[WR]FGORTA YAMA育ちレギュ [66日22時間15分32秒] 作:HIGU.V
「ここは?」
立香が目を覚ますと、彼は地面に横たわっていた。少なくとも此処はカルデアではないことが分かる、なにせ土の上だ。
今までレイシフトを用いて様々な時代と地方を回った……とは少し言い難い、なにせ8回のレイシフトの内訳は実のところ、1回は自分のいた国の日本で、あとは西ヨーロッパが3回、アラビア半島の上付近西アジアが2回に、アメリカが1回、よくわからないところが1回なのだ。ユーラシア大陸の東側や、中南米などは全くご縁がないのである。
それでもわかることは、この土の匂いは嗅いだことはなく、こんな紫色の空も見たことはなく……
「えぇ……なにこれぇ」
こんな変な城は見たことがないということだ。
その城はまさに不気味に聳え立つという表現がふさわしかった。
はるか遠く、山の頂上には荘厳な作りによって日本人の西洋の城のイメージみたいな建物があり、そこからは、山の斜面に沿っていくつもの丸みを帯びた屋根の作りが特徴敵な、中東風の建物がトグロを巻くように細い廊下のようなものでつながっている。
まるで素人に中東風の城を作ってと頼んだ結果、なぜかインドと混ざって小さいタージマハルがたくさん置かれて、真ん中にノイシュヴァンシュタイン城を置きました。
という造型が狂っていた。
「先輩、無事ですか」
マシュも近くにいたようで、直ぐに駆け寄ってくるが、その格好が彼には見慣れた、しかしあり得ないものであった。
「マシュ!? そ、その格好!」
「えっ? はい! いえ、この格好はその!? 決していつも通りじゃないわけではないです。この下には誓って普通のスタッフ用の服を着ています、本当です!」
「いいや、それは知らないけど。何でサーヴァントの格好をしているって事だよ?」
そう、マシュはデミサーヴァントとしての格好していたのだ。マシュ・キリエライトは デミサーヴァントとしての力の大半を失い、普通の少し体が丈夫な少女となっていたはずだが。
何故か此処に来た時の自分の格好に驚いて、とっさに霊衣を展開したら出来たという。一体どんな格好だったというのだろうか? 疑問は尽きないが状況の把握が先決であろう。
「カルデアとの通信もつながらない、か」
改めて周囲を見る。
目の前にあるのは、立派な城というよりも、もはや山だ。なにせ螺旋状に登山道がある山の道中に離宮のような形で建造物があるのだ。まるでそこを経由しないと一番上にたどり着きませんと自己主張しているように。
逆に言えば、露骨なまでに今回行くべき目的地であるであろう、城は目の前にあり、周囲には何もない。というよりも、山の上に立つ城なので、ここからわざわざ下山して散策という感じではない、此処より麓の方向には何か霧のようなものも出ている。
「マシュ、あれ何かわかる?」
「いえ、カルデアのデータベースでも、これと似たようなものを見た記憶はございません」
まるで英雄博士なマシュのその言葉に対して、立香はつまりこれはかなり特殊な状況だと理解した。
彼のサーヴァントの一人、謎のヒロインXオルタ。通称えっちゃん。彼女と親睦を深めるにつれて聞いた話、それは世界にはサーヴァント・ユニバースという別宇宙があり、そこにはたくさんの色物……もとい複合的な要素を持た英霊がいるとのことだ。
「だめだ、ここはレイラインがないみたい。サーヴァントが召喚できないよ」
立香は手に持っていた荷物を一度置いて、マシュが居るのでその盾を用いて、自身のサーヴァントたちを呼ぼうとするものの、それらしい反応は帰ってこない。手には令呪もあるので、これを使えばあるいはという所だが、マシュの方を見る。
彼女は久方ぶりの霊衣に少し戸惑っているが、その動きは彼が見てもしっかり以前通りであり、充分以上にサーヴァントとして戦えるであろう。魔力の繋がりもしっかり感じることを考えると、彼女への支援に使うのが最も確実性が高い。
そこまで考えると、立香は意識を切り替える。
別にこれは、今までのレイシフトと違い、何かを回収したり、倒したりするのではなく、帰ることが目的だ。
ここへは、手紙を受け取ってきた以上、相手に用事があるのであろう。ならばそれを聞きに行かなければならない。
「マシュ、いこう。何があるかわからないけど」
「はい、先輩、そうするほかなさそうですし」
二人は、まずは城門というよりも、高級住宅についている豪華なフェンスをとてつもなく大きくしたゲートっぽい物へと足を向けるのであった。
「ごめんくださーい」
「誰かいませんかー」
唯一の入り口のようなここには誰もいない上に、呼び鈴も付いていなかった。周囲を囲う城壁を越えること自体はマシュに頼めば不可能ではなさそうだが、相手が何もアクションを見せていない以上、一度考慮の外に置くことにする。
「あら、お客様?」
暫くすると、パタパタと音を立てて、どこか聞いたことある声と共に、一人の女性がやってきた。コルセットとエプロンをつけた、オレンジ色の露出が多めの服装は、見覚えのある人物の物であった。
「マタ・ハリさん!?」
「? どこかでお会いしたかしら? 私はマーガレットよ?」
しかし、彼女はこの1年近い間苦楽を共にした仲間と瓜二つであった。というよりもその名前からして恐らく本人であろう。
どういうことであろうかと頭を悩ませる間もなく、立香とマシュにはそれぞれは推察されるアイデアがあった。
立香は、アーサー王のあれだなぁと思った。アルトリアが、冬木のことをあんまり覚えてないないということに加えて、完全に別人な体つきだった事。そういうきっと同人の空似的な物なのだろうと。
マシュは、ギルガメッシュ王のような物でしょうか? と考えた。ウルクで出会った賢王は老年期のそれであり、最後の時に出会ったのは冥界下りのころ。目の前の彼女が役名であり通り名を名乗っていないのは、かの王のように、まだそこになっていない彼女なのではないかという一歩踏み込んだ考えであった。リップの色というか、メイクが少し変わっているからの判断である。
二人とも、息をするようにサーヴァントがいる事に関しては、何の疑問も抱いていない程度には毒されていた。
「あの、私たちここに気が付いたらいたのですけど」
「そうなんです、ここの人に呼ばれたと思うんですけど」
「あら、そうなの。私はここで家政婦みたいなお仕事をしてるのだけど、確かに来客がそのうち来るとは聞いているわ」
にこにこと笑いながら、マタ・ハリもといマーガレットはそう答える。不思議な笑顔であったが、二人は顔を見合わせると、やっと話が見えてきたなと納得する。
恐らくこの城の主が、この事態の元凶であり、解決のカギになるのであろうと。
「それでは、案内していただけませんでしょうか? 決して怪しいものではございませんので」
「お願いです!」
「わかったわ、ついてきて頂戴」
マーガレットは特に悩む様子を見せることなく、朗らかにそう答えると、ゲートから数歩下がる。すると、おどろおどろしいチープなホラー映画のように。大きなフェンスがギーと音を響かせながらゆっくりと開いていく。
「んーこの音は嫌いそうね、油をさしておかなくちゃ」
「は、はぁ」
マシュにはわからないが、立香は雰囲気あるなぁと少し興奮していた。なにせ紫色の空、不気味な城っぽい建物、さび付いたゲートとくれば、これはもうお化け屋敷的な物なのであろう。
絶対に、何が出てきても驚かないぞ。人理を修復するために世界中を駆け回った俺が、この程度に驚くものか! としっかり決意を固めたのである。
「それで、ここの主人はどんな方なのですか?」
マシュの疑問は当然であろう、敵対的な人物であれば、本拠地に乗り込んでいくというのはリスクを伴う行動だ。魔術師などであればなおさらである。
「道すがらお話しするわ、それとごめんなさい。実は設計ミスがあったせいで、本館というかあの城まで行くための入り口が用意できてないの」
とんでもない構造的欠陥であった。超常の城は目測で壁面が数十メートル以上あり、さすがのサーヴァントの膂力でも壁面を人間を抱えて登るのは無理であろう。
「えーっと、それでどうするんですか?」
「安心して、あのハレムの離宮はそれぞれつながっていて、ここから順番に離宮同士をつなぐ渡り階段と廊下を順番に進んでいけば、最後に城につくわ」
立香はこの時点で嫌な予感がした。なにせ建物は中東風とインド風がヘンに混ざっているのに、接合部の階段は白い大理石のようなもので出来ており、ギリシャっぽい柱が建っているのだ。つまり【順番に通っていかねばならない、長い長いギリシャ風の階段の先にある目的地】なのだから。
「あの、それって、もしかしなくても」
「それぞれのハレムには、雇われの護衛がいて、彼らを倒さないと進めないから気を付けて頂戴ね。」
あれだー! これはあれだ! と立香は心の中で叫んだ。見上げてみると、巨大な建物なのに距離感が狂うほど遠い上に、ショートカットが出来ない。
つまり、そこに行くまでに、まっすぐではなく、いくつもの離宮を経由して敵を倒して進む。急に空間の何かしらの数値が下がっていったような気がする。
「先輩?どうしましたか?」
「いや、なんでもないよ。それじゃあ、マタ……じゃなくてマーガレットさん、案内お願いします」
「まかせて、2名様ご案内でーす」
こうして立香たちは登り始めることになる、この長い長いロードを。
1つ目の離宮へ入った一行。といっても門の横の横のドアから入って、壁に沿った円形の階段を、美しいらせん状のそれを上っただけであるが。
「それで、なんでわざわざ離宮を守ってるのでしょうか?」
マシュの疑問はもっともだ。なにせ自宅である。こんなことをする必要性はないのであろう。
「当家ではお客様にもそれ相応の格式が求められる、ゴージャスでラグジュアリーな城だからよ。って、女主人は言ってたわね」
「ん? どこかで聞いたような言い回しだなぁ」
「そうですね、なんか最近聞いたような気がします」
そしてそのような雑談を交えながら、何とか登り切った先に待っていたのは、何時かの過去で少しだけ会った一人の女性であった。
「やっと来たわね、シャバ僧ども……じゃなかった、よくきましたね、皆さん」
いきなり台無しであったが、そこに立っていたのは、黒く長い美しい髪が、白を貴重としたスポーティーな水着と真っ白な肌とのコントラストが美しい、活動的な印象を受ける美女であった。
「えーっと、聖女マルタではないでしょうか? 装いは異なりますが」
「うん、カルデアの記録で見たよ、間違いないと思う」
そこにいたのは聖女マルタ、なぜか水着で、聖女の杖も聖骸布もまとっていないが、神聖な雰囲気を漂わせている女性であった。
「このような、贖罪の機会を与えてくださったことに感謝して、全力で行きます。しっかり受け止めなさい」
それだけ言うと、彼女はステップを踏み始める。
何らかの会話や情報をもらえる前に、鉄火場の空気になってしまい、顔を見合わせるものの、やるしかないと判断して、久方ぶりの戦闘の脳に自分を切り替える。
「マシュ! 行くよ!」
「はいっ、先輩!」
「ハレルヤ!」
「たああああ!」
聖女のこぶしと、ラウンドシールドがぶつかりあった。甲高い金属通しがぶつかったような音が響き渡る。やはり聖女の拳は一流の武具なのであろう。
「くぅぅぅ、凄まじい威力です。ですが、耐えられないほどではありません! 耐えてみせます!」
「私の拳は悪魔や死霊を鎮めるもの。善性のあなたに対しては、ただのか弱い女性の細腕としての威力しかありません。強く感じるには何かやましいことがあるのでしょう」
いや、そんなわけないだろ。立香はそう思ってしまったが、色々と台無しなので、口にすることはなかった。
「これで終わりです!」
「くうううう」
戦いは泥臭く、グダグダになっていったが、最終的にはマシュが勝利した。立香の支援と、何よりも聖女マルタは宝具を使うことなく、ただ近づいて殴ってくるだけであり、少しずつマシュが押し勝ったという形だ。
「ふうぅ。良いでしょう、私の負けです。ここを通り先へとお進みなさい」
彼女はそういうと、体が金色の粒子に包まれていく。全く致死のダメージなどを受けて無く、ただ負けを認めただけであるのにだ。
「あら、帰っちゃうの?」
ずっと静観していたマーガレットは、聖女マルタに向けてそう話しかける。どうやら、致命傷を与えたわけでもないのに、どんどん消えていくのは聖女マルタの意思のようだ。
「ええ、当然です。私は主婦の守護聖人ですし、充分な贖罪も果たせました。故にもうここにいる理由もありませんので」
「そう、それなら仕方ないわね」
「はい。それでは良きご加護がありますように」
彼女はそう言って、消えていった。あっさりとした退場に立香は少し面食らうものの、彼女の言う通り先に進めるのだから、問題はないであろう。何よりもやるべきことがしっかりとわかったのだ。後は進んでいくだけである。
「それじゃあ行きましょう。この先は長いわよ」
「そうみたいだね」
離宮を抜けて3人は次なる離宮へ向かうための渡り廊下を進んでいく。
山の斜面に作られたこの離宮郡の移動は実質的には整備こそされているが、普通に登山である。健脚には自信がある為大した苦にはならないが、それでも少し汗ばんできたなと思うあたりでようやっと次の離宮へとたどり着く。
「やぁ、待っていたよ」
そこにいたのは、馬にまたがった美少年だった。赤髪の美少年である。
「それじゃあ、早速始めようか」
挨拶もそこそこというレベルではなく、もはや実質的には奇襲と呼ぶに近いタイミングで、たどり着いた2人へと騎馬による突撃をかけてくる少年。まさに問答無用の一撃であった。
「先輩!」
「マシュ!耐えてくれ」
「もう、危ないわねぇ」
マーガレットは、慣れた様子でいつの間にか、壁沿いに離れた場所に移動しており、立香もマシュの盾で騎馬突撃をとどめている間に距離を取る。
これにより、敵の奇襲による優位性を潰し、運動エネルギーも無くした。
止まっている騎兵ほど脆い物はない。それは彼の二人目のサーヴァントに教わった戦術概論の中で口を酸っぱく言われていたことだ。
「今だ!」
「やぁあああ!」
マシュは相手を逃がさぬように押しとどめていたエネルギーを左にいなし、側面を取って、そのまま盾を回転させて、騎手である少年に引っ掛ける。
「おっと」
落馬しそうになった彼は、素直に高く飛びあがることで、無事に自らの足で、しっかりと地面に足をつけた。
「うん、やるねぇ」
「先輩!! この方はアレキサンダーさんです!」
「軍団を率いらせたら大変だけど、今は彼しかいない!」
「心外だなぁ、僕はブケファラスと共にここにいるよ」
そして駆け寄ってきた愛馬へと再び騎乗しようとする彼。状況はまた、振出しに戻ったと言える。
しかし、既に言う成れば敵は将であり、王が単身で護衛も付けないでいる状況で、対する此方は、騎士により攻め立てている。
「あぁ、やっぱりだめかぁ、せっかく再戦の機会をもらったのに」
少しずつ刈り取るように、何とか押し切ったマシュ。体力的には消耗があるものの、怪我などは無く、完全勝利ともいえる。敵対していたアレキサンダーは地面に大の字に寝転がってぼやく。
「まぁいいか。楽しかったし、それじゃあこの後頑張ってね」
彼はそれだけ言うと、金色の粒子になって消えていく。どうやらそういうシステムのようである。
「少し休もう」
「そうですね、マーガレットさん申し訳ありませんが」
「お茶が入ったわよー」
移動と戦闘を、マシュ一人だけでこなしている為、疲労がたまっていた二人は、この場で休もうとするのだが、いつの間にか端っこにティーセットと、席が用意されていた。
「じゅ、準備いいですね」
「全く気づきませんでした」
「はぁい、召し上がれ」
客人をもてなすのは当然とばかりに、二人にサーブしていくマーガレットの姿を見ながら、二人はまだ続きそうな戦いを考えて、まずは体を休めるのであった。
「来たか!」
「遅かったですね!」
次の離宮へとたどり着いた立香たちを待ち受けていたのは、これまでとは違い2名のサーヴァントであった。
「我ら、双子座の力を持つ、神聖なる衣を纏い戦う戦士!」
「その名もジェミニ仮面である!! 」
そこに立っていたのは金色の髪を持つ、同じくらいの背格好の男女一組。バタフライマスクのような仮面で顔を隠した二人は、それぞれの獲物である、剣と盾を構えてそう高らかに宣言してきた。
「ほ、本物だああぁぁ!!」
「本物ですうううう」
二人の発した本物という言葉の意味は少し違ったが、概ね驚きという感情は共通できていた。
「ふふふ、立香、マシュ。よくここまでたどり着きました。この場は我ら、ディオス……ではなくジェミニ仮面が相手となります」
金色の髪を謎の風にたなびかせながら、女性のジェミニ仮面はそう宣言し。
「無事に通れるとは思わないことだな」
此方もどこからか吹いている風に衣服を揺らしながら、男性もそう続ける。
「せ、先輩どうしましょう、カストロさんまでボケに回ってしまってます」
「くぅ、普段はいい感じにどちらかが突っ込みに回ってくれるというのに……」
立香はこの場の空気感というものにだいぶ毒されて、すでに適応出来てきていた。
しかし問題である、なにせ敵はギリシャの英雄二人組である。数でも質でも神秘でもはっちゃけ具合でも負けているのだから。
「ふふ、ここを通りたければ、お菓子を渡すか、私たちを倒すかのどちらかです!」
「好きな方を選ぶが良い、人間よ!」
はて? どうしてそのような話が? 立香は急に変わってきた敵の主張に一瞬思考が止まるが。つい癖で携帯してしまっている和菓子が荷物にはあった為に、一先ずそれを献上することにする。
「えーっと、ポルクス、カストロ。これでいいかな?」
「なんだ、これは、なぜ豆を甘くしている?」
「ですが、兄様。これはえっちゃんが美味しそうに食べていたやつですよ」
「む? そうかでは食してみよう、ポルクスに万が一があることを考えて俺が先に食べよう」
「兄様! 3つしかないのです、ここは慎重に。我々はいつでも一緒、そうでしょう? 同時に食べましょう」
「ああ、そうだな、ポルクス。だが、残りの1つというのも具合が悪い。奴にでも持って帰ってやるとするか」
「それならばしばしの我慢ですね」
なんか、本当に落差がひどい。何か自分はピントを合わせ間違えているような、そんな違和感がある。だがしかし状況は彼を待ってくれなかった。
「さて、確かに菓子を受け取りましたので、通っても良いでしょう! ですが!」
「貴様の国の神話では、仲間を募るときに甘い菓子を送るのだそうだな」
何やら始まってしまっている、マシュの方を振りかえると、彼女はすっと目をそらした。孤軍奮闘である。
「こうも請われては仕方がありません、立香に同行しましょう! 兄様!」
「ああ、ポルクス、この先もまだ見ぬ強敵が控えているからな、力になってやろう、人間」
「改めて紹介しますと、私はPとでも呼んでください、どうでしょう兄様! いい名前ですよね?」
「ああ、お前の美しさがよく表れている、良い名だ、俺はCとでも呼べ」
かくして、立香の旅の一行にジェミニ仮面が仲間に加わった。バタフライマスクをした謎の双子戦士、いったい彼らの正体は何者であるのか、謎が謎を呼ぶ中、この謎特異点の探索はついに後半戦へと突入する。
一体何者なんだ……(いつもの)
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