勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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ははに(ゆPoppin’Partyの依頼によりハロハピの松原花音の護衛をすることになった満。その道中でもMorfonicaのみんなを救出。しかし、当の本人はこれを善意で助けたという風には思ってない……目的の邪魔だったのと……彼自身が好きでやってることである。


45,悪いことは重なるって、こういう事なんだね。

 

 

 

 

 

 

花音

 

「おまたせしましたぁ!!」

 

 

 

 

「……いえ、ぼくが早く来すぎただけです。行きましょう。」

 

 

 

 

彼女……花音先輩は美咲先輩と一緒に校門を出て、僕の姿を確認するや否や直ぐにこっちに向かってきた。まるでご主人の帰りを待ってた犬のように……

 

 

 

他の生徒からは「え?何?彼氏??」みたいな事を言われてはいるが、決してそんなことは無い。あくまで依頼を受けてる側の立場だ。

 

彼女たちと並んで……ではなく、少し後ろの方から様子を伺うことにした……そして、商店街を過ぎたあたりから……いや、正確には校門を出た時から感じていたが、全く同じ気配だったので、はじめから付けられていたことが分かる。ボクは奇跡の力で近くの木々と同化した。

 

 

 

美咲

 

「あれ?満さんは…?」

 

 

花音

 

「…ふぇえ…」

 

彼女たちを不安にさせてしまうことに罪悪感は生まれたものの、ストーカーを倒さないことには解決しないので、そばにいたくても出来なかった。そして、予測通り小太りでガラの悪い男が姿を現して全速力で走ってくるので、ボクは解除してそいつの手を掴んだ。

 

 

 

 

 

 

「……何してるんですか。」

 

 

「あ?誰だテメェ……クソガキに用はねえ、失せろ!!」

 

そう罵倒しながら回し蹴りをしたがやはり人間だから動きが遅すぎる。瞬時に背後をとり首元を叩き気絶させた。後は事前に連絡してた為、コイツは御用とはなるだろうが……ホントに…………ボクって……なんでこんなにもツイてないんだ……。

 

護衛には成功したけど……自分の不運さにはいい加減にうんざりだった。それにしても…クソガキ……………か………今のボクはそんな風に見えるんだね……

 

 

 

 

 

 

ホントなら奇跡の力でそいつごと抹消することは出来るが、ガールズバンドの二人がいる手前、それはしなかった。確実に怪しまれるからだ。しかしよく考えても見よう。自分で悪だと言い張ってる割には善行を積んでいるではないか。ひょっとしてコイツ……ホントは悪なんかじゃないんじゃね?って思った皆さん……それか、人の手に歪められた悲しい悪だと思う皆さんは……少なからず……居るんじゃないんでしょうか…………居ますよね?

 

 

 

 

 

 

花音

「だ、大丈夫…ですか〜!」

 

彼女の声にふと我に返る。ストーカーは完全消失。任務完了……

 

 

 

 

 

と、花音先輩はつまづいて転びそうになったところを、ボクはお姫様抱っこをして、助けた。その時に花音先輩は凄いボクのことを見て赤くなってたけど、気にせず家の前に下ろした。

 

 

 

 

 

 

花音

 

「あ、あの……ありがとうございます!」

 

 

 

「…………こちらこそ…………感謝します。」

 

 

それだけ残して、彼は影の中へ走っていき姿を消した。この時彼女は……

 

 

 

 

 

 

 

 

花音

 

 

(……満くん…麻弥ちゃんから聞いたけど、年下だって言うのに、年の差を感じさせないくらい……カッコよかった……///)

 

 

 

またしても……彼に惹かれていく少女が増えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は……手土産を持って家に帰ろう…………そうしたのは……良かった………………でも、それが…………後悔の始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事務所の中がやけに騒がしい……何かあったのかな…気にしててもしょうがないため思い切って扉を開けた………………そこには…………

 

 

 

 

 

「ただいまー………………えっ…………」

 

 

ボクは怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

だって、上半身が消えた吾郎と、RASにRoseliaのみんな……香凛に弥助に…………………………蒼の悪魔に姿を変えた『海音くん』がいたから……………………

 

 

 

氷川先輩は怒り心頭の状態で、

 

 

 

 

 

 

紗夜

 

「満さん、どういうことですか…!鬼龍さんが……人でないなんてっ…!!!」

 

 

 

 

そう言われた気がするが、全く脳に入ってくることは無かった。吾郎が、まだ結莉を諦めてなかったなんて…………恐る恐る聞いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……もしかして……吾郎……………来たの?」

 

 

 

 

 

「ああ」と頷く弥助……

 

 

 

 

 

……終わりだ…………吾郎の事だ…きっとボクらの幸せを消すために、彼女達にもあらゆることを吹き込んだのだろう。思わず膝をついてしまう。真実を知ってしまった彼女たちがとても怖かった。震えて立ち上がることも出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少ししてみんながようやく落ち着いた頃に、彼は彼の過去を話せるだけ話して、みんなとの関わりを断ち切ろうとし、強く突き放した。その時の海音くんは完全に悪魔の意志に取り憑かれている。でも、彼女たちはきっと彼をまだ追うだろう…………先の真実を見ているからこそわかる。海音くんとRASはまた己から近づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオが失踪して早数時間……ボクの力ならすぐに見つけ出すことは出来る……………………そして、彼女の近くに飛ぶことくらいはできた。でもあえてそうしなかった……………………なぜか?

 

 

 

 

 

 

そんなことをしても、彼女たちとの溝も差も埋まらないと思ってるから…………彼女たちを元に戻せるのは……ボクでもいいけど……やっぱり海音くんが一番だと思うな……。

 

 

 

 

 

 

 

お互いの仲違いを修復した彼らを嘲笑うように、あの悪魔の宇宙人が姿を現した。外見も若干変わっていて、完全に嘲笑うような悪魔の姿だった。そこにウルトラマンが助けに来てくれた。その時にボクの中にある何かが突き動かされた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分もいずれはこの星を守る役目が来るって…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしたらいいのか…それはもう分からない……でも、ボクはヒーローは絶対に勝つことを信じて、応援要請をした。数十分には到着する予定だが、それまでにティガのエネルギーが間に合うのか…………

 

 

 

 

ティガが光を集めてタイプチェンジを行った。でも、みんなが驚いたのは……ここからだった……

 

 

 

 

 

 

ジュェアリィッ!!!

 

 

 

なんと、キリエロイドも同じようにタイプチェンジを行ったではないか。通常でも一方的に翻弄されてるのに、タイプチェンジも意味をなさないなんて、絶望しかない。

 

 

 

レイ

 

「アイツも同じことができるって、そんなのありなの?」

 

 

ますき

 

「……冗談キツイぜ。これじゃあ完全に不利じゃねえかよ。」

 

 

そう悪態つく二人、怯えて何も出来ない彼女たちを前に、キリエルは地獄の門を呼び出し、ティガは遂にエネルギーが僅かになり、地に着いてしまい、立ち上がることも出来なかった。もうムリだと……みんながそう思った……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頑張れっ!ウルトラマン!!!!」

 

 

 

 

 

 

「立ち上がれ!!ウルトラマン!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝ってくれ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマン!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

車やビルから光が、要請したヘリのスポットライトが、懐中電灯を手に取って必死に声援を送る街の人々が、ティガを取り囲んだ。

 

 

 

 

 

数え切れない光を受けたティガは精一杯に立ち上がった。そして、指先から光の光弾を放ち、キリエルの門がギリギリ開く直前に撃ち落とした。ここで彼のゼペリオン光線が炸裂する。キリエロイドも防ごうとするも、光の力が大きく集まったことで、防ぎきることができず直撃。爆裂四散した。

 

 

 

 

辛くも勝利したティガは今度こそ疲れきったように座り込み、光の柱と共に姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

「海音!!Are you okay?!」

 

 

 

海音

 

「……ああ、アレごときに遅れはとらん。マスキング……どういうつもりだ……」

 

その時に彼女は海音君に馬乗りになりながら、海音くんを組み伏せた。

 

 

 

 

 

逃げれないことを確信した彼は、大人しく自分自身の過去を淡々と述べ始めた。それを橋の下から静かに聞いていた。多くの悪魔が襲撃したこと……一人の少女を救うことが出来なかったこと……そして……自分たちが弱かったせいで誰ひとりとして救えなかったことを……みんなに教えてくれた。

 

 

 

そして、今はそれを通じて弥助くん達に出会って、バンドを組んでは勝ち進み、遂には殿堂入りして……仲間が殺されて、もうこれ以上傷つくのは見たくなくて、一時的に解散。彼は自分たちと同じ境遇の人間を救いあげては、苦痛を与えた人間を尽く抹殺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞いてて辛くなるって言う人はいるだろう……だが、満に関しては…………それ以上の苦痛……そして絶望を知っている。そして満自身が、より辛い思いをしてたことは誰にも気づかない……

 

 

 

自分の望んだ願いが呪いに変わってみんなを苦しめたくないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RASと海音君との間にできた溝も無事に埋まり、いつものような感じに戻った……だけどそれは、彼とちゆが両想いだった事がわかったから。いつも以上に彼にベッタリ…………そんな様子を微笑ましく見るみんな……一方でそれを見ているだけで何もしてない…………いや、出来ずにいたボク……そこまで仲が深い訳では無いけど、自分の方から避けてるのを寂しそうに、苦しそうに見る彼女たちを見たくない。ならボクはどうするべきか…………そんなのは決まってる…………

 

 

 

 

 

 

 

 

「謝らなきゃ…」

 

 

そう言いつつ飛び出した。Roseliaのみんなは今の時間はライブをしてるはず……ビンゴ。

 

 

やはり練習してた。ボクは意を決して扉を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ

 

「あ、みつ兄……」

 

 

あこ以外全員黙ったままだ。それもそうか、ずっと黙ってたんだもん…………

 

 

 

 

 

 

 

「何か用かしら。」

 

と、初対面のような素振りで話しかける友希那。このまま引き摺ってもしょうがない。ボクは深々と頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいませんでした。謝って済むわけじゃないけど……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくの沈黙の後、氷川さんが呆れたように言った。

 

 

紗夜

 

「もういいです。満さんは、鬼龍さんとの約束を守っただけなので、これ以上責める理由はありません。」

 

と、案外簡単に和解した。その時に氷川さんの顔が少しだけ赤かったのは気のせいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満さんはこういう時には素直ですし、誰に対しても優しい……だからこそ隠し事をされたら当然悲しいし苦しくもなる。それにしても、こんなにいい人なのだから………………こ、こ、恋人…がいるのかしら……

 

 

それが私としては気になった。年頃の男性だから好いてる人がいてもおかしくはない。

 

 

 

 

その疑問は今井さんも同じようで……

 

 

 

 

 

 

リサ

 

「ねね、満ってさ…す、好きな子とかいない?」

 

 

 

 

 

 

その問いに対して満さんはこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………確かに……いましたね……そんな人……」

 

 

 

 

 

 

 

その返事に、その場の全員が固まった。




結構期間あけちゃったね……すまん。忙しかったのもあるし、具合が悪かった時もあったから……みんなは体調管理はキチッとやろうね。

ヒロインは誰がいい?

  • 山吹沙綾
  • 美竹蘭
  • 上原ひまり
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 大和麻弥
  • 若宮イヴ
  • 湊友希那
  • 氷川紗夜
  • 今井リサ
  • 白金燐子
  • 瀬田薫
  • 松原花音
  • 奥沢美咲
  • 倉田ましろ
  • 二葉つくし
  • 桐ヶ谷透子
  • 朝日六花
  • バンド毎のルート制作希望す
  • その他のキャラ(必ずコメントすること。)
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