Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございますm(*_ _)m。
5影が光輝について少しフランクに話し合います
⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!


5影会談

 サスケさんが久しぶりに里に戻って来てまた旅立って少し経った今日は何やら里がいつもの雰囲気では無かった。それもその筈今日はここ木ノ葉隠れの里以外の里の長たちも集まって何やら会議が行われる日とか何とか。それを五影会談というらしい。何か凄い貫禄のある名前だな。やっぱり強いのだろうか?

 

(って何か悟空さんみたいな事を考えたな。反省反省。)

 

 そんな俺の目の前では何やらイワベエとメタルが喧嘩をしている。喧嘩の理由は5影の中で誰が1番最強なのかを言い争っている。イワベエはナルトさんが最強に決まってるだろ!と言いメタルは時と場合によります!と言い合ってる。だけど今は授業中だから俺は2人の間に入りそれぞれ拳と蹴りを両手で止めた。

 

「はい、そこまで。強さを比べたくなるのは分かるけど授業中なのを忘れるな。少しはシノ先生の疲れを労われ。」

 

 このクラスは本当に疲れる。シノ先生の精神力が凄い。·····まあ1回吹っ切れたから最初よりはましなのだろうがそれでも疲れるもんは疲れる。

 

「続きは放課後どっかでやっとけ。」

 

 と言って俺は離れた。今は手裏剣の授業中である。だからあちらこちらで手裏剣が投げられている。俺も一応ナルトさんの世界から帰った時に手裏剣の練習をしたから素人ではない。·····まあそれでも手裏剣はイメージして出したのと同時に空間から投げ出すイメージでいつもやってるから自分から投げる事は偶にしかないけども。急激なカーブや2つの手裏剣をぶつけてコースを変える事位なら出来るようになってる。

 そんな中でやる気を漲らせながら投げた手裏剣を全てど真ん中に入れた人物がいた。うちはサラダ、サスケさんの娘でうちはの血を引く少女である。成績は優秀、そしてナルトさんについて行った先で何かあったのか戻って来た時に火影になるという夢を持った。それまでは忍者って何?とかいうこの世界では哲学的な事を考えていた。それが夢を持ち真っ直ぐに進んでいる。そしてうちは一族だけが発現出来る血継限界·····写輪眼も開眼しうる少女である。

 

(·····俺の眼ももしかしたら写輪眼に似ているのかもな。)

 

 写輪眼の開眼条件·····愛情の喪失を感じて深い悲しみ怒りの感情に飲まれた時・・・割と俺があの眼を出来た時の状況に似ている。まあ別に俺はうちはでも何でもない一般の家庭だから何故俺の眼が変色などして力や記憶力などの効果を発揮出来るのかは知らないしもうここまできたらあんまり興味無いが。

 そしてそのサラダから目を違う所に向けるとボルトは集中して贅沢に5つの的に5つの手裏剣を投げた。だが

 

「あーーっ!クソ!」

 

 確かに全て的には当たったがど真ん中にはほど遠い。螺旋丸のゴムボールの修行が上手くいかないのも合わさってストレスが溜まっているのかもしれない。

 

(流石にそろそろそのストレスは解放させてあげないと駄目か。)

 

 俺の成功ばかり見せたって劣等感を感じてしまう。それだけは駄目だ。別に俺は悟空さん達が圧倒的強いと知っても劣等感は持たなかったし今も持ってない。悟空さん達は悟空さん達で俺は俺って分かってるからだ。だけどボルトは偉大な父親と比べられてそれが嫌だった事もあってそういう事は割と気にする。今はずっとマシだけどな。俺はボルトに近寄り言った

 

「先ずは2つからやってみたら?」

 

「わ、分かったってばさ。」

 

 そう言って2つ手裏剣を投げた。そうすると1つはど真ん中に入りもう1つはど真ん中の隣に入った。

 

「まあ手裏剣影分身が出来るようになったら手っ取り早いけどあれ影分身より難しいからな。」

 

 俺も最近知って練習中だし。ボルトは悩んだ顔をするが

 

「無い物ねだりしてもしょうがないってばさ。」

 

 そう言って黙々と手裏剣を投げ続け周りはそんなボルトを意外に思っていた。あのいつもボルトと喧嘩する回数が多いサラダでさえ目を丸くしてる。クラスのボルトのイメージは·····まあ天才で要領がよく授業を真面目に受けてない事が多いのに頭が良い。だけど努力はしてなさげのクラスメイト、そんなイメージがあったからだ。それが今は光輝の言う事を聞いて手裏剣を投げている。そんなボルトを意外に思うのはしょうがなかったのだった。

 

 俺は今日もボルトの修行に付き合って放課後一緒に歩いていた。

 

「今日も演習場に行くのか?」

 

 とボルトが聞いて来たから俺は少し考え偶には気分を変えてやるのも良いかとなり指をある所に指した。

 

「あそこでやるか?」

 

「···何か面白そうだから良いってばさ。」

 

 と言って俺達はその場所に向かい着いた。そしてそこからの景色を見て思わず深呼吸した。俺達がいる場所はナルトさんの火影岩の上だ。里を一望出来るここなら新鮮で良いんじゃないかな?と思ったのだ。そして俺はゴムボールを渡した。

 

「よし!今日こそ!!」

 

 そう言って始めたのだった。

 

(まあ今日中にはゴムボールも出来そうだな·····あとは留めるの段階か、まあそれはあの方法でショートカット出来るか。)

 

 一方その頃ナルトは五影会談を行ってサスケの調査の結果やそれで分かった事を伝えた。そして新たな敵の出現予測が何時なのか分からない事に少し暗い面持ちになる。昔の五大国が争っていた時代とは違い今は平和だ。だがそれ故に忍びのレベルが下がっていってる。もしナルト達の時代ではなくそれ以降にその新たな敵がやってきても勝てる保証はどこにもない。だがナルトはそれに異を唱えた。例え争いが無くとも友と競い合ったりする事は出来る。それが強さになる。それはここにいる5影全員が知っている。

 そして少しそれぞれ過去に思いを馳せていたがそんな時間を終わらせ岩隠れの里の長の黒ツチが風の噂で聞いた事をナルトに聞く

 

「木の葉のアカデミーの空から降ってきた少年がいたと聞いてるが?」

 

「ああ、光輝の事か」

 

 とナルトは少し苦笑いしながら返した。その話に他の影も興味が出たのか聞いてくる

 

「何故空から?」

 

 いきなり空から降ってくるなど聞いた事がない。その可能性があるのは空を飛んでいきなり落ちたとかそういう事じゃないと起きえない。

 

「まあそれはあいつにも事情があるから言えねえけど·····敵じゃねえから安心してくれ。」

 

「·····本当だろうな?何だか木の葉に戦力が揃いすぎてる気もするが?」

 

 と少し茶化すように黒ツチは言った。黒ツチもその少年·····光輝が強いとは思ってない。光輝の強さを見ていないのだからそれも当然だがここでナルトは少しやらかす

 

「いや、あいつ俺やサスケよりも強いと思うぞ?」

 

 その瞬間少し空白が生まれた。シカマルは余計な事を言うなという風に頭に手を当てた。そしてナルトの親友であり砂隠れの里の長、我愛羅が少し信じられないという声で聞く

 

「冗談か?」

 

「いや、あいつがまた来た時から戦った事はねえけど分かるさ。あいつは俺と初めて会った時からとんでもなく強くなってる。まだ隠し玉を何個も持ってそうだしな。」

 

 ナルトはまだ知らないがボルト達に使って見せた空切り、武装完全支配術に記憶解放術、そして最初の時にはあんまり見せなかったアインクラッド流の技達に自分達が教えた影分身や飛来神などなど。それから超サイヤ人1、2と超サイヤ人3相当の変身も鵺の異界からの脱出以外で使っていない。と言うより界王拳や変身をしなくてももう今の光輝はあの時のターレスなど100人同時に来ても1人で殲滅など朝飯前だ。

 ナルトは窓の所まで歩いて里を見下ろしながら言った

 

「だけど敵じゃねえ。それはあいつと一緒に戦った俺やサスケが知っている。」

 

 だけどそれではいそうですかと言ったら5影のメンツが少し危ういので雲隠れの里の長·····ダルイが聞く

 

「・・・何でそんなガキがこの忍界にいきなり現れた?」

 

 そりゃあそうである。そんなに強いなら噂になる筈・・・それも火影と一緒に戦った事があるのだから1つくらい噂があっても良い筈なのだがそんなのは寡聞にして聞かなかった。5影が怪しむのは無理ないだろう。

 だがナルトはあまり光輝の事を言いふらしたくはない。本人から話すなら兎も角自分から話すのは駄目だろうと。

 

「・・・すまねぇ、あいつがどこから来たのかは言えねえ。ただ敵じゃねえのは確かだ。それは信じてくれ。頼む」

 

 そう言って頭を下げた。里の長が頭を下げるのは本来好ましくない。しかしナルトは光輝の為に頭を下げた。絶対に光輝は敵じゃないと伝える為に。少し沈黙が場を支配したが我愛羅がふっと笑って言った。

 

「お前がそこまで言うなら信じよう。」

 

「我愛羅·····」

 

 周りを見るとしゃあないかみたいな顔が多数だったがナルトはまた頭を下げてお礼を言った。そして一行は会談を終えた。そんな時窓を閉めてる部屋にも聞こえる程の歓喜の声が聞こえた。

 

「やったーーーー〜っ!出来たぜーーーーーっ!」

 

「今の声・・・ボルトか?」

 

 ナルトは思わず窓を開けて声のした方向を見たが見えなかった。まさか何かイタズラしたのだろうかと·····まさかの火影岩に落書きしたのだろうかと冷や汗を出してたナルトが少し面白く4影は言った

 

「見に行ったらどうだ?」

 

 もう会談は終わった。少し位なら問題ない。ナルトはお礼を言って火影屋敷の屋上に走って行った。4影も面白そうと思いついて行った。そして屋上から声のした方·····火影岩のナルトの所を見れば頭らへんで2人のボルトが未だに凄く喜んでいた。

 

「ぼ、ボルト?」

 

 というナルトの声が聞こえたのだろうか?2人のボルトが下を見てナルトを見つけて掌を上にして突き出した。そしてそこにあったのは

 

「あれは·····螺旋丸か!?」

 

 何故か少し小さいかボルトの掌にあったのは間違いなく螺旋丸だ。アカデミー生の段階で会得難易度Aランクの術を会得した事に少なからず影達は驚いた。

 

「出来たってばさーーっ!」

 

「·····こりゃあ本当に俺達を超えてくるかもしれねえなぁ。」

 

 とダルイが少し微笑みながら言った。そしてその視線をボルトの横辺りに向ければ蒼い羽織に赤いインナーに蒼色の帯に黒色のズボンを履いてる光輝を見た。

 

「あの子か?」

 

「ああ。」

 

 光輝は喜んでるボルトを微笑みながら見ていた。そしてナルト達の視線に気がついたのかナルトを見て口パクで出来ましたと伝えた。

 

(ボルト、お前は強くなれる。挫折や後悔だってきっとする事になるだろうけどお前はそれを乗り越えて立ち上がれる力を持っている。それが強くなる為に必要な事だよ。)

 

 ボルトは未だに嬉しさの笑みを浮かべているのだった。

 

 

 




お疲れ様でしたm(*_ _)m
ボルト・・・螺旋丸習得!ただしまだ1人では出来ません。最初はアニメ版通り1人でやろうとしたけど光輝が先ずは影分身を使ってやってみろと少年ナルトスタイルを勧めてボルトは不承不承やったが元々チャクラコントロールも抜群だった事もあり割と早く螺旋丸出来た。そして直ぐに1人でも螺旋丸が出来るようになります。

アンケート途中経過言うとボルトは不正なしが断トツですね( ´ ▽ ` )やっぱり皆あの空気は辛いか。うん。
じゃあ次は修学旅行編です
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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