で炎が上がる。至る所で爆発が起きる。その爆発の中を金色の光が駆ける

 駆けた先には同じく金色の光が迎え撃った。その光同士がぶつかり弾けた。世界を照らす閃光は片方の光が勢いよく弾け飛んだことで終わりを告げた。弾き飛ばした光はその弾き飛ばされた光の目の前に降り立った。

 上半身裸に赤い体毛、黒髪に赤い尻尾の孫悟空がその変身を解いた

 

「ふぅ……、本当にこの短時間で強くなったな、悟飯」

 

 先程まで倒れていた未来の悟飯がゆっくりと上体を起こし自分も超サイヤ人を解いた。肩で呼吸する。最後の手合わせが終わった。

 

「父さん……ありがとうございました」

 

 悟空は悟飯のお礼を聞きふっと笑いながら手を差し出す。悟飯はその手を取り立ち上がった。

 

「本当におめえは強くなった。最初の頃とは桁違いにな」

 

「それもこれも父さんのおかげです」

 

「オラは何もやってねえさ。悟飯が自分で辿り着いた場所さ」

 

 そう言って悟空は二かッと笑った。そのいつまでも変わらない悟空の笑顔に悟飯も自然と口角が上がる。

 孫悟飯は新たな力を手にして精神と時の部屋を出て行った

 

 

 




お疲れ様です。
ヒット戦後の光輝と久しぶりの未来悟飯。
話の都合上超パワーアップしました。未来悟飯は潜在能力解放より超サイヤ人の方がイメージあってるのでサイヤ人路線で行きます。

アンケートで悟飯の道着を決めましょう!

(*´∇`)ノシ ではでは~
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