勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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…………次はパレオです。五人分書くと結構疲れて後のほうになるとめちゃくちゃ手抜き作品になるんですよね…………。


23,隷属同士で語り合う者

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……痛い。」

 

 

 

 

激しい痛みと共に、重い瞳を開けるとそこには、今も俺のそばで寝ているチュチュと…

 

 

 

 

海音

 

 

 

「なぁ、さっきからシャッター音が止まらないんだが…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

「だってチュチュ様とあんなに仲睦まじい様子でしたので、思わずお二人のこと撮っちゃいました♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おい、何しれっと人の寝顔を撮ってんだよ。渡せ…………早くこちらに渡してもらおう…………何するかって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

データごと破壊するに決まってるだろ。

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

「データはもう、保存済みでいくら消そうと、

 

 

 

 

 

無駄無駄無駄無駄ッですよ!」

 

 

 

 

 

 

 

…………何だろうか…………この圧倒的既視感…………人間辞めたスタンド使いかな…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……それで、一体何用だ。コッチはもう、本なぞ読み終えたわ。」

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

 

「そう言うと思って、パレオが直々に新しく出版された本をいくつか用意したので是非!!!」

 

 

 

そう邪の念のない彼女は割と小さめ手提げバックからどうやって入れたのか本を数十冊こちらに渡してきた……………………中にはちょっとあっち方面の趣旨の雑誌まで混じってたから、それは容赦なく突き返した。

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「何でこんなものを入れている…」

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

「?だってチュチュ様と海音さんの素敵なお子さんと出会えるとわかると気分が高くなりますよ!!」

 

 

 

 

 

と、そんなことを自信満々に胸を張って主張する。ちょっと待て…………お前は親か何かか?それにそんな状態になるまであと何年かかると思ってる。チュチュが卒業したらすぐってか…………

 

 

 

はぁ……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正気の沙汰じゃねぇ………………。

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「パレオが子を思う気持ちは汲んでやるが、別に会えなくなるわけじゃない。まあ、しばらく活動休止はなるだろうがな………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってオレは何を言ってるんだろう……こんな歳にそんな大人の話をするなんてな…………隣にはそのチュチュがいると言うのに………………目移りするなと言われたというのに…………まあ、RASの奴らはその辺は理解してくれてるから今までより控えめだった(ますきはどうだったかは知らん)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

「…………もう一回言って…」

 

 

 

 

 

 

 

 

急に横から声が聞こえたものだから普通に驚いた。ずっと静かだった奴が急にしゃべりかける瞬間が一番心臓に悪い。と言うか、いつの間にか起きていたんだな…………

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「…………断る…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「…………ケチ。」

 

 

 

 

そう言ってそっぽ向いてまた黙り込んでしまった。言える訳がなかろう!!そんな将来の話なんて、今はまだ早すぎる。今は勉学に励むべきだ………………と言いたいところだが、オレは実際満ほどじゃないが、成績からみても登校する義務はないし、別にサボった所で何にもならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

 

 

 

「流石です!!相変わらずのラブラブっぷりですね!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「おい、茶化すような真似はやめてくれ…」

 

 

 

 

 

 

そうやって注意するオレも、どこか嬉しく思ってるのかもしれない……ようやく…………出会えたんだからな………………運命の出会いってやつに……。ひょっとしたら、満もそれを見越しての抜擢だったのかもな…………ホントに、アイツには頭が上がらない。

 

 

 

 

 

悪魔のオレに光をくれたし、今までもオレに寄り添ってくれた。

 

 

 

 

 

アイツとはホントに友だと認識しても良いくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと時計を見たらもう夕暮れ時だ。パレオは聞くところによると遠くからここに来ているのだ。早いところ返してやらなくてはならない。

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「パレオ、十秒だけ瞳を閉じろ。自分の家を想像するんだ。送ってく。動かないでくれ。」

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

「はいっ!!海音さんの凄技を体感させていただけるのですね!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「ちょっと海音!私にもやりなさいよ!!ってもう居ないし!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の想像だとこの座標であってるはず……

 

 

 

 

 

よし、ココだな。

 

 

 

 

 

 

 

オレはパレオを家の前にまで送った後に耳元で「また会おうな」とだけ言い、急いでその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音さん………………声が囁かれたから振り向いてみても、さっきまでチュチュ様と海音さんと一緒に病室に居たのに、今はワタシ…令王那の家の前にいて、海音さんの姿はもうどこにもいない。コレが、海音さんに秘められた力………………ますます、好きになっちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

 

「……無理は……………なさらないでください。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、戻ったオレはチュチュをパレオの時と同じようにやって送り返した後にオレは最後の調節を行った。

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

(明日は、レイヤに香凛と、満…………か。

 

もう少しだ……あと少しで光を取り戻せる……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待っていろ…………雅紀慧悟……!!!)

 

 

 

 

 

 

オレは、決してお前を…………逃すわけにはいかない…!!!

 

 

 

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