Warrior beyond despair   作:レオ2

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超お久しぶりです!
超17号を倒してからの話です!

3人称だけの小説って凄い難しくてここのやり方ってよかったんだなぁって思いました。


加速

 俺と悟飯さん、そしてトランクスさんは適当な岩場までやって来た。俺がこの悟飯さんと初めて会った場所に似ている。さっきまで戦ってた場所で話すのはリラックスできない。

 もうあの過去は物理的にも精神的にも吹き飛ばしたがわざわざ廃墟で話す必要もないからだ。悟飯さんは柔らかい笑みを浮かべながら口を開いた

 

「取り合えず……久しぶりだね、光輝君にトランクス」

 

「悟飯さん……」

 

 トランクスは涙腺が緩みゆっくりと悟飯を抱きしめた。悟飯も離すことなく抱きしめ返した。光輝はそんな2人の邪魔をしないように音もなく離れた

 

「悪かったな、トランクス。あの時お前を置いて行って」

 

 トランクスは首を振り否定した

 

「俺は足手纏いでした。今回の戦いでそれを痛感しました。でも……」

 

 トランクスは抱擁の力を強めた

 

「俺は……俺はそれでも悟飯さんと一緒に……」

 

 ──戦いたかった

 

 悟飯があの時、トランクスを気絶させてまでおいて行ったのは自分だけではなくトランクスまで死んでしまったら、あの世界で人造人間に立ち向かう事が出来る戦士達がいなくなってしまうからだ。

 そしてトランクスは今回、人造人間達に勝負を挑んでボロ負けだった。今よりも弱いあの時に悟飯と共に挑んだら最悪2人とも死んでバッドエンドだった

 。だから光輝は結果的に悟飯の選択が正解だったことを知っている。でも気持ちは別なのは光輝も分かる。悟飯もナメック星での戦いで知っている。だから素直に言った

 

「すまなかった。だけどあの時はそうするしかなかったんだ」

 

「分かっています……これは俺の我儘だったんです」

 

 そこで顔を上げた。涙を浮かべていたが直ぐに笑みを出した

 

「お帰りなさい、悟飯さん」

 

「ああ……ただいま、トランクス」

 

 師弟の時間が流れた。光輝は少し遠くからそれを微笑みながら見ていた。あの日のような、時の巣にいる悟飯とトランクスとは違った関係模様に光輝も胸がポカポカしてくる。

 

「良かったですね、トランクスさん」

 

 師匠は沢山いるが,特定の師匠がいるわけでもない俺にはあそこまでの関係値になる事はないのだろう。勿論悟空さん達とも仲良く出来ている筈だけど,目の前の悟飯さんとトランクスさんやナルトさんと会った事はないが自来也さんみたいな感じではない。

 寧ろ悟空さん達はライバルって意識の方が近いな。

 

 とか思ってたら悟飯さんとトランクスさんが戻って来た。俺は少し気持ちが落ちているのを自覚しながら向かい合った

 

「光輝君も本当に強くなったね」

 

「悟飯さん……俺のせいで……すいませんでした」

 

 光輝はそう言って頭を下げた。目の前の悟飯の死因は最後の力を光輝に気を分けたから、光輝はずっとそれに罪悪感を持っていた。拳を捨てようとさえした。

 

「頭を上げて、光輝君」

 

 光輝はその言葉に頭を上げた。目の前に来ていた悟飯は穏やかな笑みを浮かべていた

 

「トランクスもそうだけど、俺はあの選択が間違っていたとは思わないよ」

 

 そこで光輝をまっすぐ見据えた。

 初めて会った時は光輝の背は当時のトランクスと同じくらいだったのにもかかわらず今では悟飯の顔をまっすぐ見据えることが出来る。

 

「君は自分のやるべきことをきちんと出来ている。俺はそれが誇らしいよ」

 

 死に際、悟飯は光輝のこれからのタイムパトロールの旅路を祈り散った。そしてその旅路の果ての光輝と共に戦って光輝の成長が嬉しかった。

 

「……えへへ」

 

 光輝も口元を緩め,幼い彼に戻ったように笑った。光輝も褒められて素直に嬉しかった。

 

「それに……前の光輝君よりも戦士の顔だ」

 

「俺にも……守るべきものがあるので」

 

 家族や仲間もそうだが彼女も出来たからこそその思いが更に加速している。

 光輝はトランクスの様に抱擁してもらう事はないがその代わり拳を前に出した。悟飯もそれを見て右の拳を突き出しくっつけた。

 

「改めて、お世話になりました」

 

 超17号は悟飯の助けを借りれなかった負けていたかもしれない。

 それは所詮IFであるがあの18号を吸収した超17号は本当に強かった。それに、悟飯と共に戦えたことは嬉しかった。2人ともあの時を超えた強さを身に着け、戦えたことが。

 

「俺も、ようやくみんなの仇を撃てた。ありがとう、光輝君」

 

「お互い様ですよ」

 

 そうやって2人は笑いあって拳を離した。そして次に悟飯は真剣な顔へとなった。

 

「それで光輝君、今この世界で何が起こってるんだ?」

 

 光輝は頷き簡潔に話した。超ドラゴンボールやシーラス、この世界、光輝の命名インフィニットワールドの事。

 

「成程ね。通りで色んな戦士がいる訳だ。そして……」

 

 思い出すのは自分の父の肉体を乗っ取った漆黒の神。あの時は手も足も出なかった。だが今なら勝てる。それだけのパワーアップを果たしたのだ。でもまだあの後から邂逅していないから探さなければならない。

 光輝にも話しておこうと悟飯は口を開いた

 

「俺も気を付けるべき敵を話すよ。その敵の名は……」

 

 その名と力を聞いて光輝は眼を見開いたのだった。

 

 

 ★

 

 

 光輝とヒットが激闘を繰り広げた岩場、そこでは1つの物体が鎮座していた。物体は氷でその氷の中には人型の影が1つ。光輝によって氷漬けされた神、ザマスだった。

 光輝に氷漬けされた後も抜け出すことが出来ず無様な姿だ。そんなザマスを封じ込まれている氷に何者かが手を付けた

 

「はっ!」

 

 そこから気功波が放たれザマスが内側からどうする事も出来なかった氷が簡単に弾き飛ばされた。ザマスは久方振りの空気を大きく吸い込んだ

 

「はぁ……はぁ!」

 

「一体何があった、私よ」

 

「ブラック……この世界には神を恐れない愚か者がいた。孫悟空とベジータと違う神の力を持ったサイヤ人が」

 

「なに? 孫悟空とベジータ以外に神の変身を身につけていている者がいるというのか」

 

 ザマスは冷汗を流しながら自分がここに封印されていた成り行きを話した。光輝とヒット、そして光輝との戦い、封印。

 

「人間は我々が思っているよりも力を身に着けていた。我々の計画の障害になるぞ、あの小僧は」

 

 ザマスが話しかけたのは未来の悟飯が戦ったゴクウブラックだった。ブラックは訝し気な表情でザマスを見ていたが背後から来た男がザマスの言い分を肯定した

 

「ザマスの心を読んだ。確かにそのサイヤ人は厄介になりそうだな」

 

「神の心を軽々しく読むな人間が!」

 

 ザマスが心を読まれたことに激怒しもう1人の男に詰める。しかしブラックが抑えて喧嘩は収まった

 

「ハーツよ。余りに調子に乗るんじゃない。我々は一時的に手を結んでいるだけに過ぎん」

 

 ハーツと呼ばれた金髪の人物は不敵な笑みを浮かべながら答えた。その内心はブラックも心の中ではザマスと思っていることは大差ないと知っているからだ。

 

「分かっているさ。だが、先ずは宇宙樹の種を回収するのが先だ」

 

「いや、先ずはあの小僧を排除するのが先だ」

 

 ザマスがハーツの言葉を訂正した。ハーツは何故だと言いたげな顔でザマスを見る。

 

「あの小僧はまだまだ強くなるぞ。必ず我々の障害になる」

 

「障害は速めに排除……と言う訳か」

 

 光輝に八つ裂きにされるだけではなく不死身である自分を封印する術まで持っている。自分達が元居た時代には力でどうにかする人が多かったから封印を警戒する必要はなかった。だが光輝は不死身である自分を全く意に返さない技を持っていた。力よりも警戒するのは当然だった。

 

「ふむ。確かに不死身のお前がやられてしまっては超ドラゴンボールを使った意味がない。それに私もそのサイヤ人には興味がある」

 

 悟空と同じ顔にも関わらず全く違う邪悪な笑みを浮かべたブラック。

 

「そのサイヤ人を探すぞ」

 

 3人は頷きあい空を飛んだ

 

 

 ★

 

 

 赤と黒の特注ユニフォームに身を包んだ人間が3人、道を歩いていた。一人は破壊神ビルスによく似た大きな耳が特徴の男、2人目は3人の中では1番の巨漢で白い髭を携えた厳つい男。そして最後に灰色の肌色を持ち筋骨隆々の男。

 その内の巨漢の男が口を開いた

 

「この世界に来て早や数日。こうしている間にも我々の宇宙がどうなっているのか分からんな」

 

 それに答えたのはビルスによく似た男だった。

 

「ああ。いきなりこんな所に飛ばされたからな。元の宇宙に一刻も早く戻らなければならねえ」

 

「取り合えず、他のメンバーもこの世界に来ているかもしれん。合流も視野に入れよう」

 

 彼らの名前は順にディスポ、トッポ、そしてジレン。別次元の悟空達が最後まで激闘を繰り広げ戦った第11宇宙の戦士達だ。彼らも悟空達に関わったからなのかこのインフィニットワールドに送られてきてしまったのだ。

 3人は揃って歩いていたが唐突にジレンが足を止めた

 

「ジレン……?」

 

 トッポが訝し気な表情をした時、ジレンは左側にある丘を見上げた。トッポとディスポもそれにつられて見上げた先には2人の人影がいた。

 

「貴様達が第11宇宙の戦士達か。そしてお前が」

 

 そのうち一人の棒を持った……シーラスがジレンを見下げながら呟いた

 

「第11宇宙最強戦士……ジレン」

 

 ジレンはシーラスを見た後、その後に隣にいる仮面を付けた男を見上げる。静かに観察するジレンに変わりトッポが2人に問いかける

 

「何者だ。我々に何の用だ?」

 

 シーラスはその答えとして仮面の男と共に漆黒の気を纏う。その気の黒さに”正義の戦士”である3人は眉を顰める。

 

「貴様ら、何だその禍々しいエネルギーは!」

 

「それがどうした」

 

「なに?」

 

「この世界は強くなければ何も守る事は出来ん。弱者は何を言っても変えることできない。例えその力が邪悪だとしても、私の心まで邪悪にくれた訳ではない」

 

「戯言を!」

 

「その発言、悪だと断定する! ジャスティス!!」

 

 そう言った瞬間、トッポとディスポが姿を消した。シーラスと仮面の男の眼前に現れ拳をぶつけ衝撃波が辺り一帯に弾け戦いが開戦した




お疲れ様です。

次回,迫りくる正義の戦士です!
ここから物語は更なる加速をします!…多分(おい)
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