35,新生活のスタート
…………
もう、ヤメテクレ……………もう、そんな痛みを味わいたくないんだ……。
満
「____ッ!!」
………………夢……か…酷い夢見だ…………。
ボクは重い体を起こし、学校の制服に着替えた。
ねじれもヨレもない、シワもバッチリ……これで大丈夫。新たな生活に不安と期待に心を躍らせる。何故、新しい生活をするかと言うのは、今ここじゃ言えないかな。
魚の塩加減も完璧だった…………そのはずなのに…………いくら食べても…………
満
「……いや、これ以上考えるのはよそう……」
と、ふと脳裏によぎった思考を振り払い、日本人らしい和食を済ませ、ボクはカバンを手に取り、玄関に立った後直ぐに誰もいない部屋に向かって………
満
「………行ってくるよ……お姉ちゃん…ボク…もう一度……『生きてみる』…。」
家から学校までは多少距離があるものの、ボクはすぐにたどり着いた。本来なら小一時間はかかるものをものの数分で………そう、ボクは超能力…や奇跡の力を使ってやってきた。果たして、神様は一体ボクに何を求めるのだろう……
考えても埒が明かないため、考えることをやめて、
満
「新しい学校生活……頑張らなきゃ…!」
ボクはそう意気込んだ。それにはもちろん理由がない訳では無い。前に通ってた学校では、とんでもない目に遭ったから、決意を固めて転校。コレからはボクの通う所は『嵐山高等学院』。月ノ森とは比較にならない程のエリートが多く存在する学び舎だ。苦労して探してきた甲斐があった。複数の学科に別れており、文系・理系と総合科の3つに大きく分かれる。ボクは一番に総合科を希望していた。
理由としては、失ったものを取り返すためもあるが、もう一つだけあって、ココ周辺の悪事を働く輩を成敗するためにある。
校舎に入ると、中にいかにも裏組織の人間みたいなガタイをした怖いおじさんがいた。あ、編入する際には、超能力や奇跡の力は一切使ってない。それどころか校内に入ってからも使うつもりはあんまりない。そんなことをして騒がれても嫌だからね。そこら辺は、ただの優秀な人間だと装って案内されるがまま中へと通された。(いや何で普通に入れたんだろうね……そこは僕にも分からない。)
学園長室に入ると、そこにはあまりにも綺麗な肌で煌びやかな髪をなびかせてるスレンダーな女性がどっさりと座っていた。何故だろう……この人に関しては……いくら僕でも……勝ち目が無い感じがする。例え、超能力や奇跡をもってしても……
「…まあ、そこに座ってちょうだい。畏まる必要なんてないわ。」
と、とても穏やかな表情で、言ってきた。だがその言葉一字一句に謎の圧がかけられていたので素直に用意されたであろうソファに座った。
輝夜
「改めて、『嵐山高等学院』にようこそ。アタシは『壱村 輝夜』……ココの学園長をやってるわ。」
満
「は、はい……お願いします。」
輝夜
「貴方が満君ね。話には聞いてるわ。なんでも、とんでもない良家の跡継ぎなのでしょう?」
それを聞いた時、僕の背筋は一気に寒く感じた。
(ど、どうしてそのことを知ってるんだ…!)
僕の家系は超自然の力を代々受け継がれてきた特別な家なのだ。そして、その一族には姉弟がいる……その正体が、紛れもなく僕。でも、これは情報と家系の掟を守るためにこのことは公表していない。それがなぜここに知れているんだ。
輝夜
「その反応は、肯定と見ていいかしら。」
そんな大切な情報が、なぜこの人は知っているのだろうか……しかし、よくよく見てみると、何故か僕の記憶の奥底に眠るお姉ちゃんの面影がそっくりだ。
輝夜
「まあ、良いわ……
ココは貴方も聞いての通り、三校の女子校の姉妹校でもあるの…基本的には自分を成長させるためなら結構だけど、くれぐれも問題を起こすようなことはないように……ね?」
満
「三校……『花咲川』と『羽丘』『月ノ森』……ですか?知ってるんですけど…何故それを僕に教えたんですか?」
輝夜
「え?そ、それはもちろん…貴方になら十分信頼におけるわよ……最近、被害も絶えないし……それに………ワタシのたった一人の家族……なんだから……」
満
「……?どうかしたんです?」
最後の方がよく聞こえなかったので、聞き返そうとするも、なんでもありませんと切り返されてしまったために、僕はこれ以上追求する気にはなれなかった。……いや、本当はある程度は分かっている。
どうして一人で生活してるかを話そうか。
先程言った通り、僕はある家庭の元に産まれた。だが、早くに両親を誰かに殺されて、早くも独り身となり、父の兄にあたる叔父のところに世話になってた。そこで、初めてお姉ちゃんに会えたのだ。両親を亡くしたのは悲しいけど、お姉ちゃんがいてくれたから、なんてことは無かった。おじさん達にはすごい煙たがられていたが、ボクが感謝を忘れてはならないのだ。なぜなら、父さん達ほど決して裕福では無いものの、そこでの生活も大好きだったから…
けど、僕はある日…………ひとつの真相を知ってからは……おじさん達のことを強く恨み、あの家から逃げ出したのだ。あんな人達にならないためにも…………
学園長室を出てからは担任の剛田先生がこちらを招いてるので、ついてくと恐らく、自分の教室になるであろう部屋に連れられた。だが、ここに来たのは僕だけじゃなかった。扉の前に、艶めかしく美しい黒髪、正しく漫画に出るお嬢様のような清楚な雰囲気を放っていた少女がそこにいた。
剛田
「なんだ、咲羅もいたのか。丁度いい、2人とも!自己紹介をするんだ。」
そう言われると、咲羅と言う女の子は驚いたあと、少し恥ずかしそうにして、
咲羅
「そ、その…………『石田 咲羅』です……」
と応えた。石田…………さんか……実際に会うのは初めてだ。僕もちょっとだけ緊張していた。同い年の子と学ぶものだから…………
満
「うん、僕…満って……言います…よろしくね。」
と言い、僕は友達になった証に手を差し出した。もちろん他意がある訳では無い……のだが_____
剛田
「おい、いきなり女子を口説くなよ。」
と、何故かボクが注意されました。こうすると……友達になれるって聞いたんだけど…………そんなひとつの疑念が、自分の中で渦巻くなか、剛田先生はもう、準備を始めてた。そして、先生の合図と共に、ボクらは教室へと足を踏み入れた。
中に入ると、それはもう凄かった。ものすごい期待や嫉妬の視線が向けられていた。嫉妬に関しては男子生徒からだけど……
「たくっ、転入生は女だけで十分だっての…」
「あの子……可愛くない?ほんとに女の子みたい!」
「はぁ…はぁ…早くお持ち帰りしたい……デュフフ……」
僕はこの様々な視線と思考にただ混乱するしか無かった。こういう思考を持つ人と関わると、ろくな事にならない。と、教えられたからね。
ボクと石田さんの所属されるクラスは総合クラス…その中でも特等生としてボクらは配属された。
危ない思考を持つ人もいたが、ココは割と大人しめの子が多かった。石田さんは右の前列に座り始めた。その途中の動作を男子生徒たちはずっと見ていた。さて、ボクの席は…と、
満
(……どうして………ここでも女子に囲まれなくちゃいけないんだろう……ねぇ、誰か教えてよ。泣いちゃうよ?鼻の下なんか伸ばしてないもん、むしろ怖いし逃げたいくらいだよ。)
そんなことを言っても結果は覆らないので、諦めて指定された席に着くことにした。
すると結果は想像通りだ。男子たちはずっと唸り声を上げながらこちらを凝視していた。
それもそのはず……なんてったって、後ろには紫のショートヘアなボーイッシュで体育会系の『前園 琴里』さん、左隣にはネイル、ヘアアクセサリー、化粧バッグ常備という典型的な金髪ポニーテールギャルっぽい女の子『鮫島 葵』さん、前には先程紹介した『石田 咲羅』さん、右隣には白くふわふわした髪と雰囲気で周りを笑顔にしてくれるアイドル少女『美島 夏菜子』さんに囲まれてるんだ。その四人は優等生でもあったため教授も彼女たちの指示には従う。先生と生徒の立場って……?
お互い他愛もない挨拶を交わし、自分も帰路について家に入ろうとした時に…………何かが……起こる訳もなく一日が終わった。
結構時間は空いちゃったけど、何とか満ルートを開始することが出来ました。外伝の方も後にやりますし、特別編は満ルートが完全に終わってからやろうと思います。今後とも応援と評価をよろしくお願いいたします。
ヒロインは誰がいい?
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山吹沙綾
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美竹蘭
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上原ひまり
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羽沢つぐみ
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丸山彩
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大和麻弥
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若宮イヴ
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湊友希那
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氷川紗夜
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今井リサ
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白金燐子
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瀬田薫
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松原花音
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奥沢美咲
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倉田ましろ
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二葉つくし
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桐ヶ谷透子
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朝日六花
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バンド毎のルート制作希望す
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その他のキャラ(必ずコメントすること。)