·····そう言えば原作をNARUTOにするのを忘れていたという。(ó﹏ò。)スイマセンッ
「うーん、こうかなぁ?」
俺の目の前には影分身の印をしている手があるがよくわからずさっきからうーんうーんと言っている。あの後俺はナルトさんに連れられナルトさんのアパートに来た。ナルトさんは今何か家事やるってばよ!と言って何か頑張っているが・・・何故か料理が焦げたりして少し落ち込んでいる。そこに何かナルトさんの彼女さんが来た。
「あら?ナルト君、この子は?」
何か目が凄いな。でもまあ目があんた日本人なのに何で緑とか青なの?って人が結構いたから別に変でもないか。そんな事を考えてたらナルトさんが説明してくれる。
「こいつは今の任務で少し預かる事になったんだってばよ!」
汗出てますよナルトさん。そう、これが俺がここにいる理由になっている。帰ってる道中で俺がナルトさんにもし彼女さんが来て何か言われたらどうするの?って聞いたらこうなった。便利な用語、「任務」。そんな思考になってたら彼女さんが膝を折って座ってる俺と同じ目線になって聞いてきた。
「ねえ、あなたお名前は?」
「西沢光輝です。」
「光輝君か、宜しくね。私は日向ヒナタって言うの。」
「えっと、はい。よろしくお願いします。」
俺はペコッと頭を下げた。ヒナタはニコッと笑いナルトさんに向き直った。
「ナルト君、ご飯は食べ・・・」
ヒナタさんは止まった。何故なら目を向けた先にはナルトさんが料理してそして失敗した残骸があったからだろう。別に俺が手伝っても良かったんだがナルトさんに客なんだから俺がやるってばよと言って清々しく失敗した。
「ナルト君、これは何?」
「え、えーっと」
何かヒナタさんの迫力が凄いなぁと他人事のように思ってその光景を見ていた。そして今度はヒナタさんが作った美味しいご飯を頂いた。美味しかった!え?その時のナルトさん?・・・知らない方がいいよ。
「なあ、光輝は家族いるのか?」
俺とナルトさんが布団の中に入った時、ナルトさんが聞いてきた。そう言えばナルトさんの御家族っていないのかな?写真の1つぐらいあってもいいと思うんだけど。
「・・・います。義理ですけど。」
「義理?」
俺は言うべきか迷ったが何かこの事を他人に言うのはそんなに躊躇いは無くなってる。まあパカすか言わないけど。何となくこの人なら話していいやって思った。
「俺の家族は・・・この家族は義理の方じゃなく俺と血が繋がってる方のです。俺の家族はもう全員死にました。」
「なっ!?わりぃ、そんな事聞いて。」
「別に大丈夫ですよ。もうその事なら死ぬほど後悔して死ぬほど泣きましたから。それにナルトさんはそんな事知らなかったんですからしょうがないです。」
実際これは本心だ。もう後にも先にもあれ以上に泣く事なんてないだろう。・・・もしあるとすれば今の櫂さん達や愛美、そしてSAOで出会った仲間達が死んだ時だけだろう。そんな事は絶対にさせない。
「・・・お前は何でそのタイムパトロールになったんだ?」
「半分は流れ、もう半分は・・・強くなりたかった。そしてその力で今度こそ、大事な物を、大事な人達を守れる力が欲しかった。話し合いなんて通じない奴らと戦うために。」
「そうか・・・」
俺がSAOにいた時によく見た皆が離れたり死んでいく夢。お姉ちゃんと同じ部屋で寝るようになってもそれは直らなかった。でもお姉ちゃんがそれでうなされてる俺と一緒のベッドに寝てくれるようになってからは見ることは無くなった皆の死んだ時の夢。あれが俺を突き動かすものだ。あの皆の死んだ時の光景は生涯忘れないというか絶対に忘れられないし、忘れたくない。そんな事考えてたらナルトさんが聞いてきた。
「その義理の家族には会いに行ってるのか?」
痛い所をつかれて俺は顔ごと逸らした。それが返事と見たのだろうナルトさんが言ってきた。
「ちゃんと会っといた方がいいぜ。義理でもお前の家族なんだから。・・・大事にしろよ。」
そんな事を言ったナルトさんの顔が暗くなっていた。俺は何となくナルトさんの家族がどうなったのか分かりそれ以上何も言わなかった。
翌日、第三演習場という所に俺は来た。そこにいたのは一緒に来たナルトさんや昨日の話をしたメンバーだった。そしてカカシさんが前に出てきて言った。
「これより、光輝君にはナルトとサスケ、この2人と戦ってもらう。この戦いの成果で君を信じるか否かを見極める。なお、双方共に里をぶっ飛ばすような技などは使うな。」
・・・なーんで俺を信じる云々が戦う事なんだろうか?まあわかりやすくていいかもしれないけど。結局影分身の術は昨夜ナルトさんが寝た後に色々やってみたけどとうとう何か意味わからんへにゃへにゃな分身やら最早既に死んでる分身しか出来なかった。まあナルトさんに聞けやってなるだけなんだけど今んとこ俺って完全に怪しいヤツだしナルトさん優しいから教えてくれそうな気もしない事もないけど最初は自分でやってみたかったりする。まあそんな話は置いといて俺は聞く。
「別にそれは構いませんがそれは1人ずつですか?それとも・・・」
「2人同時だ。」
うん、そうですよね。何となく予想してた。まあ負ける気はないけどな。2対1何てあの世界の攻略組と戦った時よりは人数は遥かにマシだろ。・・・まあナルトさんは途中で増えそうだけど。
「分かりました。じゃあ2人とも宜しくお願いします。」
2人に向き直りながら俺は右の拳を左の手のひらに合わせお辞儀した。悟空さんがよくやっているから俺もよくやるようになった。そしてそれを聞いた場はナルトさんとサスケさんと俺を残して離れた場所に行った。
「おう、負けないぜ。光輝。」
「・・・・・・」
何かサスケさん無言なの怖いんですが。まあそれは置いといて俺は何時もの構えをする。まあ悟空さんと同じ構えだけど。
そして第三演習場は静寂になり草が風に揺られてる音しかしてない。だけど近くの木に止まってた鳥が飛び出したと同時に俺達は動いた。俺と2人は一瞬で移動し真ん中で激突した。俺は体当たりでナルトさんを少し戻した後、サスケさんに向かった。サスケさんが回し蹴りをしてきたが俺は身長が低いため、少し頭を下げて躱し、そのしゃがんだ時にジャンプして左から右に蹴った。サスケさんはそれで少し吹っ飛んだ。俺は直ぐに追撃しようとしたが
「俺を忘れるなよ光輝!」
その言葉と共に後ろから飛び蹴りしてきたナルトさんだが俺は舞空術で浮いたままコマのように回転してナルトさんの腹あたりを膝うちした。「ごふっ!」と言う声と共に体がくの字に曲がった。そしてそのまま体に触れて気弾をぶつけて爆発をしながらサスケさんの隣に吹っ飛んで行った。だけど上手く着地した。そして腹を抑えてる。やっといてなんだけどあれ結構痛かったりする。
「少し本気を出すってばよ、サスケ!」
「ああ、ナルト!」
そう言ったナルトさんとサスケさんの様子が変わった。ナルトさんは昨日の最後に見せた姿に。九喇嘛さんの気も混ざってるから多分2人が協力したんだろう。そしてサスケさんは目が変わった。左目は変わってないけど右目は変わった。全体的に赤く、でもその中に紋様がある。・・・何か感じは俺の蒼眼と赤眼に似ている。そんな事考えてたら2人は動いた。サスケさんが腰の剣を出した。ナルトさんは突っ込んで来た。
(結構早いな。)
俺は突き出された拳を掴んで、投げようとしたがその前に後ろにサスケさんが剣を左から右に振って来た。俺はナルトさんの拳を離して剣の上をスレスレで躱してそのまま地面に着地した後にバク転して下がった。だけど2人が見逃すはずもなく何か雷とオレンジの閃光が光ったと思ったらバク転し終わった俺の左右に来て右の拳を出して来た。俺はその拳を腕を交差して止めた。ナルトさんが話しかけてくる。
「やっぱり光輝つえぇな」
「そいつはどうも。」
「だが、俺達も負けないってばよ!」
そう言ってもう一方の手でパンチしようとしたのを見て俺は交差した腕を勢いよく戻した。そしてナルトさんとサスケさんが互いに頭突きして動きが止まったのを見てそれぞれを前に吹っ飛ばした。そしてすぐさまサスケさんがまた雷を纏って来た、俺は背中の剣を取って迎えうった。だけど
(何かピリピリする。あの雷も何かの術か、俺もどうにかしてあの雷を防がないと。)
サスケさんの剣には雷がまとわりついてる。何かそれも合わさって剣の威力も上がってる気がする。俺も何か剣を強化しなきゃ・・・そうだ!
俺はサスケさんをナルトさんの横に飛ばした後、気で俺の剣をコーティングした。サスケさんのやつを少し真似してみた。・・・まあ俺は雷なんて出せないけど。似たようなことなら出来る。そしてコーティングされた剣で俺は再び向かった。
ナルトさんはそれを見て影分身をした。・・・数え切れないぐらいの人数になった。何かもう驚き疲れたな。俺は一瞬全員を迎え撃とうと思ったが流石に多すぎたからコーティングしたばっかりだけど剣をしまって腰を落とした。そして気合一閃
「はあ!」
俺は気を解放してその出した気でナルトさんの分身を吹っ飛ばした。ボンボンと消えていく分身。だけどその消えてく分身の煙から2人が出てきた。ナルトさんとサスケさんだ。俺は迎え撃とうとしたが
(違う!これはどっちもナルトさんの気だ!)
俺がそう思った瞬間に後ろを向こうとしたが遅かった。何か雷の手刀で俺は川まで吹っ飛ばされた。俺は川に叩きつけられてそのまま沈んで行った。沈みながらさっきの攻防を思い出す。
(まさかナルトさんの影分身がサスケさんに化けて一緒に突撃してると思わせて本命は後ろからのサスケさんだったとは。あの2人特に相談も何もしてなかったのにあんな作戦をやってのけるとか凄いな。俺もキリトかお姉ちゃんとなら出来る自信はあるけどあんなに完璧には出来ないかもしれない。でもまあ、勝ちをくれてやる訳にはいかない!)
俺は川の中で気を高めた。そして俺を中心に渦が出来た。俺はその渦の真上まで舞空術で飛んだ。そして2人と相対した。お互いにニヤってなる。
そして真ん中で激突した。
「そこまで!」
そのカカシさんの声と共に俺達は戦いを終えた。
周りを見てみたら結構ボロボロになっていた。そして呆れた顔のカカシさん達御一行が寄ってきた。
「光輝君、君ちょっと強すぎない?」
「ナルトとサスケの本気を出てないとはいえこの2人と普通に渡り合うとか光輝君今までどんな人生歩んだのよ。」
そうカカシさんとサクラさんが言ってきた。むう、俺も本気出してないのに。だってこの前漸く出来るようになった界王拳とか蒼眼と赤眼も使ってないし。何なら俺飛び道具も使ってないし。まあ2人が飛び道具使ったら俺も使うつもりだったけど。
「まあ、色々と。でも俺の師匠達の方が俺の1000倍以上強いですよ。あの人達俺との修行では俺の強さに合わせてくれてますけど師匠達同士で修行する時はもう俺もどんな戦いになってるか分かりませんし。」
それを言ったら皆無言になった。全員驚いた顔をしている。でも事実なんだよなぁ。特に悟空さんとベジータさんの組手の時は何が何だかわからなくなるからな。俺以外の人達は見えてるらしいけど。俺もその内見えるようになるかなぁ?まあそれは置いといて聞く。
「それでカカシさん、シカマルさん。信じてくれますか?」
「まあ、あんな実力を見せつけられたら信じるしかないでしょ。」
「ああ、もしお前が侵略者か何かだったらとっくに里は滅びてる。」
「ありがとうございます。」
俺は頭を下げた。これがここからの1歩だからだ。
ナルト達はただの力押しではなく頭を使うという。でもまあクリリンとかも頭を使う戦い方をするからやっぱり地球人はそういう戦い方が得意なのだ!·····まあそれは置いといて次回、光輝修行頑張るの回。·····ただしある方法でショートカットですが(えっ?NARUTOファンなら誰でもわかる?·····聞こえない聞こえない(おい笑))