勝つのは、闇か…………光か…………
邪神の前に、光の戦士………………
コレは…………夢だろうか…………夢ならば醒めないでくれ。
両手を広げ、光を集中させた拳を放つと、邪神とは距離が開いているというのに、光の力がその壁さえも破壊していった。
フゥアアアアアアアアアアアアアンンンッ!!!!?
高い鳴き声をあげ、吹き飛ばされた邪神は全長を目測だけでも100はゆうに越してて、とてつもない巨大な存在だった。
一方、彼らはというと…………
『ハァッ!!!!』
彼らもまたティガと一つになり、一丸となって邪神にひたすら攻撃していた。彼らの光が彼自身を強くしたのだ。
チュチュ
『ワタシも…………光に…』
レイヤ
『海音…………やっぱり…私達のこと…』
パレオ
『素晴らしいです…コレが我々のホントの強さなのですね!!』
ますき
『やべぇ…………さっきから力が漲るぜ。今なら、あいつを倒せるかもしれねぇ……』
六花
『かもしれないじゃダメなんです………倒さなきゃダメなんやっ!!!!!』
彼女らもまた、彼の一部となっていた。目の前の邪神を打ち勝つべく、彼は自らこの道を選んだ。
再び両手を広げ、今度は蹴りの二連撃を繰り出し、先程まで一方的に追い詰めていた邪神が、いまは打って変わってこちらが押している。
多くの光を受けたのか、邪神は動けずにいる。
子供達が必殺光線の構えをとり、私達も見よう見まねでやると、ティガはそれにつられ腰と腕を引き、両手を前へ突き出し、広げることで光を、さらなる光を集約させる。どうやら我々の動きに合わせているのだ。そして、腕をL字に組み全力の『ゼペリオン光線』を放った。
フゥアアアアアアアアアアアアアンンンッ!!!!!
ハァッ!!!!
邪神は爆発と共に鳴き声をあげ、その様子から、大きなダメージを与えたことがみうけられる。さらに、腕を額の上から交差させ、肩まで降りた後、両腕をカラータイマーに合わせた。すると、カラータイマーから虹色に輝く光の波動が邪神に直撃。
フゥァァァアアオオオオオオォンッ!!!!!!!!!
邪神は歪んだ鳴き声と、大気中の爆破で、消え去った。
それと同時に、空を覆っていた闇が消え去り、明るい青空が広がる。
ティガはやがて光の粒子となり散っていくのであった。
一度は滅ぼされた人類。光の巨人すらも倒してしまった暗黒の支配者。しかし、最後まで希望捨てることのなかった子供達…………そして、最後まで生きることを辞めなかった人類の勝利だ。
チュチュ
「海音っ!!!」
私達の呼び掛けに応じたのはやはり彼だった。手には、石になったスパークレンスを持っていた。
ますき
「おい、それって………………」
ますきがそう心配そうに問いかけるも、彼はこう言った。
海音
「ティガは役目を果たしたんだ。コレからは俺たちが未来を切り開いていくって…………それを、ティガは最後まで見届けてくれたんだ。」
六花
「でも、海音さんの心の中にはまだ……」
海音
『
そう力強く答える彼に、これ以上何かを言うことは出来なかった。
ますき
「そうだ!みんなで写真撮ろうぜ!!」
ますきの一言でみんなは乗り気だった。かく言うオレもこの思い出をなくしたくなかったため、ますきの提案に乗ることにした。
最終日の修学旅行……色々あったが、コレでもう終わりなのだ。
満が、カメラを持ってこっちを見ている。RASとオレのみんなで愛する街をバックに六人全員横に並んだ。
チュチュ
「海音、もしまたMonsterが来たらどうするつもりよ。」
海音
「そうなったら、『
そう心配そうに問いかける彼女に、オレは笑ってそう答えた。すると、ちゆも不安が完全に抜けたのか、みんなのよく知るチュチュらしい振る舞いをした。
チュチュ
「さぁ、満!!ワタシたちのこのperfectな記録を、そのpictureに残しなさい!!!」
満
「はーい、ちーゆ!!!」
そのシャッターの音と共に、オレと彼女達の歴史が刻まれていった。
その瞳に映る光は皆輝いていた。
例え、どんな闇に覆われたとしても
光さえあれば、無限の可能性をつなげることができる。
決して光を失っても
『光を消し去ることは出来ない』
この思いが、遠い誰かに届くように、オレは人間として生きてゆくことを決意した。
ここまで見てくれてありがとうです。コレで海音ルートは一旦終了です。アンケートの途中経過だけど、なんか結婚生活も載せろってあったので、それを番外編として書いていこうと思います。コレからは、満のエピソードを書いていこうと思います。満の方は、ホントに浮き沈みも激しい上、戦闘描写も海音以上にザックリしてますし、出てくる怪獣もそこまでいないです。日常がほとんどです。それでも良ければ是非とも満ルートの方も読んでみてください。