雷の鳳は天を翔る   作:ルプス・ハティ

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遅くなりました。仕事とバトルシーンの手直しで、投稿が遅れましたことをお詫び申し上げます。相変わらずの駄文でございますが少しでも楽しく読んでいただきたいと思っております。


第6話雷鳴帯びし鳳

なんやかんやで、あっという間に1週間。決闘の日がやってきた。今は織斑の機体の初期設定中で待機状態だからめっちゃ暇なのよ。その間にクーさんに機体の最終チェックをしてもらうことになった。呼んだら、マッハで来て押し倒された。危うく散らしかけた…。

 

社「つか、ギャラリー多くね?」

 

今はピットで柔軟体操をしながらモニターに映し出された観客席を見ていた。セシリアと簪も一緒にピットに来て貰って、柔軟と機体のチェックを手伝って貰っている。まぁ、主にクーさんがやっちゃうんだけどね。

 

???「仕方ないわよ、だって噂の男性操縦士同士のバトルなんだもの。」

 

社「刀奈、来てたのか。」

 

更識刀奈。ここIS学園の生徒会長で、簪の実姉。そして、前代未聞で更識の当主の座を蹴り飛ばした女。もしかしたら歴代初なのでは?俺の一つ上の幼なじみでもある。しかし、どういうわけか。簪同様に俺に好意を抱いてる。悪い気はしないけどさ。

 

社「てか、簪。さっきからそのIS用のリフトで何ごっこ遊びやってんだよ。」

 

簪「G〇アームズごっこ。」

 

ブッフォwwwコイツ!やりやがる!結構形が似てるからそれっぽいわwwwやべぇwwwツボったwww刀奈も腹抱え込んで耐えてる、クーさんに至ってはスパナ握り締めてプルプルしてやんのwwwコレもう一押しだよなwwwセシリアはキョトンとしてる。どうやらネタが分からないようだ。後で見せてやるからなぁ、イッキ見すんぞー。

 

社「ハイ、台詞をどうぞwww」

 

さぁ、肝心のセリフはどっちだ?!

 

簪「狙い撃てないんでな。圧倒させてもらう!!」

 

社・刀『ギャハハハハハwwwwwwそっちかよ(なの)?! wwwwww』

 

社「切り裂かねぇの!」

 

刀奈「撃つ方だった!」

 

すると簪は、ゆっくりとG〇アームズ(仮)から降りて。床に寝そべり、手を銃の形にした。おい!まさか?!

 

簪「皆…。この世界は好きか?俺は…イヤだね…。」

 

社・刀・ク『ろ、ロッ〇オーーーーーン!!!』

 

ダメだよ!あのシーンやっちゃぁ!お涙頂戴のシーンじゃん!あ、思い出したら自然に涙が…。

 

千冬『お前ら、盛り上がっているところ悪いが。織斑の初期設定が完了した。刀隠、用意は出来てるか?』

 

社「マテバで良ければ。」

 

千冬『お前はどこの機動隊だ!さっさと行け!』

 

にひひw織斑先生いじくり倒すの楽しいwさて、気持ちを切り替えて。行きますか、雷鳳をハンガーにかけた状態で身に纏う。白を基調とし、所々の黒いライン。そこにアクセントとして、イエローのライン。機体各所に赤いクリスタル状のパーツ、首にはエネルギー体の赤いマフラー。全体的にヒロイックな印象を受ける機体。それが、俺の専用機である『雷鳳』。この1週間の訓練でコイツをモノに出来た時、俺は高揚した。雷鳳がちゃんと俺に応えてくれているって実感が沸いた。第1変化の時により雷鳳と一体化した感覚にも陥った。一応、織斑先生と山田先生を交えて、クーさんに報告すると。

 

クロエ「問題ありません。それは雷鳳が社様にキチンとフィッティングされた。ということなので、恐れず、驕らず、過信することなく、雷鳳とともに歩んで下さい。」

 

なんて言われたなぁ、織斑先生と山田先生も頷いてたから、信憑性は高い。それからは、自主練や皆と訓練しながら今日を迎え。俺は人生で二度目となるISバトルを行う。

 

社「行けるな?雷鳳。」

 

雷鳳『貴方となら何処までも。』

 

頼もしい相棒の言葉に俺は、意気揚々とカタパルトに歩を進め、脚部をカタパルトに接続させ、衝撃に備えて軽く膝を曲げた。この方法は簪が教えてくれた。ガ〇ダムみてぇ。

 

麻耶『刀隠君、聞こえますか?』

 

社「ハイ、聞こえます。」

 

麻耶『向こうも、発進シーケンスに移行しました。これより発進ですが、よろしいですか?』

 

社「問題ありません、やって下さい。」

 

麻耶『了解です。では、ハッチ解放。カタパルト接続確認。リニアボルテージ上昇。進路クリア。発進タイミングを刀隠社に譲渡します。』

 

社「了解、アイハブコントロール。刀隠社、蹴り飛ばすぜ!」

 

リニアカタパルトの強烈なGを感じながら、身体に叩き込んだ感覚で、カタパルトをパージすると空中を身を踊らせながら。空中でアクロバットをしながら地上に降り立ったと同時に目の前に土煙が立ち上った。

 

社・雷『は?』

 

土煙が晴れると、そこには真っ白い機体を身に纏った織斑が横たわっていた。え?なんで?ちょっと待って。状況が分かんない。

 

雷鳳『あー、どうやらPICやらの設定をオートじゃなくて、マニュアルで、やったのかしら?』

 

社「あれ?俺最初からマニュアルでやらされたよ?」

 

スパルタだったわ、頭ぶつけるし、ブースターの出力間違えてロケットになったり埋まったりしたなぁ。やれやれ、気は乗らないが一応声かけるか。

 

社「オイ、何やってんだ?さっさと起きろよ。」

 

気絶したか?いや、違うな。コイツ気絶したフリしてやがる。んで、不意打ちしようって魂胆だろうな、小細工しよってからに。

 

社「織斑先生、コイツ起きる気ないですよ?蹴っていいですか?」

 

千冬『かまわん、殺れ。』

 

ん?今字違わなかった?

 

雷鳳『マスター、気にしちゃダメ。殺ろう。』

 

お前もかい!まぁ、いいや。気にしたら負けよ。俺は、ゆっくりと左足を垂直に上げ。かかと落としの体制を作り。再度声をかけた。

 

社「最後通告だ。今からお前の脳天にかかと落としをする。起きるもヨシ、起きなくてもヨシ。好きな方選べ。」

 

そこまで言うと、奴さんが、冷や汗をかき始めた。どうやら、自分の未来でも見えたようだ。しかし、起きないな。なら…。

 

社「残念、サヨナラだ。」

 

振り下ろされるかかと落とし、俺はこれで決着だと思っていた。

 

雷鳳『マスター!!ロックされてる!』

 

社「うっそだろ?!」

 

網膜にロックオンアラートが投影されると同時に後ろに大きく飛ぶ。すると今まで俺が立っていた場所に無数の銃弾が撃ち込まれた。しかし、どこから?姿が見えない。会場がザワついている、無理もない。今ここには俺と織斑しかいないんだからな。

 

社「オイオイ、洒落なんねぇぞ。織斑!てめぇ!何仕込みやがった!!」

 

一夏「チッ!もうちょいだったのになぁ。」

 

織斑がゆっくりと立ち上がって身体についた土汚れをはらい落とす。その間にハイパーセンサーで全周囲を見渡すが、先程の銃撃をした連中の影も形も見当たらなかった。

 

社(どう思う?)

 

雷鳳(撃ち込まれた弾丸は本物。ロックオンアラートも本物。セントリーガンの類いかな?)

 

社(いや、敵意を感じる。姿が見えずに敵意を感じるとなれば答えは自ずと見える。)

 

雷鳳(答え合わせする?)

 

社(いいぜ、答えは…。)

 

社・雷『光学迷彩、これだろ?(でしょ?)』

 

むしろ、これしかない。それよりも…。

 

社「おい、織斑。ISバトルにおいてや平時に関わらず。ISの光学迷彩の使用は、条例により違反行為とされる。それを知らないとは、言わせねえぞ?」

 

そう、現在においてISの光学迷彩の使用は特殊部隊に配属されたISでないと使用を禁止すると条例で定められている。つまり、今の状況下では織斑達は条例違反行為として身柄の拘束が認められている。一応、低性能だが量産型のISにも光学迷彩は搭載されているが普段は悪用を避けるためにパスコードが設定されている。学園の量産型は打鉄とラファールの2種類。この2種類で狙撃や銃撃に趣を置いているのは、ラファールだ。しかし、パスコードなんてどこで手に入れた?パスコードは、教師の人達か、メーカーであるデュノア社しか知らないはず。

 

社「ま、何であれ光学迷彩の剥がし方はレクチャー済さ。やるぞ!雷鳳!!」

 

雷鳳『了解!プラズマコンバーター出力上昇、脚部ブースター展開!』

 

社「刀隠流!巻き起こせ!嵐・改式!」

 

刀隠流・嵐。この技は普段は周囲の敵に対しての対応技だが、改式の場合は回転しながら上に上昇し、そこから更に急降下による飛び蹴りまでがセットとなる。今回は、雷鳳の力を借りてブースターで回転力を上げると同時に上昇率も上げる。

あっという間にアリーナの天井であるバリアまで上昇すると今度は、そのバリアを足場にし勢いよく蹴り出し、飛び蹴りの姿勢を取る。その瞬間に脚部に内蔵されたプラズマコンバーターから放電が始まり。それは空気摩擦により、更にその威力を上げ地面に接触と同時にスパークさせ、アリーナ全体に広げる。

雷鳴の速度は、ISの反応速度をもってしても回避不可能。さぁ、その姿をさらけ出せ!!電撃が当たった場所からみるみる内に光学迷彩が剥がれ落ち隠していた姿をさらけ出したがその数がちょっと予想の斜め上を行った。

 

社「いや、ちょっと多くない?」

 

予想では、4-5人の予想だったのになんで20人近くいるの?んの野郎。本気でこっち潰しにかかりやがったか。小癪なことに、顔バレを防ぐためかバイザーまで用意してやがる。

 

社「お前、どんだけなんだよ?」

 

一夏「お前を叩き潰すために呼んだんだ。これで俺の勝ちは確定だ。」

 

社「それよりもさ、お前。どんだけ卑怯かわかってんのか?」

 

一夏「卑怯?俺が?違うね、これは正当な権利だ。なんてったって俺はあの織斑千冬の弟なんだからな。」

 

やれやれ、会場のブーイングなんてコイツには、聞こえてねぇんだろうな。

 

社「理屈にならねぇな。まぁ、いいさ。言っとくが、お前は俺に着いて来れねぇぞ。」

 

一夏「ほざくな!凡人のクセに!!」

 

凡人ね、凡人上等!魅せてやるよ、高速戦闘の域を!てめぇらは全員俺が蹴り飛ばす!

 

社「雷鳳!!」

 

雷鳳『ハイ!プラズマコンバーター出力上昇!瞬間加速スタンバイ! 瞬間加速まで…3…2…1…。』

 

社「刀隠流…。」

 

 

雷鳳『瞬間加速スタート・アップ!! 』

 

社「叢雲!!改二式!!」

 

刀隠流・叢雲。この技は、一撃離脱戦法を基礎とし、改式や改二式になればその威力を増す。蹴る部位は決まってはいない。もっぱら命中しやすい胴体部分を的にするが。今回限りとして、全員顔面狙うことにした。悪く思うなよ?一応手加減してやっからよ。先ず、右側の女子生徒の顔面を的確に蹴り抜く。雷鳳の瞬間加速は、あらゆるセンサーから逃れるほどのスピードだ。その衝撃は凄まじく、バイザーは砕け散るが。ISの絶対防御が発動することで、その生徒の顔を傷つけることはないがそのまま、吹き飛びながら気を失う、その動きが酷く緩慢に感じられた。

 

社(なんだ?この感覚は…。)

 

まるで世界が一斉にスローモーションをかけられたかのようだ。生徒全員が反応出来ていないその間に、蹴りの反動を利用して次の標的に狙いを定め脚部ブースターを吹かせながら蹴り飛ばす。時間にして大体、1分程度だろうか。全ての人を蹴り飛ばすと同時にそれまで緩慢に流れていた時間の感覚が急激に元に戻った。

 

社「今のは…。」

 

一夏「お前!なにしたんだよ?!」

 

社「別に、加速して蹴り飛ばしただけだ。」

 

言うのは簡単だ。雷鳳の加速速度は、現行機のどの機体よりも速い。だから、言ったろ?ついて来れねぇってよ。

 

一夏「インチキじゃねぇか!」

 

社「インチキ?どこが?」

 

一夏「あんな加速!ISが出来るわけない!」

 

社「ところがギッチョン、出来ちゃうんだなぁ。コレが。瞬間加速っていうブースト技術らしいぜ。」

 

習得するのにどれだけ激突を繰り返したことやら、織斑先生めっちゃ怖いし…。まさか織斑先生から逃げる過程で習得したなんて言えねぇし。つか、3日で全快するってあの人人間か?

 

社「聞くが、お前この1週間の間なにやってた?」

 

一夏「剣道だ!」

 

は?今なんつった?剣道?え?

 

社「ちょい待ち、今剣道って言ったか?ISの訓練は?事情説明して申請すれば少しは優先してくれたんじゃないか?」

 

一夏「知らねぇよ!そんなこと誰も教えてくれなかった!だったら、俺に出来るのは剣道だけだ!」

 

もうヤダ、コイツ。頭痛いわ。ん?待てよ?

 

社「つまりお前は、俺がこの1週間の間に、燃やされたり、氷漬けにされたり、水浸しになったり、弾丸の雨嵐の中掻い潜ったり、ミサイルに追い回されたり、特殊兵装の的にされたり、挙げ句の果てにポン刀持った人に追い回されてる間にのうのうと剣道に勤しんでいたと。」

 

ふざけんなよ!!俺がどんだけ走馬灯を見てきてる間にそんな安全な場所でスポーツに勤しんでいたというのか!あ、なんかめっちゃ腹立ってきた。

 

社「個人的にめっちゃムカつくから、秒で殺る。」

 

雷鳳『マスター、字、字。』

 

気にするな、気にしたら負けよぅ。

 

社「つう訳で、織斑。覚悟できたか?俺は出来てる。」

 

一夏「ほざくなぁ!!」

 

愚直にも一直線に突っ込んでくるか。ならば!

 

社「刀隠流!」

 

同じように、俺も突っ込むと勝利でも確信したのか、織斑がほくそ笑んだが見えた。こんな時にISのハイパーセンサーってすげぇなあ。なんて思ってしまうが今は技に集中する!

 

一夏「くたばれぇぇぇ!!」

 

大振りの大上段、避けるのは容易い。そんなもんに当たる俺達だと思うなよ!

 

社「狭霧。」

 

至って冷たい印象をもった声で技名を発する。途端、織斑の振り下ろした剣は、見事俺の事を脳天から唐竹割りに切り裂いた。ニヤリと笑う顔と会場に響く悲鳴、実にスプラッタな現場だろう。だが切り裂かれた俺はゆっくりとその姿を消した。驚愕する織斑の脳天に今度は俺の蹴りが炸裂し、織斑の身体が地面に埋まる。その目の前にガシャン!と重たい金属音が鳴り響き、会場の悲鳴が一斉に止んだ。

 

社「おうコラ、立てよ。まだイケんだろ?」

 

反応がない、どういうこっちゃ?また不意打ち狙いかな?にしては、微動だにしてない。俺はとりあえず織斑の首根っこを掴んで持ち上げると、そこには白目を向いて気絶している織斑の顔があった。

 

社・雷『ブッフォwwwwwwww』

 

不謹慎にも笑ってしまった。掴んでいた首根っこを離し、織斑先生に連絡を入れるとすかさずアナウンスが流れた。

 

『織斑一夏、戦闘不能により。勝者!刀隠社!!』

 

瞬間、湧き上がる会場に右手を上げて応えると。黄色い歓声がより大きくなった。俺は気絶している織斑を放っておいてピットに戻ると、そこには織斑先生と皆がいた。雷鳳を待機状態であるロザリオに戻して、皆の元へ歩き出した。視界の隅に見慣れた顔があった。

 

セシリア「お疲れ様です、社様。」

 

簪「お疲れ様。」

 

社「ありがとう、セシリア、簪。」

 

刀奈「お疲れ様、良くあんな人数相手にできたわね。」

 

社「単純に慣れてるんだ。旅してる時によくあんな状況になったからな。」

 

???「うわ、私らの弟が怖いっスよ。」

 

???「だな、まあ私らがボコったのもあるだろうな。」

 

社「フォル姉ぇに、レイン姉ぇ。」

 

そう見慣れた顔とは、俺の姉貴分の2人だ。2人とも俺と同じ亡国企業の企業代表なので、入室を許可されているのだろう。

 

千冬「ご苦労だった。刀隠、私たちとの訓練が生かされていたな、満点をやろう。」

 

うわーい、嬉しいなぁ(棒)。この人気分がノってきたら、改造打鉄の拡張空間からポン刀、無限に出してきて追い回してくるんだもん。悪鬼羅刹とはこのこt『POWER!!』ん?あぇ?!ちょ!ちょ!ちょ!待って!待って!何で?!何で、プログライズキー出して起動してるんです?!メキメキ言ってるからやめたげてよー!!

 

千冬「お前、今妙なこと考えなかったか?」

 

社「滅相もございません!」

 

やべぇ、この人勘が良すぎる。変なことは考えないでおこう。殺される…。

 

社「と、ところで織斑の方はいいんですか?弟なんですよね?」

 

あからさまなタイミングで織斑の話題をぶち込んで、なんとか脱出しないと。

 

千冬「アイツのことは、どうでもいい。この後、独房で謹慎処分と奉仕活動を言い渡す。」

 

独房?!ここ独房あんの?!うわー、トラウマレベルなんですけど。ん?待てよ、あの光学迷彩使ってた生徒達はどうなんだろ?

 

社「刀奈、あの子達はどうなるんだ?」

 

刀奈「あの子達?」

 

社「ほら、光学迷彩使ってた…。」

 

刀奈「あー、それなら。良くて、織斑君と同じ、悪くて退学処分ってとこね。どうする?社が被害者なんだから、社の意向次第よ。」

 

うーん、何気に重大な事決めるのが俺か…。やれやれ、甘いって言われるかな?

 

社「織斑先生、彼女たちにも織斑と同じ罰を与えて下さい。」

 

あーあ、なんか皆が「知ってた。」みたいな顔してるよ。

 

千冬「甘いのか、優しいのか。どっちだ?」

 

社以外『両方です。』

 

千冬「だろうな。刀隠、それでいいんだな?」

 

社「はい、ただ彼女たちの奉仕活動はクーさんとこつまりは、整備科に放り込んで下さい。」

 

クーさんの、IS整備技術はチーフ仕込みだ。生半可な気持ちでやったら、スパナやらで殴られるほどのスパルタだ。一回だけレイン姉ぇが生半可なことやったらしく、クレーンで逆さ吊りされてたのを見たことがあった。それほど迄にクーさんの、ISにかける愛情が凄いのだ。どうやら、ここに出向してきて僅かな時間で整備長にまで出世し、呼び名が年下からは「姐さん」年上からは「お嬢」と呼ばれている。あの人、俺の専属整備士だよね?

 

千冬「分かった。整備科で少しは根性でも叩き直してもらうとしよう。物理的にな…。」

 

社「やりかねないんだよなぁ、クーさんの場合…。」

 

この後、俺はピットを出て更衣室でシャワーと着替えを済ませ、皆と食堂で晩御飯に舌づつみを打ち各自の部屋へと戻っていった。まぁ、俺はセシリアと簪と同室なんですけどね。やれやれ、色んな意味で今日は疲れた。こんな日はさっさと寝るに限る。寝袋に身体を入れようとするとすぐに、簪が侵入しようとしたが丁寧に放り出しておいた。コラ、セシリアどさくさに紛れない。ブーブーと文句を言っていたが、悪いが疲れたから寝たいので、イヤホンをセットしスマホでJAZZを聴きながら眠りに着いた。明日は、どんな日になるかな?なんて思いながら俺の意識は、夢の中へと旅立って行った。

 

 

 

 

~同時刻・IS学園事務所~

 

???「ありがとうございました。」

 

???「ありがとうございました~。」

 

???「ねぇ、ここに居るんだよね?」

 

???「そうね、アイツ1組らしいわ、私は2組ね。」

 

???「私は3組だね。あぁ、久しぶりだなぁ。」

 

???「そうね、今から会うのが楽しみだわ。」

 

???「お姉ちゃん、社さんに会いに行くの一緒に行こうよ。サプライズでビックリさせよう 」

 

???「それいいわね、どんな顔するかしら?」

 

 

2人は、談笑しながらとりあえずの寝床への歩みを進めた。2人の頭の中は、数ヶ月前に別れた愛しの彼への再開を何度もシュミレーションし、その胸に淡い恋心を携え、龍虎の少女達は、この日の眠りに着いた。明日の再開を夢見て…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




バトルシーンの難しさを、身をもって思い知りました。
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