主人公·····西沢光輝。ぶっちゃけ言うとリアルの運動神経が影響を与えるALOでは普段から戦ってる領域が領域なので当たり前のようにALO最強クラス。特にスキル上げ頑張ろうとはあまりなっておらず片手剣スキルだけやたら早くコンプリートしたらあとは結構ゆっくりめ。戦っている領域とはドラゴンボール次元です。暇になったら最初から是非見てみてください。
そしてレインを姉として慕っている。レインもロストソングとは状況がかなり違いますのでご了承ください。こんな所ですかね?ではどぞ(っ´∀`)っ
絶剣 その後エクスキャリバー
俺はこの仮想世界、アルヴヘイムオンライン略してALOに来た。そしたら目覚めた先にお姉ちゃんがもういた。ここはイグドラシルシティにあるお姉ちゃんととっている宿だ。因みに上の階にはキリトとアスナさんの部屋がある。あの2人は新生アインクラッドの22層を突破した暁にはあの森の家を買うらしい。
·····というかお姉ちゃんこっちではアイドルなんだから俺と一緒の部屋って不味いんじゃないかな?と思ってしまう俺。
「久しぶり、お姉ちゃん。」
「うん!1ヶ月ぶりぐらいだね。」
実際その位だ。俺は修行の後とかに割といるがお姉ちゃんはリアルの方のアイドルになる為のレッスンとこっちでのアイドル活動、そして学業もあるからあまり会わない事の方が多い。俺がこっちに割といる理由は剣の修行はこっちの方がいいからな。こっちでも出来る動きは現実でも出来るだろうし·····まあ皆に言わせればそれは俺がおかしいらしい。はは、何の事かな?
そして俺とお姉ちゃんはその後散歩に出かけた。互いの近況報告だ。お姉ちゃんは今度小さい所でライブをするらしい。それで様子を見るということだ。
そして·····
「絶剣?」
「うん。新生アインクラッドの7層にある小島でいつも辻デュエルしてるんだって。丁度そろそろ時間だし行ってみない?」
「うーん、まあいいけど。なんで絶剣?」
「今の所1つの試合を除いて全勝しているからよ。確か昨日の時点で60連勝だったかな?まあ昨日の最後でその記録は途切れたんだけどね。因みに由来は絶対無敵の剣とか空前絶後の剣とかそんな感じ。」
「ふーん、じゃあ行ってみよ!」
そう言った俺とお姉ちゃんは空を飛んで新生アインクラッドに向かった。第7層の小島に着いたら人が結構いたな。そこには
「あれ?キリトとアスナさん」
「ん?よう光輝。一昨日ぶりだな。」
「うん、キリト達は観戦?」
「いや、この後アスナが戦うんだよ。」
「プレッシャーかけないでよー。」
因みに俺のプレイヤーネームは結局また「コウキ」にした。なんか皆癖で光輝言っちゃうからならもういいやとなったからだ。
そんな話をしていたら何か叫び声をあげてサラマンダーの人が空から落ちてきた。そして降参した。場はそれで盛り上がり上から来た少女を見るなりまた盛り上がった。
種族はインプ、武器は見た所片手用直剣、ただしアスナさんの細剣に似ている。
微力ながら回復する魔法を使いながら周りをぐるぐる見ている。
「次の方いませんか〜?」
何かキリトとアスナさんが行けよとかまだ準備がとか言ってるから俺が聞いた。
「んー、じゃあ先に俺がやってもいい?」
それを聞いた2人はこっちを向いてきたがアスナさんが良いよと言ってきたから前に出る。
俺の格好はまあSAOの時や普段から着てる服に合わせている。お姉ちゃんが裁縫スキルをめちゃくちゃ頑張って上げて作ってくれたものだ。そして背にあるのは2つの剣。
真っ赤な剣と真っ蒼な剣である。そして俺を見た絶剣さんが聞いてくる。
「あっ、僕やる?」
「はい。」
何かギャラリーがどよめいてるけど。俺別にALOではそんなに有名じゃないと思うんだけど。決闘大会とか1度も出たことないし何か伝説作った覚えもないし。
そして決闘申請が送られてきた。それによると名はユウキと言うそうだ。全損決着モードをOKする。そしたら俺とユウキさんの間に互いのHPとカウントダウンが出てきた。
·····俺のHPははっきり言って結構少なかったりする。
ユウキさんは腰の剣を出して真ん前に構える。
俺は剣を出さずにいつもの構えをする。それを見たユウキさんが思わずというふうに聞いてくる。
「えっ!?剣使わないの?」
「別に剣を使うのだけが戦いじゃない。剣も必要なら使う。」
それでも何か言おうとしたがカウントダウンが0に迫っているたから口を閉じた。そして0になった。
俺は動かなかった。どうせ向こうから来てくれるだろうし。
素手で戦う時の注意点としてはやっぱり掠っただけでHPが無くなる所かな。逆に言えば当たりさえしなければどうってことはないってだけである。
そして業を煮やしたようにやっぱり向こうから来てくれた。
やっぱり細剣に形状が似ているからか突き技がメインらしい。俺はステップや体を逸らしたりするだけで掠らず避けた。そして突き終えた1つの攻撃の時にその腕を掴んで腹パンした。
「くはっ、」
そしてそのまま腕を離さずアッパーした。アッパーって現実の普通の人がやったら普通に気絶しちまうからなー。仮想世界でも結構頭にグラグラくるよ。
そしてそれで結構というか1割ぐらいHP減っている。何かこの茅場晶彦の置き土産なのか俺は素手で殴っても剣でやった時と同じか少し少ないぐらいのダメージを与えれらる。その代わりHPは低めだけどそんなデメリットあってないようなもんだし。
そして仰け反った所で腕を離して少し浮きながら回し蹴りをして吹き飛ばした。
因みにこの決闘、最初地上戦か空中戦どちらがいい?と聞かれたからどっちもと言っといたから大丈夫。
木にぶつかったユウキさんは難なく着地をした。そして仮想の痛みがあるように腹パンされた所を抑えた。
まあ確かに突き技は正直に言ってALOの中でもトップクラスに速かったな。反応速度に関してはまだ分からない。だって俺腕掴んで殴るとかだからそんなもの見れないし。
そしてその後もユウキさんは突撃してきたが難なく躱したり普通に殴ったりした。そしてユウキさんの体力がレッドゾーンに入った時ユウキさんの剣が紫色に煌めいた。そしてそこから出てきた突きはさっきの攻撃スピードの比じゃなかった。
だけど悟空さんとかの方が圧倒的に速いしこのALOはリアルの運動神経が良かったら有利ってのもあり俺は普通に10連撃全てを躱した。そして最後の思いっきりやってきた突きも躱してまたもや腹パンして少し吹っ飛ばした。
多分あれオリジナルソードスキルだろうな。片手剣のソードスキルにはないし。オリジナルソードスキルにはオリジナルソードスキルを返さなきゃな!
俺はユウキさんを吹き飛ばした隙にオリジナルソードスキルを発動させるための印をした。
ナルトさんの世界から帰ってきてオリジナルソードスキルシステムが出た時に速攻で作った技。OSSとしては普通ありえない単発技、何故ならそもそもありとあらゆる武器種に単発技は普通にあるからOSSをやろうと思ったら必然的に連撃になるからだ。しかしそんなのはほっといて俺は単発技にした。しかし普通の体術スキルの単発技よりも威力はでかい。それに外してしまった時の解決策もある。
俺はその他メンバーには霞んで見える程の高速で印をした。そしてそのまま突撃した。その道中に右手が青白い雷に包まれた。それを維持しながらユウキさんに突撃する。ALOの中ではトップクラス以上に速いスピードをユウキさんはちゃんと追えたみたいだ。現に俺が攻撃するであろう所に重突進技ヴォーパルストライクをしてきた。そして交差の瞬間に俺はその軌道を見切りギリギリ躱しつつ最後の一撃を技名と共に叫んだ。
「千鳥!」
そう言って当てた瞬間に雷光の爆発が起きた。煙が凄い事になっているな。そしてそれが晴れた時、エンドフレイムがただよっていた。
それを見た観戦者は大歓声をあげた。·····まあ多分俺としては普通にここで負けたらベジータさん辺りにめちゃくちゃ怒られてめちゃくちゃ修行やらされて殺されかけるのは目に見えてるんだけど。
俺は倒しちゃったけどどうしたもんかと思ったがエンドフレイムが直ぐにぱっと消えた。
キリトやお姉ちゃんが寄ってきた。
「クエスト行く前に派手にやったな。」
「まあね。そう言えばキリトは戦ったの?」
「ああ、昨日な。·····引き分けだったけど。」
「お前ちゃんと二刀流でやったのか?」
「あー、いや一刀だけどちゃんと本気で。」
何かアスナさんがじーっとキリトを見ている。キリトはそれに本当だってずっといる。俺とお姉ちゃんはずっとそれを見て笑ったがそこにさっきの人がめちゃくちゃな勢いで飛んで来た。
そしてこれまためちゃくちゃな勢いで俺の所に来て肩を掴んだ。
「ねえ!これから時間ある?」
何かいきなり聞いてきたな。てっきり悔しがってると思ったんだけど。だってOSSを真っ向から破られたし。破ったのは俺だけど。
「んー、ごめんなさい。これから皆とクエストなんだ。」
「そうかー、ねえ今度はいつ時間ある?」
「え、えと結構不定期だから分からないっていうのが本音なんだけど。というか何でそんな事聞くんですか?」
そう言ったらキョロキョロと周りを見て少し俺を連れ出した。
「その、協力して欲しいことがあるんだ。」
「?」
そう言ってゴニョゴニョ言ってきた。それによると自分達のギルドとプラスアルファ1人でアインクラッドのボス戦をやりたいそうだ。
·····感覚麻痺してる俺が言うのはあれだけど普通は無理なんじゃないかな?まあ俺はこの世界でも偶に憂さ晴らしに1人で殴り込みに行ってる事はあるけど。それとこれとは別だろうし。
「うーん、何で俺なの?強い人ならそこにいるじゃん。引き分けたんでしょ?」
そう言って俺はキリトを指した。ユウキさんはあーって顔をしたが直ぐにダメって言ってきた。理由としては何か自分の秘密に気が付かれたからって言ってた。
「うーん、でもさっきも言った通り俺ここに来るのは不定期だから出来るような人を紹介してもいいんだけど。」
俺は今度はアスナさんを指した。お姉ちゃんでも良かったけどお姉ちゃんはリアルが忙しいから無理だと判断。ユウキさんは暫く考えアスナさんの元に行った。そして何か戦おうとなりまた決闘を始めてしまった。もう少しで集合時間なんだけどな〜。
そして激闘を繰り広げアスナさんはあと1歩及ばず寸止めで負けた。やっぱりあのOSSを凌ぐのは結構辛そうだな。まあ硬直時間を狙われてたのもあるだろうけど。俺はずっと素手とかでやってたから硬直時間何てないし。
そう思っていたら何か約束をしてまた飛んで行った。俺は3人の所に行き集合場所のリズベット武具店に向かいながら話した。
曰くアスナさんは明日あのユウキさんのギルドの所に行って手伝いをする約束をしたらしい。
リズベット武具店についた時に何か1人知らない人がいた。種族はケットシーの人だ。何か向こうも俺も見てきた。何か驚いてる顔してる。まあ俺の容姿はまんまSAOの時のと似てるしな。
「あの、キリト。その人はもしかして·····」
「ああ、シノンの想像通りだよ。光輝だよ。」
「えっと、よろしくお願いします。」
「よ、よろしく。」
何かキリトって女の人を連れてくる事多いなとか思いながら挨拶した。そしてメンバーが来た。お姉ちゃん、キリト、アスナさん、リーファさん、シノンさん、クラインさん、シリカさん、リズベットさんだ。
俺は自分の武器をリズベットさんに預けて耐久値を回復させた。そしてポーションやらも買って俺達はヨツンヘイムに向かった。
何か道中でキリトが勇気ある行動をシノンさんにしてたな。まあそんな事はほっといてとうとうヨツンヘイムに来た。
「それでよ光輝、何なんだ策って?」
「待ってて。レオーーーーっ!」
そう俺はヨツンヘイムの空に声を響かせた。そしたら何か象みたいな鳴き声と共に飛んできたのは象水母みたいなモンスターだった。
「えっ!?邪神級モンスター!?」
何かリーファさんとか皆叫んでる。そんなのはほっといてレオを撫でる。
「こ、光輝君何で仲良くなってるの?」
アスナさんが聞いてきたから答える。
「んー、この前何か皆難しいとか何とか言ってたから試してみたくなって1人で来たんだけどその時に何かモンスター同士殴り合いやっててこの子だけ負けてたから助けたんだけどその後に何か懐かれた。」
また沈黙になっているが俺はそんなのほっといて皆を乗せてって頼んだら鼻で皆を乗せた。
「光輝君行かないの?」
「ん?あれ言ってなかったけ?俺はヨツンヘイムでも普通に飛べるよ。」
「「「え、えーーーっ!」」」
だってここで飛べない理由としては太陽によって与えられる力みたいなものが羽に力を与えないからで俺は羽ないし。·····あんにゃろこれじゃあチート言われてもしょうがない気がする。
そして俺はみんなをほっといて宙に浮いた。
お姉ちゃんのマップを見ながら俺達はダンジョンが見える所まで来た。
下を見てみると何かレオと同じモンスター達が違うモンスターに襲われている。それもプレイヤーにも攻撃されている。
俺はなんでか全くわからず、暫く見たがいきなり何かいきなり頭上から声をかけられた。それは女の人だった。
名前をウルズと言うそうだ。
何かその後に言った事はちょっとよく分からなかったけど要約すると《霜の巨人族》つまりさっきのレオの仲間達から守って欲しい。
このヨツンヘイムも昔は上にあるアルヴヘイムと同じように世界樹の恩恵を受けてたらしい。そしてこのヨツンヘイムより下にはニブルヘイムって所もあるらしい。この地を支配する霜の巨人の王スリュムって奴がオオカミに変装して件の伝説級武器、聖剣エクスキャリバーを世界の中心のウルズの泉に投げて入れたそうだ。
剣は最も大切な根を断ち切ってヨツンヘイムからイグドラシルの恩恵はなくなった。スリュムとその配下の人達はニブルヘイムからこのヨツンヘイムに押し入って来てかつてウルズの泉だった大氷塊にスリュムヘイムなるものを築きこの地を支配した。そしてレオの仲間がみんな死んでしまった時、この人の力も失われスリュムヘイム上層のアルヴヘイム、つまり普段俺達がいるところに浮き上がって来るそうだ。だからそれを止めるためにはエクスキャリバーを台座から引っこ抜く必要があるわけと言うことだった。
何か俺はよく分からないがお姉ちゃん達は分かったらしい。そして俺たちはダンジョンにまで来た。そして入口の前でさっきの話について話す。
リーファさん曰く、こういうのを神々の黄昏ラグナロクというそうだ。全く分からん。そしてリーファさんの首にはウルズさんから渡されたメダリオンがありそれが真っ黒になったらアウト、なんだそうだ。何か皆沈んでるがこの時間がもったいない。
「落ち込むことなんて全てが終わった後にでも出来るよ。最悪を避けたいなら俺達がしなきゃいけないことはなんなんだ?」
俺はそう全員に言った。俺だってアルヴヘイムが無くなるのはお断りだ。
俺の言葉を聞いたみんなは頷いてダンジョンの入口をくぐった。
俺達の目の前にいるのはミノタウロスだ。だけど色は黒と金色、2体いる。金色の方は物理耐性が高く、黒は魔法耐性が強い。
「やああああ!」
「どりゃあ!」
俺とお姉ちゃんはそれぞれの二刀を構え金色に突撃した。俺がパリィしてすかさずお姉ちゃんが入る。そしてソードスキルの硬直が課されているお姉ちゃんを守る。あわよくば一撃加える。俺とお姉ちゃんは1ヶ月会わなかったがコンビネーションはバッチリである。
最初は地道にやっていたが時間がかかり過ぎるという事でキリトがソードスキルの集中攻撃するって言った。
俺とお姉ちゃんは金色から離れた。そしてその瞬間後ろのキリト達が動いた。各々ソードスキルをしている。
そう言えばALOのソードスキルは魔法属性なるものがついたから大分派手になった。俺も念の為に準備する。先程のユウキさんとの決闘でも使った技。剣を2つとも納めてまた印をする。お姉ちゃんは回復中だ。
そしてキリトのスキルコネクト最後の攻撃で金色の体力がギリギリ残った。
何でほんの少しやねん!
そう思いながら俺は右手に雷をほとばしらせて突撃した。金色は1番近いキリトにその得物を振りあげようとしていたが遅い。
俺は皆の間を雷の跡を残しながら駆け抜けた。そしてキリトが当たる寸前に俺の千鳥が金色に突き刺さった。甲高い叫びの後金色はポリゴンとなり消えた。
残るは黒い方だ。こいつは魔法耐性が強い、でも逆に言えば物理耐性は·····
「よぉし、そこで正座!」
とクラインが言ったのを皮切りに皆で切りまくった。何か途中で可哀想と思ってしまった。
俺達はHPとMPが回復するまで少し話した。
「それにしてもよお、光輝のOSSは本当に速いよな。俺全然追えなかったぜ。」
「リアルの俺はあれ以上のスピード普通に出せるけどな。」
「仮想世界とリアルを入れ替えてリアルの方が強いのは光輝ぐらいだよ。」
「ははは。」
そう乾いた笑みをキリトに返す。
俺のオリジナルソードスキル、名を千鳥。ナルトさん達の世界で学んだサスケさんとカカシさんの技だ。体術スキル欄から作った。だから剣を持ったままでは発動できない。残念ながら螺旋丸は無理だった。まああれはどちらかと言うと魔法の範疇だし。
千鳥は単発技だがシステム的には10連撃になっている。印を9つ、そしてそれからの突撃、これでワンセットだ。まあ最初は印をシステムに認識させるのがむずかった。だって剣をぶんぶん振り回す訳じゃないからね。318回やった。
そして次はスキルコネクト、これの使用者は俺とキリトとお姉ちゃんだ。まあ説明は省く。
そしてその後もキリト達と降りて行った。そしてラスボスの部屋に着く前に何か氷の牢獄に閉じ込められてる女の人がいた。
「罠だ」
それが俺とクライン以外の総意だった。俺は正直微妙だ。罠だとしてもこんな目立つ所にやるか?罠は普通かけさせようとするものじゃないか?あの時の黒猫団みたいに。まああの時は隠し扉って言うレア感があったし。
俺は割と悩んだがお姉ちゃんに振り向いた。
「お姉ちゃんごめん、パーティーを1度解散しよ。」
「えっ!?なんで?」
「俺はこの人を助けようと思う。」
「理由は?」
「簡単だ、罠だとしてもこれは目立ち過ぎる。だったら逆に考えてみる。わざとプレイヤーを遠ざけてるとも言える。」
しばし皆さん静かになったが俺も確信がある訳じゃない。
「だから取り敢えずパーティーに入るなら俺の·····って言っても万が一に備えてお姉ちゃんは抜けてもらうけど入れる。」
「·····分かった。」
「光輝、その言葉を待ってたぜーっ!」
そう言ってクラインは牢屋を破壊した。·····コレ見たら美葉さんに殺されるんじゃないかな?お姉ちゃんもめっちゃ怖い顔でクラインを見てる。
(美葉さんがいるのに!)
多方お姉ちゃんの思考はそんな所だろう。
俺はあまりお姉ちゃん達の世界には行かないがお姉ちゃん曰くクラインと美葉さんの雰囲気がいい時が多々あるらしい。
そしてそのまま俺のパーティーに入れた。と言ってもお姉ちゃんが抜けて俺とこの人だけのパーティーだけど
「よろしくです。」
「こちらこそ」
この人には言語化モジュールがあるらしい。会話が通じるって良いね!その後俺達はラスボスの部屋の前に来た。アスナさんがバフ魔法してると思ったら隣にいるスレイヤさんも魔法をしだした。最大HPが増える魔法だ。すげえな。それも多分レイド単位だ。
そしてボス部屋に突入!
ボスはスリュムというそうだ。何かスレイヤさんとお知り合いらしい。何でも婚約者にならねえから罰としてさっきの氷の檻に閉じ込めたんだと、ひでえやつ!
そんなこんなで俺達はボス戦をスタートさせた。でもこれ時間制限の割に体力多すぎないか?あと10分で決めなきゃ行けないのにあと2段あるのは酷いな。
そう思っていたら俺とキリトの所にスレイヤさんが来た。
何でも宝の山から金ピカのハンマーを探して欲しいと、だから俺はスリュムの時間稼ぎに行ってキリトは片手剣スキルのライトニングフォールでハンマーを探し出した。そしてそのハンマーを投げつけたらスレイヤさんが変わった。けだかい雄叫びをあげ姿が昔のベジータさんが大猿になった時みたいに大きくなりそしてその後姿は
「「オッサンじゃん!」」
とキリトとクラインが仲良く言い放った。そしてそこから形成逆転した。スレイヤさんと共に俺達もソードスキルをやりまくったら勝った。
でも途中でお姉ちゃんがめちゃくちゃ剣を出してスリュムに投げつけてた。あれはびっくりした。
後に聞いた所名を「サウザンドレイン」と言うそうだ。仕組みは難しく分からなかった。今度詳しく聞こっ!
そんなこんなで何故か俺に黄金のハンマーをくれた。うん、使わない。これが斧あたりならエギルさんにあげるんだけどなぁ。
そして俺達はとうとう辿り着いた。
「これが·····エクスキャリバー」
リーファさんが思わずというふうに呟いた。それぐらい綺麗だった。
そしてパーティーリーダーのキリトが引き抜こうと頑張ってる。
うわぁ凄いしんどそう。そしてとうとう抜けた。キリトはその重さに思わずよろける。ストレージに入れようとしてるが入らない見たい。どうやらクエストを全部終わらせる必要があるみたいだ。だけどエクスキャリバーが引き抜かれこのダンジョンが崩れ始めてしまった。俺達は·····厳密に言えば俺以外は落ちて行った。流石にステータスに支配されるこの世界じゃ皆を持つのは無理だから俺はこの世界での助っ人を呼んだ。
「レオーーーっ!」
そう言ったらパォーンという象みたいな鳴き声をあげ近づいてきた。俺は皆を助けてと頼み落ちている最中レオは見事に全員を乗せた。だがその際揺れた時にキリトが思わずというか重さに負けエクスキャリバーを思いっきり話してしまった。
「ちょっとキリトさん!?」
俺はそう言いながら全力でエクスキャリバーに近づき柄を持った。
「重っ!」
俺はそう言いながらレオに乗ってる面子の1人に叫んだ。
「シノンさん!投げるから弓の魔法で取って!」
俺はそう言ってぐるぐる回って上に放り投げた。俺は反動で落ちていくが直ぐに止まり結果を見た。あの状況で適切な魔法が浮かぶか分からなかったが杞憂だったようだ。·····でも200メートル先に当てるのは普通にえぐいと思った。俺は絶対に無理。
俺は落ちてくる瓦礫を避けながらレオの所に行った。
お姉ちゃんの心配の声が上がった。
「もういきなり行かないでよ!心配したじゃない!」
「ご、ごめんなさい。」
なまじ姉と同じ声だから余計に萎縮する。キリトが近づいてきた。
「えっと、光輝、こいつの事だけど·····」
「え?キリトが貰うんじゃなかったの?というかキリトが引っ張ったから最初からそうだったんじゃないかと思ったんだけど」
「ああ、いや、そもそも光輝がレオと仲良くなかったらここにも来れなかったんだ。だからこれは光輝に」
「ああ、別にいいよ。別に俺はそれが欲しくて来たわけじゃないし。」
「え?じゃあ何で?」
「いや、久しぶりに皆と冒険したかっただけだからね。それに·····」
俺は途中で声を止め後ろの2つの剣を触った。
「俺の二刀はこれまでもこれからも、お姉ちゃんが作ってくれたものだけだから。」
「·····そうか。ありがとうな、光輝。」
何か後ろではリズベットさんがお姉ちゃんをつついてる。
「良かったわね〜、姉思いの弟で」
「ほんとだよ〜。」
そう言ったお姉ちゃんの顔が一瞬暗くなったのを俺は見逃さなかった。
そしてウルズさんがまた出てきて何か難しい話だけど要は危機が俺達のおかげ去ったからありがとうという事だった。何か報酬で良さそうなものをいっぱいくれた。そんなこんなで俺達はエクスキャリバー獲得クエストを無事に終わらせた。
お疲れ様でした。何かめっちゃカット。光輝、剣の修行を言いながら思いっきり素手でやるという。それはただ千鳥を使わせたかっただけ。
最初はやっぱり剣を使っての千鳥にしようと思ったけどやっぱり千鳥と言えば素手だよなぁと思ったから突進技にしたった。今回は千鳥を外してしまった場合の解決策は出てきてませんが簡単です、千鳥流しのように地面に突きつけて周りを感電させようという魂胆です。印が千鳥を発動させるための動きは正直自分でも無理があるよなぁと思ったんですが印って何かかっこいいからやりたかった。失敗の回数がえぐいけど。
今回に限りのアンケートをしてます。良かったら答えて行ってください。