勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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27,運がないってのは、こういうことを指すのだな。

 

 

 

 

 

 

 

………アイツ…黄泉の国で元気にやってるかな。

オレはあの一件以来、あの怪獣が気がかりで、学校に行けずにいた。

 

 

 

 

しかし、この日だけは休むわけにはいかない。何故なら、今日は………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海音っ、今日は来たのね。そんなに修学旅行が楽しみだったの?」

 

 

と彼女らしい小悪魔な顔でニヤニヤしてた。

もちろん、初めてだから楽しみで来たのもある。だけど、ホントはオレとチュチュの未来の家を探すためでもあるんだけどな。まあ、それは誰にも言ってないので、満以外にはバレていない。

 

 

 

 

 

 

 

「修学旅行ならおやつはいくらまでですか!!!」

 

 

 

「部屋に女子連れ込んでいいっすか!!」

 

 

「〇〇ライダーごっこやっていいですか!!!」

 

 

 

と、まあ……人生で数少ない修学旅行ということもありクラス中騒がしかった。あ?オレはどこにいるって………………正式に花咲川の生徒になったんだよ。満は花咲でも羽丘でもない別の場所になったけど、会えないわけじゃない。俺の話はどうでもいいが、とりあえず突っ込みたいことがある。

 

 

 

 

 

 

 

『おやつはいくらまで』って小学生かよ!!!

 

 

あと、部屋に女子連れ込むとか何考えてんだよ!!絶対に先生が許可するわけないだろ!!まあ、先生が認めたとしてもオレが拒否するがな!!!

 

 

 

 

 

しまいには…………仮面〇〇〇〇ごっこって………………もう、別ジャンルのヒーローをぶち込んで来てもう、笑いが止まらん。堪えるのも楽じゃない。

 

 

 

 

なんやかんやあって結果、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンタの班に女子しか居ないって、女運無さすぎじゃない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「………………全くだ……何を考えている。オレが女に大きな関心がないとはいえ…………この無理矢理組んだような感じだ。」

 

 

 

 

 

 

 

何を隠そう、オレの班のメンバーが…………

 

 

 

 

氷川紗夜。

 

白金燐子。

 

 

そしてオレの三人組構成だ。

 

 

 

ハッキリ言おう……………………

 

 

 

 

 

 

『苦痛』でしかない!!一人はきっちりしてるように見せかけてポンコツだし、一人は極度のコミュ障ときて、三日間を乗り切れる自信が無い。まあ、何かあれば……あいつを呼び起こすだけだが、彼女達にまで刃を向けそうな気がする。それだけが心配だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

班が決まったことで、修学旅行だということなので、必要なものを揃える必要がある。今日はそれに向けて、買い出しに駆り出されてる。まあ、オレは持っていくものなど、何も無いからアイツらの荷物を持ってくだけだが…………

 

 

 

 

レジャー一式はもう、ケースに入れてるので全く問題ない。

 

 

しかし、アイツらの買い物が長いことだけは憂鬱だ。「少しだけ待っててください」言っておきながらかれこれ30分は待ってる。オマケにオレの手荷物に加え、二人の荷物も持ってるからかなり足に負担がくる。重い…………そろそろ痺れてきた…………

 

 

そんな時に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ

 

 

「あ、海音じゃん!!やっほー♪」

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……リサさん、なんの用でここに…?」

 

 

 

日菜

 

「アタシもいるよ!!」

 

 

おいおい、確かに花咲川と羽丘と合同でやるってのはわかってたが…………この組み合わせには聞き覚えがあった。

 

 

 

何故なら、この組み合わせのもう1人のメンバーが…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼェ…………ゼェ……兄貴…アンタ……こんな奴らと関わってたのかよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

今は二人に連れ回されて息と財布に悲鳴をあげてる輝だ。

 

 

 

 

 

 

その姿が、何だか昔を思い返すようになったから、

 

 

 

 

海音

 

 

 

「……Must die……」

 

 

 

 

 

 

「ハハッ、兄貴も相変わらず辛辣だな。まあ、宿でも仲良くしてこーぜ。」

 

 

 

そう言うと、息が整ったのかすぐさま軽い足どりで買い物を続けた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子

 

 

「…ご、ごめんなさい…時間かかってしまって。」

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……構わん、バスはもう来てる。早いところ乗り込むぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

アレから数分で戻ってきた二人はホントに申し訳なさそうに謝ってきたので、オレはそれ以上責める気にはなれず、さっさとバスに乗って指定された座席で即座に心を鎮め、気を高めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方……彼女たちはと言うと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「_______!!!」

 

 

 

ますき

 

「チュチュ、少し落ち着けって…………別に、海音がなんかした訳じゃねえからよ。」

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「わかってるわよ!!でも、でも……!!」

 

 

 

 

 

レイヤ

 

 

「海音だって自由はあるんだし、それを私たちが奪うのはおかしいよ。」

 

 

 

チュチュ

 

 

「ワタシだって、ここまでに海音を縛りたいとは思ってないわ。でも、もしものことがあればいてもたってもいられないのよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、彼女たちはチュチュのマンションのモニタールームにて、海音の行動を撮っていた。盗撮?気にするなっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

「海音……別の女にデレデレしてんじゃないわよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!

 

 

何だ?いや、この気は…………ちゆか…………

 

 

別にオレはアイツら欲情する訳でも無いというのに、心配性だな……オマエは……

 

 

いつもと変わらないちゆに安心と呆れが半々……こういうのも、思ってたよりも……悪いものじゃないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ………………出発前からダリィってなんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

リサ

 

「ごめんごめん。まあ、眠かったら寝てていいからさ!ね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全く…どの口が言ってんだか………………あんたらのおかげでコッチは既にクタクタだよ。悪魔なのに…………情けねぇや。

 

 

そう言われてからほんとに眠くなってきたので、眠ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

数時間後に目的地に着いたのだが、降りた際にも何故か今井の奴は、顔を俯いたままなんか呟いてて聞こえねぇしよ、日菜に聞いても「え〜?分かんない〜♪」って言われるだろうし、「置いてくぞ」って言ったらマジで着いてきやがったよ。

 

 

 

マジかよ…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅館について、オレたちはすぐさま部屋に入った、その感想は…………部屋自体は和室でとても美しかった。日本のロマンを感じさせてくれる。だが、問題はそこでは無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『男女混同の部屋』だった…………

 

 

 

 

 

 

 

ホントに教諭は何を考えてるんだ?それに、悪魔の気配も感じるから対処せねばならないのだが、彼女たちがいる手前、魔人に変身できない。

 

 

 

 

 

海音

 

 

「…………場所を間違えたのかもしれん。」

 

 

 

 

 

紗夜

 

「いえ、ここであってるはずですが……」

 

 

 

氷川よ……オマエが恥じらいというものを知らんとは思わんかった。いくら頼れるからとはいえ、オレだって限界はある。救えるかわからん。

 

 

 

 

燐子

 

 

「あの、海音さんが良ければ…………その、一緒……でも…………構いません……」

 

 

と、燐子までオレの退路を塞ぎ、弥助から教わったものとは違う意味で軽く詰んだ………………。女の居る部屋に泊まることが恥ずかしいのもあるが、何よりチュチュの圧と殺意が漏れている!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「そんなのはいいから、湯船に浸かって休めておけよ。」

 

 

 

 

 

と、軽くあしらい浴場へと向かわせた。こっちも準備が終わり次第向かうけどな……

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、兄貴も来たか!久々に…」

 

 

海音

 

「やめろ馬鹿者。こんなところで騒ぐんじゃない。」

 

 

 

 

 

輝は多少不貞腐れてるが普通に無視した。あれは不貞腐れてる訳じゃないことを知ってるからだ。しかし、日本の銭湯はやはり温かい。

コートを身にまとってるのもあるが…………なに?浴室内では服を脱げ?バカを言うな…………魔法を施してるからそんな心配は不要だ。

 

 

 

 

「……にしても、満のやつ……全然来ないな。」

 

 

 

 

 

海音

 

 

「何?アイツが…?何故…」

 

 

 

満の学校も同じ旅館で修学旅行だったというのか。いや、そうでなきゃおかしい。だが、よりによって3校が修学旅行になっちまうなんてな………………ここまでいくともう、誰かが仕向けたとしか言えん。

 

 

海音

 

 

 

 

(ん?

 

 

この波動は…満……!!!?お、おいおい!!!

 

 

 

確かそこって…………!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その満はと言うと_________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………気持ちいいなぁ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、ホントにこれでよかったのか?いくら何でも他校を巻き込むのはまずいだろ…」

 

 

 

「あ?何言ってんだよ、それに、アイツ馬鹿だし…www」

 

 

 

「ちょっ、おまっ、声デケェよ!!」

 

 

「にしても、アイツ…騙されてるにも知らずにまんまとハマりやがって…………ざまぁwwww」

 

 

 

 

 

 

アイツはいいようにされたんだ。

 

 

 

 

 

そして………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゃあああああああっ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事件は起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女湯の方に男子生徒が侵入したとの通告を受け、すぐさま先生が調査に入った。そこで、数人の容疑者が浮上したのだが、オレたちには一つだけ気がかりなことがある。

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

(満の奴、何故お前がそんな事をする。)

 

 

 

 

 

 

 

満がそのひとりとして挙げられていた。何でも、生徒の一人が女湯から犯人は出てきたということ。そして、その時間に女湯にいたのは満ひとりだ。どう考えても満が犯人になってしまう。幸い、ガールズバンドのヤツらはあまり信じていないけど、やはりショックというものはあるだろう……あまり関わりを持ってない人からは、完全に満をゴミを見るような目で見下げていたが、当の本人はそれに気づいてないのか、この時でも、笑顔を絶やさなかったことで、より反感を買った。

 

 

 

 

生徒が散ったことを確認したあと、こんなことを聞いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「満…………オマエ、ホントに男湯に入ったのか?オレたちはお前を信じてるが、その真相だけは知りたくてな…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん!写真もあるから。」

 

 

 

 

そう言って満は写真を渡してきて、見てみると確かに満が向かってるのは男湯の方だった。やはり、満は何も間違ってはいなかった。満は何も罪を冒してはいなかった。オレと輝はその事を、急いで先生に訴えかけて、満の罪を不問にするように旨を伝えたが…………

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダメだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、そりゃ無いだろ。当の満だって急に犯人にされて混乱してるんだぜ?」

 

 

 

「とは言っても、女子生徒の証言があるから…それに証拠を提示できないからな。」

 

 

 

 

やはり…………やはり、人間は…………いや、もうこの意思は持たない事を決めたんだ。ちゆにこれ以上手を焼かせるわけにはいかん。だが、このままでは何も知らない満が退学処分が下るのは確実だ。

 

 

 

 

 

海音

 

 

(早いところ何とかしなくてはな………

…満……待っていてくれ。

 

 

 

 

満もきっと力を貸してくれるだろうからな。)

 

 

 

 

 

 

 

そう思って行動したが、問題自体は一日でどうにかしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

それも、満自身が……恐らくだが、満は今…………マズイ状態だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刻も早く、満を暗黒の中から引き上げなくては…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

 

 

(満…………誰を敵にまわそうとも、オレだけは隣にいてやる…………永遠にな…………)

 

 

 

 

 

 

 




ちょっとここから忙しくなるので投稿遅くなります。楽しみにしてる方には申し訳ないのですが、気長に待っていただければとおもいます。それでは頭も痛くなってきたのでこの辺で……
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