Warrior beyond despair   作:レオ2

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今日も出せます!今日は光輝の修行回、だけど短め。ではどぞ(っ´∀`)っ


楽しい·····訳がない修行

「影分身の術!」

 

その掛け声と共に左右の人差し指と中指を十字に交差したがボン、という音と共に出たのはやっぱりもう死んでる分身だった。

 

「あーっ!また失敗!」

 

俺は絶賛影分身の練習中である。この世界で出来るようになりたい技が結構出来たから早く影分身を出来るようになりたい。後1回出来なかったらナルトさんに聞こう。うん、それがいい。

 

「はあ〜、ふう。」

 

俺は深呼吸した。ここの世界の人達はチャクラを練ったりしても俺達みたいに身体中に白い気が出たりはしない。それはつまり体の内部で気を練っているからだ。まあ気を解放したら嫌でもあれは出ちゃうけど。俺は深呼吸の時に体の中で気を高める。そして俺が別れるイメージでやる。俺はまた左右の手の人差し指と中指を十字に交差させてそして言った。

 

「影分身の術!」

 

ボンッ!

 

その音と共に俺の隣が煙に包まれた。今回は行った気がする。そして――――――

 

「あ、出来たーっ!」

 

「うん出来たな!」

 

「おう、よく出来たってばよ!」

 

・・・何か途中で違う声混ざったな。俺は分身の俺と共に後ろのドアを見たらナルトさんがいた。決して油断した訳では無いが普通にここがナルトさんの家にいることを忘れてた。何か恥ずかしいから術を解除した。

 

「よく出来たじゃねえか。いい影分身だったぜ。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「にしてもまさか俺のを見て自力でやるとはな。それもたったの2日でか。」

 

何かナルトさんが感慨深く頷きながら言っていた。でも俺はまだ一体しか出せないという。まあこれから増やしていけばいいか。取り敢えず印なしで自力解除は出来るようになりたい。ナルトさん曰く誰かに消された分身の気は戻って来ないそうだからだったら消える瞬間に自分から解除してもらえば気は戻ってきて実質デメリットは・・・まあ精神的疲れとかは引き継ぐそうだからデメリットはあるがそれでもメリットの方が大きくなる。ナルトさんも解除には印をしているらしいが俺はその先に行くのだ。という目標で今頑張ってる。まあそれは置いといて俺はある人の場所に行きたいから聞く。

 

「そうだ、サスケさんの所に行って来ていいですか?」

 

「え?何でだ?」

 

「あの雷の技教えて貰えないかなあと思って。あれ自力でやろうと思っても中々出来なくて。」

 

そう言ったら何か微妙な顔をされた。でもあの技って影分身と同じく汎用性高そうだから早めに出来るようになりたい。微妙な顔を終えたナルトさんが言った。

 

「うーん、まあ俺と一緒ならいいんじゃないか?というか螺旋丸はダメなのか?」

 

「あれは確かに強力なのは否定はしません。同じ質量で俺の気弾とぶつけても俺が負けるだろうし。でも螺旋丸は形があるじゃないですか?そしてそれをぶつけたりするだけです。でもあの雷の方は形何てないです。だから例えばサスケさんがやったみたいに剣に雷を纏わせたり雷の影分身だって出来ると思うんです。」

 

「な、なるほどな。じゃあ行くか。場所はわかるのか?」

 

「はい。もうサスケさんの気は覚えたんで大丈夫です。」

 

「そうか、じゃあ行くか。」

 

俺達はナルトさんの家を出て歩き出した。向かうのは火影屋敷・・・何かの作業中なら出直そう。そう思いながら他愛のない話をしながら歩いてたら

 

「ナルト兄ちゃん!」

 

そう言って寄ってきたのはでっかいマフラーみたいな物を首に巻いた子供だった。

 

「よう、木ノ葉丸。」

 

この人の名前は木ノ葉丸というらしい。俺が元いた世界なら絶対にいじめの標的にされそう。

 

「兄ちゃん、その子は何だ?」

 

「ああ、今任務で預かってる子供だ。」

 

やはり便利な用語「任務」。木ノ葉丸さんは一応それで納得言ったようだ。

 

「兄ちゃんはこれからどこに行くんだコレ。」

 

コレ?珍しい口癖の持ち主が多いなこの里。

 

「こいつを連れて火影屋敷にな」

 

そう言いながら俺の頭をわしゃわしゃしてくるナルトさん。

 

「そうか〜、修行つけてもらおうと思ったのになコレ。」

 

向上心がある人だな。

 

「じゃあ俺達は行くってばよ。修行はまた今度な。」

 

「分かったぞコレ」

 

俺達は木ノ葉丸さんと別れて進む。俺はさっきの人の事を聞いた。曰くあの人、猿飛木ノ葉丸は三代目火影の孫らしく、ナルトさんの弟子でもあるらしい。影分身も螺旋丸も出来るそうだ。

 

「へえ、強くなりそうな人ですね。」

 

「強くなりそうじゃなくて強くなるんだよ。」

 

そう言ってニカッと笑うナルトさん。眩しいなあ。そんなこんなで俺達は火影屋敷の火影室に来た。そしてナルトさんがノックする。

 

「どうぞー」

 

「失礼します。」

 

「光輝くんじゃないか、どうしたんだい?まさかもう敵が」

 

俺は違う違うと手を動かしながらここに来た訳を説明した。

 

「ああ、違います。ちょっとサスケさんに用事があったんですけどお取り込み中なら諦めます。」

 

「俺に一体なんのようだ?」

 

「えっと、あの雷の技を教えてくれないかなあと思って。」

 

「千鳥を?何故だ?お前は今のままでも十分すぎるほど強いと思うが?」

 

なんかすんごい試されてる感がある。だ、だけど負けないぞ·····まあ競っても意味ないけど。

 

「あの技、凄く汎用性が高そうだから。色んな場面で使えそうな技だから使えるようになりたい。」

 

そう言ったらカカシさんがなるほどなみたいな感じで頷いてサスケさんに向いた。

 

「いいんじゃない?サスケ、教えてやったらどうだ?」

 

「カカシ、お前もわかってるだろう?あれは写輪眼があって初めて完成する技だ。写輪眼がない光輝に教えても使いこなせるかは別だ。」

 

俺は今の言葉に聞きなれない言葉があったから聞く。

 

「写輪眼って何ですか?」

 

そう言ったら一同ポカンとしてたが俺が違う世界の人という事を思い出してカカシさんが説明してくれた。

 

「ああ、写輪眼っていうのはサスケの一族、まあ訳あって今はサスケ1人だが、そのサスケの一族のうちは一族だけが使える瞳術だ。高い洞察力や術のコピーが出来る。そして千鳥は基本は一点集中型の突き、破壊力とスピードはあるがスピードが早すぎて相手のカウンターを写輪眼なしでは見切ることが難しいからね。そういう意味でサスケは無理だと言ったんだろう。」

 

「高い、洞察力。相手のカウンターを見切ることが大前提。·····なら一応出来ますよ。」

 

「えっ!?出来るのか?」

 

とナルトさんが聞いてきた。

 

「は、はい。その術のコピー?とかは出来ませんが高い洞察力に限って言えば俺は同じ事が出来ますよ。」

 

「で、でもどうやって?」

 

「うーん、まあいいか。」

 

俺はそう言って目を閉じた後にまた目を開けて蒼眼と赤眼になった。

 

「ど、どうなってるのそれ?」

 

「うーん、いやいつの間にか出来るようになったというか·····、まあいいか。家族が死んだ時にこれが出来るようになりました。」

 

「その、すまなかった。」

 

「いや、別にいいですよ。」

 

何かカカシさんがすんごい謝ってきた。俺は取り敢えずこの目の説明をした。そしたらこれでも代用は聞くと言われて、サスケさんに雷の技・・・千鳥を教えてもらう事になった。そして俺とナルトさんとサスケさんはまたまた第三演習場に来た。そしてサスケさんが何か変な紙を出して渡してきた。

 

「これは何ですか?」

 

「チャクラを流し込むと反応する特殊な紙だ。取り敢えずこれでお前のチャクラ性質を見極める。」

 

「気を流し込む。じゃあやりますね。」

 

俺はそう言ってその小さな紙を右手の手のひらの上に置いてその手のひらの上に左の手のひらを重ねて間違えて気弾を出さないように気を入れた。そしたら何か2つの音が聞こえた。

 

「もういいぞ。」

 

「あ、はい。」

 

オープンザハンド!・・・そしてそう思いながらやったらその手のひらにあったのは紙が端っこから切れていてシワが入ってる紙だった。それを見たサスケさんが言ってくる。

 

「お前のチャクラ性質は風と雷だな。なら千鳥の修行を始めるぞ。」

 

「分かりました!・・・影分身でやった方が良いですか?」

 

「お前影分身出来るのか?」

 

「は、はい。」

 

「おう、今朝バッチリできてたってばよ。それに光輝のチャクラ量なら影分身の修行法でやっても大丈夫だってばよ!」

 

影分身の修行法、それは影分身をいっぱい出しといて分身皆で修行してある程度まで行ったら一旦分身を解いてその分身達が得た経験値を本体に還元するという方法だ。簡単な例えで言えば本体は漢字のテストの範囲は勉強してなくても分身に勉強してもらってその分身が術を解いた時、その分身が勉強した漢字は本体もわかるようになってるということだ。

 

「分かった。じゃあ始めるぞ。」

 

「はい!影分身の術!」

 

そんな声が響いた第三演習場から大量の煙と声がこの日は聞こえたという。

 

 

 




光輝、影分身の術を習得!でも先に言っときます、ナルトと違ってあまり多用はしないかも知れません。少なくとも印無しで解除出来るようになるまでは。何故なら話の中でも言ってましたけど影分身にあげた気は消されたら戻って来ないから、これにつきます。影分身はチャクラを等倍にする術です。だからそれをめちゃくちゃな人数にした多重影分身が禁術と言われる所以です。等倍という事は気を半分にまたは3分の1やらにする事。四身の拳を思い浮かべてくれたらいいです。要はあれと殆ど同じ何です。あれの強化版と言うことになります。だから影分身の術を多用出来るようになるのははっきり言ってセル編のあとです(セルは四身の拳を力が分散するデメリット無しでやってたんでそれをヒントに見出すって感じです。)。まあそういう事でまた次回、バイバイ(ヾ(´・ω・`)

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