勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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今度はチュチュ…………もしかしたら、弥助と楪が出るかもしれません。嫌ならブラウザバックせよ!!


22,ネコ耳DJの愛に拍手喝采をっ!!!!

ココに運ばれてからもうはや三日目………………そろそろ体が訛ってきたからリハビリに専念しなくてはならない。そう思って体を起こそうとするも、体がやけに重く感じる……目線を下げると、ちゆが身を寄せて静かに眠っているからだ。

 

 

 

何を言っているのか分からないだろうが、オレもなにが何だか分からないんだ。

 

 

 

 

 

 

と、クローゼットの横から弥助の声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弥助

 

 

「よう、目ェ覚めたか?新婚さん……

早々から良い雰囲気だったもんでな…………邪魔しちまったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらずこの馬鹿な考え方をするこの人は、弥助。悪魔のオレを引き取った……というより、満が紹介してくれただけだがな…………弥助は元から大きな家を持ってて部屋を持て余していたが決して金持ちではない。…………そこで、その空き部屋を自分専用の事務所兼練習スタジオを制作しては共に音楽活動をして生活してる。満はその礼で手料理を振る舞うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「…………弥助…他の奴らはどうした。」

 

 

香凛に満はいるのかそれとなく聞いてみた。

 

 

 

弥助

 

「香凛は美竹んとこの練習で、満は撮影。」

 

と、やたら物静かに答えた。何かがわかった証拠だ。

ちなみに美竹というのは、羽丘の二年生(香凛から聞いた)…華道に勤しむ名家の人間だ。その美竹は、幼馴染同士でAfterglowをやってる(これも香凛から聞いた)。

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「………………教えてくれ…………光の力を奪われた今、頼れるのはお前らだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると割り入るように白衣姿の楪がこちらにやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい?落ち着いて聞いて……まず、貴方からスパークレンスを奪った犯人、『雅紀 慧悟』……彼は高い技術力で圧倒的な強さ、そして光の意志を持ってる貴方に目を付けて襲った。

その時に自身の肉体をいじったみたいね。」

 

 

 

 

 

 

 

なるほど…………つまり、その雅紀慧悟が光の欲しさあまりに、オレから奪い取ったということか。ククク…………面白い…………奪い取るのがオレの生き甲斐も同然なのに…………奪い取るなら……奪い取られる覚悟があるんだな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不味いわ……海音の意識が段々闇に囚われていく…………やはり悪魔の力はまだ健在だというわけね………………

でも、それだけ意識がハッキリしてるなら尚更都合がいいわ。丁度、雅紀くんの化学力には興味あるし…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弥助

 

 

「…………んで?その雅紀って野郎は何処にいるのか掴めてんのか?」

 

 

 

 

ええ、私から逃れる輩なんていないんだから………………でも、ちょっとだけ…………面倒なことがあるのよね…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ええ、海音……身体はもう万全かしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……ああ、いつでもいい……早く現場に転送してくれ…………」

 

 

 

 

 

 

「……とは言っても、退院してからその話はするから、今はこの子に寄り添ってあげなさい。ずっと海音から離れないんだから…」

 

 

 

と、呆れながらもチュチュを指す。確かにちゆは自分が求める、関心のあるものに関してはとことん純粋だが、その気持ちが昂りすぎて周りにの迷惑を顧みずに巻き込んでしまう………………今はオレがいることでそれもめっきりと減ったが、突発的な発言と行動力には毎回驚かされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言えば、『バージル』の覚醒における頭痛もない。眠ってるのか…………それとも俺が上手く制御してるのか…………もしくは、その悪魔の血が弱まってるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

 

「…………ん、レイジ………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

「______ッ!!!」

 

 

 

と、チュチュはオレのことを確かにレイジと呼んだ。六花以外に二人きり以外に言った覚えはない。聞き間違いなどでもない。

ならなぜ、その名を………………まさか……六花のやつ…………言ったのか…………しかもチュチュも寝言でレイジって呼ぶなんて……どれだけ連呼したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………仕方の無い奴だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしてオレは、チュチュの小さな体を抱えながら、頭を優しく撫でて………………最後には………………オレが生きてきた中で一度もやったことのなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弥助

 

 

(…………俺達もそろそろ本腰入れた方がいいな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(…………今になって…………随分遅いじゃない…………隊員の癖に……ね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付かぬ間に二人は消え、

暗い夜空を照らす三日月の下で………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「チュチュ………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______ありがとう………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の額に口づけをして、その日は静かに眠った………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「…………当然じゃない…………ワタシは、

 

 

 

 

 

 

 

 

カイトの大切な……………………

 

 

お嫁さん(プリンセス)なんだから…」

 

 

 

 

そんな彼女の呼びかけに……………

 

 

…応えるものは誰ひとりとしていなかった。

 

 

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