Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます!今日は剣を作ろうぜ回です。但しまたもや光輝のせいでショートカットですが・・・。では(∩´。•ω•)⊃ドゾー


紅の歌姫と光輝の新たな剣・・・あとキリトも

 2024年 6月20日 第47層 光輝とレインの家

 

 俺はお姉ちゃんにある相談をした。それは

 

「えっ?新しい剣が欲しい?」

 

「うん。」

 

 そう言って俺とお姉ちゃんは俺のブルー・ブラッドとレッドブレイクを見てああ、って感じで頷いた。

 

「確かにだいぶ前から使ってるもんね。そろそろ変えないとダメか。」

 

「うん。別に攻撃する分には当てまくれば良いだけなんだけど何か耐久値減るのが早くなっちゃって。」

 

「うん、確かにね。そろそろ替え時かもね。当てはあるの?」

 

「えっと56層のフロアボスのラストアタックボーナスがインゴットだったの。それ使えないかな?」

 

「えーっ!ラストアタックボーナスのインゴット!?」

 

 そう言ってお姉ちゃんは共通ストレージを見てそれを実体化させた。そして出てきたのは赤色と蒼色が綺麗に混じりあったインゴットだった。それも2つ。

 

「ふ、2つも!?」

 

「う、うん。だから1つは俺でもう1つはお姉ちゃんにあげようかなって思って。」

 

「え?悪いよそんなの!だってこれこの世界にこの2つだけ何でしょ!?だったらどっちも光輝くんが使いなよ!」

 

「え、えとその・・・、明日誕生日なんでしょ?だからその、1日早いけどプレゼントって思って」

 

 そう言ったら思いっきり抱きつかれた。

 

「光輝くんが良い子だよ〜」

 

「く、苦しい!」

 

「あ、ごめんね。じゃあ本当にいいの?」

 

「う、うん。」

 

「あれ?でももう1つはどうするの?1つでやるの?」

 

「うーん、一応考えてる事はあるけど取り敢えず今度キリトがもう1つ片手剣が欲しいからってアスナさんに紹介してもらうみたいだからそれに便乗して俺も行こうかなって思って。それにあげておいてなんだけどここじゃ剣作れないでしょ?」

 

「あー、確かにね。剣作るためだけに師匠の所に行ったら殴られそうだもんね。」

 

「うん。はははは!」

 

「ふふふ」

 

 本当にそうなりそうだから笑いあった。師匠の所には偶に行ってご飯作ってる。そして稽古もつけて貰ってる。最近漸くかすり始めた。そしてどういう訳か蒼眼と赤眼の時間も3分ぐらい伸びた。

 

「それにあわよくばそこの鍛治する場所借りてもいいかもしれないし。」

 

「うん、そうだね。」

 

 そして俺は唐突に話を変える。

 

「そう言えば明日バースデーライブするんでしょ?頑張ってね!」

 

「もう〜、プレッシャーかけないでよ〜。」

 

 そう、お姉ちゃんはあのフィールドボス撃破の時に歌ったのを聞いたアルゴがその事をフィールドボス撃破の新聞と共に載せそしてそれを攻略組だけが聞いたのがずるいってな感じでアインクラッド中に広まりディアベルさん達がどうせアイドル目指すなら今の内にやっとくかい?見たいなノリで青龍騎士団がスポンサーとしてお姉ちゃんのライブをやった所それが大成功だったのだ。そして定期的にお姉ちゃんはコンサートしてる。それも自分で作った曲で。元々数曲は作ってたらしいがそれでも大変だったらしい。でもそんなお姉ちゃんのライブを凄い睨んでた人がいた。銀髪の人だった。まあ何するのでもなく睨んでただけだから無視したが。まあ要注意人物にはなったな。近づいてじーっと見た所名前が出てきてノーチラスって言った。

 まあそのライブが成功し、そしてお姉ちゃんは紅の歌姫っていう二つ名がつけられた。本人は凄く恥ずかしがってるがライブになったら結構別人に見える。お姉ちゃんのファンクラブの人数もアスナさんと同じ位らしい。何か凄いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてこの日の4日後俺とお姉ちゃんはアインクラッド第48層のリンダースに来た。キリトは先に行ってるそうだ。

 

「お姉ちゃんのバースデーライブ大成功だったね!」

 

「もう何回同じ事を言うの?」

 

「だって嬉しいんだもん!」

 

「もう恥ずかしいな〜。」

 

「というかお姉ちゃん何歳になったの?」

 

「花の乙女に聞くことではありません!」

 

 そんなものなのか・・・、知らなかった。不覚。お姉ちゃんのバースデーライブは大成功であった。そしてその後のお姉ちゃんの誕生日会も楽しかったなー。良い思い出だ。

 そうこうしてたら目的の場所についた。

 

「ここがリズベット武具店?」

 

「そうみたいだね。入ろっか。」

 

 そして俺とお姉ちゃんが入った瞬間に見たのは黒猫団の面々と綺麗に何かの剣を叩きおってるキリトとピンク髪の女の子だった。そして女の人が悲鳴を上げてキリトに詰め寄り曰く、私の最高傑作を壊し屋がって〜、インゴットがあればエリュシデータがポキポキ折れるくらいの物が作れると、そしてそのインゴットの当ては55層の雪山の上にいるドラゴンから出るインゴットだと。でもまだ誰も手に入れられず倒してもドロップしないと、でそれがマスタースミス同伴じゃないとためなんじゃないかと、だから要するについてこい!って事でした!

 そして結果キリトと黒猫団は行く事にしたらしい。そして俺とお姉ちゃんも何故か流れでついて行った。

 

 そしてクエスト開始の老人の話を聞いた。・・・2時間ぐらい。そして要点を集めると、ドラゴンは雪山にいる。そして腹の中でインゴットが生成される、そしてドラゴンは夜行性で夜には巣にいない、という事で殆どの寝てた人達をキリトと俺で叩き起こした。・・・お姉ちゃんはちょんちょんぐらいだったけど。

 

 そして皆で防寒しながら道中の敵を攻略組の面子がサラッと倒して行きとうとう到着しました山頂に。そしてドラゴンが出て来た。おお!意外にかっこいい!そう思ったのも束の間キリトがじゃあ倒してくるぜ的なノリで行って八つ裂きにして倒してたがドロップしなかったらしい。因みにパーティーは黒猫団とピンク髪の女の人・・・リズベットさんでワンパーティーだ。だからマスタースミスの同伴はクリアしたはずなんだけどな。それでもドロップしなかったのが全員えーって感じで俺は老人の話を思い出して

 

「あっ!」

 

「どうしたの?」

 

 俺がこの可能性に気づいて声をあげたところお姉ちゃんが聞いてきた。だけどこれ話していいのか?何か引かれそうで言いたくないけど

 

「どうした光輝、何か気がついたなら教えてくれ。」

 

 そうキリトが言ってちょっと恥ずかしいけどそこは皆察してくれる事を願い言った。

 

「えっとね?あの老人はね。ドラゴンのお腹の中でインゴットが生成されるって言ってたの。」

 

「ああ、もしかしてお腹を斬って倒さなきゃいけないのか?」

 

「えっと、そうじゃなくて多分・・・」

 

 だんだん恥ずかしくなって顔を伏せた。心配になったお姉ちゃんが顔を覗いてくる。

 

「ど、どうしたの?」

 

「お、お腹の中で生成されるから・・・、その、もしかして巣の中で・・・」

 

「ああ、もう良いよ。お姉ちゃんわかったから。」

 

「あ、うん。良かった。」

 

 そう言ったら女の子メンバーは少し赤くなってる。だが空気を読めない奴らがいた。

 

「あー、要するにそのインゴットはドラゴンのうんひっ!」

 

 何事だと見たらそんな事を言ってたケイタの眼前にサチの槍がスレスレで止まってる。怖い。

 

「それでどうするの?巣を探すのはいいけど見つけても入れるかは別問題よ?それに帰るのもね。縄かもっと言うなら縄ばしごがあるなら別なんでしょうけど・・・」

 

 そうリズベットさんが言い俺はストレージにしまってるものを思い出して

 

「あっ!縄ハシゴなら俺持ってる!」

 

 そう言って俺は縄ハシゴを取り出した。それもけっこう長めの。

 

「な、何でそんなの持ってるの?」

 

「うーんと、ソロの時に身長の問題で届かない所とかあったから作って貰った。まあ団体行動言われた時からあまり使ってなかったけど。」

 

「そ、そうなんだ。じゃあ誰が行く?夜行性とは言ってたけどもしかしたらイベント戦闘があるかもしれないし。」

 

「あ!それじゃあ俺とお姉ちゃんが行くよ!お姉ちゃんもマスタースミスだし。いざとなったらお姉ちゃんを放り投げるから大丈夫!」

 

「えっ!?それのどこが大丈夫なの!?」

 

「というかレイン、あなた鍛治スキルMAXなのね。そこに驚いたわよ。攻略組で鍛治スキルなんて珍しいもの。」

 

「あはは、そうかな〜」

 

「それでリズベットさん、もしインゴットが取れてきたらお願いがあるんですけど・・・」

 

「うん?何?」

 

 俺じゃなくてお姉ちゃんが答える。パンと手を合わせ頭を下げて

 

「少し工房を使わせてくれない?私と光輝くんも新しい剣が欲しいんだけど作れる所が無くて。」

 

「なんだそんな事、勿論良いわよ!」

 

「「ありがとう!」」

 

 

 そうして俺とお姉ちゃんは巣を見つけてハシゴで降り無事に《クリスタルインゴット》を手に入れイベント戦闘などは起きずに無事に帰還した。

 そして俺達はリズベット武具店に戻ってキリトの剣を打ち始めてそして出来た。名を《ダークリパルサー(闇を祓うもの)》という武器だった。スペックは魔剣級であって情報屋の図鑑にはなかった。皆で盛り上がってたらいきなりドアが開いてアスナさんが来た。曰くキリトとリズベットさんが一緒の所に何故か55層にいたから慌てた。って何でだ?というかあの圏内事件からアスナさんがだいぶ変わった気がする。何かよくキリトを誘おうとして頑張ってるらしい。そんなこんなでリズベットさんがこっちを向き

 

「じゃあレイン、使って良いわよ。でもどんな物を作るのかは興味があるから見させて!」

 

「う、うん。良いよ。でも恥ずかしいなぁ。」

 

「えーっ!ライブの時はあんなに堂々としてるのに?」

 

「あ、あれは直ぐに切り替えられるからいいの!」

 

 そして俺の方向に向き

 

「じゃあまずは私のを作って良い?」

 

「うん、良いよ。」

 

 そう言ってお姉ちゃんは今使ってる2つの剣を取り出して2つ共インゴットに戻した。そして今度はそのインゴットを1つにした。そしてさっきのリズベットさんのようにそれを打っていく。ダークリパルサーより少し叩いたぐらいで変形した。

 見た目は赤かった。でもそれでいて綺麗だった。

 そしてリズベットさんがプロパティを見て驚いた。

 

「・・・何かサラッと目の前で私の最高傑作を越えられたんだけど。」

 

「あはは、でもそれは2つを1つにしたからだと思うよ。」

 

「うう、そうだけどさぁ」

 

「まあまあ、リズ。またこれ以上の物を作ったらいいじゃない。」

 

 そうアスナさんが励ました。そしてそれを見たお姉ちゃんがじゃあもう1つって言って取り出したのはあのラストアタックボーナスのインゴットだった。それを見た皆が驚いている。ふふん!

 

「れ、レイン何なの?そのインゴット、見たことないわよ?」

 

「これはね、光輝くんが誕生日にくれたんだ〜。56層フロアボスのラストアタックボーナスなんだって。」

 

「ら、ラストアタックボーナスのインゴット!?え、それめちゃくちゃ凄いやつじゃない。」

 

「うん!だから失敗は出来ない。」

 

 そう言ってお姉ちゃんは真剣な目になり周りも静かにした。そしてまた打ち始めて今度はさっきの剣を少し超える位の回数で変形した。そして出てきたのは赤色がメインだけど少し蒼色が入ってる剣だった。名を《クリムゾンディーバ(紅の歌姫)》という。

 

「凄いお姉ちゃんにぴったりな剣だね!」

 

「う、うん。でもこれはこれで恥ずかしいかも。」

 

「私の存在意義・・・」

 

 そう言って崩れ落ちてたリズベットさんを皆で励ましてる。何か・・・ごめんなさい。

 

「じゃあ次は光輝くんのするね?」

 

「だ、大丈夫?ぶっ続けだけど?」

 

「こういうのは流れが大事なの。だからやらせて。」

 

「わかった。」

 

 そう言って俺はもう1つのインゴットを渡した。そしたら何かお姉ちゃんが手を繋いで祈るような感じで手の上に顔を置いた。

 

「お、お姉ちゃん?」

 

「よしっ!」

 

 そう言ってお姉ちゃんは俺のインゴットも叩き始めた。普通ならお姉ちゃんとお姉ちゃんと同じ剣になるけど・・・何となく違う剣になる気がした。そしてお姉ちゃんのと同じ位叩いて変形した。そして出来たのは赤色と蒼色が半分ぐらい混ざった感じの剣だった。5対5ぐらいかな。そしてその名は《ブルーレッド・オブウォーリア(蒼赤の戦士)》。・・・何で俺達の2つ名がつくんだろう?そしてスペックは言わずもがな。またリズベットさんが崩れ落ちてた。

 

「よしっ!じゃあ最後!光輝くんどうするの?」

 

 そう言って俺の方向を向いてきた。皆気になるのか見てくる。そして俺はブルー・ブラッドとレッド・ブレイクを取り出した。

 

「この2つをインゴットにして1つにするの?」

 

「うん。それと・・・」

 

 俺はそう言っておじいちゃんの形見の剣を出した。

 

「これも、お願い。」

 

「えっ?でもこれは光輝くんのおじいちゃんの形見なんじゃ・・・」

 

「うん。でも何となく今これを使わないといけないような気がしたんだ。」

 

 そう言ったらじっと見られる。俺も見つめ返す。そしてそのまま沈黙がすぎお姉ちゃんがふっと笑って承諾した。形見の剣がインゴットになれるのは確認済みだ。そしてこの3つの剣がインゴットになり1つになった。そしてお姉ちゃんは再び打ち始める。時には空に行くために血の努力をしたような蒼色が発光し、時には燃え盛るような紅蓮の色に発光し、そしてそれを束ねそれらの色を光で包み込んだ色に発光しそしてその時台の上にあるブルーレッド・オブウォーリアが何故かその光に合わせ光出した。

 

「「なっ!?」」

 

 そう思わず言って全員口を閉じる。まだお姉ちゃんはまだ集中しているからだ。それを邪魔する訳にはいかない。論争なら後ですれば良いからね。そしてそのブルーレッド・オブウォーリアより少し多めに叩いたらとうとう変形した。その姿はこれも蒼色と赤色が5対5ぐらいの割合の剣だった。但し先の剣に比べればこっちの方が綺麗だ。スペックも少しこっちの方が高いみたいだ。そして名前は

 

「《ウォーリア・ビヨンド・ディスペアー(絶望を超えし戦士)》だって。」

 

「何か、今までの剣と何か違うような気がする。というかこんなに長い名前も聞いた事もないし。」

 

「はぁ〜、疲れたー!」

 

 そう言ってお姉ちゃんは座り込む。俺は感謝の気持ちを伝える。

 

「お姉ちゃん!ありがとう!大事にするね!」

 

「うん!そうしてね!それにしても何でブルーレッド・オブウォーリアも光ったんだろう?」

 

 その場にいた全員が考えてみたが分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそれから時が経ち最前線は第74層になった。

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。ここのリズベットはキリトに惚れてません。だってアニメで惚れた理由としてはあの巣に落ちたからであってここでは落ちてませんもん。だからアスナを応援する方にまわりました。まあアニメも一緒ですがそこは。
ではまた次回。ヾ('ω'⊂ )))Σ≡サラバ!!

ロストソング編などについて。SAO編の最後は思いついて絶賛書いてる最中というか殆ど書き終わったんですけど書いてみてこの流れならロストソング編もいけるなってなりました。そこで読者の皆さんにアンケートです。個人的には書きたいですけどその形態についてです。

  • この絶望を超えし戦士の本編の番外編でやる
  • 絶望を超えし戦士とは違う小説としてだす。
  • いや別にやらんでもええわ!

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