絶望を超えし戦士   作:レオ2

3 / 17
第2話です。
今回から物語スタートであります。
では(∩´。•ω•)⊃ドゾー


小物の最恐編
2人の少年と少女


少年が少女と共に歩いてる。

少年の名前は西沢光輝(にしざわこうき)、何処にでもいる小学1年生である。少女が光輝に話かける。

「ね、明日お星様一緒に見に行こう!土曜日なんだから。」

光輝は微妙な顔をする。

「嫌だよ、愛美のお母さん怒ると怖いから嫌だよ。というか何処まで行く気なんだよ。」

「あのおっきい高台!」

「あそこじゃ見えないでしょ。僕も家族で夜にあそこ行った事あるけど全然見えなかったし。」

「雲があっただけかもしれないでしょ?ねっ、お願い。一緒に来て!思い出欲しいの。」

「思い出ならこれからもいっぱい作れば良いでしょ。明日する必要ないよ。」

少女が暗い顔になる。

「良いでしょ。明日が良いの!」

「駄目だ!子供だけで夜出かけるのは駄目だ!それにもう何年も前から続いている連続無差別殺人事件を知らないわけないでしょ?あれは殆ど夜の間に行われてるんだよ?もし狙われたらどうするんだよ。」

 

そう今世界のあちこちで発生している連続無差別殺人事件。

それが今世紀最大の事件である。

何故なら犯人の人相が分からず、狙う人物が無差別殺人って言ってるのだからあたり前だが不確定なのだ。更に殺害方法が奇怪すぎるし更に奇妙なのはその無差別殺人犯に殺されたであろう人達の死体である。

ほぼ皮だけの状態なのである。筋肉など存在せず眼球は瞼の筋肉がなくなり飛び出したりしてるものもあり最早それが本当に人間なのか疑いたくなるほどの変わり様になっているそうだからだ。

しかし少女は楽観的だ。

 

「でもあれは世界中で起きてるんだよ?そんな都合よく日本、しかもここら辺にいるわけないじゃん。お願い。だから明日が良いの。というか明日じゃないとダメなの!」

「なんでそんなに明日に拘るんさ?」

「それは...、もうわかったわよ!いいもん光輝が行かないなら勝手に1人で行くもん!」

そう言って少女は帰路を走る。

「ちょ、おい!」

振り返って

「何よ!来てくれないんでしょ!」

「当たり前だ、もし狙われたらどうするんだよ!」

「そんなのあるわけないじゃん!心配しすぎ。それに私1人で行くって言ったでしょ!」

「だから狙われたら...」

「もーう!うるさい!もうほっといてよ!」

「でも...」

「もう光輝なんて大嫌い!」

悲しみの顔になる光輝

「え...、な...んで?」

「なんでって、光輝がお母さんみたいな事言うからでしょ!何よ今の光輝よりあの時の光輝の方がかっこよかった!」

 

 

ふん!と言って少女は帰路についた。

光輝はショックを受けたまま立ち尽くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

家の玄関のドアをくぐりながら言う。

「ただいまー」

「おかえりなさい。愛美(えみ)

「うん。」

リビングをサッと見渡す。

「お父さん今日も遅いの?」

「うん、お引越し前だからお父さん忙しいのよ。」

それを聞いた少女、古原愛美(こはらえみ)は顔に影を落とす。

「そう、だよね。」

そして料理中の母が聞いてくる。

「光輝君にちゃんと言った?」

愛美はソファーの上で体育座りして

「言える訳、ないじゃん。」

悲しみの顔でそう言う。

 

 

そう、古原一家は来週にはお父さんの転勤にあわせアメリカに引越しする事になっているのだ。当たり前だが小学1年生だけ残して行く事なんて出来なかった。

 

 

「でもどっち道言わなきゃだめよ?」

「わかってる!わかってるけど...。」

愛美の心を憂鬱と後悔が満たしていた。

せっかく少しの間だけどなれた友達と離れてしまう。

そして何より凄く仲良くしてくれ、そして恋心を抱いた男の子と離れてしまう心境は小学1年生には辛いだろう。

さっきのやり取りを心の中で後悔する。

「あんな事言っちゃった。光輝は私の事を心配してくれたのに。」

 

 

西沢光輝と古原愛美の初めて出会ったのは入学式である。

しかしその時から仲良くなった訳では無い。

入学してからしばらくたった日光輝が教室に入って見た光景は

「がーいじん!がーいじん!がーいじん!」

いかにも自分ガキ大将ですという風貌の男子が愛美の外見を理由に虐めてる所である。ここで古原愛美の外見を見てみよう。髪は首あたりまででどちらかというとショートに入る。顔は当時の1年生、いや学年中の人と比べても将来美人になるだろうなと思わせる顔であった。しかし虐めてる原因なのは髪色と目の色なのである。髪は薄い青色、そして目も瞳孔の周りは青色である。

「外国人じゃ、ないもん」

その声は小さく男子が詰め寄る。

「えっ?なんて?ガイジンの言葉なんてわからーない。」

「うっうっ」

涙を堪えてる愛美。そんな光景が光輝が来た時からしばらく続いた。

その間誰も止めようとはしなかった。ガキ大将みたいな風貌なだけあってがたいが良いだけじゃなく親が空手をやってる家庭なので強さも普通の1年生では止められない。だから自分達が矢面に立ちたくないというそんな自己保身である。

しかしまあ、だからって小学1年生に立ち向かえって言うのは酷な話である。

そう、小学1年生(・・・・・)には

 

「なあ」

「あっ?なんだよ?」

「邪魔」

 

教室の空気が凍った

 

「回れよ」

「やだ」

「なんでだよ」

「ここが近道だから。」

光輝の席は愛美の後ろであるから愛美の席の隣を通るのが近道っちゃ近道である。

しかしそんなのは男子にとっては関係ない。

「知るか!いいから回れ!」

「嫌だ、面倒くさい」

「俺に逆らったってどうなっても知らねーぞ」

にやにやとそう言ってくる。暗に逆らったら痛い目見るぞと言ってるのと同義である。光輝は相手の目を見て

「そんな事元々知らねーし興味がないから早くどいて。」

そして男子は怒りの顔で

「は!?そんなに痛い目を見たいんだなあ!

拳を振り上げそしてその拳は光輝の顔面に...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

届いた

 

 

光輝が少し吹っ飛び尻もちついた。

男子は笑う

「ハハハハ!だっせ!あんな事言ってクソ弱いじゃねぇか!俺に逆らうからそうなるんだよ!」

 

 

「ほーう?、誰に逆らうとそうなるんだ?」

教室の入口に立ちながらそう言うのはこのクラスの担任である。

機械のように入口に目を見せる男子。

「せ、先生いつから」

「西沢と一緒に来た。今まで手を出さなかったのは西沢が待ってと言ったからだ。決定的な場面を押さえないとお前は知らんぷりするからな。」

そうして先生はここに来るまでの事を思い出した。

 

 

 

 

〜回想〜

だん!

いきなり職員室のドアが開けられ1人の少年が顔を出す。

私のクラスの西沢光輝だ。

周りの先生方が怒ろうと詰め寄る

「ちょっと君もうちょっとゆっくり・・・」

「そんなのは今どうでも良いんです!怒られるのは後でされますから新井先生いますか?」

焦った顔でそう言うから只事では無いと職員室の誰もが思った。

彼の前に行った

「どうしたんだ?」

「村田が古原さんを見た目で虐めてる。」

これを聞いて私は疑った、何故なら私が知ってる限りはそんな事するようなやつじゃないと思ったからだ。しかしそれは後に村田が他の生徒を脅して裏の顔を知られないようにしてただけと知ったが。

「でもね、西沢君、彼はそんな事する子じゃないと思うけどな」

「じゃあ一緒に来て!自分の目で見たら良いでしょ。」

「わかった、わかった」

そして2人で職員室を出てその途中で西沢君が

「先生、古原さんが虐められてるのを見ても取りあえず止めないで、僕が最初に行きます。あいつの裏の顔をまず見せてやりますよ。」

そんな事を言った。私は同意しかねた。しかし彼に押し切られてしまった。

「あいつは根本的に直さないとダメなんです!あんなのが癖になってしまったら古原さんが可哀想だから。」

彼の必死の表情を見て彼は本当の事を言ってると思い始めた。

「わかった、でも無理はするなよ?やばいと思ったら止めるからな」

「はい」

そして教室の入口で

「うっ、うっ」

古原が泣いてた、そして

「ガイジンが泣いてやんの。笑えるな。」

そう言って笑ってる村田の顔が見えた。出ようと思ったが西沢に止められた。

「あいつはまだ全部の顔を見せてないから僕が行きます。」

そう言って私の返事を待たずに教室に入り

「なあ」

今に至る

 

 

 

 

 

「こ、これはこいつが悪いんです!こいつが俺の邪魔をするから」

「ほう、なんの邪魔をされたのかな?」

「そ、それは。ゴニョニョ」

どんどん墓穴をほっていく村田。最早詰みである。周りをほっといて先生は古原さんに話しかける。

「古原さん、ごめんだけど西沢君を保健室へ連れて行ってくれるかな?」

「は、はい。ありがとうございます。」

「お礼なら西沢君に言って。」

「えっ」

「彼がいなかったら私はここに来ていなかっただろうから、それと」

先生が愛美に向けて頭を下げた。

「すまなかった!気づいてやれなくて。本当に申し訳ない!」

「は、はい。」

そして愛美は思わずそう返す。

「じゃあ、西沢君の事をお願いするね」

「はい。」

愛美は光輝の元に行き

「じゃあ、その、行こっ。」

「えっ、う、うん」

2人で保健室にまで歩きだした。

 

 

 

 

 




恋愛ぽく書くのは苦手です(。-_-。)
しかし頑張るであります( ̄^ ̄ゞ

今の所1日1つとしてますが偶にでいいからもっと文字数を長くしてくれーとかいう人いますか?という質問

  • 今までどうりでいい。できるかは分からない
  • 時間をかけて文字数多くしてくれ

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。