勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

47 / 71
47,誰しも裏の顔くらいはあるということを忘れるな。

いつも通り朝を迎える……しかし、違うことといえば、妙に気が重い。母さんのことを知られた今、このまま隠し通すのは無理がある。だが、ここで蹲っても仕方ないため、やむを得ずに登校した。

 

 

 

 

 

 

相変わらず女子達からすごい歓声が聞こえてくるけど、ボクは笑顔を振りまいてはそそくさと席に着くことにした。そこでもやはり注目は浴びる。でも、ボクはそんなことよりも海音くんが心配だった。あの悪魔の存在を彼女達は知ってしまった。あこちゃんなんかはホントに言いそうだから怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに、ボクの中に眠ってる悪魔が目覚めないか不安だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁー!!!これ全部満君が作ったの!!?」

 

 

 

 

「え、あ、うん…誰も来ないから…好きに使っていいって……」

 

 

 

 

「え、でもゴーグルつけてるのに、どうやって?」

 

 

 

「それは……感覚が教えてくれるんです。」

 

 

 

 

「凄い!!ホントにアイツらと全然違う!!もういっそのこと執事でいいじゃん!!!」

 

 

 

 

「ハハッ……気持ちだけ……受け取っておきますね。」

 

 

 

 

 

 

 

「ほんと美味しいんだけど!今度お店やって見たら!!絶対売れるって!」

 

 

 

「やってたら僕たち毎日……じゃなくても必ず通うよ。」

 

 

 

 

この発言にみんなは同調してた。そんなにいいのだろうか……ボクには味なんて全くなかったように感じたのに……

 

 

 

 

 

 

この後もクラスメイトにもみくちゃにされながらも、何とか授業が終わった。みんなはそれぞれの帰路に着くのだが、

 

 

 

 

 

 

 

琴里

 

「あんた、家そっちじゃないでしょ。」

 

 

 

 

「行くところがあるんです。みんなは早く帰ってください。」

 

 

 

 

 

「なーに水臭いこと言ってんの!!アタシとミッツーの仲じゃん!!」

 

 

 

「……後悔して欲しくないから、来て欲しくないんです。」

 

 

 

 

 

石田

 

「なら、後ろから様子を見て大丈夫ですか?」

 

 

 

菜那子

「そうだねぇ。満君が普段何してるか……気になるしねぇ。」

 

 

 

と、悪戯っ子な表情を浮かべるみんな。でも、これから起きるのは……そんな甘っちょろいものでは無いのだ。嫉妬と憎悪が塗れて、もっとドロドロしてて、二度と這い上がることの出来ない…そんな深い場所にいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吾郎

 

「おう、満じゃねぇかよぅ……久しぶりだな……会いたかったぜ?」

 

 

 

 

そうは言うが殺意と憎悪に満ちてることに気づいてない吾郎がずっとあとをつけてた。全身から汗が止まらない。呼吸も乱れ、身体も震え出した。今、会いたくない奴がここにいるから。

 

 

 

 

 

 

「何しに来たの……ボクは行かなきゃ行けない用があるんです。」

 

 

 

吾郎

 

「そうつれないこと言うんじゃねぇよっ!!!!」

 

 

『!!!?』

 

 

その場の全員が驚愕した。僕は今奴に思い切り殴られた。それも何度も何度も……ボクは抵抗をせずにただ殴られるのを黙って見てた。

 

 

 

 

 

吾郎

 

「俺と由莉の仲を引き裂きやがって!!!!てめぇだけはコロス!!いや、楽に殺さねぇ永遠の地獄に落ちやがれ!!!」

 

 

 

 

なんて子供じみたことを喚いて、ボクの心臓に包丁をメッタ刺しにした。

 

 

 

 

 

 

永遠の地獄に……って、ボクからすれば…………今が『地獄』だよ。周りの生徒も何事かと集まり始めた。僕が殺されたのを見た生徒は青ざめて救急車と警察に通報したが、警察はともかく、ボクには治療の必要性なんて無い。だって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吾郎

 

「キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒャハハハハハハハハハハハハハ!!!!!死んだ!!死んだ!!!コレで俺たちの仲を邪魔する奴は……!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

突如彼の声が止まり次の瞬間、大量の血を吐き出し倒れた。その先を見たみんなは驚きを隠せなかった。なぜなら……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………………………………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

心臓を刺されて死んだはずの彼が逆にやつの心臓を愛刀『無為』で串刺しにしたから………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時の彼は、瞳に輝きは無く完全に闇へと落した彼の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙綾

 

 

「…え?アレって……満くん……だよね。

……どうなってるの?」

 

 

 

彼女はその一部始終を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつからだろう…………みんなしてボクを見ては遠くの方に逃げていく。最初は僕の周りにはみんながいたけど……今は、誰一人として僕に近づこうとしない。

 

 

 

 

 

 

 

声をかけても話の途中で遮られて、途切れてく。なにかしたんだろうか?

 

 

 

 

 

ボクはそんな疑念を抱えながらPoppin'partyの監督をすることに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ曲を聴いてるはずなのに、前と違ってなんか、音に安定感がなく不安も混じってる。それも………………山吹先輩の方から…………

 

 

 

 

 

「今日は個人で練習しましょう……」

 

 

この子達はすごく聞き分けのいい子たちで、素直に従ってくれる。

 

すると、市ヶ谷先輩から話があるって言われた。ついて行くと鍵をかけられて市ヶ谷先輩に山吹先輩の三人になった。話ってなんだろう、鍵まで閉めて…………そんなに話しにくいことなのかな……さっきから山吹先輩の表情が暗い。さすがに心配になる。

 

 

 

 

 

 

沙綾

 

「ねぇ、昨日さ……見ちゃったんだよ…………キミが……」

 

 

 

 

まさかその話題を振られるとは思わなんだ。ここは誤魔化さなきゃ…

 

 

 

 

 

「えと、先輩方、二人の技術凄いです…是非とも、参考にしたいくらいです。」

 

 

 

有咲

 

「話をそらすんじゃねぇ。昨日、見たんだよ……沙綾が…おまえがお前んとこの生徒とやり合ってたろ。」

 

 

 

 

 

……そう見えたのか。確かに、やりあったのはそうだ。吾郎を斬ったのは間違いない。でも、

 

 

 

 

「それは、理由が……あるんです。あれは……」

 

 

 

奴は人間じゃないことを伝えようとしたが、辞めた。そんなことをすれば、あの母親と同じようになってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有咲

 

「別に無理に答える必要はねぇよ。言えるようになった時に、私らに言え。良いな?」

 

 

 

 

 

 

「……はい、すいません。」

 

そう言って、部屋を出た。他の三人は心配そうにしてたが、何でもないとの声でいつもの調子に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沙綾・満

 

「………………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山吹先輩は血色を変えて震えていた。それもそうだろう、ライブハウスから出るとそこには………………昨日…………斬ったはずの吾郎が待ち伏せしてた。この時、頭を切り落とすべきだったと後悔した。

 

 

 

 

 

 

 

吾郎

 

 

「おい、満……あの時はよくもやってくれたな?俺を一方的に嫌いやがってよ!!!」

 

と詰め寄ってくる。彼女達は何が起こったのかわからず、混乱してた。そんなことを知らずに決定的な瞬間を突きつけた。

 

 

 

 

 

 

 

吾郎

 

「自己中だからみんなに嫌われるだけでなく、親にも見放されるんだよ!!!あ、いまは両親共に居ねぇんだっけな!ざまぁみろ!!俺を突き放すからこうなるんだよ!!!!!」

 

 

 

 

 

なんてこと言っていかにも彼が悪者だと言わんばかりだが、実際に彼は自己中心的な行動をとることは多いが、他人には優しくしていたし、愛されていた。それをあの女が踏み荒らしてぐちゃぐちゃにしてボクの全てを奪い取っていった。それに対し吾郎は、由莉を自分の女だと勝手に思い込んで、これが愛などふざけた理由を並べては周りをチートで潰し仕舞いには、ボクのことを勝手に悪だと決め込んでる。全く……迷惑極まりない話だ…………まぁ、そんなこと…………いまは………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………もう…いい。」

 

 

 

りみ

 

「満くん?」

 

 

 

満が地面に手を置いて、香澄達を家に送り返しその時に見た光景を、抹消しては、別の記憶へとすり替えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吾郎

 

 

「ようやく殺される準備が出来たかよ!!

 

死ねやゴルァ!!!!」

 

 

 

殴り掛かる奴の拳はあからさまに普通の人間と同じように遅い。こんなことでは、誰一人として守れやしないよ……イヤ、コイツの場合は、僕と同じようにクズなんだろう。だったら…………ボクもクズらしくいこうじゃないか。

 

 

 

 

 

 

満は奴の拳をそのまま掴んでは投げて地面に叩き伏せた。馬鹿正直なパンチだったため、満でなくても避けることは容易だった。彼女達には見せたくなかった醜い一面だ。彼は骨の髄まで砕かれた吾郎を悪魔らしく見下げ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…フッ……………………ハハハハハハハハハハァァァッ!!!!!!」

 

 

 

 

全身が雨に打たれ、その瞳から雨水が吹き出していた。それも、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『狂って歪み切った最凶に最高の笑顔』で………………………………




メインヒロイン誰にしようか未だに悩んでる。誰か希望してくれ。ひょっとしたらその通りに物語が進むかもしれないから、頼むよ。

ヒロインは誰がいい?

  • 山吹沙綾
  • 美竹蘭
  • 上原ひまり
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 大和麻弥
  • 若宮イヴ
  • 湊友希那
  • 氷川紗夜
  • 今井リサ
  • 白金燐子
  • 瀬田薫
  • 松原花音
  • 奥沢美咲
  • 倉田ましろ
  • 二葉つくし
  • 桐ヶ谷透子
  • 朝日六花
  • バンド毎のルート制作希望す
  • その他のキャラ(必ずコメントすること。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。