Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございますm(*_ _)m。
今回でフリーザ編最後です。どぞ(っ´∀`)っ


伝説との修行

「2人ともお疲れ様でした。特にバーダックさん、長期任務が終わって直ぐに頼んですいませんでした。」

 

トランクスさんがパトロールから帰ってきた俺とバーダックさんを労った。

 

「ふん、まあストレス発散にはなったがな。やっぱり俺としてはフリーザをボコボコにしたかったがな。」

 

そうバーダックさんが腕を組みながら言う。·····やっぱりあれストレス発散だったんだ。ストレス発散であのクウラを倒すとか。

 

「それはやめてください。あなたが歴史を変えてどうするんですか。」

 

「分かってらぁ!だからあいつの兄貴で我慢しただろ。」

 

そして俺の方を見てきた。

 

「おい、お前少し付き合え!」

 

「·····えっ!?」

 

俺は思わずそんな声をあげた。トランクスさんはやれやれって顔をしている。

 

「お前の実力を試してやる。おいトランクス、修行場を借りるぞ!」

 

そう言ってスタスタ歩いて行った。俺も跡を追い修行場に来た。そしてバーダックさんが体ごと振り返ってくる。

 

(やっぱり悟空さんにそっくりだなあ。)

 

「さあ、小僧。貴様もサイヤ人なら超サイヤ人になれ。」

 

そう言ってバーダックさんは超サイヤ人になった。でも俺は·····

 

「俺は·····なれません。」

 

顔を下げながら言う。

 

「そんなもんは関係ねえ!なれねえならならしてやる。」

 

顔をあげた。そこにいたのは不敵な笑みを浮かべるバーダックさんだった。

 

「実践でな!」

 

そう言った瞬間に消えた。俺は10倍界王拳をやって後ろからのパンチを止めた。

だけど――

 

「なっ!?グッ!」

 

掴まれてもバーダックさんは振り抜いて俺を吹き飛ばした。俺は吹き飛ばされながら一回転して地面をズザザと鳴らしながら着地した。だけどその時にはもうバーダックさんは消えていた。俺は完全に見失った。そう思った瞬間に俺は今度は俺から見て前に吹っ飛んだ。背中に激痛を感じながらかろうじて見えたバーダックさんがいる前に吹き飛ばされながらも気弾を1つ撃ったが弾かれた。

そしていつの間にか後ろに回り込まれ上に蹴りあげられた。

 

俺は吹き飛ばされながらもマーキングつきのクナイを宙に放った。バーダックさんはそんな俺の前に一瞬できたが俺は宙に放ったクナイの所に飛来神の術をして躱したと思った。

 

「うわあああ!」

 

そう思ったらまた一瞬で目の前にバーダックさんがおり俺は防御姿勢をとったが遅かった。そのまま腹に1発当てられ吹き飛ばされた。そして地面に叩きつけられた。バーダックさんはそんな俺の10メートル前ぐらいに降りた。

 

「てめぇの力はそんなものか?貴様はカカロットが超サイヤ人になった所を見たんだろ?だったらお前にも出来るはずだ!元地球人とかは関係ねえ!」

 

悟空さんが超サイヤ人になった時·····悟空さんは親友を·····クリリンさんを殺されて悟空さんの怒りが限界を超えることによってあれになった。それはあの場にいなきゃ分からない事だった。何故ならここにいる人達はもう普通にパカすかなれるからだ。

 

「怒り·····」

 

「そうだ、お前の大事な物がクウラでも何でもいい、そいつらによって失われるのを想像しろ!」

 

俺はあまりというか結構嫌だったが想像した。あのクズ野郎に殺された皆。·····そして俺が守り抜けなかったSAOの仲間達、そして·····冷たくなっていく愛美。そのどれもにあのクズ野郎を思い浮かべた。そしてそれを胸に気を高めた。考えると考える程にあいつへの憎しみや怒りが出てきた。

そしてその内自分が金色の気に包まれている事に気がついた。だが直ぐに俺は意識が無くなっていく事に気がついた。

·····考えればフリーザと戦った後にクウラと戦い少し回復したとはいえバーダックさんと戦って疲れてしまったのかもしれない。そしてそのまま俺は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気絶しちまいやがったか。」

 

そう言ってバーダックは黒髪に戻った。そんなバーダックの後ろからトランクスが来た。

 

「バーダックさん、ありがとうございました。これで光輝さんは一段と強くなれるはずです。」

 

「ふん、まあ鍛えがいは確かにあるな。不思議な技を使いやがる。こいつが元地球人とは信じ難いな。」

 

トランクスは笑みを浮かべバーダックが時の巣に戻ってきた時の事を思い出した。

 

「ああ?修行をつけてやってくれだって?元地球人のガキに?そんなものはカカロットに任せとけばいいだろう?」

 

「いえ、悟空さんが教えても光輝さんは超サイヤ人にはなれませんでした。だから悟空さんよりも先になったバーダックさんにお願いしたいんです。」

 

「チッ!まあ、いいだろう。取り敢えず俺はあのクソ野郎の兄貴をぶっ飛ばせばいいってことだな。」

 

そう言ってバーダックは光輝の救援に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、どうでしたか?光輝さんは」

 

そう言ったトランクスに背を向け答えた。

 

「まあ、少なくとも惑星ベジータにいた連中よりかは筋はいいな。だがまだあめえよ。」

 

そう言ってバーダックはスタスタ歩いて行った。しかしその顔は強者なりうる奴を見つけたっていう顔になっていた。

それを見たトランクスはやっぱりサイヤ人なんだなと思いながら光輝を背負い光輝が一時的に住んでいる所に運んだのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

·····何か俺気絶すること多いよな。

そんな事を天井を見ながら思った。俺は手をおでこ辺りに当て思考した。

 

「バーダックさん強かったな·····、多分と言うか絶対あの人超サイヤ人にならないでも俺に勝てたよな。まあいきなり付き合え言われた時はびっくりしたな。」

 

俺以外のタイムパトロールの人達が強いなーと1年前から思ってることをまた思う。

俺はさっき目覚めトランクスさんにあらましを伝えられた。ほんの一瞬だったけど確かに超サイヤ人になれてたって言われた時は嬉しかったな。トランクスさんから明日からの修行は超サイヤ人に自在になれるようにすること、そしてそれが出来たら超サイヤ人になりっぱなしで生活すること。その状態で通常状態と同じぐらいの生活が出来るようになれば超サイヤ人を極めた事になるそうだ。そのメリットは冷静になれること。悟空さんが最初超サイヤ人になった時は激情にかられてある意味では冷静ではなかったらしい。しかしこれが出来れば冷静さを得る事が出来る。それは戦闘するものにとってはいい事だ。

 

俺はそんな事を考えていたら腕時計型タイムマシン兼ALOに行くためのネット回線兼SAOの皆とのメールが出来る腕時計に着信があった。·····というかこれを作れるトランクスさんのお母さんすげえな。俺が元いた世界なら絶対にどれも無理だろ。あの人以上の天才いるのか?·····茅場晶彦なら張り合えるか?いやいくらなんでもあの人もタイムマシンは作れないだろう。·····作れないよな?

 

『聖剣エクスキャリバーが見つかったよ!でも取りに行く方法が分からなくて皆で意見を出しあってるんだけど光輝君の意見はある?』

 

お姉ちゃんからだ。俺は疲れた体と言うことも忘れてホロキーボードを出して返事を打つ。

 

『というかそのエクスキャリバーってどこにあるの?』

 

少したって連絡が来た。

 

『ヨツンヘイムのだいぶ上側にあるダンジョンの最深部だって。でもヨツンヘイムは飛べないでしょ?だからどうやって取りに行くか皆で議論してるの。』

 

俺は少し考え打開案が直ぐに出たので返事をした。

 

『策ならあるよ。皆いつなら時間ある?ただし俺は外して8人までだけど』

 

そしたらグループになっていたので次次に返事が来た。どうやら向こうは朝らしいから昼ならいいらしい。俺は返事をした。

 

『うーん、わかった。どっち道今日はもう休みだから良いよー!』

 

『うん!そうだ、光輝君今からダイブ出来る?久しぶりにゆっくり会いたいな。』

 

『いいけどお姉ちゃんは大丈夫なの?』

 

『うん!今日は私もオフなの。』

 

『分かったー!じゃあ今から行くね!』

 

俺はメールを切って隣の棚にあるアミュスフィアを手にとって頭につけた。そして仮想世界に行くための呪文を言う。

 

「リンク・スタート!」

 

 

 




お疲れ様でした。次回からはIS編·····っていきたかったんですが途中まで書いててどう考えても一夏達とDBの敵が張りえない。。寧ろ人数が多すぎて描写がクソ難しく大雑把に決めてた自分も悪いですがIS編はカットさせてもらいます。楽しみにしてくれた人達ごめんなさいm(_ _)m。完結した後の番外編でかけるなら書くんで許してください。では繰り上げして次回からは人造人間・セル編に突入します。
バイバイ(ヾ(´・ω・`)

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