では─=≡Σ((( っ゜∀゜)っ
セルゲーム会場から少し離れた所、そこに光輝は来た。そして目の前にいる光輝からすれば恨みがありまくる人物に刺々しく声をかけた。
「こんな所で会うとはな・・・お前達はよっぽど暇なのか?」
それに背を向けていた男・・・仮面の男が振り向いてきた。光輝は今更どうでもいいが目も見えてないのにどうやって見てんだろう?と変な事を0.1秒で考え捨てた。
「ふっ、さあな。」
光輝は仮面の男の後ろから来た白い男・・・シーラスにも目を向けた。
「警告だ。これ以上邪魔すれば正義の為の犠牲になってもらう。」
「・・・お前達が何を持って正義とするのか全く知らないし興味もないがそれではいそうですかと退くと思うか?」
そう言いながら光輝は二刀を構えた。そしてその二刀に千鳥が宿った。だがその時光輝は仮面の男の何か·····憎悪が膨れ上がった気がした。いや、恐らくしている。その時光輝の隣に光が降ってきた。そこから出てきたのは
「悟飯さん・・・」
それに悟飯は頷きシーラスと対峙した。シーラスはそれに舌打ちをした。
「この戦いは元々この歴史には無かった。だから僕も戦えます。」
・・・まあこの時代の悟飯が来たら不味いがそれはないだろう。今セルと戦ってるのだから。
「・・・お前とは全力だ!」
そう光輝が宣言したと同時に光輝の金色の光が膨れ上がった。そして青白のスパークを纏い超サイヤ人の時よりも逆だった髪に・・・超サイヤ人2になった。
「ちっ!」
そう舌打ちした仮面の男。どうやら悟空達みたいに戦いを楽しむなんて事はないらしい。光輝は一瞬で仮面の男の前に詰め寄りウォーリア・ビヨンド・ディスペアーを振りかざした。だがその時仮面の男が後ろに手をやり出してきた真剣を見て少し目を見張った。そしてぶつかり合い光輝は無理やり仮面の男を弾いた。
「グッ!」
そう言いながら一回転し止まった。光輝はそんな仮面の男が持ってる真剣を見る。そして仮面の男は光輝が自分の真剣を見てる事に気が付き仮面の下で少し笑って言った
「これが気になるのか?」
「・・・気の所為だといいのだがな。」
仮面の男が握っている真剣・・・それは光輝の祖父、西沢武蔵の持っていたものに少し形など違えどそっくりだった。だがそんな訳はない。光輝の祖父の真剣は1度打たれ直されそしてその2年後に再び打たれ直され今の光輝の右の剣・・・ウォーリア・ビヨンド・ディスペアーに宿っているのだから。
「ふっ!」
そう言いながら光輝はまた距離を一瞬で詰めて剣を振り下ろした。それを仮面の男は真剣で受け止める。それにより火花が出たが2人は何処吹く風というふうに斬り合いを始めた。
「ちっ!」
光輝の振った二刀が仮面の男に掠り仮面が一部頬の部分が取れた。そこから肌が見える。だからって光輝は剣を振るのを止めない。光輝が押している。光輝は紙の棒時代から入れてもう10年二刀流なのだ。その内3年間は命懸けの戦いで磨いてきた剣なのだ。そんな光輝の二刀流が弱い訳ない。
「くっそーーっ!」
そして焦ったのか仮面の男は大振りな一撃を上段から振り下ろしてきた。その剣を二刀流防御技《クロス·ブロック》で止めて弾いた。
「がァっ!」
光輝はこれが好機と寸瞬で考え千鳥を更に大きくした。そして噛み締めるように言った
「シャイン・ビヨンド・ディスペアー!!」
そう言ってALOにいる時とは比べ物にならないスピードで弾かれて体勢を崩している仮面の男に一瞬で詰め寄り真一文字に斬って思わずというふうに仮面の男は血を結構出しながら少し後退した。だがここでは終わらない。光輝は舞空術で飛び上がり剣を持って高速前回転をして斬りつける。だが仮面の男はギリギリ真剣でガードした・・・だが千鳥がそのガードを突き抜け仮面の男の動きを痺れで止めた。光輝は高速回転の後そのまま仮面の男の後ろに突き抜け直ぐに回転しながら再び前に来ながら斬った。また血が出るが光輝の知ったこっちゃない。こいつらのせいで誰かが死ぬなら今ここで倒す。そして光輝は右の剣で顎を跳ねさせ浮かせるのと同時に仮面の男に背中を見せ着地した瞬間にバク転で仰向けに吹き飛んでる仮面の男に追いつき滅多斬りにした。
「これで·····終わりだーーー〜っ!」
そうして光輝は仮面の男が地面に着くのと同時に右の剣を胸元に突き刺そうとした。だがその時・・・
「調子に・・・乗るなーー〜っ!」
そう痛みを我慢し仮面の男は叫び気を解放した。光輝は油断はしてなかったが突き刺そうとしていた剣ごと自分を弾かれて少し吹き飛び着地して仮面の男を見る。ボロボロだ。当たり前だ。光輝でも自分で受けるのは嫌な超連撃を放ってほぼ全て当たったのだから。現に仮面の男は剣を突き刺してそれを杖代わりにして立っている。
「お前らの動機なんてどうでもういい。お姉ちゃんやキリト達を殺そうとした。絶対に許さない!」
そう言って再び気を吹き上がらせた。
「どうでもいい·····か。」
そう仮面の男は呟き笑ったような気がした。
「そうだろうな・・・お前からすればどうでもいいよな。そもそも認識すらしてないのだから。·····それが人間の醜さ・・・お前にはそれがないと期待したがどうやら無駄なようだ。」
どこか諦めな声で言った。光輝としては真意を聞きたいがそんなのはここで倒せば関係なくもう歴史が変わることもない。そう思いトドメをさそうとしたが。その前に仮面の男の隣にシーラスが降り立った。光輝の横にも悟飯が降り立つ。悟飯は無傷なのに対してシーラスは結構ボロボロである。だが何か企んでいる顔だ。
「ここは退くぞ。」
そう言った瞬間に光輝は剣を一瞬で消して気弾を放った。みすみすと逃げられてたまるかと・・・だがシーラスはバリアを張りそれを防いだ。そして光を纏った。仮面の男も光に包まれながら恨めしそうに言った。
「今回の勝ちはくれてやる。だが俺は絶対に全てを滅ぼす。」
本当は光輝と悟飯も殴り込みに行きたいのだが逃げる為の対策をしてないわけないと考え深追いは止めた。そして完全にいなくなった事が分かると光輝は1度超サイヤ人に戻った。そして悟飯に言った。
「悟飯さん。ありがとうございます。」
「いや、間に合って良かったよ。」
そんな悟飯は涼しい顔をしている。そんなに疲れてないんだろう。だが少し厳しめな顔をして言った
「あいつらが犯人か・・・。」
それに光輝は頷いた。だが光輝はあの仮面の男が持っていた真剣と仮面が所々無くなり声が少し聞きやすくなったのだが・・・まあそれでも曇ってるが前よりも聞きやすくなりその声が光輝は誰かの声に似ていると思った。だがそれ以上は分からなかった。今度会った時には絶対に仮面をぶっ壊してやると思いながら中途半端に出してた剣を再び出して出しっぱなしだった鞘に納めた。
「・・・この気は·····あの時か」
そう悟飯がセルゲームの会場に向けて呟いた。光輝はセルゲーム全てを・・・というより正しいセルゲームの流れは分かっていない。最後に悟飯が勝つという事しか知らない。だから悟飯のこの一言に?をつけて自分もセルゲームの方に向けて気を感じてみた。
「・・・あれ?セルの気が小さくなってる?」
そう、気が小さくなってるのだ。だがなぜ?となっていたが悟飯が言った。
「あれでもセルの気は僕の知ってるのよりも大きいよ。つまり・・・まだ改変はある。」
それを聞き光輝は悟飯を見て聞いた。
「じゃあ次は・・・」
「うん。この時代の僕の事をお願いします。」
そう言って悟飯は時の巣に帰って行った。光輝は深呼吸した後セルゲームの会場に戻った。
お疲れ様です(*`・ω・*)ゞ
悟飯、変身もせずにシーラスボコボコにするの巻·····まあ書かなかったんですが。そして光輝も敵さんをボコボコにする。敵にかける情はねえ!って感じですね。
(*´∇`)ノ ではでは~