タイトルバレしてくスタイル。
では⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
追記 すいません(´・ω・`)。寝ぼけて0時投稿してしまいましたm(*_ _)m
光輝は光に包まれた後ゆっくりと目を開けた。そこはどこかの路地裏だった。そこで悟飯からの通信が入った。
『その歴史での出来事は余程印象に残らない限り記憶は無くなります。だから派手な行動は避けてください。それから剣とかもいきなり出すのはやめてください。』
「·····分かりました。」
そう言い光輝は背負ったままだった双剣を直し服も道着からレインに見積もって貰ってた服に変わった。そして光輝はその路地裏から出た。
「ここは·····どこだ?」
だけどどこか既視感がある。目の前に広がっているのは·····大都市だ。そしてここは
「もしかして·····秋葉原?」
そう、光輝は1度だけ秋葉原に行った事がある。でも何で秋葉原?となる。そして取り敢えず移動しようとなりゆっくりと秋葉原を回った。清々しく騒いでる人達の間をすいすい避けて行く。そして光輝は電光掲示板を見て目を見張った。何故なら
「え·····2003年?」
少なくともここは悟空達が元いた世界ではない。あそこの時代表記はエイジだしでかい町は都で表せることが多いからだ。でも·····キリト達の世界でもない。·····というかキリトは生まれてない。生まれてるのはエギルやクラインだろう。その二つの世界は却下。ということは
「俺が·····元いた世界?」
そう1人で呟いた。そしてある事に気が付き間違えて秋葉原のど真ん中で舞空術を使う所だったが耐えた。光輝には日常化されてるがここの人達には非日常だ。目立ちすぎる。そう思い取り敢えず光輝は地図が欲しくてコンビニに入って地図を見た。
「やっぱり·····」
光輝は一瞬だけ眼を蒼眼に変えてその地図を覚えた。そして商品棚に直しコンビニを出て走りたいのを耐えて歩いた。向かったのは駅だ。本当は自分の足で走るなりしたいが目立ちすぎる。そう考え光輝は何年ぶりかの·····そして初めて自分だけで電車に乗ろうとさっき覚えた最寄り駅にどうやって行くかを割り出し切符を買って電車に乗った。·····余談だが光輝は財布も量子変換機に入れてるからわざわざトイレに入って財布を出した。そして着いた所は·····
「·····懐かしいなぁ。」
一旦手紙を置きに帰ったがその時は高台から見下ろしただけから細かい所まで見てなかった。光輝が今いる所は·····自分の家がある町だ。光輝がいる所からあの高台が見える。
(·····見るだけなら良いよね?)
そう心で呟き光輝は·····自分が住んでた家に向かった。そして家の近くの曲がり角で止まって少し家を背伸びして覗いて気を探った。·····と言ってもその塀をくぐればもう道場があるのだが。そこにあった気は6個だ。その内1つは他の5人よりも気は少ない。つまりこれは·····
「俺か·····」
さっきの電光掲示板によると2003年だから光輝は生まれている。日付によるともう1歳だ。光輝は·····家族を見てみたいのとでも見たら耐えられるのだろうか?と言う気持ちの2枚はさみになっている。そんな時、6つの気が動いた。光輝は慌てて塀を降りて西沢邸の入口を見た。そこから出てきたのは
「·····皆」
SAOの時以外で最後に見た時とは違い皆ピンピンしている。母の腕の中には自分がいる。だが赤ちゃん光輝は母では無く
(おじい·····ちゃん。)
「じいじ〜」
「お!じいじが良いか!?」
「うーん!」
そう言って一所懸命手を光輝の祖父·····西沢武蔵に伸ばす。武蔵はそんな光輝を嬉しそうに抱っこする。そんな光景に他の家族は笑顔になっている。そして一同は車に乗り込もうと車に近寄る。だがその時
(え?)
武蔵が一瞬振り返ったように見えた。光輝はそれで思わずサッと身を隠したが隠しきれたのかは微妙だ。そして西沢家は元の時代の光輝の家にまだある車に乗り込みどこかへ向かった。塀を背にずるずると座って息を整えた。
「はぁはぁ·····」
あの団欒は今の光輝には堪えた。自分では無く違う自分が家族の愛を受けているのを見たのだからそれも必然だ。勿論あの自分を責める気にはなれない。あの自分が受けた愛は自分だって覚えてないだけで受けた事があるのだから。だがそれとこれとは別である。そんな時·····
「おにいさんあいじょうぶ?」
と目の前からいきなり赤ちゃん言葉で声をかけられた。光輝は思わずばっと前を見て目を見開いた。何故なら目の前にいる赤ん坊の髪や眼は光輝には輝いて見えるからだ。その赤ん坊の髪や目は青色だ。こんな容姿の子がぽんぽん居るわけない。という事はこの子は·····
「愛美?」
「なんでわたちのなまえちってるの?」
「こら愛美!」
そう言って寄ってきたのはこれまた光輝には見覚えのある·····知ってる人よりも若いが間違いなく愛美のお母さんその人だった。それも結構焦ってる。そりゃそうだ。塀を背に汗が出て座ってるとか完璧不審者だ。
「あ、·····すいません。」
そう瞬時に考えた光輝は咄嗟に謝り立った。愛美の母は愛美を連れて不審者を見る目になっていたがこれは光輝が悪いから光輝はまた一瞬だけ愛美を見て角を曲がって車が走って行った方向に歩いた。気は今の光輝からすれば遅めに走ってる·····まあ光輝の方が普通に早いからそう感じるだけなのだが。でも流石に歩いていたら追いつけないから人気が無いのを確認し光輝は一気に上昇した。まさか昼間から空を見上げる人なんていないだろう。そして光輝は気を辿って皆を追いかけた。そんな状態が30分程続いた時光輝にも見覚えのあるショッピングモールに入って行った。そこは光輝が拳銃乱射事件を解決した所だ。光輝は屋上に目を向けどこか隠れて降りれそうな所を探しそこに降り立った。そして何食わぬ顔でエレベーターに乗ってショッピングセンターの中に入って気を探した·····のだが人が多すぎてややこしくなったから光輝は駐車場に向かった。飛来神のマーキングをしとこうと思ったのだ。その時光輝はばっと隠れた。
「皆·····」
西沢家が入ってきた所だった。そして光輝は遠目に見守る事にした。·····とそこまで考えた時皆がばらばらに動いた。光輝はまた皆の気をちゃんと覚えた。流石にここで影分身する訳にはいかない。
(誰を見とこうか。)
姉と父は恐らく本屋だ。光輝の記憶ではこの2人は勉学が好きだったからだ。祖父母と母と光輝はぶらぶらだ。
「·····おじいちゃん達で良いや。」
そう呟き遠目に4人を捉えながら光輝は歩き始めた。変化しようかと思ったが目立ちすぎるから却下。そして30分ぐらい4人のぶらぶらを見てた時にそれは起きた。·····というかこれはタイムパトロール案件だ。何故なら4人が歩いてる道の先に何故か気がそこら辺の奴らよりも普通にある持ち主がいたからだ。そして·····
「うぉおおおお!!」
めちゃくちゃな雄叫びをあげた。その時いきなり紫色のバーナーのようなものがその不審者からあがり周りの商品が吹き飛んだ。·····と言っても不審者から見て右にしか商品は無かったが。それに反対側にいた人達も謎の男の近くにいた人達も何か雰囲気的にやばいと感じたのか悲鳴をあげて逃げた。
「ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく!!」
そう呪怨のように言い真正面にいる西沢家を見て懐から刃の部分が長いナイフを取り出し突撃した。今赤ちゃん光輝が祖父の腕にいるから祖父は戦えない。残り2人はそもそも武道をやった事がない。4人はさっさと離れるべきだったが誰だっていきなりこんな事になったら立ち止まってしまう。4人の内誰かがこのままでは刺されてしまう。おまけに紫色の気のせいでスピードもここの一般人についてけないほどになっている。
光輝はこの瞬間あの皆の死体がフィードバックされ無意識に竹刀を出した。何故竹刀を持ってるのかと言うと偶にSAOのキリトの妹の直葉に稽古を手伝ってと言われその時用のものだ。そして光輝は竹刀を出した瞬間に暴走男と西沢家の間に入った。
「させない!」
そう言って人知を超えたスピードでナイフを上に弾き暴走男を蹴飛ばし後ろに下がらせた。その手にはまだナイフは握られている。
「あ、あなたは?」
そう母が聞いてきたが光輝は答える訳にもいかず代わりにシーラスかあの仮面の男を探した。だが2人ともいなかった。
(·····あの二人気を消せるのか)
·····そしてあの仮面の男は恐らく地球人に似ている体だろう。シーラスは目立ちすぎるから残りは仮面の男だけだ。素顔を見てみたい気もするがそれは今はどうでもいい。大方ここで光輝を殺せば今いる光輝が消えるからだろう。昔トランクスもその方法で消されかけたそうだから直ぐにその考えが浮かんだ。
「こんな世界生きる意味なんて無いんだよ!!」
そう暴走男は言っている。紫色の気を纏った奴は大概性格が余計に悪くなってしまったり何か本音を叫ぶ事がある。この人は普段から何かを溜め込んでそれで漬け込まれたんだろう。だがそんなものは光輝には関係ない。自分の憂さ晴らしで家族を殺そうとした時点で·····敵だ。そして恐らくあの2人の誤算はパトロールの前に光輝を消す筈だったのにもうその光輝がいる事だろう。·····悟飯の名采配である。まあそんなのを血が上ってる光輝が考えられる筈もなく無我夢中で叫んだ。色々アウトな言葉を。
「ふざけるな!あんたのそんな理由で皆を·····おじいちゃんを殺させやしない!」
その瞬間後ろの3人は目を見張った。光輝は色々周りが見えなくなる事がある。前の悟飯の時も無我夢中でトランクスの名を叫んだし。·····だが悟飯からの叱責は特に無かった。
後ろの3人の驚愕はほっといて光輝右足を引き右に持つ竹刀も一旦後ろに引いた後竹刀の切っ先を暴走男に見せながら少し上下して腰を落として構えた。·····その構えは後に親友キリトとそのキリトの親友がする構えでもある。
「黙れ黙れ黙れ!」
そう言って突撃してくる暴走男見据え光輝は走った。再現するソードスキルは使い勝手がいい片手剣ソードスキル《ソニックリープ》、そして今やろうとしてるのは親友キリトが恐らく攻略組で1番上手かっただろうシステム外スキル、一瞬で2人は距離を詰め光輝は竹刀を地面スレスレにしながら男では無くナイフを見つめ·····その腹に思いっきり一瞬だけ気のコーティングをした竹刀を叩きつけた。そして2人はそのまま位置を交換した。訪れる静寂、だがそんな静寂の中にいきなり金属音がした。
「な·····なな」
光輝は振り返った。そこにいた暴走男は信じられないみたいな目でナイフを見つめていた。そのナイフは折られていた。光輝がナイフを折るのはこれで2回目だ。1度目はあの笠木との戦いの時だ。あの時はナイフを使うのが分かっていたから家にあったナイフで折る練習はめっちゃした。·····だが光輝はキリト程システム外スキル·····
「まだ続けるか?」
「黙れ黙れ黙れ黙れ!!」
「俺はあんたに何があったのかは知らないし興味もない。だが、関係ない人達を巻き込むのは絶対に許さん!」
そう光輝が言った直後暴走男は折れたナイフを投げて光輝に突撃した。光輝はそのナイフの柄を普通に受け止め迎え撃った。·····と言っても暴走しているからその戦闘スタイルはヤンキースタイルだから光輝はカウンターを取って腹にギリギリ死なないぐらいの力を出して殴った。
「かハッ!!」
そう言ったと同時に紫色の気は無くなりそのまま気絶したのだった。
お疲れ様ですm(_ _)m。
人造人間編がやたらと長いなこれ。
光輝が竹刀を構える所はSAOのアリシゼーション編のop2のRESISTERの最初の所を思い浮かべてくれたらいいです。
(*´∇`)ノ ではでは~