Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。
すっごく個人的に嬉しい事があって,8/26の21:30現在で本作品のお気に入りが100突破しました~(((o(*゚▽゚*)o)))。
自分の好きなものを好きな形で続けているだけですけども,それでも100人の方に気に言って貰えてとっても嬉しいです!
色々書きたいものがあって浮気しまくる筆者ですが,これからもよろしくお願いいたします!


新たな扉

 光輝と,超サイヤ人ブルーの悟空とベジータが戦線離脱したのを見届けたジレンは残った方の悟空を観察した。今はかつて戦った超サイヤ人2という形態らしいが,力の大会で戦った時の孫悟空と力の差は明らかだ。

 

「孫悟空,その力は一体……」

「ジレン,だったか? 悪いけんど話は後だ」

 

 何だか違和感を感じる返し方だったが,ジレンも優先順位が分かっているので頷いた後見上げた

 

「あのサイヤ人をみすみす逃がすとはどういうつもりだハーツ」

 

 見上げている中でもブラックはハーツに詰め寄っていた。

 確かにハーツの能力があれば光輝がどこかに行く前に攻撃する事は可能だっただろう。心を読むと言う能力はそれだけで厄介なものであり,敵からすればこれ以上ないアドバンテージを取れる代物だ。

 なのに,ハーツは彼らを見逃すような真似をした事にブラックは腹を立てていた

 

「なに,彼はその内姿を現すさ。それに……今は寧ろ戦力を分散させる事が出来たことを喜んだ方が良いと思うが?」

「我々が人間に足元を掬われると?」

 

 ハーツはそれに答えず残った戦士達を観察する。

 急に表れたタイムパトロールという孫悟空,孫悟天。先程の光輝に勝るとも劣らないピッコロというナメック星人に1対1ではブラックやザマス,そして自分とも対等或いは凌駕するプライドトルーパーズの戦士達。

 これに超サイヤ人ブルーの孫悟空とベジータまで残っていたら敗北する確率の方が高いのは必然。

 

「おめえらオラ達とやるのか?」

 

 否……今ですら格別と感じる孫悟空に未だ底が知れないジレンがいる。こちらの面子もそうそうたる面子ではあるのは間違いないが分が悪い。

 ……のだが,そんな事を話す前に暴れる暴君が1人

 

「貴様ああ!! 俺と戦えええ!!」

 

 待ちきれないと言わんばかりに気を溢れさせたカンバーは悟空目掛けて駆け出したのだ。

 

「孫悟空は俺の得物だ,邪魔をするなあ!!」

 

 そのカンバーに触発されたのかブラックとおまけにザマスまで孫悟空へと向かいだした。悟空は一瞬左右のライバルと息子にアイコンタクトを取り上空に飛んだ。

 それを追いかけるようにカンバーが自分の気を巨大な手に変えて放つ。その攻撃を悟空は気を纏い,更に上昇する事で躱そうとする。しかしその悟空を逃がさまいとブラックとザマスも追撃する。しかしその2人の行方を阻んだのは悟天とピッコロだった。

 

「ッ,孫悟空の息子にピッコロ」

 

「父さんの邪魔はさせないよ!」

「そういう事だ,貴様らの相手は俺達だ!」

 

 言いながらピッコロはその身に宿る気を高め始めた。気は白銀,天井知らずに高まる気はブラックの知っているピッコロではなかった。

 

「何っ! 貴様本当にピッコロか?!」

「俺はピッコロじゃない,人違いだ」

 

 ニヤリと笑ったピッコロはザマスに反応出来ない速度でブラックの顔面に膝蹴りを噛ました。その神速とも取れる速度はブラックですら反応するのが困難なもので,体勢を取り直した時には既に眼前にピッコロが踏み込んでいた。

 

「速い?!」

 

 ピッコロの重たい拳を両手で止めるブラックは,かつてトランクスや未来の悟飯と戦った時の様に余裕のあるものではなく,歯を食いしばり気を高める事で均衡を保っている。

 

「貴様には悟飯が受けた借りを返してやる!!」

 

 ピッコロの気がバーナーの様に膨れ上がり,ブラックとの均衡を打ち破ろうとする。

 

(ブラックが押されているだと?!)

 

 ザマスがそう考え手助けしようと動き出すが,その前に立ちはだかったのは違う次元でブラックが殺害したはずの孫悟天だった。

 

「行かせないよ,お前とブラックを組ましたら不味いからね」

「孫悟天……孫悟空という駄作サイヤ人に育てられたサイヤ人の子よ……我に敵うと思うのか?」

 

 ザマスの孫悟天という人物の評価は孫悟空の子供というだけでマイナススタートである。もしかしたら孫悟飯以上の巨大な潜在能力を持っていたのにも関わらずその孫悟飯より修業を行ったが故に未熟な精神を携えたサイヤ人……自分の敵ではないと思っていた。

 

「お父さんは何度も世界を守った英雄だ! そして……僕は孫悟空の息子,孫悟天だ!!」

 

 言うと同時悟天は兄によく似た白色の気を纏うとその雰囲気も異彩を放つ。詰めの甘さが消えた表情と雰囲気,その姿にザマスが訝し気にした時眼前に踏み込む。

 

「——ッ!」

 

 ギリギリで反応して悟天の拳を横に受け流そうとする。

 

「うおりゃああ!!」

「なにっ?!」

 

 しかし悟天の拳は次の瞬間には回し蹴りに変わっていて,体勢を崩されたのはザマスの方だった。急いで顔の横に腕を回し悟天の蹴りを受け止める。

 

「へへっ,どうしたの神様……この程度じゃないよね」

 

 ある種自身に満ち溢れた気は孫悟飯と同じ究極の力……老界王神によって潜在能力が引き出された孫悟飯と瓜二つだった。ザマスは受け止めた筈の蹴りから放たれた衝撃波によって頬に傷が出来たのを見て忌々し気に吼える

 

「人間が神を甘く見るなあッ!!」

 

 悟天の足を体勢を低くすることで躱し,逆に体勢を崩し返した悟天へ右の手刀を放つ。

 それを悟天は首をひねる事で最小限の動きで躱しつつ,右の拳をザマスの眉間に直撃させる。

 

「ぐぁ!」

 

 いくら不死身でも反射的に受けるダメージには反応を示す,それが分かっているが故に狙った眉間への一撃。ザマスの視界は一瞬グラつき決定的な隙を晒し,それを見逃す悟天ではなく突き刺すような蹴りでザマスを吹き飛ばした。

 また違う場所で孫悟空がカンバーと激突していた。光輝のように悪の気に侵されることもなく真正面からカンバーにぶつかる。

 

「はっ!」

 

 気合の入ったエネルギー弾がカンバーへと放たれ,こちらに向かっていた巨大な手を破壊。飛び道具が無くなった事で悟空は容易にカンバーの目の前に瞬間移動に表れて光輝ではダメージを与える事が出来なかった強靭な肉体に強烈なボディーブローをめり込ませた

 

「グおおっ?!」

 

 その衝撃に大きく眼を見開きカンバーは少し後ずさる。しかしそれを見逃す悟空ではなく超サイヤ人4に変身しながら距離を詰める。

 

「甘く見るなああ!!」

 

 意趣返しと言わんばかりにカンバーも気を膨らまし,目にも止まらない乱撃戦が始まった。

 一撃一撃はカンバーの方が重く,どれか一つでも貰ったら悟空と言えどもダメージが入るのは必至。しかし悟空はカンバーの動きを見切り受け流し,或いはガードしながら大立ち回りを演じる。

 

「すげえな,あいつら」

 

 それを見ていたディスポが思わず呟いてしまうほどには彼らの戦いは凄まじかった。しかしそれで後れを取るようならプライドトルーパーズをやっていない。

 

「ディスポ,お前は孫悟空の倅を援護しろ。私はブラックと戦っている者を援護する!」

 

 そう言ってトッポはピッコロの加勢に,ディスポは悟天の加勢に向かった。残ったジレンはハーツを見上げるが,ハーツも彼を見返していた。さっきの事と言い,ハーツの目的が分からない。だけど今は邪魔をしないようなのでジレンは悟空と共に戦うために飛び出した

 

 ★

 

 ……空にのぼる雲たち,一気に空気が薄くなったのを感じて俺が今いる場所について検討が付いた

 

「神様の神殿……か?」

 

 セルと戦う前に言った精神と時の部屋がある神殿,あるとは思っていたがまさかこんなあっさり来る事になるとは思わなかったな。

 

「お待ちしていました,悟空さん,ベジータさん」

 

 前に聞いた声よりもどこか貫禄が出ているなと思いながら振り返ると,既に超サイヤ人ブルーの変身を解いている悟空さんとベジータさん,それに神様であるデンデが俺達を迎えるように歩いて来ていた。

 

「デンデ,悪いけんど……」

 

 みなまで言うなとデンデは首を振り光輝を見た。

 

「話は違う悟空さんから聞いています。もう使えますよ」

「悪いな,じゃ行くか!」

 

 どこへ,という質問はいらなかった。この神殿に来て修業する場所なんて1つしかない。俺が力強く頷くとデンデは歩き出して俺達も歩き出す。

 精神と時の部屋に向かう途中で幾つか悟空さんに質問を投げられた

 

「そういやおめえカンバーの気を食らっちまったんだろ? よく無事だったなあ,オラなんか二回もやられっちまったのに」

 

 ……わかってはいたがこの悟空さんはあのカンバーと戦った事があるようだ。

 

「最初は俺も暴走しましたよ……でも」

 

 言いながら取り出したのは,俺があの世界から帰ってきて初めて迎えた姉の誕生日,姉のプレゼントとしてペアルックで作ったあの城で2人を尊重する2つの剣を模したネックレス。俺は普段かけてはいないし,量子変換機にいれているから普段出す事はない物。

 

「……大事な人達が待っている。そう思えたら力が湧き出て来た。それに……」

 

 言葉を区切り光輝はベジータを見た。

 

「なんだ?」

「いや,違う次元のベジータさんに言われましたから。サイヤ人として……無様な戦いはしないって」

 

 力強い言葉がベジータに響き,彼は光輝を見ようともせず前を向いた。既に精神と時の部屋の入り口が見えていてもう直ぐ修業の時だと知らせてくれる。まだカンバー達と戦った時の影響が残っているから今の俺には変身する体力も残っていないが,まあなんとかなるだろ。

 

「だが貴様はカンバーに負けた,もし貴様が本当に俺達と同じ戦闘民族サイヤ人だというのなら」

 

 ベジータさんは事実を羅列し,扉の前でこちらに振り返った

 

「奴に勝って見せろ!!」

「はいっ!」

 

 ミスターポポがその返事に気をよさそうに頷いて白き世界への扉を開いた

 




お疲れさまです。
安定と信頼の精神と時の部屋,あそこやっぱ入れる人にとってはとんでもないコスパ最高の部屋だと思う。尚環境()。

という訳で対戦カードは
孫悟空・ゼノVSカンバー
ピッコロ&トッポVSゴクウブラック
悟天・ゼノ&ディスポVSザマス

ブラックとザマスって組ませたらダメだと思うんですよ(迫真)

ではでは
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