ヴァーナログ 人類の黄昏   作:アルクポッド

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第3話

無機質な部屋に一人、固いベッドで目を覚ます。

 

「……?」

 

辺りには机と、その上に水差しがあるのみ。

ぼうっとする意識のままに上体を起こそうとするが、その瞬間体に全く力が入らないことに気づく。それどころか今までの静寂が嘘のようにけたたましい痛みが急に全身を襲う、いや襲っていたことに気づく。

 

「ア…アガァァァァァ!!!」

 

口から泡が吹き出るのをどこか上の空で意識しながら、それでも痛みを正面から受け止める。瞬間、少年は思い出したのだ。自分は兵士で、戦場で自爆し、名誉の死を遂げたことを。自爆の瞬間の熱波、硝煙の匂い、対峙した怪物の圧倒的神威。どれもが未だに鮮烈なまでに感じられる。あれは夢でないことを痛々しいまでに証明する。

 

絶対的な死を乗り越えた喜び/痛みを意味も分らず本能のままに享受していく。

 

 

 

 

「適合手術自体はうまくいったが、なんでお前、急に雷神の細胞を移植した?」

 

「…」

 

「なんで、あいつだけ、雷神だ?」

 

「…」

 

「ベルカ条約で、移植する細胞は、ガイアのモノと決まっている。

お前は、条約を、破った。」

 

基地内の談話室にてミネルがユピーを問い詰める。

 

「実際あそこで回収した兵士は、あいつ以外全員、雷神ではなくガイアの細胞を移植した。」

「なにが、狙い、だ?」

 

ミネルの眼差しが鋭くなる。

 

「お前のやることは、全て、意味がある。」

「よくないことを、しようと、しているな?」

 

これ以上の沈黙は本当に良くないものを呼び起こすと思ったのかユピーは少しため息をこぼしながら呟く。

 

「あいつがいなければ俺はクレパウルスにもっと苦戦していた。お前も見ただろう、あいつの立派な最期を。上位眷属の腕をボロボロにするほどの自爆、それに対する礼だ。クレパウルス自体は逃がしちまったがな。」

「それだけじゃ、ない、はず!」

 

ミネルはその貌を少し歪ませながら叫弾を続ける。

 

「第一、お前にとって、雷神は!」

「話は終わってない、落ち着け。」

 

ユピーは突然立ち上がり、ミネルを静止する。

 

「それにあいつは死の直前に雷神と同じ台詞を吐いた。人類の大いなる一歩のため人は己の命一つをもって、限りなく小さな一歩を自覚しながら、それでも踏み出す。あれは継承の権能の詔だ。」

 

「死の直前にこそ人の最奥の本性が出る。あんな大舞台であれだけの見得を切ったやつだ。ともすれば誰も使いこなせなかったこれも、あいつならきっと…」

 

そのまま懐に仕舞ってある荷物を大事そうに握りしめるとユピーは談話室を後にした。

 

「継承の、権能の、詔?」

 

確かな足取りで部屋を出るユピーに対して、ミネルは力が抜け、困惑した表情で聞き慣れぬ単語を復唱するしかなかった

 

 

 

無機質な部屋で一人、酸に神経を溶かし込むような痛みにも慣れてきた頃、ようやく少年は当たり前の疑問を頭に浮かべる。

 

「なんで俺生きてるんだ?」

 

死の感触が未だに脳裏に焼き付いて離れない。

自爆の直後、自分の下半身と当たり前のようにさよならし、歩き慣れた脚を遙か遠くまで見送ったことを思い出す。それにその後上半身を謎の衝撃が襲い、土埃と一緒に空を舞った

記憶までフラッシュバックする。

 

余人が反芻できないような思い出に浸り、頭が別のベクトルで痛くなってくる。

もしかしてここは死後の世界かと疑い始める。

 

「死んだ。確実に死んだ。」

 

瞬間部屋のドアが開かれ、

 

「確かに死んだけど、あなたには第二の生が与えられたのよ。」

 

少年のつぶやきと同時に部屋に来訪者が一人、凜とした女性が応える。

 

「一人で起きられて偉かったわね。私の名前はウェスタ、これからよろしく。」

 

少年は目の前の女性の美しさにここが天国であることを確信した。

 

 

 

二日前、グラン戦域東部戦線にて

 

「…すまない、仕留め損なった。」

 

東部キャンプへ帰還途中、ユピーは他の神人派部隊と戦果報告をしていた。

 

「まあやつも不死のバケモノだからな。撃退できただけ上等だわな。

それよりもだな、てめえ!また予告無しに雷霆ぶっぱなしやがって!!!」

 

荒れ果て崩壊した荒野にてマルスが吠える。

 

「またバラバラになって生き埋めにされるところだったぞ!!」

 

「ああ、すまなかったな、心からそう思ってる。」

 

耳を押さえながら形だけの謝罪をするユピー、マルスはなんとかユピーに改心を求めるが、他の連中は取り合うだけ体力の無駄だと半ば諦めている様子。

 

「ところでお前らの方に上半身だけの兵士が飛んでこなかったか?」

 

こちらの話を無視し、あまつさえ自分の話にすり替えようとするユピー、しばらくそれを睨むマルスであったが、やがて諦めたように口を開く。

 

「確かにこっちに飛んできたぞ、もう死体回収班に預けたがな。」

 

「そいつの死体番号は?」

 

「G―1610、そんなことを聞いてどうする?」

 

「そいつには俺の、雷神の細胞を埋め込む。」

 

途端全員がぎょっとする。

 

「それはベルカ条約に反ということか!ユピー!」

 

マルスは先ほどまでとは真剣度が違う声でユピーを弾劾する。

 

「それでも俺はそうする。止めたければ力ずくで止めてみせろ。」

 

「まさかそいつに…!」

 

ユピー率いる神人派部隊は不穏な空気のまま東部キャンプに帰還した。

 

 

 

そして時は現在に戻る。

 

「つまり俺は死体を回収された後に雷神の細胞を埋め込まれて擬似的な不死を手に入れたということですか?」

 

自分でも見事だと思うほどの説明口調である。

しかしそれほどまでにウェスタさんの説明はわかりやすかった。

神人派部隊はほとんどの戦場で死者を出さない、彼らはすでに死を超越していたのだ。

人類が唯一攻略した神ガイアの細胞をもって。そして自分もガイアのではないものの、神の細胞を受け入れ、その序列に加わったのだ。

 

「理解が早くて助かるわ。人道派の方々には箝口令が敷かれているから知らないのも無理ないのだけれど、それでも受け入れるには世離れし過ぎた内容ですもの。」

 

「ともかく俺に限らず神々の細胞に適合することで神人派は不死身の肉体、最強の楯を手に入れた。そういうことですね?」

 

「そうね、でも神々の細胞がなぜ人類に適合するのか、どのような原理で不死性が再現されているのかはまだ解明されていないの。」

 

「だから安全第一でね。」

 

「…ありがとうございます、気を付けます。」

 

そう忠告してくれるウェスタさんにはまだ倫理観が残っているのだと安心した。

人の命が砂のように消し飛んでしまうグラン戦線、おぼつかない記憶の中で人道派の連中はその名に反してあまりにも非効率的な兵士の運用をしていたのを覚えていた。

だからこそ、この新たな環境は話を聞く限り悪くはないように思えた。

 

「それで、俺の他にも適合できたやつはいないんですか?」

 

ふと思い浮かんだ疑問を口にする。

しかしそれを聞いてウェスタさんは少し躊躇う素振りを見せる。

 

「あの戦場には友人もいたの?」

 

「友人ですか?それが死ぬ直前の記憶以外ぼんやりしていて、そういったことは何とも…」

 

ウェスタさんはまた数瞬おいて答える。

 

「そう、なら教えてあげるわ。」

 

「グラン戦線において人道派の実働部隊は全滅、神人派部隊が到着したときには生存者はゼロ。回収できた兵士全員に蘇生手術という名の細胞移植を試行したけども、帰還者は貴方だけだった。」

 

「そうですか…」

 

何気なく聞いたことだが、それの返答の衝撃がなかなかに堪えた。おそらく部隊には少なからず友人、親友がいたことはなんとなく分かる。

サバイバーズギルト、自分だけが生き残ってしまった罪悪感がじわじわと心を締め付ける。

 

「この結果は貴方の責任ではないわ。だから自分を責めないで。

それに貴方だけでも助けられて私は良かったと思っているのよ。」

 

その言葉を聞き、ふと記憶がぼんやりと思い出される。

生前の映像が浮かんでは消えるのを繰り返す。

 

比較的裕福な後方地域で生まれた。特に不自由なく育ち、自分もいずれはこの地域を支える存在になるとぼんやり考えていた。ある日、その地域は神々の攻撃を受け消滅した。かろうじて生き残った自分は、流し流され、この地域にたどり着き、兵士となった。

 

そこからの人生は地獄だった。

 

圧倒的な戦力差、ぎりぎりの兵站、無謀な作戦。朝の挨拶を交わした者が、夕方には骸となる日々。神経が摩耗し切り、感情が無くなるのにそう時間はかからなかった。周りが空元気に奮起するので調子は合わせてはいたが、絶望を孕み続ける世界にもはや何も思うことは無かった。

 

覚えてはいないが、おそらくはなんとなく兵士になったのだろう。たいした覚悟もなく、周りの正義を借りるだけ。生きるのにも死ぬのにも都合が良かったに違いない。自分の人生なのに他人事のように時間が進むだけだったはずだ。しかしそれでも、そこに居場所があったのは確かである。そしてまた自分だけが生き残った。

 

心が砕けそうになる。

 

脳天気を気取ることで無意識に遠ざけようとしていた事実が自分を襲う。

周りに合わせ続けるだけだった日々、希望もなく流れっぱなしになる日常。

流れに身を任せた者が流れを失えばどうなるかは明白だ。

 

身体が砕けそうになる。

 

心臓がきゅうと縮こまり、全身から血の気が失せる。

震える手足の感覚は無く、視界は徐々に閉ざされていく。

 

また死ねなかった。

 

悲痛な俺の顔を見てウェスタさんは徐に立ち上がる。

 

「こういった時代ですもの、生きる希望を抱くことすら苦痛で、多くの人が未来の見えない日々を送っているわね。後方地域ですらそういった悲痛な空気が流れている。人類の黄昏とはよく言ったものだわ。」

 

「徐々に世界に暗闇が広がる。多くの地域で秩序が失われ、人々は行き場を失っているわ。

いずれ来る夜に誰もが恐怖している。」

 

「それでもね、朝は来るのよ。」

 

「目をつむって、それでもいずれ来る光を信じて。希望を胸に、生き続ける。あらゆる苦難に耐える強さが人類にはあると証明する。今を生きる私たちにはその義務があるのよ。」

 

「私たちには生きる意味がある。」

 

ウェスタさんは微笑みながらそう言った。

 

 

 

瞬間、俺の視界に光が差し込む。

 

 

 

閉じていくばかりだった世界が急速に広がり始めたのを感じる。

ずっとその言葉を待っていたのだと。

俺に無かったのは生きる意味だと、何者にも冒されない確固たる決意だと、今更になって気づく。

ありふれた怠惰な日常と、地獄を体現する絶望の非日常の果てに俺はようやく人生を理解しようとしていた。

 

「死に場所を見つけた貴方には酷かもしれないけど、それでもどうか私たちに力を貸して欲しい。傲慢かもしれないけど、今は私たちとともに戦うことを生きる意味にしてほしい。」

 

紡がれる言葉一つ一つが心に沁みる。生きる意味など考えたこともなかった。絶望しかなかった灰色の世界。ただ恥ずかしくない死に場所を求めていただけなのに、いやそれさえも朧気に考えていただけ。考えること、向き合うことをしてこなかった、流されっぱなしだった自分に初めて禊が打たれる。

 

「生きる意味…」

 

「そう、生きる意味。」

 

息を大きく吸う。そうやってようやく身体に力が入る。

 

「俺は貴方たちの期待に応えられるような人間じゃないかもしれません。

あの化け物に立ち向かったのだってただの勢いだけだったかもしれない。」

 

でも今は生きる意味が欲しい、今は心の底から人類の強さを証明したい、そう思いました。」

 

そう、ようやく自らの意志で人生に意味を与える。

流されるだけだった日々に決別を。

今はまだ仮初めの覚悟だけれども、自分の足で歩くと決めた。

 

「ありがとう。貴方のその決意に深く感謝します。

その調子ならいずれ貴方だけの生きる意味も見つかるわ。」

 

ウェスタさんがそう言うので、俺は笑って見せた。

俺はここにようやく生を得た、俺はもう大丈夫ですと、そう証明するように。

 

 

 

その後は他愛もない話をした。神人派部隊の活躍や日常のあれこれ。いずれ出会うことになると部隊の軽い紹介もしてもらった。神人になれば食事はいらなくなるが、マルスという神人は食事を求め、あまつさえ味が気に入らなければ後方地域までランチしにいくこと。ヘリオスという神人は非の打ち所のない人格者だが、致命的なまでに運がなく、落とし穴や落石、銃の暴発などは大抵彼が引き受けてくれるから身近にいると逆に安全なこと。などなど、小話を挟んでくれるおかげで聞いてるだけでも非常に楽しい時間を過ごせた。

 

「それと最後にもう一つだけ教えないといけないことがあるわ。」

 

急にウェスタさんが神妙な面持ちになるためこちらも姿勢を正して聞く姿勢をとる。

 

「神人派の秘密兵器、貴方の言葉を借りるならば、最強の楯に対する人類の最強の矛、

 

“雷霆”

 

についてね。」

 

突如その言葉と同時に部屋の外から、強烈な神威を纏った存在が近づいてくるのを感じ取る。息もできないほどの重圧が辺りに降り注ぐ。

大なる威光の接近に、頭の中で警告音が鳴り響き、動かない身体はそれでも必死に足掻こうと震える。

そしてその存在はドアを開け部屋に侵入してきた。

 

「よくぞ雷神を受け入れた、テールよ。」

 

溢れんばかりの生命力と美貌を備えた青年がそこにいた。彼の紡ぐ声、それは天上から降り注ぐ雷にも、教会に鳴り響く神童たち集う聖歌隊のアカペラのようにも思われた。

 

身体は痙攣を止め、動かなかった身体には火を熾される。

あらゆる感情は彼方に吹き飛ばされ、そのまま自然と頭を垂れる。

 

「貴様は人として死に、新たに我らの同胞として生を得た。ゆえに新生の儀をここに、私が新たな名を授ける。それがテール。貴様の名はテールである。」

 

ここに運命は流転した。

 

困難を突破する者、

苦難を乗り越える者、

人類を証明し終える者、

そうあれかしと祝われた真名、テール。

 

少年はその名を受け入れる。

 

人類と神々の終わりなき黄昏の戦争、ヴァーナログに一人の少年が運命を差し出した。

 

 

 

「とまぁ堅苦しい挨拶はこの辺にしてな、顔を上げろ。テール。」

 

神話の世界を駆け巡る感覚は完全に消え去り、目の前の青年の神性も霧散した。

そして厳かな重圧が消えたおかげか身体が幾分か楽になった。

 

「状況は理解したと思って話を進めるぞ。ウェスタから聞いている通り、お前にも雷霆を与えてやる。」

 

千変万化する空気についていけなくなりつつあるテールだったが、ここでようやく自我を取り戻す。

 

「は、はい!え、というか今与えるって?」

 

「そうだ、神人派にのみ許された武器をくれてやる。」

 

そう言うと青年は懐から黒い布で覆われた荷を取り出す。

 

「そも雷霆とは人類が雷の権能を科学基盤に落とし込んだものだ。

生命エネルギーを雷に変換し雷撃を放つ。創生と崩壊を司る原初の雷。普通の人間が使えば一瞬で干からびる代物だが、無限の生を持つ俺たちならば武器として運用できる。」

 

黒い布が徐々に剥がされていく。

 

「そしてこれはその中でも始まりの五つの雷霆の一つ。人類が雷神と協力して生み出した銘入りの権能兵器、雷霆アダマスだ」

 

黒い布が完全にほどかれ、中身が露わになる。

そして雷霆アダマスを視た。視た。視た。視た。視た。視た。視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た視た。

 

 

視るというその行為で儀式は完成する。

 

なぜ俺だったのかは分らない。

 

曰く誰も受け入れることの出来なかった正体不明の雷霆。

 

でも確かに俺は選ばれたのだろう。

 

今日この日、俺はこの身に雷霆アダマスを宿した。

 

「やはり選ばれたか。改めてようこそ神人派部隊へ。俺の名前はユピー、これからは気軽にユピーさんと呼んでくれ。」

 

完全に成り行きではあるが、俺は3つの贈り物を受け取った。

 

神々の肉体、

雷霆アダマス、

テールという新たな名前。

 

与えられる時間は終わった。これから挑むは自らの手で勝ち取り続けなければならない世界。

 

少年は青年になろうとしていた。

 

 

 

そして数刻後、冷静になって自分の名前を勝手に変えられた事に気づくが、昔の名前も思い出せず、テールという名前もなぜかしっくり来るので、特に誰に不満を漏らす訳でもなく一人でしばらく悶々としていた。

 

 

 

 

 

 

「こちらグラン戦域東部戦線司令部から本部へ、新たな上位眷属の個体を確認。

対象コードはクルボルン、現在人道派部隊で応戦しているが、えっ…」

 

その日、新種の上位眷属の攻勢によってグラン戦域における全戦線が崩壊した。その事実が意味するのは、すなわち人類の終焉。

雷霆アダマスが目覚めた今日、この日を境に人類はなす術のない絶望の運命に飲み込まれようとしていた。

 

 




超超、超お久しぶりです、アルクポッドです。
そして前回の3話めちゃくちゃ不都合なこと書いてあったので全部消して書き直しました。なので今回のが3話になります。
というか全体のシナリオも全部書き直していろいろまとめてたら更新するのがこんなにも遅れてしまいました。本当に申し訳ありません!ただ前回言った通り失踪だけはしないので安心してください。次回の投稿はすぐできたらいいなって。ではまた!
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