勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

46 / 71
46,確定する悪運と断片的な秘密

 

 

 

周りから感じる謎の静寂…………

 

『いましたね……そんな人……』

 

明らかに何かあったような口振りでそう答えた。それはあこを除くみんなが気づいてる。だって、答えた時の満さんは…………ものすごく辛そうにしてたから…………

 

 

 

 

 

リサ

 

「あ、いや……別に嫌味とかじゃなくて「知ってます。興味本位ですよね。」……うん。」

 

 

 

 

 

 

「…………場所を変えよう……ココだと安心して話も出来ないからね。」

 

 

そう言って、Roseliaを外に出るよう促し、ボクも続いて近くの公園に向かった。ボクには一つ気がかりなことが……そして、その疑念は確信へと変わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

一瞬だけだったけど、商店街の方に消えてゆく母さんの姿が……それ以来、ろくに呼吸も出来ずに…………最悪なことにも発展した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりね…満。」

 

 

 

 

 

 

 

「__________ッ!!!」

 

 

 

 

起きてしまった……………………会ってはならない人物に、全てを狂わせた…………最悪の…………人間でありながら『別の母さん』…………

 

 

 

 

 

 

「……………………何しに来たの……あいにく、ボク行くところがあるんだ。」

 

 

 

「ふーん、それってその小娘たちのこと?」

 

 

 

 

 

 

母さんはRoseliaのみんなを指さし、まるで自分より大事な用があるのかと言わんばかりの態度だった。

 

 

 

 

 

燐子

 

「あの…お知り合い…ですか?」

 

 

 

 

 

 

「満。こっちに戻ってきなさい。お父さんも心配してるわ。それに、輝夜も学園長をしてるんですってね。だとすれば、相当持ってるわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子先輩の問いかけには一切答えず、続けざまに聞いてくる。何が言いたいのか、ボクには分からなかった。だけど…………奴の狙いだけははっきり分かってる。どうせ、男を漁っては金を巻き上げ…用が済んだら抹殺。そして、その罪を全てボクに背負わせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな母親を持った家庭は大変だろうね。こんな狂った奴の尻拭いまでしなくちゃならないんだから。まあ、かく言うボクもその母親に育てられたんだけどね…………

 

 

 

 

 

「満、早く私の元に来なさい。何もしてあげられなかった分、愛してあげるわ。」

 

 

そう言って近づいてくる母さん。Roseliaのみんなもこの雰囲気は異常だということには既に気づいてる。止めようとしたが、怖くて出来ないのだ。だから…ボクが動かなきゃ…………

 

 

 

母親の手がボクの手を握りしめた…………と思いきや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「_________ッ!!!!?」

 

 

 

腹部から数箇所の痛みが………………そうか……ボクは母さんに刺されたのか…………

 

 

 

 

「なんて言うと思った?アンタみたいなクズはお断りよ。金だけを渡して失せなさい……」

 

 

 

 

なんとも自分勝手だろう…………我が母親ながら狂ってるよ…………でも、ボクもそうだろうね……もうやってないとはいえ、人を斬ってはその肉塊を食べてたんだもん…………

 

 

 

 

 

 

「アンタの父さん達と同じで正義感ぶって目障りだったのよね……だからアイツらと同じ目にあってもらうわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………!!!」

 

今………………なんて言った………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数年前〜

 

 

ボクは正義感溢れる父さんと誰にも分け隔てなく優しく接する母さんの元に産まれた。父さん達は光の人間としても、戦士としてもとても優秀で、ボクにとって永遠の憧れだった。だからボクは、認めて貰えるように努力した。

海音くん達とバンドを組んで、殿堂入りをした時のことだ。由莉が殺されたことを知った僕は、正常な判断ができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫か?アスカ……もう数日は部屋にこもってばかりじゃないか。」

 

 

「母さん……スゴく心配よ。海音君たちにこんな姿見せたくないもの……由莉ちゃんがいなくなったのは辛いけど…前を向かなきゃダメよ。」

 

 

 

 

 

「よし、アスカ…………父さんと少し遊ぼうか。」

 

 

 

 

「…………うん。」

 

 

 

 

 

どんな時だって父さん達は優しく声をかけてくれる。楽しかった時も、苦しかった時も、泣きたかった時も……父さん達はいつもそばに寄り添ってくれる。光の戦士としてではなく…………『家族』として…………

 

 

 

 

 

 

 

ボクはそれが嬉しかった。

 

 

 

 

でも、あの母さんが、ボクの家族を…………夢を……希望を…………全てを……壊しては奪い取っていった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満(アスカ)

 

『父さん…母さん……起きてよ………ねぇ、また一緒に遊ぼうよ……!!』

 

 

いくら呼んでも父さん達は動かない。目の前の現実を嫌でも思い知らされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満(アスカ)

 

 

『うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

そうだよ………………今思えば、母さんがあんな残虐なことを言うはずがない。父さんに至っては、正義感の欠けらも無い行動を嫌ってたはずなのに、ある時から犯罪を促すようになった。それもこれも…………全部、奴が仕組んだ巧妙かつ狂気じみた計画の一部に過ぎない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベキッ!!!!

 

 

 

 

いつの間にかボクは偽りとはいえ母親を思い切り殴った。その勢いで、付けてたゴーグルも外れかかってる。でも、なりふり構ってられない。

 

 

 

 

 

 

「なにをするのっ!!母親に対してっ!!!!」

 

 

 

 

 

あの女はまだこんなことを言ってしゃべり続ける…………いい加減、吐き気もしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

「…………しばらくの間………………アンタに会いたくない。

 

 

 

 

 

………………失せろ。」

 

 

最後には冷たい態度で、掌を掲げそれを地面に叩き伏せると、母親は別の時空へと飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっそここで殺しても構わない。でも、ボクはヤツとは決定的な違いというものを見せつけるために、わざとあのような手口をとった。

 

 

 

 

 

その日は話す気にはなれず、別の日に改めて貰うことにした。ホントに申し訳なさに押しつぶされそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………大丈夫なんだろうか……こんなことを隠し続けて……」

 

 

ボクは視界を完全に塞ぐ特殊なゴーグルをつけて、1人静かに眠った……

ヒロインは誰がいい?

  • 山吹沙綾
  • 美竹蘭
  • 上原ひまり
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 大和麻弥
  • 若宮イヴ
  • 湊友希那
  • 氷川紗夜
  • 今井リサ
  • 白金燐子
  • 瀬田薫
  • 松原花音
  • 奥沢美咲
  • 倉田ましろ
  • 二葉つくし
  • 桐ヶ谷透子
  • 朝日六花
  • バンド毎のルート制作希望す
  • その他のキャラ(必ずコメントすること。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。