オリ主「一夏、俺は思うんだ」 一夏「……何だ?」 作:通りすがりの変態
「一夏、俺は思うんだ」
「またか、何だ?」
「……すまん、言いたいこと忘れた」
「忘れたのかよ!」
ビックリした、別の意味でビックリした!
「いやー、すまん。たまになっちまうんだよな」
「……あぁー、でも分かるかも。パッと思い付いたことって、忘れやすいよな」
「そうそう、思い付いて、共有しようとして相手呼んだら忘れちゃうんだよ」
「あー、俺もやっちゃうなそれ。前にシャルと話しててさ」
「うん」
「ふと何か思い付いたんだよ」
「うん、それで?」
「それで話そうと思って名前呼んだんだよ」
「あぁー、オチが読めた」
「想像通り、話したいこと忘れちまったよ」
「気まずいやーつ」
「あの後にごめんっていうの、気まずいというか、恥ずかしいというか……」
「微妙な感じだよなぁ」
「そうそう、それ」
「微妙な感じエピソードといえば……」
「それ語呂悪くないか?」
「うん、言ってて思った。でさぁ、この前セシリアと飯食いにいったんだよ」
「お、外食か?」
「いやいや、食堂だよ食堂」
「あぁ、やっぱり?」
「分かってたのかよ。まぁいいや、でな?俺はその時焼き鮭定食、セシリアはなんかのスパゲッティーだったんだよ」
「うんうん」
「でな、セシリアの方が先に並んでたんだよ」
「おう」
「でさ、
「おう、食券の半分渡して、できたら呼ばれるから受け取りにいくって形式だな」
「でさ、待ってるわけじゃん?」
「あぁ、オチが読めた」
「ご察しの通り、後から並んだ俺の方が先に呼ばれたよ」
「気まずいよなー」
「セシリアは気にしないで食べていいって言ってくれたけどさぁ……」
「食べづらいよな、分かる」
「こう、ファミレスとかで自分が後から頼んだのに先に自分の料理が来たときに通ずる何かがあるよな」
「でも、どっちかっていうと逆の方が多いんじゃないか?」
「あぁ、分かる。何か、敗北感というか……悔しさというか……あるよな」
「いや、そこまではいかないだろ……」
「そうか?俺はやだけどなぁ」
「まぁ、料理は時間かからないものかかるものではっきりと分かれるからなー」
「そうだよなー。でも自分の好きなもん食いたいし、でも相手より先に来たらーって思うとなぁ」
「難しい……」
「……なぁ、一夏」
「ぅん?」
「……腹へった」
「え?……あ、もう昼時か。意識したら腹へってきたな」
「食堂行こうぜ、早くいかねぇと混雑するからな」
「おう、行こう行こう」
「何食べる?」
「んー?野菜炒め定食かなぁ」
「俺は……炒飯・ラーメン&餃子セットにするわ」
「おいおい、確か昼食後の授業って……」
「大丈夫だ一夏、問題ねーよ」
「……大丈夫かぁ?」
「う~……腹いてぇ……昼飯の後にISの実習なんて聞いてねぇ~よ~……」
「言わんこっちゃない……」
皆さんもファミレスで似たような経験、ありませんか?作者はないです。
皆さんの微妙な感じエピソードはありますか?
ちなみに、作者は白米に合わせるなら断然肉ですね。
微妙な感じエピソードは、特にないですね。