絶望を超えし戦士   作:レオ2

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こんにちはこんばんは。
続きです( *・ω・)ノ。
ではどぞ(っ´∀`)っ


〜迎合〜

 土曜日 光輝宅

 

 

「・・・おはよう」

「おはよう」

「おっはよう!」

「おはよう」

「おー、おはよう」

「おはよう」

 

 光輝が挨拶したら父、姉、母、おじいちゃん、おばあちゃんが返して来た。

 母が光輝に話しかけた。

 

「今日は起きるの遅かったわね」

 

 光輝は普段は家族の中でもランニングする為に早く起きるほうである。しかし、昨日の愛美に嫌われた事がショックで(実際は嫌われてないのだが)中々寝つけなかったのである。

 

「うん。ちょっと寝坊しちゃった」

「ふーん、そうなの」

「そうなの」

 

 光輝は家族が大好きだ。よく心配してくれる母、勉強を教えてくれる父、普段はお調子者だが頭が良くて、弟思いの10歳くらい離れてる姉、よくお話してくれるおばあちゃん。そして自己防衛用の武術と剣道を教えてくれるおじいちゃんである。家には小さな道場もある。

 特に光輝はおじいちゃんとよく一緒にいた。教えられる時は厳しいがそれに伴い上がる実力が嬉しくて嬉嬉としてよく学んでいた。あの村田に殴られた時避けようと思えば普通に避けてカウンター浴びせる事が出来た。それをしなかったのは先生にこいつこんなやつですっていうの教える為っていうのと痛い目に合わせたくなかったというそんな優しさである。

 

「何か考え事でもしてたの?」

「し、してないよ」

「ふーん」

 

 ぶっちゃけると家族全員『あっ、愛美ちゃんの事だな』と察していたのだが悩んでる時は普段はしっかりしてるのだが愛美関連になるとポンコツになる光輝が可愛くて突っ込まなかった。因みに光輝自身は愛美の事は友達と思ってるが自分の思いには気づいてない。

 

「お、おじいちゃん、今日も稽古しよ!」

 

 母の視線が痛かったので話を変えた。露骨である。

 

「おう!」

「うん!」

「今日は愛美ちゃんに会わないの〜?」

 

 と姉が言ってきた。いじるのが好きなのである。

 

「毎日会ってる訳じゃないし...」

「へぇー」

「べ、別に良いでしょ!」

 

 そんな最後の賑やかな朝が過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日 夜7時頃 愛美宅

 

 

 

「じゃあ行ってきます!」

「行ってらっしゃい」

 

 星を見たいならもうちょっと遅い方が良いのだが愛美の認識は取り敢えず暗かったら見えるだろうというそんな子供っぽい認識なのだった。・・・実際子供なのだが。

 

「ご迷惑かけないようにね。」

「う、うん。わかってる」

 そう嘘をつきながら光輝の家に行く振りをして高台に向かった。

 

 

 

 

 20分後 高台

 

 

 

「着いた〜。ふぅ、疲れたー。」

 そう言って高台のベンチに座る。

「わあ、お星様が下にいた時より見える〜!綺麗だな〜」

 そして思い返されるのは昨日の光輝の事

「・・・なによ、こんなに綺麗じゃん、光輝の嘘つき。」

 

 愛美には知る由もなかったが光輝は昔に山の頂上付近でキャンプした事があり、その時の星空と比べたからあまり星見えないと言ったのでありその後に見に来たこの普通より多少高いだけの高台から見える星空では満足出気なかっただけである。

 まあ、それを言わない光輝も悪い。

 

「・・・光輝と見たかったな」

 そう無意識に言ってしまう。

「へぇ、君みたいな可愛い子にそう言ってもらえるなんてその子は果報者だな」

「だ、誰!?」

 

 バッといきよいよく振り向いていたのは1人の男性だった。

 世間的に見ればイケメンの部類に入るであろう顔とよくジムにでも行くのだろうか

 引き締まった体型をしている人だった。

 

「待っ、待った待った!怪しい者じゃないよ!」

 愛美の射抜くのような視線に思わずと言った感じでそう言って降参のポーズをする。

「えーと、座ってもいいかな?」

「・・・どうぞ」

 そう言われて隣のベンチに座った。

「・・・あの」

「ん?なんだい?」

「もしかして、天才科学者の笠木理玖(りく)さんですか?」

「そうだよ。いやー君みたいな可愛い子ちゃんにも知られてるなんて光栄だなぁ。」

「いえ、この前たまたまテレビで見ただけです。」

「そうなのか。」

「はい」

 また無言になり

「君がさっき言っていた光輝君ってのはどんな子なのかな?」

 ちょっと不機嫌そうな顔で

「なんでそんな事聞くんですか?」

「君にそんなに思われてる子がどんな子なのか知りたいだけだよ。」

「・・・・・・」

 愛美は言うか迷った。が、別に減るもんじゃないと思い言い出す。

「・・・同じ学校で同じクラスに通ってるクラスメイトです。」

「へー、それだけ?」

「私虐められてたんです。この青い髪と目のせいで。『ガイジン、ガイジン』って言われて、どんなに違うって言っても聞いてくれなくて、もう泣くことしか出来なかった私を助けてくれたんです。」

「ほう、かっこいいじゃないか。その光輝君」

「はい!私もそう思います。それにあんな事言ってくれた時は凄く嬉しかった。」

「あんな事って?」

「私を虐めてた人は先生怒られて謝って来たんですけど、やっぱりまた虐められるかもしれない。そう思ってたら怖くて怖くて。そんな時に光輝にどうしたの?って聞かれて正直に言ったんです。『怖い』って。そしたら『愛美が危ない時は絶対僕が守るから大丈夫!』って言われて、そうしたらもう怖く無くなったんです。」

 

 自分の誇りに思う話なんだろうか凄く誇らしげに語る。

 笠木の不敵な笑みに気づかずに。

 

「へぇー、じゃあさしずめ光輝君は君の王子様って事かな?

「お、王子様って」

 一瞬で頬を赤くする。

「それでその王子様とは今日は一緒じゃなかったのかい?」

 愛美は暗い顔になる。

「・・・いえ、誘ったのに行かないの一点張りで。子供だけなんて危ないって。」

「まあ、確かに子供だけでは危ないけど星を見るだけなら別に危なくないと思うけどなー」

「光輝はもう何年も前から世界中で起きている無差別殺人に狙われたらどうすんだよって言ってました。」

 それを聞いた瞬間笠木の表情が変化した。所謂悪い顔である。

「・・・へー、でもその彼の言う事もあながち間違ってないと思うけど君はなんで言う事聞かなかったのかな?」

「だってそれが起きているのは世界中なんですよ?そんなたまたま日本、それもここら辺にいる可能性なんて殆どないのにビビる方がおかしいんです。」

 沈黙の時間が過ぎて

「よいしょ」

 そう言って笠木は立ち上がった。

「帰るんですか?」

「ああ、探し人は見つかったからね。」

「誰を探してたんですか?」

「それは今にわかるさ」

「?」

 分からないと愛美は思った。自分が来た時は誰もいなかったし、この人がここに来てからも誰かを探してる素振りを見せなかったからだ。しかしまあ、自分には関係ないだろうと思い会話する。

「そうですか」

「あー、そうだ。1つだけ言っていいかな?」

「なんですか?」

 笠木が近づいてくる。

「君はさっきそんな無差別殺人者がこんな近くにいる可能性なんて殆どないって言ったね?」

「は、はい」

 愛美の体が嫌な予感で埋められていく。

「でもね、覚えといた方がいいよ、可能性を0にしない限り油断しちゃダメだよ!

 そう言って勢いよく愛美をベンチに押さえつけた。

「な、何するんですか!」

「何って今君が言ったじゃないか!無差別殺人の事をね!」

 そう言って笠木は狂気の顔になった。

「ハハハ!ちゃんと光輝君に言われた通りに来なかったら殺されずにすんだのにねえ!」

「え、う、嘘」

「君には残念だが本当何だよね。ひひひ!」

 愛美は恐怖で動けない。

「まあ君のエネルギーを貰った所でそんなに今と変わらないだろうから選ばせてあげるよ」

 そう言ってナイフを取り出した。

「これはね、ただのナイフじゃないんだよ。刺した人間の生体エネルギーを刺してる限り奪い続けるんだ。聞いた事ないかい?ほぼ皮だけの死体ってのを?」

「あ、あ」

「そうさ、あれは僕がやったんだ。僕の壮大な実験のためにね!」

「さ、さっきは。さ、探し人が見つかったって・・・」

「あー、あれかい?それはね、君だよ」

「え、な、なんで?」

「次はこの町の誰かを殺そうと思ってたんだけどね、出来るだけ生体エネルギーを持ってそうな人をね。しかし、君は大人になったら美人さんになりそうだから君に急遽変更したのさ。」

「な、何を?」

「簡単な事さ、君が僕のものになるかそれとも、ここで死ぬか。それを選ばせてあげるよ。」

 

 小一にえらい事言うやつである。

 

「こんな事してても、誰かがすぐに来てくれるわよ」

 苦しそうに言う。

「残念だがこの高台はお昼ならいざ知らず夜になると殆ど人なんて来ない。既に調査済みだよ。そしてこの高台からの逃走ルートも調べてある。僕が何度も世界の低脳な警察から逃れてるを忘れてるのかい?」

 笑って希望を断つ

「さあ、どっちだい?僕の女になるか・・・、ここで殺されるか。さあ、選べ!」

「光輝が・・・助けに来てくれる、はぁはぁ、もん」

「ハハハ!来るわけないだろう!行かないって言ったんだろう?」

「来る・・・もん。だから誰があなたの・・・女になるもんですか!はぁはぁ、私は光輝のお嫁さんになるんだもん!」

「そうか、ならば僕の崇高な実験のために死ねー!」

 ナイフが愛美めがけ振り下ろされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちを見ろ!

「な、何!?」

 振り下ろす瞬間そんな声が聞こえ笠木の視界を光で埋められた。

「く、な、何だ?」

 ダン!

 何かが蹴られる音が聞こえ

「グワーッ!」

 笠木が吹っ飛んだ。

「何だ、何が起きた!」

 そんな笠木の前にはこの高台の入口にあったドッヂボールが転がっていた

「な、な」

 驚いて前を見ると愛美の隣に笠木にとっては見知らぬ竹刀を2本背負って手に懐中電灯を持ってる少年が笠木を睨んでいた。

「だ、誰だお前は!」

「こう・・・き」

 愛美の顔も驚愕と安堵の顔で埋まっている。

「きて、くれたんだ。」

 光輝が優しげな顔で振り返った

「うん。良かった。間に合って」

 笠木が声を荒らげて聞いてくる。

「何だ、なんなんだお前は!」

 再び前を向きながら答える

「西沢、光輝!」

 

 後に世界をかけて戦う2人が迎合した瞬間だった

 

 

 

 

 

 




なんかヒーローぽく書くのは苦手だな〜。
しかし頑張るであります。
あかんなー序章が思ったよりも長くなりそうやな。
というか最早序章って言うのかこれ?
まあいっか。
続き楽しみにしててください(*・ω・)*_ _)

今の所1日1つとしてますが偶にでいいからもっと文字数を長くしてくれーとかいう人いますか?という質問

  • 今までどうりでいい。できるかは分からない
  • 時間をかけて文字数多くしてくれ

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