Warrior beyond despair   作:レオ2

22 / 180
加筆修正三┏( ^o^)┛


《ソードアート・オンライン》編
目覚めた先と新たな剣 改


 時の巣と呼ばれる場所である青年が驚愕の声を出しながら自分の上司に駆け寄った。

 

「時の界王神様!」

 

 その言葉を聞いた時の界王神と呼ばれた人物は振り返り聞いた

 

「どうしたの?」

 

 青年はある巻物を持ちながら説明を始めた。

 

「あの世界の時空が開きました」

 

「なんですって!?」

 

 時空が開く、それは生半端な力で空くことは無い。但し例外がある。それはその世界で初めて時空が開く時だ。初めてその扉が開いた後は病気によって免疫が出来たが如く扉は固くなり開けることは困難になるが最初は開きやすい。それでも途方もない力が必要となるがそれが開かれたということはそんな力の持ち主が時空の狭間を漂う事になる。そして……肉体が持つのかすら分からない。だから早急に救出に向かわなけらばならない。

 

「俺が行ってきます」

 

「頼んだわよ、トランクス!」

 

 トランクスと呼ばれた青年は頷き走って腕についてる装置を弄り時空間へ飛んだ。そして様々な時空の流れを通り過ぎ目当ての人物を見つけた。そして急いで近づいて行った。だが……

 

「……遅かった」

 

 その人物はダラーんと脱力している。救出が遅れれば……所謂魂が抜け出し肉体は残る。オカルトみたいだが事実そうなのだから仕方がない。そして魂単独で生きる方法等今の所1つしかない。それは生きたいという想いがどこかの世界のどんな器でもいいからその魂を顕現させる事。だがそんな事になった人間なんて今の所皆無だ。トランクスはそこで思考を止めて取り敢えずその人物の肉体を時の巣に連れて行く事にした。そして連れて来た人物を見て時の界王神は複雑な顔をしてその人物の”歴史”を見る為に動き巻物を取ってきた。そして2人はそれを見て驚愕した。

 

「まさか……そんな方法で生きてるなんて」

 

 そう長らく今の仕事をしている時の界王神すらそう思わず呟いた。その人物は色々問題はあるが生きていた。但しぶっ飛んだ方法でだが。少し厳しい顔をして考えた後トランクスに言った

 

「このままじゃ肉体の方が持たないわ。それに……彼の魂もあそこをクリアした後持ち続けられるかどうか……」

 

「何か……何か策はないんですか!?」

 

 それを聞いても時の界王神は唸ったままだった

 

 

 ★★★★★

 

 

(……ここはどこだろう)

 

 暗闇の中、光輝は自分の体がやたらと揺さぶられているのを感じた。公園で寝っ転がった時に感じる草木の香りが鼻腔をくすぐる。

 

「……い」

 

 頭がぼーっとして何があったのか思い出せない。

 

「……おい」

 

 

 

 あっ、そうだ。あの時のあのクズ野郎のやたらでかいエネルギー弾をあいつに返す為に俺とあいつごと……。皆怒ってるかな……。でもこれで皆は平和に過ごせる。というかさっきからなんか声がする。

 

「おい! 大丈夫か?」

 

 そう大きめの声で言われ目を開けた。そこにいたのはなんか失礼だが貧相の格好をしてなんか少し小さい西洋風な剣を背中に背負った……女? 取り敢えず俺は支えられている状態から上体を上げ

 

「え? あ、はい。大丈夫です!」

 

 そう言って飛び起きた。何が何だが全く分からないが介抱してくれてた様なので素直にお礼を言った。

 

「あ、その。ありがとうございました」

 

「え、ああ」

 

 なんか訝しげな視線で見られている。俺何かこの人にやったけ? いや、まだ何かを思考はあまりしていない筈。強いて言うなら女だと思った事だろうけどまさか声が出てた? それとも心の声が聞こえるのだろうか? ……一応聞いてみよ。

 

「あの、失礼ですけど女の人ですか?」

 

 そう言ったら徐々に顔が赤くなりわなわな震える。敵意は特に無いから臨戦態勢にはならないが返事は待っておく。と言うより何で赤くなっているんだ? 

 

 光輝の頭の中で若干的が外れている議論をしていたら質問された人は鼓膜が破れるんじゃないかと思うくらいの大声で返された

 

「俺は男だ──っ!!」

 

 えっ、マジですかい。そう言われもう1度よく見るが確かに男だった。顔は女って言われても通用するから間違えてしまった。寝起きの頭で見たのもあるのかもしれないが間違ってたのは事実だから急いで腰を折って謝った。

 

「ごごごごめんなさい!」

 

「はぁ、NPCにまで言われるなんて、いやカーソルがないからNPCでもないのか? いや、でもこんな低層でなんでこんな…………」

 

 そうブツブツ言ってる。やっぱりなんか変だ。そもそもなんでこんな格好しているんだ? 俺ならまだわかるのだがそもそも真剣を持ってるか普通? 答えはNOだ。まあ、その普通じゃない部類なのかもしれないが。取り敢えず気になった事を聞いてみる。

 

「NPCって何ですか?」

 

 何故かそこで沈黙される。そしてまたブツブツいう。何なんだ一体。そう俺も内心文句言っとけば取り敢えず答えるかみたいな顔で振り返り言った

 

「えっと、NPCってのはノンプレイヤーキャラクターって意味だ」

 

「ふーん」

 

 そう言われるがやはり何の事だ? ノンはノーの仲間としてプレイヤー? はゲームをする人だよな。キャラクター?? 分からないから思考は取り敢えず諦め周りを見た。そうすると俺の住んでる所ら辺には無さげな森がある。ここは何か森を抜けた所ら辺らしい。でも俺はこんな場所知らないんだけど。……買い物と学校以外でどこか行く時間あるなら修行してた方が良いって言う思考の持ち主だったし……と言うより今も持ってる。今は状況整理の方が重要だ。

 

「あの、ここどこですか?」

 

「え?」

 

 何で変人を見るような眼で見られないといけないのだろうか? ……修行馬鹿だから変人なのは否定しないけど

 

「ここはアインクラッド第1層のホルンカの森だ」

 

 待って一気に情報量が多いです。最後の現在地らしい場所しかわからん。何で都道府県名じゃ無くて第1層とかアインクラッドとか言う言葉を聞かなければならない

 

「え、ここって日本の東京じゃないんですか?」

 

「……なあ、君ナーヴギアって物かぶったかい?」

 

 質問を質問で返された。それは置いといて答える。ナーヴギア等知らん

 

「ナーヴギア? 何ですかそれ?」

 

 そう返せばまた難しい顔になって何かを思考している。だってしょうがないじゃん。本当に知らないんだから。

 

「そ、そうか。なあ、取り敢えず移動してもいいかい? クエストクリアの報告をしなきゃいけないからさ」

 

 クエストとは何ぞやと言う疑問は取り敢えず出さず答える

 

「はい、構いませんよ」

 

 そう言って2人で立った。そこで俺の状態を確認する。格好はあのクズ野郎と戦った時と同じで所々穴が空いているだけだ。剣もそのままだ。体も重りを外した時と同じ位軽い。傷は特に無いな。そんな状態確認ばっかりしてこの女顔の人の名前を聞いてない事に気がついた。

 

「あ、ごめんなさい。まだ名前聞いてなかったですね」

 

「ん、ああ。俺はキリトだ」

 

 キリト? 変わった名前だなと思ったが俺も答える。

 

「俺は西沢光輝です」

 

 そう光輝は自らのフルネームをこの世界がどういう場所なのか知らない故に純粋に答えた。そうすればこの世界がどういう場所なのか知っているキリトは慌てる

 

「待った待った! プレイヤーネーム! プレイヤーネームをお願いします!」

 

 何かすんごい慌てられている。名前を答えただけじゃん。知らない単語言われても困る

 

「プレイヤーネームって何ですか?」

 

「……右手をこうやって振るってみてくれないか?」

 

 そう言ってキリトは右手を虚空に振り下ろした。そしたらなんか音がして出てきた。何これかっこいい。そう思い俺も同じようにやってみた。できた。でも何かよく分からない文字ばっかりだ。

 

「あっ、出た」

 

「そこに名前がないかい?」

 

 キリトさんが出てきたメニューみたいなやつの左上辺りを指した。そこら辺を見てみたが結局何も無い

 

「うーん、無いです」

 

「そ、そうか」

 

 無いもんはしょうがない。そう考えキリトさんが消した方法を思い出しながらメニューを消しながら言った

 

「まあいいや、光輝って呼んでくれていいですよ」

 

「いや、こんなデスゲームになっちゃったけどネットルールは守らないと」

 

 ……なんか色々会話が噛み合わない。そう思ったが取り敢えず先に行く事にした。そして色々聞いた結果、何がなんだか分からなくなった。

 まず俺達がいる場所、アインクラッドとという場所らしい。うん、全く知らない。それでも色々聞いた。まずここは《ソードアート・オンライン》っていうゲームの中らしい。だけど俺はそんなものやった事もないし修行ばっかりしていたから世間に疎いのは知っているがもしこれがゲームの中ならこんなリアルなゲームを俺の学校のやつが噂すらしなかったのはおかしい。

 そして今《ソードアート・オンライン》は普通のゲームから開発者の茅場晶彦なる人のせいでキリトの頭らへんにあるゲージが無くなると本当にキリト達のいる本人達が死ぬっていうデスゲームとなったらしい。アインクラッドは第1層から100層まである。そして今日がその初日。キリトが言うには日本や東京という物はあるらしい。そしてキリトが普段はそこにいたって言う事も聞いた。だから東京の渋谷で2010年の4月27日に起きた事知ってる? と聞いたが知らないと言われた。そして今の事を教えてくれた。そして聞いたのは

 

「は!? 今が2022年!?」

 

「あ、ああ」

 

 なんか俺の様子にビビっているようだ。だがそんなことはどうでもいい。2022年? なんで? ここは未来なのか? でもまあそれならそれでキリトはパッと見14か15位だから2010年の事を知らないのは無理ないかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……ってそうじゃない! どうすんのこれ!? 何で未来にいる訳? 原因は1つしかないだろうけど、あの爆発で!? 広島で放たれた原爆よりも小規模のあれで!? そんな馬鹿な……現実だよな? 

 でもそんな事を認識できるって事は俺は……生きてる? 

 

 光輝の内心でそんな事を言っていたらキリトが腕を組みながら疑問符を出しながら聞いた

 

「なあ、俺からもいいか?」

 

「ん? 何ですか?」

 

 自分の思考を一旦止めキリトの方に向いた。キリトから見ればそれでも光輝が困惑しているのが分かる。こんな時に自分の知りたい事を聞きたいのは少し罪悪感が出るが好奇心が勝ってしまった。

 

「いや、君はプレイヤーなのか?」

 

 キリトから見ればプレイヤーならば見えるはずのカーソルとライフゲージ……所謂HPが出ておらず装備も自分が見た事ないような物ばかりだ。……と言うよりこんな羽織やら普通は無いのでは? それもこんな100層中の第1層で。仮にあるのだとしたらそれはそれで凄いし黒色があるのなら是非取りに行きたい。だが望んだ答えではなかった。

 

「さあ、分かりません。少なくとも俺はそんなものを被ったことなんてありませんしゲームだってやった事はありません。好きそうな人なら身近にいましたけど」

 

 

 そう言って思い出してたのは頭はやたら良いのにそれと同じくらいアニメやらが好きだった愛美の事だった。今は12年後の訳だが愛美はどんな人になっているのだろうか。やっぱり可愛くなってるのかな? そんな現実逃避をし始めた。その時なんか目の前が光始めてなんかオオカミが出てきた。これを見てキリトの言うことは現実だなと思った。東京にこんな物騒な狼は出てこないだろ。そしてそれを見たキリトが背中の剣を鞘から抜いたが俺が止めた。

 

「な、なんだ?」

 

「いや、色々確認する為に俺がやっていいですか?」

 

「ゲームだから痛くないとは言え大丈夫なのか?」

 

 キリトから見ればどう見ても自分よりも歳下で道着がボロボロなのだから心配になる気持ちは分かる。だから聞いたのだが光輝は前に歩きながら答える

 

「うん。大丈夫」

 

 そう言っておじいちゃんの形見の剣を抜いて走る。向こうも走ってきて噛み付こうとしてきたが、それを右に避けてオオカミさんごめんなさいと思いながら飛んでいて無防備な腹を蹴りあげて一閃……したのだがどういう訳か透けた。キリトから聞いたあの赤くなる線が出ることもなかった。ついでにダメージも減ってなかった。

 

「えっ」

 

 そう思ってたら蹴りのダメージから復活したオオカミさんに噛まれた。

 

「いてっ!!」

 

 痛かった。狼に噛まれた事など無いから初めての体験だがそんな体験は今したくても良い! あの、キリトさん? さっきゲームの中だから当たっても痛くないとか言ってませんでした? おーい、目を逸らすな! 

 

「ちっ!」

 

 舌打ちして噛まれてる腕を狼事思いっきり地面に叩きつけた。それを2回ぐらいやったらまた光って消えた。う、なんか罪悪感が。そう思ったら戦いを見届けたキリトが寄ってくる。驚愕半分、呆れ半分で言ってくる

 

「なんか、凄い戦い方だな」

 

「そいつはどうも」

 

 褒められた訳では無いがそう返しとく

 

「にしても君は色々イレギュラーだな。痛みはある。カーソルと体力ゲージがない。おまけに道端に倒れてた。そして、その剣。透けたな」

 

「そうですね、俺が元々現実で使ってた物なんでただあるだけなのかも知れません」

 

 それしか考えられない。だけど柄や刃の部分は普通に触れる。そう思って少し弄っていたら何やらメニューが出た。何だこれ? インゴット? インゴットとは何ぞや。そう思っていたらキリトが驚愕から復活し聞いてきた

 

「え、現実で使ってた?」

 

「はい、これを使って戦ってましたから」

 

 実際そうなのだからそうとしか答えられない。

 

「君は一体何してたんだ?」

 

「秘密です」

 

「そうか」

 

 そう言って何故かしゅんとするキリト。あっ、呼び捨てはさっき許しをもらいました。まあ知られる訳にはいかないよな。過去から来たなんて。信じられる訳ないし、というか俺なら信じない。というかしまったな。これが使えないとなると無手しかないけど。まあそれでも問題ないけどこの剣は離したくない。そう思ってたらキリトがストレージなるものに入れれないか? と聞いて来てやり方の見本を見せてくれた。その通りにやったらストレージなるものに入れる事が出来た。出す方法も見せてくれた。

 

「ありがとう!」

 

「ああ、どういたしまして。というか剣はどうするんだ?」

 

 ソードアート・オンラインは基本的に武器を使う。例えばキリトならば片手直剣と呼ばれる武器を使っている。他には斧や細剣、短剣etc.実に種類がある。そしてビジュアル的にも物理的にも無手よりも武器で攻撃した方が敵のHPは減る。だが今の光輝は剣が使えない。それは普通にこの世界では大問題だ。普通のプレイヤーが無手で減らせる相手のHPなんてたかが知れている。……光輝には当てはまらない事を一ヶ月後には知る事になるが。光輝は空を見上げ考えてから答えた

 

「うーん、まあ別に俺としては無くても戦えますけど。どんな攻撃も当たらなきゃ意味ないんで」

 

「いや、剣は持っといた方がいいだろ」

 

 そう言ってキリトは何やらメニューを広げて操作している。……ここは本当に別世界なんだな。帰る方法を探さないと。俺は生きている、なら……悲しんでるかもしれない楓さんや櫂さん達に報告しないと……。どうやって帰るのか全く分からないけど。そう思っていたらキリトが何やら変な物を出して渡してきた。何なのか分からず首を傾げ聞く

 

「これは?」

 

「さっき俺達がいたホルンカの森に出てくるリトルペネントの花付きがを倒すと貰える胚珠だ。これを今から行く所でクエストを受けてから直ぐにこれを渡すとこの層では強力な剣が手に入るんだ」

 

「えっ、でもこんな夜中までいるって事は凄く大変だったんでしょ? じゃあ別にいいです!」

 

「ああ、気にするな。今日はリアルラックが良かったのかその花付きが2体同時に出て来てさ。だからそんなに時間はかけてないんだ」

 

「でも……」

 

「なんかさ、上手く言えないけど君はこのアインクラッドの攻略には必要な奴だと思うんだ。だからこれは投資って事で受け取ってくれ」

 

 キリトは真面目にそう思った。確かに見た目は小さいし先程の戦い方だって疑問に思った。だが、それでも光輝に何かを感じたのだ。それが何なのかキリト自身にも分からないがそう思ったのは絶対だ。光輝はキリトの真剣な眼を見たあと頷いた。

 

「……わかりました。恩にきます」

 

 そう言って俺は胚珠を受け取りキリト共にそのクエスト? って所に行き速攻で受けて速攻でクリアしてその剣、《アニールブレード》を受け取った。




原作ブレイクでキリトは胚珠2つ持ってます。

ソードアート・オンラインとは→キリトがいる世界にあるゲームの名前。キリトの世界では世界初めてのVRMMOと呼ばれる五感を仮想世界で再現しコマンドでは無く自らが勇者になれるゲーム。しかしゲーム開始日からデスゲームになってプレイヤーメンタルはガリガリ削られた。尚、光輝はそのデスゲーム開始の宣言を聞いていない。

アインクラッド→ソードアート・オンラインの舞台。100層からなる鋼鉄の城。ソードアート・オンラインはこの第100層をクリアすれば脱出出来る。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。