中忍試験です。但し1次試験、2次試験はダイジェストです。アンケートでボルトは不正無しだったので不正してません。
何十の罠をかけた先にある次元のシーラス達のアジト。そこでは仮面の男が不貞腐れて寝そべっていた。仮面が邪魔な事に気がついたからシーラスに取ってくれと言ってもダメだの一点張り。
「お前の望む世界の為だ」
と言うだけだ。確かに自分もそれの為に動いているから良いんだが戦いでは邪魔だろこれはとか思っている。そんな男はイラつく感じの気が来たのを見て上半身だけ上げる
「コテンパンにされたみたいだねぇ」
そんな案の定馬鹿にしたような声色で言う男·····笠木にイラつきながら返す
「黙れ、俺は負けた訳じゃない」
ここに第三者がいれば「いや負けてたじゃん」と返されるが笠木は首を竦める。
「誰にコテンパンにされたのかは知らないけどさ、約束は守ってもらうよ」
男は光輝にもそうだが笠木にも割とイラついている。いや、イラつき度で言えば笠木の方が高い。自分の潜在的な何かからもう好きとは真逆の感情を持っている。自分はシーラスと笠木に合流する前に仮面を被って一部の記憶を無くした·····と言ってもきちんと家族の顔や愛してた人の顔は覚えている。·····家族の内1人だけ記憶が落ちているが。忘れてるのはその1人の家族と自分の名前とその家族と愛する人の名前だけだ。
笠木の言葉に答えたのは男では無く見回りに行っていたシーラスだった。
「ああ、我々の目的の半分地点まで行けばお前を元の世界に力を与え返してやる。その後は好きにすれば良い」
笠木はシーラスに救助された後にシーラスは計画を話し協力させた。笠木は最初反抗しようとしたが圧倒的なシーラスの力を前に自分にも力を与え元の世界に返すのなら協力してやると言う条件で仲間になった。しかし黙々とあの生体エネルギー吸収ナイフと暗黒魔界の科学者トワが残したダメージエネルギー変換効率の資料読みながら作るダメージエネルギー回収装置を作ったりしてるばっかで流石に笠木も飽きてきた。2年前は仮面の男に自分も再生出来るようにしろと言う要望を受けその間は暇つぶし出来たが今また暇になった。長い。笠木は再び仮面の男に向く
「君も無様だねぇ。あれだけ吠えていたのに」
男は光輝に殴り込みに行く前に自分の力に酔ってるぜ発言を割としていた。しかし帰ってきた時にはめちゃくちゃイラついていた。蒼眼と赤眼を使ったのにも関わらず光輝を殺す事が出来なかったからだ。それも光輝は蒼眼と赤眼すら使っていない超サイヤ人2の状態でだ。そしてそれ所か自分がコテンパンにされていた。それがイラつきの原因だ。笠木はシーラス達が誰と戦っているのかは知らない。
笠木はいい気味だとか思っていた。笠木もどういう訳かこの仮面の男が嫌いだ。それも初めて会った時からだ。だからこその反応だった。
「黙れ雑魚が」
そう言いながら男は立ち上がりどこかへ向かう。シーラスはため息をついて言う
「お前達はもう少し仲良くなれないのか?」
·····シーラス自身はこの2人が潜在的に仲良く出来ない理由を知っている。でも仲間割れはマイナスにしかならない。笠木が男と同じ位強かったらライバルになるかもしれないが男の方が圧倒的に強い。それが余計にマイナス要素になる。
「嫌だね。あいつが僕に服従するのなら考えなくもないけど」
そんな土台無理な事を言われシーラスはまたため息をついたのだった。
★★★★★
光輝は晴天の空を見上げ
「いい天気だな〜」
と呑気な事を言っている。そんな光輝が今いる場所は木ノ葉隠れの里の中忍試験第三次試験のトーナメントをする為の場所のコロシアム的な所だった。その観客動員数はめちゃくちゃ多い。
「さあ、アカデミー時代からの進化を見せてもらおうかな。」
と光輝は言っている。木ノ葉に帰ってきてから光輝は再びナルトの家で居候を始めた。そしてボルトが何と光輝に弟子入りを志願してきた。光輝が戦った敵の様な存在が来た時対抗出来る力が欲しいと、下忍になってからの戦いの中で思ったんだと。しかし光輝は断った。何故なら自分はそもそもブロリーを倒せば去る。そんな何時になるか分からない曖昧な期間で弟子にする訳にはいかなかった。しかしそれでは何か可哀想となり光輝はサスケにその話を持って行った。ボルトの眼の事もあるし監視の意味合いでも良いだろうとなったのだ。
結果ボルトは里にさ縛られず旅をしているサスケの事が「カッケーーっ!」となり弟子入りした。最初サスケは弟子入り条件として螺旋丸を要求したがあっさりとクリアした。
俺は観客席でうろうろしていたらサクラさん達親組がいた。どうしようかと悩んでいたらサクラさんに気付かれ声をかけられた
「光輝君」
まあ別にスルーしなくてもいいだろうと考え光輝は近づいて行った。
「お久しぶりです、皆さん」
そこに居たのはサクラさんの他にシカダイの母のテマリさんにいのじんのお母さんのいのさんだ。何かサクラさんが隣を開けてくれたから座る。
「サスケ君との旅はどうだった?」
サクラはサスケの旅について行っていた時期もあったがサラダが産まれたからついて行くことは無くなった。だから光輝から話を聞きたかったのだ。光輝は少し考え心底思った事を言った
「よくあんなに旅を続けられるなぁとは思いました」
前光輝が思った通り割かしメンタルやられる。しかしサスケは文句を言わずに黙々と旅をしている。それが光輝にはすげ〜となったのだ。
「あっ、でも新しい火遁教えてくれました」
遺跡回ってた時に偶に白ゼツが襲いかかってくる。その時に豪火球の術で光輝は蹴散らしたのだが威力不足で倒し損なった時がある。その時はもう気功波でさっさと倒したが豪火球の火力が最近足りなくなってると光輝は少し悩んだ。
そんな光輝にサスケは珍しく火遁の威力を強める方法と新しい火遁を教えた。豪火球の術を光輝はサスケの歴史を見て自力で覚えてから約1年なんて凄い年月で出来る様になったがサスケが教えてくれた新術·····「火遁・豪龍火の術」は2週間程で出来た。これはめちゃくちゃ分かりやすく言えば豪火球の進化技的な奴だ。
「サスケ君が自分から教えるなんてね。」
とサクラは驚いた。サスケは光輝も思ってる通りナルトといればその限りではないが基本寡黙で自分から何かを教えようなどとする事は少ない。それを知っているからこそ驚いたのだ。そこからは少し旅の話をしていたが帰ってきた辺りの話になった時にいのにそう言えばって感じで言った
「中忍試験第1試験は面白い試験だったみたいですね。サイさんが出したって聞いてますよ」
「私もあれはびっくりしたわね。」
中忍試験·····名前の通り中忍になれるものの素質を見極める為の試験だ。忍は下忍・中忍・上忍、そして何か突出した事があれば中忍と上忍の間に特別上忍と言うものがある。中忍は部隊を率いるレベルになる。その為中忍になるのは単に強いだけでは無く集団を率いる統率力、戦局を見極める観察眼、判断力も見られる。例え優勝したとしてもそれらが無かったら不合格、優勝しなくてもそれらが伴っていれば合格になる。まあ光輝から言わせれば
「実戦で良い動きをする人を現場に寄越して欲しいところだけどな」
その言葉にお母さん達は苦笑いする。試験以外の場所で合否を決めるなど試験の意味が無い。しかし光輝は真面目にそう思っているしサスケもそう思うだろうと思っている。と言うより統率力、観察力、判断力で合否が決まるのであれば
(アスナさんとか···後は茅場も合格出来そうだよな、そういう点では)
今やキリトの婚約者になっているアスナの事を思い浮かべた。アスナはデスゲームとなったSAOでボス戦の時にレイド·····7人×7パーティー合計49人もの大部隊を率いてボス戦で戦っていた。ボスの攻撃パターンを見るや直ぐに的確な指示を出すその姿は今でも光輝の頭の中にある。本人はもう自分はあの時程強くないと言っているがやろうと思えば出来るだろうなぁとは思っている。まあデスゲーム何ぞもう誰もが嫌だろうけど。
(俺の場合は毎日がデスゲームだよな。)
確かに一応光輝は何回も死にかけたことがあるからそうなる。因みに中忍試験第1試験は
「マルバツ問題が試験なのは驚きました」
そう、いのの夫のサイが試験官だったのだがその試験の内容はマルバツ問題だった。つまり2択を選ぶ問題·····はフェイクだった。1次試験は先ず集合場所が2つあった。今回の中忍試験参加者の五大国の下忍達が集合する場所、そして色んな障害を突破した先にあるマルバツ問題を解答する2つ目の集合場所。その障害であっという間に試験を落ちるところもいる。ボルト達木の葉の下忍も障害を突破しマルバツ問題に赴いた。しかしマルバツ問題の問題が光輝にもボルト達にも全く分からなかった。だからボルト達はそれぞれ半分の確率で分かれた。
(どちらも不正解、その後の行動が肝心とはな。サイさんも味な問題を出すなぁ。)
そう、クイズ自体はマルもバツも不正解·····と言うより自分達で正解にすると言った方が良いのかもしれない。マルかバツかを選ぶ方法はマルとバツが書かれている方の上に乗るというものだったのだが何とそのマルバツの所が正解発表の時に破れ受験者達は皆真っ逆さまに落ちて行った。落ちて行った先には何と墨のプールがあり落ちて行く受験者が黒くなって行く。しかしそこからが本当の試験であり普段の修行の成果を発揮しその墨のプールに落ちなければ·····つまり黒くならなければ合格という事だったのだ。墨のプールを見て不正解になってしまったと諦めた奴、そんなやつに中忍になるたまはないという事だ。
(俺があそこにいたら多分反射的に舞空術で飛んでしまうけどな)
そんな身も蓋もない事を言うが黒くならなければ合格なので別に問題は無い。因みにこの試験を木の葉で通ったのはボルト・サラダ・ミツキの第7班、シカダイ・いのじん・チョウチョウの第10班、イワベエ・メタル・デンキの第5班、スミレ・ナミダ・ワサビの第15班だった。他には霧隠れの里から2チーム。雲隠れから1チーム、砂隠れから1チームだった。
俺はその後元アカデミー生を見つけたのでお母さんズと別れ向かった。そうしていたら何やら応援する気MAXなイワベエ達5班とスミレ達15班が席に座っていて俺はそのまま後ろから声をかけた
「よう、お前ら元気だったか?」
その言葉にイワベエ達は振り向き驚いた顔をした。そして何故かイワベエが腰を90度に折って礼してきた
「先生、帰ってたんですか!?」
何故か敬語になっているが光輝は頷いといた。
「まあな。サスケさんとこの前帰ってきてた。帰ってからは修行ばっかりしていたからな。」
そう言いながらイワベエ達の方の行き会場を見る。そこではボルト達第7班とシカダイ達第10班、そして雲隠れ1チームと砂隠れ1チームの面々が出ていたのを見て後ろのイワベエとスミレ達に言う
「お前らも惜しかったんだろ?」
それを聞いたイワベエ達は悔しげな顔で言う
「いや、俺達の力不足っす。」
「完敗でしたから」
中忍試験第2試験は旗の取り合い。相手の陣地にある旗を取ったら勝ちというルールだ。その第2試験でイワベエ達とスミレ達は負けた。イワベエ達は砂隠れの1チームに、スミレ達は雲隠れの1チームに。
ボルト達はボルトが水遁と雷遁の組み合わせで霧隠れの1チームを粉砕していた。自分の水遁と相手の水遁をかけあわし空中から雷遁を叩きつける割とえぐい方法だった。シカダイ達はシカダイの作戦であっさりと勝利。
「あの砂鉄使いが本当に強かったです」
デンキがそう言いながら砂隠れにいる砂鉄をコート状にしている少年を指差した。名前をシンキ。ナルトさんの親友で5代目風影の我愛羅さんの養子なんだそうだ。·····俺は櫂さん達の養子になっていた訳では無いが小3まで育ててくれた事には感謝している。だから恩返しする為に死ぬ訳にはいかない。·····まあもう櫂さん達よりもキリトや悟空さん達と一緒に過ごした年月の方が長くなっているが。
「砂鉄を自在に動かす、か。」
ちょっと大きい磁石を持ってきてあの砂鉄のコートを全部かっさらってみたい。·····まあこの世界確かに自然現象はキリトや俺が元いた場所と同じな所はあるがそこにチャクラと忍術という形で色々変わるから多分磁石じゃ無理かな?·····でもやってみたい。
その自由自在に操る砂鉄が攻防一体でイワベエ達は負けてしまった様だ。そんな事を思っていたら第3試験出場者の面々がボルトと雲隠れの下忍·····電子掲示板によるとユルイって子が残って対峙する。この2人が1回戦なのだ。その雲隠れの方を見た後スミレ達に向いた。
「それでスミレ達はあの雲隠れの子にだったけ?」
それに何故かナミダが涙ぐむ。トラウマ抉ったのなら御免。スミレは苦笑いしながら戦った時の事を言った
「ガムを使った術を使ってきたんです。」
「ガム?」
それを聞いて光輝はボルト達を見る。そして·····
「1回戦、木ノ葉隠れ、うずまきボルト対雲隠れ、ユルイ!始め!」
リーさんって言うメタルのお父さんが宣言したのと同時にボルトはクナイをユルイは二刀の刀を取り出し激突した。二刀の手数があるがボルトは難なくいなす。そして何やら会話した後ユルイが噛んでいたガムが唐突に膨れ上がりそれが爆発を起こした。そしてボルトは吹き飛ばされながらも体勢を取り直した。だけどそれがユルイには十分な時間だったらしくあっという間に周りはガム爆弾だらけになった。
「成程、波状攻撃って訳ね。」
あれなら近接特化のワサビも近づけなかっただろうしスミレも遠距離攻撃はあるにはあるがそれでも威力不足だったのだろう。ナミダのある意味一撃必殺は最悪味方も巻き込むから使えなかったんだろうな·····
「私があの時捕まらなかったら·····」
「もうめげんなよ。次があるよ。」
どうやらそういう訳でも無かったらしいな。予測が偶に外れてまう。
「·····だけど…ボルトには少し奥手だったな」
「え?」
スミレが素っ頓狂な声を上げたのと同時にボルトは手裏剣を2つ持ちそれらを雷遁を乗せ一気に投げた。ユルイはその手裏剣が来る訳ないと思いつつも一応確認する。その手裏剣はガム爆弾の間を綺麗にすり抜け抜けきった時にはユルイの45度手前にあった。それにユルイが目を見開いて逡巡している時ボルトは風遁の印を結んだ。
「風遁・裂風掌!」
その風遁によってユルイが出してボルトに迫ってきていたガム爆弾が風遁に乗って今度はユルイの方に突き進んで行った。
「あのガム爆弾は衝撃か術者の意思で爆発する。ならボルトの風遁なら押し返せる。」
「あっ」
スミレ達15班に風遁の使い手はいない。だから違う対処法をするべきだったがそれを考える時間も頭脳もなかった。
「それにアカデミー時代から俺に手裏剣術を習ってたんだし本場のうちは一族のサスケさんが教えれば·····」
光輝がそう言っている間にユルイの45度の所にあった雷遁を纏った手裏剣が互いにぶつかり合い一気に軌道を変えた。ボルトはサスケさんに弟子入りしてからは手裏剣術を練習した。最初らへんは俺とやってたから出来てたのだが段々と難しくなって行った。俺でも無理な軌道も今のボルトなら出来る。そして
「なっ!?」
ユルイはそんな事を言いながらギリギリ仰け反ってその手裏剣を躱す。だが
「これで終わりだってばさ!」
そう言いながらボルトはアンダースローで手裏剣を投げた。その手裏剣はボルトの風遁によって押し返されてユルイに近付いている大量のガム爆弾にまで落ちて·····
「あーいう爆発系の奴って自爆するのも気をつけないと駄目だよなぁ」
ユルイの周りにあったガム爆弾が手裏剣の衝撃で爆発を起こしそれが連鎖爆発によって1番近くにいたユルイに直撃。おまけにユルイももう1つガム爆弾を作ろうと出てた途中だったから次いでにそいつも爆発。ユルイは見事に自爆した。
「利点だけじゃなくて欠点を忘れてあんなにガム爆弾を出してた時点でユルイの負けだろ。」
そう光輝は辛辣に言った。自分の能力のメリットとデメリット位知っておくべきだ。ユルイは利点にばっかり頼った結果の敗北だった。
「勝者、うずまきボルト!」
リーが宣言した時大歓声が上がった
「よっしゃーっ!」
「凄い」
イワベエとスミレがそう思わず漏らす。次の試合はシカダイと砂隠れの里からヨドという何かイヤホンをしてフードを深く被っている女の子だ。
「第2試合、木ノ葉隠れ奈良シカダイ対砂隠れヨド。始め!」
その宣言と共にシカダイは下がって構える。だがヨドは構えない。
「おい構えろよ。俺が隠したみたいじゃねえか」
そうシカダイが言うがヨドは特に変わらず。
「こっちから行くぜ!」
シカダイはそう言って影縛りの術の影を伸ばした。この影に捕まった時影縛りが成功する。成功したら術が解かれない限り動く事が出来ない。自分から外す方法としてはシカダイのチャクラコントロールを妨害して乱すかかけ離れたパワーで無理矢理脱出するか。俺なら量子変換器からそのまま剣やらクナイの雨を降らす。お姉ちゃんの技は偉大。·····でも1番はそもそも捕まらなかったら良いだけでありヨドって子もそうしている。しかしその避け方が凄かった。
「ノールックで影を避けるとはな。」
ヨドは影の方を見ずに華麗に躱している。俺や悟空さん達は気や空気の乱れで相手のやってる事や位置を把握するが流石に影の音を見分けるのは困難だ。
「俺と同じ方法という訳じゃないな。」
そもそも気はセル以外の人造人間以外は基本皆持っている。そしてそれらを感じるのが光輝や悟空達のやっている方法だ。しかしナルト達の世界では肉体エネルギーの気では無く肉体エネルギーと精神エネルギーが混ざったチャクラを感知する。ヨドがチャクラを感知出来る感知タイプなのかと思ったがそれだけでは影を躱す事は不可能。
なら空気の乱れとも考えたがそれは余計に影の動きが分からなくなる。
「すげえ、後ろに目があるみたいだぜ」
イワベエがそう思わず言うのも当然だ。シカダイはただやるだけでは捕まらないと悟り煙玉や起爆札で陽動を仕掛けてもそれすらヨドは躱していく。そしてシカダイはチャクラが危ないのか影縛りを止めてしまった。それを見たヨドが被っていたフードとイヤホンを取った。光輝の感想は
「髪やたらと長いな」
多分スミレと同じ位の長さだな。スミレは三つ編みにしてるから分かりにくいが。·····愛美もそう言えば何かロングヘアに憧れてるとか言ってたけ?あの蒼い髪があんなに長くなってもそれはそれで何か良い気がする。·····流石にもう呆れられて…と言うより愛美は俺が生きてる事知らないか。
光輝がそんな事を思考している間にヨドは自分のその長い髪を持ってそれを振りかざした。それによって何やら猛烈な風と
「あれは·····」
シカダイはその風と何かを耳を押えて左にズレて躱した。
「高周波って奴か。」
シカダイも同じ結論に至った。しかしそれでもシカダイは負ける訳にはいかない。影縛りをヨドにかけに行く。何も陽動も無しでだ。ヨドは先程までの攻防なら余裕で躱していたのにどういう訳か危なげに躱した。光輝はその時シカダイの足元にガムが落ちているのを見つけ
「·····成程な。確かにそれならノールックでも躱せるよな。」
「え?どう言う事ですか先生」
そうデンキが言ったのに光輝はずっこけながらも言う
「一応俺は先生にはなってないからな。まあシカダイも気がついたから教えてくれるよ。」
そう言えばシカダイは言い始めた。ヨドは恐ろしく耳が良い奴なのだ。シカダイが影縛りをする時の重心移動の音で影の位置を掴む。しかしそれが分かっても対抗出来るかはシカダイの力量次第だ。
「重心移動は無意識の癖、シカダイが影縛りを成功させたいのならその重心移動が分からないほどの音を鳴らしながら影縛りをするしかない。」
光輝が解説してる間にもシカダイはただの起爆札を何枚も取り出した。だがヨドはそれを放たれる前に自分の高周波を喰らわせた。シカダイはその高周波に思わず起爆札達を離して自爆した。
「シカダイ!」
イワベエが思わず叫んでいるが光輝は
「流石シカマルさんの息子だな。ちょっと荒っぽいけど」
起爆札を出した時点でシカダイがする事が分かった。起爆札は当たり前だが爆発する。そして爆発という事はやたらとでかい音がするのは必然。だから
「あんた…まさかわざと」
ヨドは自分が勝ったと思い少しニヤッとしていたがその瞬間に自分の体がピクリとも動かない事に気がついた。そしてシカダイを包んだ煙が無くなると膝をつきながらも影縛りの印をしその影がヨドを捕まえているシカダイの姿があった。シカダイは動けないヨドにクナイを持って近づきながら言う
「他に靴音を消す方法が思いつかなかったもんでね。参ったでいいか?」
クナイを首にやりながら言った
「ま、参った」
「勝者、木ノ葉隠れ奈良シカダイ!!」
木の葉が2連勝。中忍試験は中忍になる為の試験でもあるが五大国のパフォーマンスでもある。自分たちの里はこの位強いんだぞというあれだ。まあボルト達はサラダ以外そう言う事は気にしちゃいないが同期が連勝するのはやはり嬉しいものだろう。そして次はサラダと雲隠れのタルイという忍が出てきた。
「第3試合、始め!」
リーさんのその合図で2人は真正面に走る。タルイがやろうとしているのはラリアット、そしてサラダは写輪眼の洞察力を使いながらそれをギリギリよけ
「あ」
タルイの最後の言葉はそれだった。見事にラリアットを避けられパンチ1発で吹き飛んでKOされた
「「しゃんなろー!」」
何か向こうにいるサクラさんと被った気がする。俺は思わずタルイに苦言を言う
「ラリアットはスピードがあるからこそ成り立つ技であんなの写輪眼があるサラダには通じないなんて火を見るより明らかなのに。」
タルイのスピードはサラダと同じ位だった。それならサラダが躱すことが出来るのは道理なのになぁ。確かナルトさんが九喇嘛さんの力を使えるように修行してあげてたキラービーって人ラリアットやってたから教えてもらえばよかったのに。因みに試合終了は3秒だった。そして次はいのじんの出番だった。相手は砂隠れのアラヤという何か仮面被っている細身の多分男の子。でもそこで
「あれっ?」
「どうしたんですか?」
何かスミレが後ろから聞いてきた。
「いや…あの子から気を感じない」
「気?チャクラじゃなくてですか?」
あ〜そうか。俺こっちじゃあまり気とか言わないからな。
「何て言ったら良いかな。チャクラは肉体エネルギーと精神エネルギーが合わさったものだろ?気っていうのはその肉体エネルギーの余りみたいなもの。俺の場合は元々精神エネルギーのキャパがそんなに無いからチャクラはナルトさんの半分位。気は性質変化はない。」
そう言いながら振り向いて左右にただの気弾と螺旋丸を作り上げた。
「気はお前らにだってあるさ。まあお前らの場合はチャクラがキレたら肉体もダウンするようだけどな。」
何か光輝の解説にアカデミー組は唖然としているが光輝は再びあの手この手で攻めているいのじんとそれを迎え撃っているアラヤを見る。いのじんの陽動が通じずに長い棒を振り下ろしいのじんは敗北した。
「気が無いって事は人造人間·····な訳ないか。」
この世界じゃ16号みたいな完全機械型の人造人間はまだ居ないはず。
「でも無生物じゃないと気は普通誰でもあるもんだし·····」
光輝がブツブツと何かを言っている時に光輝は上の屋根の上で気を見つけた。最初はサスケ辺りかなと思ったが全然違った。あそこから観戦·····屋根の上からじゃ何か変。敗北したいのじんが項垂れながら控え室に戻っているのを見て先程までの攻防を思い出す。いのじんは超獣戯画と呼ばれる絵を描いてそれを実態化して戦う方法でやっていた。絵の具を使うからそりゃあ目に入ったりしたら邪魔な訳。おまけにその絵達に起爆札があった。それでもアラヤはものともせず·····いや爆発に反応せずにいのじんを撃破した。そして屋根の上の気…そう言えば確か砂隠れの我愛羅さんの腹心のカンクロウって人って·····
「成程なぁ。·····でも何でだ?」
また光輝が1人でブツブツ言っている。しかし今の言葉はどう考えてもからくりが分かった声だからイワベエが聞く
「光輝先生、あいつの秘密が分かったんすか!?」
「まあ一応分かったけど俺は特に突っ込まないよ。」
次アラヤと戦うのはサラダだ。俺が相手の能力言っちゃったらなんの拍子にバレるか分からないからな。まあ·····サラダが気がつくかは分からないがな。でもまだアラヤについて一つだけ分からない事がある。·····その内分かるか。
そして次の試合はミツキと雲隠れのトロイって言う子だ。試合開始早々トロイは何か自分の雷遁を纏ってミツキをぶん殴ろうとしている。
技名は雷遁・オーバードライブ。筋肉を動かすのは脳からの電気信号、雷遁でその伝達スピードを早くしているんだとか。まあ確かに発想は普通に良いんだけどなぁ。雷遁を纏えば速くなれるし。でもそれは格上にはあんまり通じ無い。そもそも格上にはスピードが最初から違ったりしているからそのオーバードライブで上げた伝達速度とディフォルトで同じ何ていう人も普通にいる。まあ今は下忍同士でしか戦ってないからいいか。
トロイはミツキの頬に掠りミツキの頬からツーと血が出てきた。そして何か少し微笑んだ後シノ先生と戦った時にも出していた透明度のあるエメラルドのチャクラを纏い始めたがハッと何かを気づいたら収めてしまった。そしてその後自分の蛇をトロイに絡ませギブアップさせ勝利した。
(そう言えばミツキのあれってナルトさんが仙人モードになってた時のと同じ眼だよな。)
とそんな事を考えていたら次はチョウチョウと先程話題になったシンキ。
「先に謝っておく。手加減は苦手でね」
·····とチョウチョウに言ったシンキ。でもそれは本当なんだろうなぁ。ベジータさんとか本当に俺を殺しに来てるんじゃない?って位攻撃えぐいからな。まあお陰様で波状攻撃の対処法とかは分かったからいいんだけど。
そして始まったチョウチョウVSシンキ。チョウチョウは部分倍加の術という秋道一族の秘伝忍術で腕を大きくしシンキをぶん殴ろうとしたがシンキは自分が纏っている砂鉄を巨大な手に変化させその拳をいとも簡単に止めチョウチョウを殴り飛ばす。幸いそこでギリギリガードが間に合い後退できた。
「痛っー!ネイルしたばかりなのに」
お前12か13でネイルしてんのかい。
「あれが砂鉄の防御。砂鉄をあんなに集めたらあんなに固くなるとはなぁ。」
(それでも多分俺の持っているカッチン鋼性の剣達の方が強度ありそうだけどな。)
強度があれば砂鉄の防御を敗れるという訳ではないがもし光輝がシンキと戦うのならやはり超スピードだろう。と言うより偶に例外はあるが大概は超スピードでなんとかなる。我愛羅の砂やシンキの砂鉄はそもそも攻撃を”認識”しなければガードに回せない。そしてそんなスピードを光輝は普通に出せる。
「砂鉄にチャクラを流し込み操る、か。本当に面白い人ばっかりだよな。」
シンキは自分の砂鉄にチャクラを流し込み砂鉄を自由自在に操る。チョウチョウは会場の瓦礫を投げつけたりするが普通に防がれ砂鉄の腕に叩きつけられる。割と容赦ない攻撃をシンキはしている。だけどチョウチョウも意地があるのか立ち上がりある印を結ぶ。
「無駄かどうかやってみないと分かんないって言ってんの!」
そう言って発動したのは体の部位を部分的に大きくする部分倍加の術では無く体ごと大きくなる倍加の術、そしてチョウチョウはその巨体を生かし体を丸め高速回転をしてシンキに突撃した。
「肉弾戦車!!」
その突撃をシンキは砂鉄の手で止める。回るチョウチョウと止める砂鉄で摩擦が発生しているが2人は気にせずに激突しその果てに·····
「ハァハァ…あんた…少しは見る目変わった?」
摩擦によって出来た煙を出しながらチョウチョウは聞いた
「そうだな…。やはり俺のほうが遥かに上だった」
「あぁそう…ムカつくわぁ~」
そう言ってチョウチョウは仰向けに目を回しながら倒れ勝者はシンキとなったのだった。
「やる気が基本なさげなチョウチョウだけどやる時はなるな」
そう少し元生徒達の成長が嬉しい光輝なのであった
お疲れ様でしたm(*_ _)m。
長すぎるので分けます。ボルスミの方じゃ一気にやったんですけどオリジナルの対戦カード多めだったので筆が進んだけどこっちアニメと一緒なのでアニメとハーメルン往復するのが疲れる笑。
光輝、豪龍火を覚える。
では(^^)/