よろしくです。
修学旅行二日目…………
紗夜
「……ん…。」
いつもより早く目覚めてしまった。まあ、早起きな事が悪いとは思っては無いですが……
寝ている人間を起こすのは気が引けるが、もうすぐ食事の時間になるのでカーテンだけでも広げた時だった。
紗夜
(アレは、鬼龍さん…?)
ボヤけてて分からないが、海音の姿があった。しかし、その近くにいる人の様子が何かおかしい………………
視力がハッキリした時には、遅かった。
紗夜
「っ!!!?」
もう朝方だという時間に人だと思ってたモノは歪なナニカに変化して、海音の方もかつて彼女たちの前に現れた、あの悪魔の姿があった。
全く、こんな朝っぱらから悪魔と殺り合うなんてな。しかも今日はこの道を通って水辺で遊んで、遊園地にいって楽しむんだ。こんなところで膝をつくわけにはいかん。
海音(?)
「散れ…………悪魔が…」
そうして悪魔の力を再び解放したオレはすぐさま、スライム状の悪魔を相手に単騎で乗り込んだ。スライムと言うだけあって、身体中からアメーバ状の弾丸を無数に放つも、悪魔と化した海音には無意味だった。翼を六つに生やし。あの時よりもさらに皮膚が硬くなり、より悪魔らしさを引き立たせる姿へと変化を遂げた。
刀をひと振りしただけで、至る方向から迫る弾丸を全て斬り落とした。しかも抜刀する素振りも見せずに…………
バージル
「貴様など刀の錆に値しない…………
この幻の剣で死ね……。」
そう言うと、スライムの悪魔を取り囲むように剣が複数現れ、刀を突き立てたと同時に、複数の剣が刺さり、見事にスライム悪魔は爆散し、すぐさま蒸発した。
バージル
「雑魚の相手などしてられん…」
バージルは直ぐに終わったことがつまらなかったのか、振り向きざまに完全に見下しその場を離れていき、そのまま宿の方に戻って行った。これがもう一人の彼のやり方だった。
輝
「おーい、遅せぇぞ!!もう飯は出来てっから早いとこ食っとけ。」
それだけ言って俺は飯に手をつけることにして、アイツのことを追求はしなかった。なぜなら、アイツは返り血を浴びてる、きっとあの悪魔のものだろう。奴が怪我をすることなんてそうそうない。
兄貴もそれを察知したのか、黙って飯を食い始めた。
紗夜
「日菜、貴方…どれだけ食べるつもり?」
日菜
「えー?だって美味しぃんだもんっ☆」
リサ
「あははー!!
確かに、ここのご飯凄く美味しい、まるでプロじゃん!!」
燐子
「みなさん…………もう、終わりの時間が…………近くなって…」
輝
「そんなに食って太んねぇのか?」
海音
「馬鹿者…そんなことを聞いてどうする…」
その後、輝はブチキレた紗夜と今井にフルボッコだドンされたそうな……………………まあ、直ぐに元に戻ったけど……………………
今日はみんな大好き遊園地だ。
範囲内なら自由行動、どこに行ってもどこで食事をとっても良し、夢のようなイベントだ。
俺には少しだけ心配なところがあった。
リサ
「ワオ!ここここ!!プールまであるじゃん!!ね、ね、皆で行こうよ!絶対楽しいし!!」
とこんなことを言うもんだから、生徒会の二人は顔を赤くしてるし、日菜に至っては目を輝かせている、しかも何気に全員水着持ってきてプールで満喫する気満々らしいし…………。ちなみに、輝は日菜とは違った意味で興味津々な様子…そしてオレは………………諦めた、そんな顔をしていた。
リサ
「輝〜?覗いたらダメだからね?」
輝
「別に、俺はそんな趣味はねぇさ……早く行って楽しんでこい。」
海音
「…………………………」
彼女たちが先にプールで満喫してるその隙をついて、輝と共に違和感を感じていた場所に向かった。
そこには、
輝
「なあ、兄貴………………これって……」
海音
「………………ああ、まさかコイツが姿を見せるとは思わなかった。一刻を争う…………こっから先は本気で勝てるかわからん。」
そう、『ゾイガー』の鉤爪だ。ゾイガーと言えば、奴の手先………いよいよ本丸とやり合うことになるかもしれん…………
そんな彼の顔は、余裕を見せてるつもりだが、どこか引きつっていた。
ことを予測して、鉤爪は輝に渡し、楪の基地から、弥助が操縦するガッツウィング号をティガが現れたと同時に出動するように伝えた。
それらを済ませたオレたちは、二人で遅れて彼女たちのいるプールへと足を運び、思う存分楽しんだ。ちなみに満の方もなんだかんだあったけど、楽しめているみたいなので良かったと思う。
日菜
「それっ!!」
リサ
「うわっ!!もう、やったな〜?お返しだ!!」
日菜
「えへへっ、リサちーまだまだだね!」
輝
「………………」
リサ
「って、ヤバっ!
輝に思いっきりかかっちゃった……」
輝
「やってくれたな!!覚悟しな!!!悪魔をマジにさせたこと、後悔させてやるよ!!!」
オレたちはグループの中でも陽キャの位置に属する三人は、プールでバシャバシャかけ合っていた。まあ、途中から紗夜にもかかることになり、闘争心に火をつけた彼女も必然的に入り込んだ。それを、燐子の二人で大人しく眺めてた。しかし、よく見ると今井も燐子もちゃんと持ってるんだなとつくづく思えてきてしまう。
チュチュ
「……ンギギギギィ……!!」
と、ハンカチを咥えながら引っ張り、鬼の形相でビデオを見ていた。(漫画かよ……)
ますき
「落ち着けって、たくっ……海音が居ねぇとこんな調子だし、海音も疲れるぞ。」
チュチュ
「…………そうじゃないわよ、ワタシだって……まだ成長するわよ。」
と言い、自分の胸をぺたぺたしながら、ふんすっと胸を張ってきた。
満
(うん、チュチュちゃんは…………頑張ってね。)
チュチュ
「なんかバカにされたような気がする。」
と、僕の身に危険信号が送られてきたので、これ以上の雑念を振り払った。
紗夜達とひとしきり楽しんだ後は、遊園地に入って多くのアトラクションに乗った。その時にある大きな影がものすごい速さで通り過ぎた。
海音
(遂に来たか……。奴が………………)
ギィィィヤァァァオォォンッ!!!
オレは、皆とは別に来るのを待ってた。高いところが苦手な訳では無いが、乗り物酔いが激しいからだ。決して怖いという訳では無い。
なので、みんなの乗ってる観覧車が頂上に登ったと同時に光の戦士の力を使い……その姿を現した。
ヂャァッ!!!!
楪
「弥助っ!急いで出動なさい!!」
弥助
「だあああもう!!分かってるっての!!
ガッツウィング号…………発進!!」
来たな……ガッツウィング…………きっと楪に急かされて弥助が操縦してんだろうな………………尻に敷かれる弥助の姿が簡単に想像できた。だが、今回はちょっとやそっとじゃ済まない規模の相手だ。巨人となったオレは弥助と事前に話し合って、協力して倒すしかないのだ。
だが、どうやっても普通の状態でも追いつくことが出来ず、スカイタイプへとフォルムチェンジしてもギリギリ引き離されてしまう始末。ゾイガーの攻撃も受けてオレの身体は少しずつ…………少しずつだが確実に疲弊していってる。
弥助
「ティガ……諦めんじゃねぇよ。
諦めるんじゃねえよ!!
オマエは、この星が大好きなんだろ!それなら身をていしてでも護るのが漢の姿だろうよ!!」
海音
(そうだ…。そうだった………………
オレはもう一人なんかじゃない。オレは…………!)
友の弥助の励ましで元気を取り返したウルトラマンティガはガッツウィング号を手に取り、持てる最高速度でゾイガーの後を追いかけた。最初は速度が同じなのに…………ガッツウィング号が最大出力でエンジンを作動させた。そのお陰で奴の超絶スピードに追い抜くことが出来たのだ。オレは追い抜いた距離を使って手裏剣を投げるようにして、冷凍光線を放ったことで、速かったゾイガーの動きが驚くことに凍りついて動かなくなっていた。
地上に降り、急いでフォルムチェンジした後、すぐさま必殺技を発動させた。
ハァッ!!!
必殺光線を浴びせたゾイガーは撃墜し海の中で爆破した。
ヂャァッ!!!!
ティガは空を見上げどこかへ飛び立っていった。
元に戻ったオレは…………アイツらの元に戻………………らずに、チュチュ達と満のところに急いだ。もしもの時のために…………
チュチュ
「海音っ!!!Are you okay!?」
海音
「別に…勝てて当然のことだ。」
相変わらず無愛想ね……ま、別にいいけど…………
海音が無事ならそれでいいけど…………
せっかくいい雰囲気なのに、海音の端末から連絡が入ってしまった。少しは場を考えて欲しいものだと考えてたんだが…………どうも海音の様子が変だった。
楪
『海音っ!大変!!!世界各地にゾイガーの大群がっ!!
急いでみんなを連れて満の所に逃げて!!!』
嘘……………………だろ…………
オレは楪の切羽詰まった声色に眉をひそめた。しかも、複数のゾイガーが町中を襲いかかった。つまり、オレたちが苦労して倒したゾイガーは…………そのうちの一体に過ぎないという事実を突きつけられる…………緊急事態だ。オレはすぐさま彼女たちを満のところに早急に送り……オレ自身も満の元に急いだ。
これ以上………………オレの愛する地球を壊させる訳には行かない!!
満
「海音君。」
海音
「………………満…………
後は………………任せたからな…。」
静かに交した二人の約束………………
彼女たちから託された思い………………
オレはその力を振り絞るために、最後の戦場へと赴いた……………………
悲劇はまだ……終わっていなかった。
ゾイガーの戦闘描写?ごめん、全編見たけどそこはあまり覚えてない。ただ、次の話がめちゃくちゃにヤバイというのだけは覚えてるんだよな…………これじゃ……オレはただのNWKじゃねぇかよ…………