仮想世界で繋がる縁   作:ガチタン愛好者

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アインクラッド編に登場させられない以上こういった形でしか出せない‥‥


現実世界では‥‥‥

ある日のこと。古原謙二が入院している病院に一人の女の子がお見舞いに訪れていた。

 

「ねえ、いつになったら目を覚ますのさ。謙二。ボク寂しいんだよ?」

 

だが当の本人は身動き一つしない。ナーヴギアの作動中ランプが光っている事だけが彼が生きている事を示している。

 

「ボクびっくりしたんだよ?久々に声を聞こうと家に電話したらSAO事件に巻き込まれてるって言うんだからさ」

 

電話口で彼の両親に謙二がSAO事件に巻き込まれたと知るや否やどこに入院しているのかを聞いた。幸い小学校時代に仲が良かった事を知っていたらしくすんなり教えてくれた。

 

「多分気がついて無いんだろうけどボクは謙二無しじゃ生きられないんだよ。謙二のいない世界は寂しいんだよ」

 

「確かにあそこ(特別支援学校)は理解があって過ごしやすいけど、それだけ。虐められてても謙二と過ごした小学校生活の方が充実してた」

 

「多分これって恋ってやつなのかな?謙二が無事に帰ってきてもこの気持ちが無くなってなかったなら告白‥‥してみようかな?ははっ聞こえてないから言えることだけどね」

 

「いつまでも待つからさ、無事に帰ってきてよね?もしかしたら学力的にボクがお姉ちゃんになっちゃったりして」

 

眠ってる謙二に話しかけていると不意に病室のドアが開いた。そこには彼の両親がいた。

 

「また来てくれたんですね。紺野さん」

 

「あっ、こんにちは!」

 

こうして会うのも何度目かな?学校が休みの日に来るから割とよく会うんだよね。

 

「こう頻繁にお見舞いに来てくれるとは、親としても有難いです。この子は何も言ってませんでしたが‥‥その、虐められてたんでしょう?小学校で」

 

「‥‥‥はい。謙二がボクを庇って‥‥」

 

「そうでしたか。親としても謙二は何を考えているのか分からないんですよ」

 

「え?」

 

「生まれた頃からそうでした。録に泣くこともなく、とても楽でしたが今思えば不気味でした。だって子供なのに今まで我が儘の一つも無かったんですよ?それにあまり勉強をしている風では無いのにテストの点は良くて‥‥」

 

「確かに謙二はとっても頭が良かったです。ボクも何度か勉強を教えてもらってました」

 

「挙げ句の果てに怪我して帰ってきて問いただしたら「放っといてくれ。どうせ学校は何もしてくれない」ですよ?」

 

「聞いた限りだとあまり謙二に良い印象は無いみたいだけど、じゃあ何でわざわざお見舞いに来るんですか?それも二人揃って」

 

「それは‥‥やっぱり親だから。親っていうのは子供の唯一の理解者であるべきだと思うんです。どんなに不気味でも、確かに家の子であるならばちゃんと向き合ってあげないと。でなきゃ誰が子供の味方になるんです?」

 

その時思わず俯いた。だってボクには‥‥

 

「そう‥‥なんだ。なんだか羨ましいな。謙二は」

 

「それはどういう?」

 

ボクは一瞬戸惑った。この事は謙二にも言ってないから

 

「あっ、その‥‥」

 

言いにくそうにするボクに気が付いたらしく

 

「言いにくかったら言わなくて良いから」

 

でも、いつかは知られること。隠し続けるのも嘘をついてるみたいで嫌だし‥‥言っちゃおっか。

 

ボクは全部話した。自分のこと、家族が皆死んじゃって一人ぼっちだってこと、親族をたらい回しにされて形式上の親なら居ること、言いながら泣いちゃった。ボクの中では受け入れたつもりだったのにな‥‥‥

 

ポンッ

 

気が付くと撫でられてた。見れば謙二の両親も泣いていた。

 

 

 

ひとしきり泣いて落ち着くと

「その‥‥なんだ。紺野さんは今の生活に満足していますか?」

 

「正直に言うと‥‥‥全然。お金はくれるし、住む場所もあるけど今の親はボクにそれ以上のことはしてくれない。多分関わりたく無いんだと思う。じゃなきゃこの歳で独り暮らしなんてさせないよ!」

 

「これは提案なんだが‥‥家で一緒に暮らす気はないかな?何、一人子供が増えたところで問題無い。戸籍とかもこっちで何とかしよう。聞いた限りだとすんなり行きそうだ」

 

とても魅力的な提案だった。でも‥‥

 

「どうして、どうしてボクにそこまでしてくれるんですか?だってボクは‥‥」

 

「ハハッ、ついさっき聞いたとも。AIDSだったかな?」

 

「‥‥はい‥‥」

 

「実を言うとだな。最初から知っていたんだ。いやなに親の付き合いというもので知ったんだがね、知った時は謙二に言ったとも。そんな子とは仲良くなるな、とね」

 

「えっ‥‥」

 

「そんな顔をしないでくれ。それを言ったら謙二凄く怒ってね。次の日に大量の資料と共にAIDSのなんたるかを懇切丁寧に説明してきたんだ。流石にWHOとかの資料を出されては納得せざるを得なかった」

 

「それで‥‥」

 

「ああ、それとな、謙二も卒業の後結構寂しがってたんだ。普段どんなに一人でも寂しがらなかった謙二がだ」

 

「そうだったんだ」

 

「それとね‥‥」

 

今まで黙ってた謙二のお母さんが口を開いた

 

「謙二を見るあなたの顔、恋する乙女の顔ね」

 

「なっ!!!!」

 

思わず顔が真っ赤になる。自分でも分かる。

 

「家で過ごせばいつかSAO事件が終わった後、好きなだけ一緒に過ごせるわよ?学校が違ってもね」

 

「ううぅ」

 

最早隠せないし、自覚してしまった。ああ、ボクって謙二に恋してたんだ。なんか助けられて恋に落ちるってチョロいなぁボクって。

 

「で、」

 

再び謙二のお父さんが口を開く

 

「どうかね?」

 

返事は決まってた。

 

「ボク‥‥一緒に暮らしたいです!」

 

その瞬間謙二の両親の顔がほころんだ。と、同時に

 

「よし!そうと決まれば善は急げだ!すまないが紺野さん。あなたの今の親はどこに居るのかね?」

 

「一体何をするつもりなんですか?」

 

「何、今のご両親に話を着けてくるのさ。養子縁組といってね、まあ簡単な話家の家族になるために必要なことさ。あっ、血の繋がりが無ければ養子縁組でも結婚出来るぞ?」

 

「そこまで!?」

 

「お互いが良いなら止めはせんよ。不安なら好きな男の一人くらい落としてみなさい。因みに私は妻に落とされた。学生時代から追っかけられてな。まさか職場まで来るとは思わなんだ

 

「えっ?」

 

振り向けばニコニコとしている謙二のお母さん。だが目が笑っていない。

 

「何か言ったかしら?」ニコォ

 

「いえ!何も言っておりません!」

 

あっ、この人所謂嫁の尻に敷かれてるってやつだ。

 

「ゴホン!それは置いといてだ。私としては謙二が唯一友達の話をするのが紺野さんなんだ。他人よりは難易度は低いぞ?頑張りなさい」

 

「はい!」

 

 

 

それから一ヶ月後、話はすんなり行ったらしくボクは古原家の一員となった。ボクの親と話した直後の謙二の‥‥いや、もうボクのお父さんか。お父さんは阿修羅のような顔をしていた。どうやらあっさりボクを手放したことに怒り心頭だったらしい。ボクとしては予想通りだったからどうってこと無いんだけどね。ああ、これからの生活が楽しみだなぁ!謙二、無事に帰ってきたら驚くだろうなぁ。ふふっ




調べた限りだと養子縁組でも血の繋がりが無ければ結婚出来るそうです。知らなかった。

フェアリー・ダンス編は?(やるならばヒロインの登場が大きく遅れます)

  • 全部必要!
  • 主要な所だけやってくれ!
  • 不要!さっさとヒロイン出さんかい!
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