例の突撃事件から数日…………オレはRASの練習にあまり来れていない……まあ、あんなことを起こしちまったんだ…………無理もねえよな…………
結莉
「ねえ、海音…………やっぱり、歌えない……よね。」
香凛
「あたし達だって海音がやった事じゃないって信じてるけど、これからどうするの……?RASとRoseliaは聞かないでくれてるけど、絶対に納得してないだろうし……」
弥助
「海音、
……そろそろホントのことを話してもいいんじゃないか……?」
黙れ…………黙れ…………黙れ……!!!そんなことをしたらまた…………!!!!
海音
「うるさい!!!!どうして……何故知られたくない領域にまで足を踏み入れる!!!」
この一言で、一気に静かになったことですぐに自分を取り戻し、焦りがではじめる。
海音
「………………ゴメン…」
それを言い残し、楪の声が聞こえるもそれを無視して、事務所……チュチュのマンションをも通り過ぎ………………何故か、オレはRASとRoseliaが対決しているライブ会場に足を運んでいた…………ここの辺りでようやく落ち着きを取り返すことが出来た。
海音
「なんでここに来たんだろうかね…ここが安らぐからか…………それとも、チュチュ達のライブを楽しみにしていたのか…………」
それは分からない…………だが、RASもRoseliaの音も決して悪くない…………勝敗がどちらに転ぶか……満でない限り分からんな……
オレがココで荒れた心を静めることは五分と経たなかった……どうやら今は両者の出来栄えを投票形式で集計して、結果発表に入る頃か…………スポットライトがあちこちに光を飛ばすから客席中央にいるオレにはあまりにキツイものがある。
『勝利を制したのは、Roseliaの皆さんでした!!』
というアナウンスとともにRoseliaのみんなにライトが集中する。オレはこの時、素直に喜ぶことは出来なかったんだよな…………合わせる顔もないのもあるが、
「……………………」
RAS……特にチュチュがどうしてなのか分からない、そんな顔をしていたから…………それはRoseliaも分かっていたようで、妙に顔が引きつっている。急激に居心地の悪さを感じたオレは、いち早くその場を離れた……。多少素顔を隠してるから周りには大丈夫だろうけど、恐らく……いや、パレオ辺りにはもうバレてるんじゃないかな……。
海音
「…何故、こうにもオレには厄介事が降りかかるんだろうねぇ………………なあ、教えてくれよ…キリエル人よ……オレはこれが当然だったのか?運命なのか?」
オレは、今朝から報道されているキリエル人のことをテレビで知ったんだ。彼らは、信仰心を高めること、そして…………光の戦士……即ちオレを差し出す事で、この地球人一人一人の願いを一つずつ叶えるという宣言をしたのだ。幸い、オレだということに気付かれてないから良いものの、己の欲望を叶えて欲しいがために必死になってる人間を見たから、嫌でもその存在を認識する他ない。
そんな答えの返ってこない独り言を言いながら、オレは一人歩いていた。
RASが…………負けた……Roseliaに…………
私は悔しさで悔しさでいっぱいだった。自分が潰そうとしていたバンドに尽く返り討ちにあったんだから…………折角このチャンスのために練習したのに…………………………
それ以降は雰囲気も最悪で誰も一言も発することなく、それぞれの帰路を辿ることになった。それも私を心配してのことだろうけど、今の私にはそれを考える余裕すら残っていなかった。
Roseliaをぶっ潰して、大ガールズバンド時代を終わらせる。
それを決めたのは紛れもなく私なのに………………
パレオ
「チュチュ様ー。お食事の時間ですよー。」
パレオはノックだけしてそう伝えた。
けど、今の私はビーフジャーキーさえ喉を通らないぐらいにやるせない気分…………
チュチュ
「いらない。」
扉越しに淡と言った。しかしパレオは悔しかったことを悟ったのか分からないけど、引き下がることはなく……
パレオ
「悔しくてどうしたらいいか心配なのは分かりますが、パレオにだけは隠し事だけはしないでく……」
もう、やめて…………!!私はもう限界なの……!
お願いだからこれ以上、傷付けないで!!
チュチュ
「うるさい!!!!!
アンタだけが居てもしょうが無いわよ!!!!!」
パレオ
「……………………え…?」
……言ってしまった………
………やってしまった…………
こんなことを言うつもりなんてなかったのに……
パレオはこの言葉の一つ一つが信じられないというような表情をしていることが、扉越しでも伝わっていた。でも、あんな酷いことを言った手前、どこかに走っていったパレオを、ただうずくまるしか無かった。
こんな時に、海音がいたら、こんなことにはならなかっただろうか。
チュチュ
「…………海音………Help me…………」
ワタシ…………パレオは…もう必要ない。
だって、ご主人様………チュチュ様にはっきり拒絶されたから。『アンタだけが居てもしょうが無い』…………ワタシが隠し事はしないでなんて、余計なことを言ったから……
ワタシはなんのアテもなくただ鳰原令王那として…………
学校に通うことに決めた……
しかし、心残りがあるとすると…………海音さんが…………何かを必死に隠している事が気になります……
六花さんに怪獣が襲いかかってきた時に、あの巨人が助けてくれたり、わざわざワタシたちに危険がないように遠ざけてくれてる。ただ、それと同時に海音さんの口数も減っていき、やがて重要なこと以外言わなくなってしまった。
レイヤ
「チュチュ…パレオがもうここ数日戻ってないって…ホントなの?」
チュチュ
「…………………私があんなことを言ったせいで…」
ますき
「あ?どういうことだよ。まさかおまえ、パレオになんか言ったのか…?」
チュチュ
「………………………………」
ますき
「…チッ、レイヤ…チュチュは頼んだ……六花と捜してくる。」
マスキングは軽く舌打ちした後にレイヤを置いて六花を無理矢理引き連れてバイクで走り出した。まあ、マスキングがあんなふうに睨むのもわかってた……突き放したのは間違いなく私……
もう、私……一人になるのは……
レイヤ
「……チュチュはどうしたいの?」
チュチュ
「………………What……?」
レイヤが不意にこんなことを聞いてきたのだ。できることなら私だってパレオを連れ戻したい。でも何処にいるかなんて具体的な位置までははっきりしてないし、この私が行ってもより関係を悪くさせる気がする。
レイヤ
「…チュチュ、パレオ………………見つけたんだって……行こう?」
ワタシは黙って立ち上がった…………パレオに仲直りする為に……
誰も居ない橋の上……ここなら、誰にも邪魔はされないし、追いつくことも出来ない……
ああ、一刻も早く楽になりたい……
なのに、どこから聞きつけたのか、ますきさんに六花さんに見つかって、全力で走った。
ますき
「パレオッ!!!!」
令王那
「…………どうして…来たんですか……、」
六花
「パレオさん…チュチュさんが心配してます。私達だっていきなりいなくなって焦りました。」
令王那
「…そうですか……急にいなくなってしまい……申し訳ありません。では、もう会うことも無いでしょう………………さようなら。」
そう言って、私はこの場を去ろうとしたのですが、ご主人様とレイヤさんが来てしまい、タイミングを失ってしまいました。
チュチュ
「パレオ!!!」
令王那
「チュチュ…………様……」
怖い…………怖くてしょうがない…………またさらに嫌われるんじゃないかと思うと、胸が苦しく感じる。
でも、私の予想は斜め上を行き、
チュチュ
「ごめんなさい!!パレオ、ごめんなさい!!!!ワタシたちRASにはパレオが必要なの!!!」
涙を流しながら、私の事を小さな体で抱きしめてそう言った。
令王那
「でも、……それなら、こんな私より…………明るいパレオを選べば……良いじゃないですか……どうして私なんかを…」
そう、私はそれが分からなかった。私令王那とパレオは全く違うし別人である。こんな暗い私よりも、パレオの方が断然いいに決まってる。でも、不思議と込み上げてくるものがある。謝らなきゃ、永遠に居場所が無くなる…………それだけは嫌だった。
令王那
「ご主人様…チュチュ様〜〜!!!」
気がつけば、彼女もまた抱き返している。こんな時に、彼がいてくれたら何も文句は無いのだけれど…………
しばらく泣き腫らした跡が消えずにいたけど、漸く仲を取り戻すことができた私達は彼の行方を探すことを決意したのだが、これもまた直ぐに終わってしまった。
ますき
「おい、アレって海音じゃねえか……?」
チュチュ
「…………海音……?」
少し離れたところに、右手に刀を手にして、左手にはぐっすり眠っている赤ん坊と、返り血を浴びたのか、所々赤い斑点模様が付いた海音がそこにいた。最悪なのは、私達RASと一緒に居る時の海音の表情とあまりに似ているのだ。
レイヤ
「海音……?なんでココに……それに……その赤ん坊って……」
海音
「………………お前ら…………仲を取り持つことには成功したんだな。」
六花
「も、もちろんです!!私達RASの絆は無敵です!!!
…………ってなんか…言うたら恥ずかしい…。」
やはり相変わらず海音はこの赤ん坊のことへの追求を避けてる。
でも、そこで引いたら間違いなく海音が海音じゃなくなる。
海音
「……………………!!!
お、おい…」
ますき
「海音……今まで、どこに行っていた…………それに、その赤ん坊……どういうことか、説明してもらうぜ。」
何故だ、何故なんだ………………何故オレはRASのマスキングにいきなり組み伏せられてる……?確かに体格からしてオレとほぼ同じ…………だからとは言えど、こうはならないはず………………なんのシチュエーションだ?
海音
「どいてくれ、もう時間が無いんだ。」
ホントに早くしないと…………この街が大変な事になる予言通りになるんだ…………何としても避けなくてはならない。
ますき
「いいや、全部話すまでは絶対に退かねえ!お前もRASのメンバーだからな。」
オレも一員…………だと…?なんの冗談だ……………
だが、マスキングも引く気は無いみたいだから、仕方ないけどやるしか無かった、白旗の意味を込めた右手をあげることにした。
海音
「…………分かったよ…降参だ………話せることをお前らだけに話す。」
そう言うと、「そうか」と何とか立たせてくれた。さて、この気配をどうするか………………この子にも危険を与えるわけにはいかねぇしな………………
すると、高層ビルの間にテレビで観た天使が黒と灰の体色を持ち、心臓のコアだろうか…それが交互に光った戦いに優れてそうな戦士が姿をみせ、街を破壊し始めた。その様子を高くから嘲るその天使の姿は、まるでもう悪魔のような出で立ち……いや、最早悪魔そのものだ。
建物は壊れ、人々は逃げ惑い、恐怖に落とされた時、オレのレンスが光をともしたのだ。また、戦えっていうのか…………とことんツイてないな……オレは奴に向かって走り出す。まあ、確実に止めにはいるだろうが、オレは止まるわけにはいかない。予言通りになった今、ここで引き下がれない。
レイヤ
「ちょっと海音っ!何処に行くの!まさか……アレに突っ込む気なの!?」
海音
「安心しろ、オレは…………お前らが生きてる限り、死なねぇ。
……………光は永遠にな…………」
RASのことを何とか振り切ったオレは、また街を破壊してく戦士に向かって走りながら、暗い月夜の光を掲げ、光の戦士へと姿を変えた。
ジャアッ!!!!!
RASの街に、再び…………
光の巨人が姿を現した。
令王那
「………やっぱり、アレは…………海音さん
…………だったんだ。」
光の巨人…………即ちオレの正体を掴まれてる事を全く知らずに………………。
割と長く書いちゃった…………読みにくかったらごめんちゃい!!決してわざとでないです!!
ほかのバンドの交流を見たいかな?
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もちろん!ってかやれ
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要らん、早く次の怪獣と戦わせろ
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ほかのメンバーともイチャイチャしろ
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早く満のエピソードを作れ
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そんなことより吉野家の牛丼食べたい