クラス対抗戦は、なんやかんやあって我ら1組がかっさらった。ん?なんやかんやの部分の描写がない?ご都合主義って便利だよね。それより今は・・・。
千冬「では、クラス対抗戦の優勝商品を配る。全員、刀隠に感謝するように。」
クラス一同『あざーっす!!』
社「いえいえ、皆が喜んでくれてなによりだよ。」
俺はただ蹴っただけなんだよなぁ、ん?優勝商品?ンなもん、『1ヶ月スイーツ食べ放題券』に決まってんじゃん。スイーツで腹いっぱいになりたいんだよ。まさか、バケツプリンが完備されてるとは、予想外だった。
千冬「それと、転校生を紹介する。ガッカリしろ、女子だ。」
あー、それ言っちゃいます?見なさいよ、皆がガッカリしてんじゃん。出鼻挫くの好きだなぁこの人。つか、こんな時期に転校生か・・・。
千冬「では、入ってこい。」
そう言われると、教室のドアが開き。3人入ってきた・・・。おい、ウソだろ?ちょっと待って、アイツ等かよ?!
千冬「では、自己紹介しろ。」
???「刀隠マドカです。兄共々よろしくお願いいたします。」
マドカだ!最近、テレビ電話に出てこないなって思ってたら転校生として来たかぁ。今夜はパーティーだな。
???「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ軍所属の代表候補生で、ここに在籍している。胸が断崖絶壁で尻がデカい女性、クロエ・ボーデヴィッヒは私の姉だよろしk・・・クロエ「ラウラ、ちょっとこちらへ・・・。」あ、姉上?!ちょっと待って!関節はそんな方向には曲がらがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そのままラウラは、クーさんに連行されて行った。ラウラ、強く生きてくれ、後クーさん。どっから出てきたの?いきなりヌッと現れたから、ちょっとビックリした。それより今は・・・。
???「シャルロット・デュノアです、フランスの代表候補生です。ところで、刀隠社君はどこ行ったのかな?」
教室がザワついてる。知ったことか!俺が、どこにいるかって?自分の机の下だよ!
セシリア「や、社様?(小声)」
社「セシリア、ここに俺はいないOK?(小声)」
セシリア「え?で、ですが・・・。(小声)」
社「OK!(小声)」
セシリア「Y・・・YES・・・。(小声)」
よし!後は目を閉じて、再び開けたら。シャルロットはいない!いないんだ!いないと信じるんだ!よし!開けるぞ!開けちゃうぞ!いざ!オープンセサミ!!
シャル「あは♪」
開けた先には、ハイライトがオフになって瞳孔をかっ開いたシャルがそこにいた。いいよな?いいよな?叫んでもいいよな?叫ぶぞ、叫んじゃうぞ。はい!3.2.1!
社「w@yagjpmgmpw~~~!!!」
言葉にならない叫びを上げた。
シャル「もう、いきなりボクの前からいなくなるんだもの。フランス中探し回ったよ、しっかしあの監禁部屋からどうやって逃げたの?ボクちゃんとキミをベッドに手錠を掛けて、あまつさえ首輪まで付けたのにご丁寧に外したよね?どうやって外したのか教えてくれない?次は外されないように強化しておくから安心してね♪それと、鍵の開け方とかも、教えてね♪二度と開かないようにするから。ホラ、婚姻届まで用意したんだよ?式場もバッチリ下見済。ボク達の将来は安泰なのに、なんでボクのところから逃げたの?教えて?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ・・・。」←(ここまで一息)
社「ひっ!ヒッィイ!」
怖い!怖い!怖い!めっちゃ怖い!何が怖いって、ハイライトがオフってて、瞳孔全開にして、婚姻届片手ににじり寄ってくるのが最早ホラーだよ!
セシリア「お待ちなさい!」
おぉ!セシリア!この状況を打破してくれるのか?!今のお前は俺の救世主だよ!
セシリア「社様と、ヴァージンロードを歩くのは、このセシリア・オルコットですわ!」
ん?あれ?なんか風向きおかしくなった?シャルの首がグリン!って音鳴らしながら回った気がする。お前、首大丈夫?
シャル「へぇ?君、社のなんなんだい?」
セシリア「社様をお慕い申している一人ですわ。」
二人が睨み合ってる間に、こっそりと机の下から這い出して周りを見たら。なんか好奇の目で見られてるんですが?織斑先生と山田先生なんで笑い堪えてるからね?ちょっとお二人さん、俺とOHANASHIしようや。
鈴・乱・簪『ちょっとまったーーーー!!!』
ここで、追加3名がログインしてきた。どうしよう?収集つくのかなこれ?
マドカ「お兄ちゃんを巡ってのバトル・ロワイアル!ファイ!!」
マドカ引っかき回すんじゃ・・・。(カーーーーン!!!)オイ!どっからゴング出した!鳴らしやがったぞ!ゴング!鳴らしやがった!あーあー、言い争いが始まった。止めなくていいんすか?あ、いいんだ。授業どころじゃねぇわ。いつの間にかマドカまで、参戦してやがんの。お前なんで参戦してんのよ。あ、よく見たら、煽ってやがんの。後でゲンコツだな。すると、ドアが開いてラウラが投げ込まれた。クーさん、扱いが雑すぎやしませんか?
クロエ「では、社様。私はこれにて。放課後に整備室にお越しください、雷鳳のオーバーホールを致しますので。」
社「あ、はい。お願いします。」
そっか、もうそんな時期だったのか。オーバーホールとなるとしばらく雷鳳とは離れ離れか。
雷鳳(ちょっと、寂しいわねぇ。あ、そうだ。オーバーホール中は夢で会わない?久しぶりにあっちの姿で会いたいなぁ。)
社(お、それ賛成。普段のお前も好きだけど、あっちの姿のお前も好きなんだよなぁ。)
雷鳳(うん!私もマスターのこと大好き!!)
おーおー、愛いやつめ。雷鳳とそんな会話をしていると、ラウラがぬーと、起き上がった。
社「お?ラウラ、気づいたか?大丈夫?」
ラウラ「カーニバルだよ♪」
????????????んえ????
ラウラ「カーニバルだよ♪」
社「ラ・・・ラウラ・・・? 」
ラウラ「おーと、今のは危なかったかもー♪」
社「危ねぇのはお前の頭ん中だよ!!帰ってこい!ラウラァァァァァ!!」
お前何処の重巡洋艦だよ!!帰ってこい!帰ってこい!これ以上のカオスはいらねぇんだよ!!!クーさん!なにしたのよーー!!
ー昼休み・食堂ー
社「あー、疲れた・・・。」
シャル「大丈夫?膝枕する?」
社「却下で。」
シャル「遠慮しないでよー。ボクとの仲じゃない?」
そんなこと言うけどな、シャルよ・・・。実力行使で膝枕はするもんじゃねぇから。ついでに俺の首おかしくなっちゃうから。ミシミシ言ってるから、離さんかい!!
ラウラ「しっかし、なにも思い出せん。最後の記憶が整備室でスパナ片手に迫る、姉上だった。」
クーさんや、自分の妹にどんな仕打ちしてんのさ。怖くて聞き出せんわ。
鈴「社、この子達らの説明してよ。私達なんも知らないんだから。」
社「あー、了解。まずはマドカな。」
マドカ「刀隠マドカです。お兄ちゃんとは、義理の兄妹になります。」
乱「え?義理なんです?」
社「あぁ、マドカのご両親は昔事故で亡くなってな。それからは、ウチで引き取って義妹として、一緒に生活してるんだよ。」
乱「あ、ごめんなさい。」
マドカ「大丈夫、気にしてないから。それに、お父さんとお母さん、お兄ちゃんまでいてくれてるんだもん。寂しくはないかな。」
社「ついでに言うと、コイツ。彼氏いるからな。」
『えぇーーーー!!!』
食堂が声で震える。うっせぇなぁ。年頃なんだから、彼氏ぐらいいるだろうに・・・。あ、そっか。今のご時世いないのが多いのか。
雷鳳『あら、やるじゃない。マドカちゃん。』
マドカ「え?何?誰?!」
社「あ、マドカは知らないんだな。雷鳳。」
雷鳳『初めまして。マドカちゃん。私は、彼の専用機の雷鳳と言うのよ。以後、お見知り置きを。』
マドカ「はえ〜、お兄ちゃん。コアとの対話を成立させたんだ。凄いや。」
まじまじと、雷鳳を見るマドカの目がキラキラと輝いていた。やっぱり、ISコアとの対話は、IS乗りの最大目標の1つであることは間違いないな。
社「さて、今オムライスを口いっぱいに頬張ってるのが・・・。」
ラウラ「ングっ!!ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツの軍人で国家代表候補生でもある。社とは、ちょっとしたことで知り合ってな。一時期、共に生活していた時もあった。」
社「生活というか、監視と逮捕な。」
セシリア「監視?!逮捕?!社様、一体なにをなさったのですか?!」
社「落ち着け、軍施設に知らなかったとは言え。鹿追いかけて不法侵入した。それと、軍人相手に大立ち回りをちょっと♪」
鈴「鹿?!不法侵入?!大立ち回り?!知らないんですけど?!」
社「言ってないからな。ま、今となっちゃ笑い話だわな。」
マドカ「お兄ちゃん、笑い話になってない。それ、お父さん達知ってるの? 」
社「知ってるよ。一応、ドイツ軍から連絡は行ってる。呆れてたけどな。」
マドカ「だろうね、私その頃本社で、訓練してたから知らなかったんだよね。 」
社「ま、ひと月程で解放されたからな。その後、フランスに渡って・・・。」
シャル「ボクこと、シャルロット・デュノアに会ったんだよね。」
社「まぁな、完全に偶然だがな。」
簪「偶然?」
社「あー、コレは話していいものか・・・。」
ちぃっとばかし、ややこしいんだよなぁ。シャルの場合・・・。
シャル「ボクは、愛人の子でね。お父さんはデュノア社の社長で、正妻の人に殺される所だったんだよね。」
簪「待って、思ってたより重たい。今までの中で1番ヘビー級の話きちゃった。」
社「いやー、街中のカフェで寛いでたら。銃撃されてさ、バイクは穴だらけにされるわ、テーブルはひっくり返されるわでムカついてな。蹴り飛ばしに行ったんだよ。そしたら、結果的にシャルを助けたことになってな。」
セシリア「なるほど、納得できましたわ。突然のデュノア社長婦人逮捕のニュースの裏にはそんな事があったのですね。」
乱「あれ?でも、確か脱獄してから行方不明じゃぁ・・・。 」
社「らしいな、その頃には俺コイツに監禁されててな。身動き取れなかったんだよ。バイクはデュノア社が直してくれたからな。オマケに今回はラファールまで壊したから、いよいよもって頭上がんねぇ。」
マドカ「逮捕の次には、監禁ときたんだ。お父さん達、音信不通になったって言ってたよ?どうやって逃げたの?」
社「ドイツ軍に教えて貰った方法でちょちょいと。」
シャル「へぇ、どんな方法?」
社「企業秘密で。」
頼むから、ハイライトOFFった目で俺を見ないで。何気にトラウマなんだよ。やめろ、覗き込むな、目を合わせようとするんじゃない。
社「ほら、さっさと食おうぜ。午後は実習なんだからよ。」
はぁ、男性更衣室が遠いのがネックなんだよぁ。
〜第1アリーナ・更衣室〜
社「あ?聞こえなかったなあ、織斑。」
一夏「もう1回、言ってやるよ。学園から出ていけよ。凡人風情が。」
やれやれ、着替えにきたらイキナリ喧嘩吹っかけられるとはな。時間押してきてるからさっさと着替えよう。俺のスーツは、上半身はピッチリとしているがノースリーブタイプで。ズボンは、ゆったりとした長ズボンタイプだから、着替えが楽なんだよな。最初は、上下ピッチリしてたんだが。ほら、俺お年頃だからさ。せめて下半身だけは、チーフにめっちゃ頼み込んで変更してもらった。対価として、初期案のピッチリスーツ姿を写真に撮られた。恥ずかしいったらありゃしねぇ。専用のシューズに履き替えたら、着替え完了っと。
社「おい、何でもいいから。着替え急いだ方がいいぜ、時間押してるからよ。一応の親切だ、どう受け取るかはお前次第だ。」
そう言って更衣室を後にする。扉が閉まる前に小さく「・・・チッ!」と舌打ちをする音が聞こえた。ま、何でもいいけどな。さてと、ストレッチでもしてよ。
〜第1アリーナ・グラウンド〜
社「ふぅ・・・。」
ストレッチしないと、ケガするからな。男のわりには、体柔らかい部類に入る。開脚180度は余裕、でないと技の中には開脚度合いが凄いのあるからね。
シャル「やーしろ。」
シャル、頼むからスーツ姿で抱きつくのやめてくれないか。お年頃の男の子なんだから、背中に柔らかい感触が、甘い匂いがするから離れて下さいな!と思っていたら、目の前を青いレーザーが通り過ぎた。ゆっくりと飛んできた方向に顔を向けると、そこには、ISのスナイパーライフルを構えたセシリアがいた。え?それ生身で、構えられるもんなの?
セシリア「あら、オホホ。外しましたわ♪」
セシリアの顔は笑顔だが、青筋が何本も浮かんでいた。怖い!怖い!怖い!めっちゃ怖い!たまのこの顔が怖いのよ!
社「って!危ねぇ!!」
再びレーザーが飛んできた。今度は、頬を掠める。ヤバい!次はどこ狙われるかわかんねぇ!なまじ狙い正確だから、余計危ねぇ!
社「シャル、離れろ!」
シャル「了解!オープン・ゲット!」
おい!俺はゲッターロボじゃねぇぞ!ん?!
社「どわぁぁぁ!!」
え?!牙月?!ということは・・・。
社「り・・・鈴?」
牙月が回転しながら、ブーメランのように鈴の手中に収まる。それより、鈴が下向いてて表情が見えない。その隣には、ISを展開しているラウラまでいる。ラウラもラウラで下向いてて表情が見えない。え?なに?流行ってんの?そんな風にするの流行ってんの?
鈴「そんなに・・・。」
ん?
鈴「そんなに乳が大きいのがいいかぁ!!!」
ラウラ「大きい乳なぞ、将来的には垂れるだけだァァァ!!」
鈴「そうよ!私とラウラが将来的にはちょうどいいのよ!」
シャル「ごめんねぇ!Dカップでさぁ!」
セシリア「Eカップで、ごめんあそばせぇ!」
マドカ「あ、私はC。」
煽んな、煽んな。ワザと見せびらかすように持ち上げちゃダメでしょ。
鈴・ラウラ『○すぞー!!!!』
社「やめーや!」
あーもう! 俺の負担になるからやめれー!
~数分後~
千冬「よし!では、専用機持ちは前に出て実践をしてもらう。ところで、刀隠。お前なんか疲れてないか?」
社「聞かんといて下さい。」
フリじゃないからね?本当にフリじゃないからね?お前等、涼しい顔してるけどドンパチする前に収拾つけた俺の苦労は半端ないからね?
千冬「そうか、では先ずはオルコット。展開してみろ。」
セシリア「はい。」
そう言って、セシリアの専用機。『ブルーティアーズ』が展開される。ふむ、やっぱりセシリアは青が似合うな。
千冬「うむ、さすがは代表候補生だな。展開速度も申し分ない。これからも励めよ。」
セシリア「ありがとうございます。」
千冬「では、次ボーデヴィッヒ。」
ラウラ「はい!」
そう言ってラウラも、黒を基調としたISを展開する。確か『シュヴァルツェア・レーゲン』あの頃と同じ姿だから、きっちり修理されたんだな。ゴメンなぁ、派手に壊して。
千冬「うむ、申し分ない。軍人ならではの展開速度だ。」
ラウラ「恐悦至極。 」
千冬「次、デュノア。」
シャル「はい、おいで!サーベラス!」
サーベラス。知らない機体だな、デュノア社で開発された新型機?でも、そんな話し聞いた事ねぇや。
シャル「あ、中身はラファールだから。正式には『ラファール・リヴァイヴ・サーベラス・カスタム』だから。」
社「名前長っ!」
それよか、ラファールとしての原型が残ってないな。外装だけでこうまで変わるのか。
シャル「ちなみに、中身は社。キミが壊したラファールを使ってるんだよ。」
社「え?マジか。」
シャル「そうだよ。まるで社に抱き締められてる気がして、僕は高揚してしまうんだよ!!あぁぁぁぁ!」
社「先生、シャルがトリップし始めたんで。気にせず行きましょう。」
後ろでISを纏ったまま、クネクネしているシャルを尻目に織斑先生に進言する。
千冬「了解だ。後、刀隠。後方注意だ。」
社「へ?」
すると、ガシッと肩が掴まれた。うぉぉぉぉ!ビックリした!!誰?!誰?!誰?!オレンジの装甲色、シャルか!そう思って振り返ったのだが、止めといたら良かったと後に思った。
シャル「へへへへへへへ♪」
社「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
視界いっぱいに、シャルのトリップした顔がアップに広がった。
怖い!怖い!怖い!ハイライトOFFって、ヨダレ垂らして、鼻血垂らしてる女の子ってこんな怖いの?!これにトキメキ憶えたら。間違いなくヤバいヤツ!
シャル「へへへへへへへ♪さぁ、社。このまま役所に行こうか♪」
社「いやじゃーーーー!!雷鳳ーーー!!!」
雷鳳『展開と同時に、最大放電!!シャルちゃん!ごめんねぇ!』
バリバリバリ!!と雷鳳からプラズマエネルギーが放電される。俺は雷鳳を纏っているから、放電の影響はないんだが。
シャル「あばばばばばばばばば!!!」
シャルはガッツリ感電していた。まぁ、ISには耐電性能があるから、そこまでは酷くはないだろう。
社「おーい、シャル。大丈夫か?」
シャル「なんとか・・・。酷いよー、イキナリ放電なんてさぁ。」
雷鳳『シャルちゃんが、イケナイのよ?マスターが怖がってたじゃない。次はこんな程度じゃ済まないわよ?』
シャル「う・・・。気をつけるよ・・・。」
流石に懲りた感じだな。もう勘弁してもらいたいぜ・・・。お、鈴とマドカも展開し終わったか。織斑はっと・・・。え?何?まだなの?展開イメージは人それぞれだけど、お前さん、雑念多すぎない?
千冬「何をしている!織斑!展開イメージをしっかり持たんか!」
一夏「やってるよ!さっさと来いよ!白式!!」
そこまで言われ、ようやく光の粒子が現れ、ISの形をなしていった。コイツもしかして白式に嫌われてる?声とか聞こえないから分からんが・・・。まぁ、俺には関係ないから言わせてもらうか。
社「雑念多すぎなんだよ、集中できてんのか?お前さん。」
一夏「なんだと?!」
社「集中してないから、イメージすら出来てない。もしかして、白式とあんまり触れ合ってないな?ちったぁ、触れ合ってやんなよ。でないと、放り出されんぜ。」
一夏「触れ合う?機械と触れ合ってなんになんだよ?ただの機械じゃねぇかよ。」
社「んだとコラ?ISはチーフが・・・。篠ノ之束博士が、宇宙に行きたい夢のために、開発したもんだ。それをただの機械だと?ざけんじゃねぇぞ!博士の!チーフの夢の為に!そして、俺の夢のために!ココに来た!」
止める気はない、自分の感情を止める気がない。気づいたら、俺は他の生徒にも睨みを効かせていた。
社「お前等も、そんな風に考えてんのか?ISは、ただの機械だと、己の力を誇示するものだと。」
生徒「わ、悪い?!だってそうじゃない!ISは私達女性にしか・・・。社「だが、俺達というイレギュラーが起きた。」っ!」
セシリア「そうですわね、社様と織斑さん。この2人の出現で世界は大きく変わろうとしていますわ。」
ラウラ「そんな事もわからんとはな。同じ女性として恥ずかしい限りだ。」
鈴「止めましょ、時間の無駄よ。」
千冬「凰の言う通りだな、お前等の気持ちなどどうでもいい。だがな、生憎私は女尊男卑が嫌いでな。寧ろ憎んでいると言ってもいいな、束の夢を侮辱されたのでな。」
生徒「そ、そんな・・・。貴女だってそうじゃないんですか?!『白騎士』の貴女なら、分かってくれるのでは?!」
次の瞬間、生徒の眼前に打鉄の武装の一つ『葵』が突き付けられた。ISの武装を生身で持つ人、これで二人目なんですけど・・・。つか、ポンポンそんなに生身で持たないでよ、なんか男としてのって言うか、鍛えてきたのが無駄に思えるからね?それよりも眼前にいきなり刀突き付けられたら怖いよな。ガタガタ震えてるじゃん、トラウマ確定だな。
千冬「私はな、あの時非常に腹立たしかった。束の夢を目標を侮辱され、あまつさえそれを当然の権利として主張し、行使する。私はそんな考えが大嫌いだ。次に、巫山戯た事を言ってみろ。3枚おろしにしてくれるから、覚悟しろ。」
あーあ、可哀想に腰抜かしてんじゃん。織斑先生、殺気飛ばすのそこまでにしません?俺はなんとか耐えてるけど他の人が耐えられないから。
社「先生、そろそろ次行きましょうや。時間が惜しいです。」
千冬「そうだな、ではこのままお前達には飛行してもらうが。刀隠、お前の機体は・・・。」
社「飛べやしないですが、走ることはできますよ。」
そう、雷鳳に飛行能力はない。せいぜい、空中に足場作ってそこを走るか立つぐらいしか出来ないのだ。だが、そんなことは大したことじゃない。空中を走れる、それだけでも十分なのだから。
千冬「分かった。なら飛べ!」
社「お前等、お先に!」
力強く、地面を蹴ると景色が間延びする。いつも通りの見慣れた加速する景色だ。下の方では、『消えた!』と騒いでいる生徒達と。俺の方に顔を向けている織斑先生の両者がいた。つか、織斑先生、あの加速見切ったの?だとしたらめっちゃ怖いんですけど、貴女の動体視力どうなってんの?
ー千冬sideー
相変わらずの加速だな。私でも最近ようやく視界の隅で捉えることができるようになったが。あれでもリミッターがかかった状態での加速らしいが、リミッターを全て解除された時、私でも捉えることは不可能になるだろうな。
千冬「お前達、いつまでもキョロキョロしていないで!刀隠なら。既にあそこまで駆け上がったぞ。」
そういいながら、上に指を向けると生徒含む全員が空を見上げた。見上げた先に特徴的な赤いエネルギー体のマフラーがたなびいていた。
鈴「相変わらず速っ?!」
セシリア「あれでも、リミッターがかかった状態なんですのよ?」
シャル「速いとは聞いたけど、これは予想外だよ。」
ラウラ「全くだ。瞬間移動ではないか?あれ。」
マドカ「ほえ~、お兄ちゃん。速っ。」
ボヤきながらも、各自スラスターを点火させ。一直線に刀隠に向かって飛び始めた。うむ、流石は代表候補生だな。キレイな飛び方だ。それに比べて一夏のやつあっちこっちにフラフラしながら、おっかなびっくりに飛んでいるな。アイツは今度補習決定だ。
千冬「刀隠は例外として、他の代表候補生の飛び方を参考にするように。」
生徒「織斑先生、織斑君は?」
千冬「論外だ。」
箒が、なにやら喚いているが無視だ無視。ところで刀隠、お前はなにを歌っているんだ?
ー社sideー
社「♪Wanna take you, baby, take me higher
愛を抱きしめて いま
Gonna TIGA! Take me, take me higher
勇気抱きしめて 強く
Wanna take you, baby, take me higher
きっと辿り着けるさ
Gonna TIGA! Take me, take me higher
熱い鼓動をしんじて・・・♪」
ティガは青春、異論は受け付けない。あー、テンション上がるなぁ。
雷鳳『ウッキウキのところ悪いけど、皆来たわよ。』
社「お?やっと?はーい、ラウラがビリな。」
ラウラ「む、仕方ないだろ。レーゲンは砲撃特化だから、他の機体に比べて重いんだ。」
鈴「むしろ、アンタが速すぎるのよ。追いつくの大変なんだから。」
セシリア「ですが、鈴さんは一段階とは言え、リミッター解除された社様と対等に渡り合ったじゃないですか。」
鈴「あれが、対等だって言うんなら。今度セシリアやってみなさいよ。可哀想に小龍がショック受けてしばらく出てこなかったんだから。」
社「それについては、本当にゴメン。」
そっか、最近小龍見てないと思ったら。引っ込んでたんだ、ゴメンなぁ。
社「なんか、悪いことはしたなって気分になる・・・。」
雷『ホントにね。だって、鈴ちゃん結構強かったんだもん。』
鈴「あら、ありがとう。」
社「それに・・・。」
シャル「それに?」
社・雷『結構、楽しかったしな(ね)。』
実際楽しかった。最後の押し合いの時にちょいと本気になったのは秘密にしておこう。
一夏「ふぃー、やっと追いついた。」
鈴「遅いわよ、なにやってんのよ?」
ラウラ「フラフラと、飛びおって。まともな訓練をしていない証拠だな。」
シャル「止めなよ、どうせ『自分には才能が~』とか言い出しかねないから。」
マドカ「もし言ったら、頭撃ち抜いていいかな?ムカつくから。」
社「やめなさい。お兄ちゃん、許さんよ?」
おーおー奴さん、図星つかれて顔真っ赤にしちゃってら。
千冬『お前等、雑談はそこまでにしろ。次は降下をして貰う。目標は地上10cmだ。』
セシリア「では、お次は私から行きます、地上で会いましょう。」
そう言って、セシリアは見事なスラスター制御を行いピッタリ10cmに留めた。その後にこっちに微笑みながら小さくピースサインを向けた。一瞬その微笑みにドキッとした、おいおいシャル。こっちに徐々に近づいてくるな。そのハイライトがoffった目ぇマジで怖いんだよ。だから、覗き込むな、強制的に視線を合わせようとするんじゃない。
千冬『デュノア、後にしろ。その後なら、刀隠を好きにして構わん。』
社「売りやがった!生徒売りやがったぞ!?」
この鬼!悪魔!大怪獣!『POWER!!』ん?
千冬『刀隠、そこを動くなよ?狙いが外れるからな。』
社「オーマイガー・・・。」
助けを求めようと周りを見渡すと、そこには織斑しかおらず、他の連中はそそくさと下降していた。逃げやがったよ、マドカよこっち向きながらゴメンねポーズするなよ。ちょっとは助けようとは、思わない?あ、思わないんだ。
千冬「噴っ!」
織斑先生の気合いと共に打ち出された拳は、巨大なエネルギーの拳となって俺目掛けて飛んできたが。俺は落ち着いて、織斑の首根っこを掴み取ると大きく振りかぶって、織斑先生の拳に向かって投げた。
社「織斑バリアー!!!」
一夏「ぎゃあああああああああ!! 」
両者がぶつかると爆発が起き、織斑はISを纏ったまま墜落していった。俺はそんな織斑を尻目に地上に帰還した。
ちなみに、地上に着いたと同時に織斑先生に普通に殴られた。
解せぬ・・・。
後半に続きます。
前回やった勝手にキャライメージソング当てはめてみた
シャルロット・デュノア:ドーナツホール『ボーカロイド』
ニブンノイチ『BACK-ON』
嘆きノ森『彩音』
ラウラ・ボーデヴィッヒ:本当の声をあなたに預けたくて『Man’y 千管春香』
メリーゴーランド『MAN WITH A MISSION』
サクリファイス『まふまふ』