珠手ちゆと付き合うことになって早1週間、
オレは荷物を持ってチュチュのマンションに向かってる最中だ。何故なら、チュチュ曰く…………
チュチュ
「海音っ!!ワタシの家に来なさい!!!そこで一緒に暮らすわよ!!!恋人だから当然の権利よね!」
海音
「…………待てよ、オレはそれを誘拐と捉えるが…それに、弥助達に言ってないだろ。」
チュチュ
「そんなの、全員から了承を貰ってるわ。勿論、和装の彼にもね。」
海音
(満のやつ………信頼できるからとはいえ、一人の女の家に上がることがどれだけ罪深いか……弥助から教わったはずだぞ。忘れてるわけじゃないし、考えがあってのことだと思うが…………さすがに一人の女として見るのは…………………………やはり無理がある。)
チュチュ
「何よ…何か問題でもあるわけ?」
海音
「あぁ、問題しか感じないな。あの時はマネージャーとして来てたが、今度は訳が違うんだ。RASの奴らがどう思われるか……」
相変わらず海音は変に頑固だし心配性ね…………
恋人のワタシがいるからかしら。
なんてこと言ってたらより彼を意識してしまう。
チュチュ
「あの子達には既に了承済みよ。みんな賛成してたわ。海音、もしほかの女に目移りしたら……分かってるわよね!!」
ちゆ……………………………心配してくれるのは構わないんだが…………………………
お前って………………そんな奴だったか?
確かに、前々からチュチュのいない所で女子生徒に勉強を教えてたら、その日の夜に物凄い電話のコールが鳴り響くし、練習の時にだってすっごいご機嫌ナナメな彼女を毎回見る。だが、その時のオレは、何も悪いことをしてないって勝手に自分に言い聞かせてたのかもな。
海音
「別に………………お前以上の女なんてそうそう出会えるものじゃない。それに、オレはお前に気に入って欲しいからこうして一緒にいる。」
チュチュ
「…そ、そう…………分かってるならそれでいいわ。」
…………ますき…………今ならお前の意味がわかった気がする。ちゆの奴……小動物みたいに可愛いよ。これはフリなんかじゃない。ちゆは好きな物についてはとことん熱中するから他のことが疎かになる。恋を抱く少女ってこんな気分になるんだな…………かくいうオレも……………
海音
「…………!!!!」
チュチュ
「ちょっと、どうしたのよ。誰かいたの?」
いきなり彼の表情が鋭くなって急に黙った。しかし、彼は何でもないと言っては、自分の荷物を片して作詞と衣装のデザインを手がけるために彼の部屋に行ってしまった。
チュチュ
「………なんでもないから、心配なのよ……バカ…。」
さっき感じたあの気迫…………今までに怪獣から感じたものと違う……本能の赴くままに破壊活動をする意思がなければ、怪獣と言う概念を持ち合わせていない……………………………これは…………………………?
海音
「…………人間から発せられてるのか?」
閉じこもった部屋で一人、ひたすらに自問自答を繰り返していた。
結局、考えても答えは出てこず、チュチュの事前に記録していた音源を再生してはその中で適切な歌詞を埋め込む、再生しては歌詞を書くの繰り返し、作業から20分………出来上がった新曲……
『Beautiful Birthday』。
完成した今、オレはチュチュに新曲を聴かせることは………………せずに、そのまま部屋を出た。何せ、RASが集まって食事をこっちで済ませてからライブするらしいからな。
内容は…………って言っても日本食しかできないんだった。
しょうがねぇなぁ…………ビーフジャーキーをいくつか突っ込んでおくか……丸ごとなんか入れねぇよ……………細かくすんだよ。
冷蔵庫を開けると、カップ麺にビーフジャーキーが大半で、マトモな料理が入ってないことを知ったオレは、時空を繋げて満の作ったご飯を少しばかり頂いた。して、作業再開。一つは、炒飯に………………たまごスープ…………………少し、いやかなり甘めの麻婆茄子をゆっくりと手がけて、まるでフルコースの料理と言わんばかりの量を作ってしまった。料理も片付けも一分もかけずに終わらせ、RASの皆が来るのを待ってた。
\ピンポーン/……
と、噂をすれば…………なんとやらだよ。
ますき
「よう、海音っ!調子は相も変わらずか?
ってめっちゃいい匂いだ。海音が作ったのか?」
海音
「ああ、オレはお前らが食べそうなものを把握して作ったからな………………」
みんなを家にあげみんなで食卓を囲み…………
『いただきます!!!』
と、まるで全員が元気な子供のように思わせてくる。そんな歳じゃないのに………………何故か……守ってやりたい。
オレが愛している女を……………………
命を懸けてでも救いたい。
六花
「そういえば、チュチュさんと付き合ってどこか変わりました?」
……ふっ、愚問だな…………そんなの………………決まってるじゃないか…………
海音
「ああ、お前らと出会えてからもそうだが、チュチュの横に寄り添うことが出来て、尚更この感覚が強くなってる。きっと、お前らがオレに…………家族としての温もりをくれたんだろうな。」
レイヤ
「へえ、海音ってば、見た目に反してメルヘンだね。」
パレオ
「きっとチュチュ様もお喜びになられてると思いますよ!!」
チュチュ
「ちょっとパレオーーー!!!!!!」
ハハハハ…………
そうだ…………………………
オレは、この感覚をずっと求めていたのかもな…………
真実の愛を…………
たとえ、その先が…………………………
『地獄』であってもな………………。
オレは何処へでも追い求める。
満
「海音君なら……闇の中から光にもなれるよ……。
たとえ、巨大な闇に覆われたとしても………………ね」
屋根の上からの光から照らされる彼の姿もまた…………
どこか神秘的なものを感じさせてくれる………………。
『光の戦士』として…………
ほかのバンドの交流を見たいかな?
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もちろん!ってかやれ
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要らん、早く次の怪獣と戦わせろ
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ほかのメンバーともイチャイチャしろ
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早く満のエピソードを作れ
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そんなことより吉野家の牛丼食べたい