[WR]FGORTA YAMA育ちレギュ [66日22時間15分32秒]   作:HIGU.V

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お兄さん許して! お兄さん許して! タイム壊れる! タイム壊れるわ!


(召喚イベ)~(出発)

過熱したガバが、ついに危険な領域に突入するRTA、はじまります。

 

 

前回は新戦力を召喚した所まででした。

 

「か、カストロとポルクス!! 1度の召喚で2基のサーヴァント!? 2つのクラス!? ああ、もう!どこから突っ込めば良いんだ!?」

 

ロマン派ドクターがビンビンでいらっしゃる咥えて差し上げろ。

 

「オケアノスで会った、黒ひげ船長の船に似たような方がいらっしゃいましたね」

 

「ああ、女海賊の」

 

 

マシュちゃんのフォローが光りますが、それは、その……まずいですよ!?

 

「貴様! 我らを凡百の海賊風情になぞらえるだとぉ!! 人間がよくそんな大層な口をきけたなぁ!」

 

ヒェ! 全方面噛みつきがガンギマってるお兄様やめちくりー。いやまじでどーすんだ、これ。

 

「貴公らこそ召喚に応じたのだ。騒ぎ立てるのは、自身と主君の格を落とすことになるぞ。それとも不本意な召喚だったのか? 介錯を希望するなら仕ろう。何なら指名も許す余裕が此方にはあるが?」

 

ほらー。煽り耐性ないアルトリアシリーズの中では、比較的温厚……温厚? な槍上がインターセプトしてきましたよ。無茶苦茶皮肉ですが。

 

こっちはお前らを殺せるのがたくさんいるぞ。という発言ですが、事実なのでいいですね、はい。なお、施設の被害は考えないものとする。

 

「兄様、少しばかり口を噤んで下さい。失礼いたしました。我らディオスクロイ、改めてマスターのお力になりましょう」

 

「……ああ、力を貸してやる」

 

召喚イベントだけでロスをおこさせるとか、おまえカーミラ以上じゃねーか、こっちの事情も考えてよ。

 

「俺を殺しに来たんじゃないんだな」

 

「はい、誓いましょう、マスター。呼ばれたのは貴方の手にあるヒマンテス……少々趣は異なるようですが、それは私の……い、衣服とヒマンテスの切れ端からなるものです。それによって、私は此処にいます」

 

「お前があの海でポルクスから剥ぎ取ったものだ、忘れたとは言わせん」

 

あっ! これかぁ!! なるほど、そういうことね完璧に理解したわ。

 

ログにもありますが、これは触媒召喚です。オケアノスの戦利品であった謎の布とかの触媒アイテムを、この場に持ち込んで召喚したのでそれに引っかかった形ですね。

厳密には、アンダーウェアもファーヴニルの鱗が使われていますが、このグローブは触媒同士をかけ合わせたものであり触媒として制作されたものに近いです。エルキドゥのマスターみたいな判定なのでしょう。

それが、召喚サークルに手を翳したことで、その触媒を使って召喚するという扱いになってたというわけですね。装備は外さないと意味がないぞ! ってやつですわ。うーんこの。

 

ヒマンテスというのは、古代ギリシャのボクシンググローブのことです。拳武器の名前とかで見たこともある人もいるでしょう。謎の牛皮は、基本的に当時は牛皮でつくっていたことからですねぇ。

 

さて、来てくれたことはOKです。シンドバッド君が聞いている通り、殺しに来たわけでもないとのことです。

 

「……ポルクスが世話になった、その礼で今回だけ力を貸す。人間に借りを作るなど業腹でしか無いからな」

 

「はい、私もあの時アタランテと共に止めて頂いた。そのお礼を言いたいのです」

 

「わかった、それじゃあよろしく頼む。ディオスクロイ」

 

 

最初からそう言えばいいんだよ。

さて、逸話などをロマニが語っている間にここで少々解説を。

 

まず、戦力としてのディオスクロイに関してです。強い。以上。

ギリシャ神話の英雄で星座になっている連中です、まず雑にスペックは強いです。所謂A級サーヴァントです。基本的にはセイバーとしての召喚であり、双方が剣を用いたコンビネーションにより戦います。

ポルクスの方が無手と剣と近接戦闘を一通り修めており、カストロは馬術や戦術に秀でているというフレーバーはありますが、一旦忘れましょう。

 

所謂なんでも出来て強いというタイプではなく、近接戦闘において質の高さと2人という数を両立しているため、枠が限られているタイプの戦いでは十分強いです。素で空も飛べるタイプなので。

 

宝具も相手の守りを一切貫通して攻撃するので、総じてボスキラーなユニットですね。

兄カストロはアヴェンジャーであり、復讐に燃える程強くなります。妹ポルクスはセイバーです、拳闘ではなく剣闘で戦います。

 

地味に航海の守護者でもあり、軍略とカリスマの複合スキルで支援も出来なくはないです、自分たちで切り込んだほうが速いですが。突っ込めって言ってんだよ!!

 

デメリットは3つあります。小さいデメリット、普通の、致命的なのです。

 

小さい1つ目は、やはり数を自分たちの数でカバーしているので、軍団相手には有効なアクションが取れないことですね。指揮官まで突っ込んで斬首くらいです。一応王子様達なのですが、広範囲殲滅をもたないというタイプです。ここはまぁゲームシステム的に他で補うと言うか、ユニットの相性レベルです。

 

普通のデメリットは、お兄ちゃんを見れば分かる通り、かなり非友好的です。嫌いなもの人間ですからね。ちなみに好きなものは妹です。妹さえいればいい! というお兄ちゃんです。史実だとポルクスの方が愛が重いかんじですが、まぁ良いでしょう。

二神一体ということと、ポルクスは普通の神霊サーヴァント程度の友好度なので、ポルクスと仲良くしてれば、ある程度までなら大丈夫です。

 

後半に引いて好感度が足りなくて、足を引っ張る鯖というものの典型ですが、縁召喚というより、同一世界の記憶引き継ぎのおかげで初期値はまぁまぁある様子ですが。ほかがカンストなのに、これはちょっと……ですね。

好感度が低いと肝心な所で役に立たないことはあるので、注意が必要です。

 

そして致命的なもの。それは召喚形態と英霊としての格をみればわかるでしょう。

 

はい、魔力消費です。その2つの要素の相乗効果により、反則級サーヴァントを除けば最大クラスの魔力消費です。ダブルクラスの亜種である、1枠に2の肉体なので維持費は1体分というアンメアルールは適用されてくれます。このおかげで浮く魔力だけでも相当なものなのですが、戦闘時の消費は別個に負担が必要ということで。はい、兎に角魔力食いです。

 

シンドバッド君の魔力量は成長を加味して普通より若干ゃ上程度。基本的に戦闘しながらの宝具は令呪か、開幕ブッパ以外の選択肢がないほどでした。そこに戦闘しているだけで魔力放出を使って魔力を持っていくA級鯖✕2というのは、扱いきれるものではありません。

 

ディオスクロイとして運用していく以上は、戦闘能力以外は殆ど何も出来ません、せいぜい嵐の海を航海できるようになる程度でしょうか。シェヘラザード、マタ・ハリ、カーミラのような戦闘以外で支えてくれるポイントはないです。

 

シンドバッド君が運用するには、戦闘時のリソース全部注いでやっとという感じになります。そういった意味では下手な魔術師ビルドよりも、自分は魔力使わないで戦えるだけ燃費は良いのですが。

 

この致命的なデメリットを差し引いても、逆に言えば令呪2画で戦闘と宝具を頼むことで、大抵の敵は葬り去ってくれますし、魔力供給を多少絞っても技量で戦うタイプのポルクスは省エネスタイルでも大抵の敵とは戦えます。イメージ的には5次のセイバー(序盤)程度の困窮です。

今後は食事を与えるなどをして、少しでも魔力の足しにしてもらいましょう。残してはダメですよ、ディオスクロイ様。

あとは、第7特異点では、宮廷魔術師に回復薬を大量に作ってもらいましょう。第6でも可能であれば頼む方向です。

 

余談ですが、剣の腕に自信ネキのポルクスは自己流ベースで、復讐者のカストロがケイローン塾の塾生です。逆だったかもしれねぇ……! まぁ、人の身に落とされたから苦労したんでしょうかね?

 

 

さて、史実解説も終わりました。例によって例のごとく、恒例の質問、自己紹介好感度確認タイムです。

今度一緒にお話しようよ。シンドバッドは武術に夢中なんだ!

 

記憶持ち鯖は、固有会話が多くて時間もかかることが多いです。でもまぁ大体お話は聞いてるので、大丈夫でしょう。というわけで自室に移動。

 

「ここがマスターの部屋ですか」

 

「邪魔するぞ」

 

入って、どうぞ。

 

「改めて、俺の名前はシンドバッド。カルデアのマスターで、カルデアの皆の為に人理を救いたいと思ってる。そのために力を貸して欲しい」

 

おぉう、やっと……社会人になれたんやなって……。

シンドバッド君もしっかりお話ができるようになりました。話術の上昇ってすごい。改めてそう思った。

 

「私はポルクス、ディオスクロイの片翼です。以前の特異点ではご迷惑をおかけいたしました。その贖いの機会を下さったこと誠に感謝しています。マスター」

 

「カストロだ。ポルクスを辱めた貴様と主従関係を結ぶつもりはない」

 

やはり、ポルクスはかなり高い好感度スタート、カストロはマイナス……ではないですが、低めですね。カストロ基準では一応ちゃんと下駄は履いてくれているみたいです。

 

好悪もわかりきってるが聞いてみましょう。

 

「好きなものですか?」

 

「言ってやれ、兄だと。俺はもちろん妹の他に何があるというのだ」

 

「兄様、言い方……ですが、私の好きな物は私のために労力を割いてくれる、兄様のような方です」

 

「そうかしこまらず兄以外なにもいらない、と言ってやってもよいのだぞ」

 

「ですから、言い方が」

 

 

君達、ながい……長くない? (再確認) 答えが2つあって、それぞれに双方でリアクションするから4倍だよ、4倍。

こんな事したらタイム壊れちゃ~う!!

 

「嫌いなもの、人間に決まっている。それと貴様もだ」

 

「私は、特には……でも、もしイアソン船長にあったら、一撃……いえ、一言いわせてもらいます」

 

「ああ、確かにその礼をしなくてはな。特にイアソンと貴様としておこう」

 

 

えぇ……こうなんか、お兄ちゃんにむっちゃ嫌われてます。ただまぁ、好感度は嫌いを好きにするほうが、無関心を好きにするより簡単だって、それ1番言われてるから。

 

「マスター、私を打ち倒した人。あれから腕を上げられましたね」

 

ま、多少はね? というか流れるように個別イベントにはいりましたね。

 

「あの時、兄様がいない不安で狂った私を更に狂わされてしまった時。貴方の拳を受けた時だけ、兄様がここにいないことを思い出せました。それがあったので今此処にいます」

 

大胆な自分語りは女の子の特権! でも巻きでお願いしたいなーって。

 

「その御礼をしたかったので、少しばかり縁のあるものを最後に託せたのですが、どうやらそれがなくとも此処まで来られたようですね」

 

「ポルクスの好意を無駄にしたのだぞ、貴様は何故すぐに呼ばなかった!」

 

「流石は私を傷物にして、押し倒して、組み伏せた方です」

 

「だいたい、アタランテを味方につけ数で勝っていて、あの戦い方は何だ! もっとこう、やりようはあっただろう!」

 

「我らディオスクロイ、テュンダリダイとして受けた恩は返します」

 

「人間に貶められた上に、その人間に借りがあるなど、許されん!! 俺ではなく、ポルクスの名誉が辱められば尚の事!!」

 

「私が貴方を守護します。絶対に守護します。どうかお任せ下さい」

 

「貴様が冥府に落ちる時一度だけ掬い上げてやる、せいぜい感謝しろ」

 

あーもう滅茶苦茶だよ!! 交互に自己完結して喋らないでくれ。

ともかく、これで前衛戦力確保ぉ! です。

 

次の特異点は長丁場で素材もまぁまぁ拾えますので残ったリソースを全部与えて、今日はもう寝ます。

ディオスクロイとしての召喚だからか、それとも元からそうなのか、部屋は一つで良いそうです。ベッドは……あ、1つじゃ狭い? そうですよね。二人共結構大きいので仕方ないです。ベッドを運んであげて、はい、解散! 就寝! 朝だー!!

 

もはや、確認するまでもなく、何時ものように何時もと同じだけ賢さと話術と器用さと耐久が上がったのを確認して、藤丸君に喧嘩を売りに行きます。

 

藤丸ー、野球しようぜ!

 

というわけで模擬戦ですが、今回はマシュは様子見ということでお休みさせたいという提案が来ますので、えっちゃんと槍上だけを用いて2VS2での勝負になりました。ナポレオンの解説とシェヘラザードの実況に、マシュも大満足でしょう。

 

2VS2……つまり、こっちはディオスクロイのみです。なんかたんねぇよな? でもマスターの戦力を考えると……いや、どうなんだこれ。

 

まぁ魔力消費の確認という意味では丁度よいですね。

 

はぁい、よーいスタート。

双子VS双子のように顔と声が似ている他人の対決です。

 

同じ戦場程度でしたら、別行動は基本問題ないので任せましょう。えっちゃんはポルクスが、槍上はカストロが凌ぐみたいですね。

 

開幕から魔力放出でえっちゃんがポルクス……ではなく、横を抜いてこっちに来ますね。ちょ、ちょっとまってください!

 

「させません!」

 

すかさずポルクスちゃんも自分自身をセントエルモとすることで、強化してブロックしてます。いやー凄いっすね、でも目に見えてシンドバッド君の魔力が減りますね。

あ、カストロ君も強化されてます。こっちは馬上槍を、その場に踏ん張って受けきってるようです。ラムレイにも蹴られてますがダメージを気にせず切りかかってます。復讐者は傷を受けるほど強くなりますから、理にはかなってますが、こっちの事情も考えてよ。

 

シンドバッドくんも負けじと藤丸君へとダイブをかましましょう……あっぶぇ! 雷撃がとんできました。藤丸君の位置取りが嫌らしいですね。かならずサーヴァントの視界範囲を抜けないと肉薄できないようにしてます。

あーめんどくせ。

 

というわけでカストロ君に加勢する方向に切り替えましょう。

 

「邪魔だ!」

 

兄様許して! そんな文句言わないでくださいよー。ラムレイは一先ず左側面を狙います。槍の稼働域の関係上、回転が入る分避けるモーションが間に合いますので。風を使われても、嵐への加護があるので、今なら一定の耐性があったりします。

槍上への攻撃はほぼ通りませんが、ラムレイならばひるませるくらいは出来ます。騎兵は側面が弱い。古事記にもそう書いてある。

 

そして怯んだ隙に、カストロ君の怒り任せの一撃で槍上を上からの切りつけで抑え込みます。もっと技量使ってほら、ケイローン先生が反対側で泣いてるぞ、星座的に。

 

ポルクスちゃんは、えっちゃんが雷撃で失った一手分のアドを逃さず攻め立ててますね。クレバーで手数が多いしっかりとした戦いです。

 

このまま藤丸くんまで駆け寄って……ってガンド!? それを人間に向けるな!! 当たればビーストも足止めする呪いとか、魔術の概念壊れるぅ!!

流石に魔力不足で、身体能力にデバフがかかってるけど誤差なため回避が……あー……当たってしまいました。コレはゲームセットですね。仕方ないね♂

 

「人間! 貴様のせいで負けたではないか!」

 

「兄様、マスターは兄様を助けようとして」

 

でも、これでわかったことはあります。一先ず宝具を使わせなければ、多少は戦いながら、シンドバッド君も動けます。ですが、これでも結構消耗したので、持久戦は向かないです。

この短時間で既にいっぱいいっぱいに近いですからね。ディオスクロイを戦わせる時は、マスターが前に出すぎて電池切れになるリスクを想定しなくてはいけません。

 

それでも連戦や、敵中突破などは厳しいでしょうが、強敵の抑えをシンドバッドチームでもできる様になったのは、良い収穫でしょう。

 

 

もう、モラトリアムでやることはないですし、日数を進めて、ディオスクロイの好感度を稼ぎつつ、神代というか、全環境でも呼吸できるアイテムだけ貰って出発しましょう。

 

 

それでは、エルサレムに イクゾー!!

 

 

 

 

 

 




グローブが衣服のどの部分を用いられた物かは、被告人黙秘により不明である。


正ヒロイン3人が一言も喋ってませんが、行間ではきっと色々してるはずです。


あと誰か息子のために、オリュンポス姉弟とディオスクロイのスワッピングバトル物のSSか薄い本をかいて下さい。お願いします! カストロ君が何でもしますから!!
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