そんなこんなで、修学旅行の日になり、指定された場所に行くと、既にガールズバンドのみんなが乗り込んでおり、後は僕がバスに搭乗するだけだ。あとはティガの仮面をつけて準備万端だ。
座席は…………………………
ひまり
「あ、おーい、こっちこっち!!」
よりにもよって上原先輩。この人、すごく苦手なんですよね……なんか、、関わりにくい……
座席に座るが、ものすごい緊張する……
表情こそ変わらないものの、心の内はそんなことを思っていた。
蘭
(ひまり……いくら好きだからって……くっつきすぎ……)
つぐみ
(うう、満くんってひまりちゃんみたいな子がいいのかな…)
二人は上原先輩を羨ましそうに見てたことに、彼は瞬時に気づいた。
というより、みんなから好意を向けられてることには……彼は既に気づいてはいる。しかし、手は出さない。焦らしだと見られがちだが、互いにそんな趣味はもちあわせてはいない。ただ、彼の生い立ちが壮絶なものだったから、他人への不信感と復讐心が海音よりも強い。周りを不幸にしてしまう、自分への戒め。そして、自身の夢と願いを叶えるためなら如何なる犠牲も厭わないただのクズだ。
ひまり
「ねぇってば!!」
満
「…え?ど、どうかしました?」
巴
「それはこっちのセリフだ、ひまりが呼んでんのに返事が無いからさ…なんか悩み事か?」
満
「平気です。ボクは悩むことなんてないですから……。」
と、無理矢理話に区切りをつけた。みんなは納得してはないが、
千聖
(やはり、あの子……以前のわたしと同じように、素性を隠して生きてる。でも、その瞳の奥を誰も知らない。素顔を誰にも見せてないもの、なにかあるに違いない。)
と遠巻きから見てた彼女だが、それにいち早く察知した彼は彼女と同化し、満の秘密の記憶を書き換えた。
『間もなく各バンドの皆さんと、カラオケ大会を開催します。』
というアナウンスが流れた。Roseliaの宇田川先輩の提案で、それにみんなが便乗しボクらも強制参加となった………………帰りたい。
それぞれ自分のアピールをするかのごとく自分たちの曲を歌う。
続いては、海音くんとボクの番だ。みんな待ってましたと言わんばかりに期待の眼差しを向けている。そこまでいい声してないんだけどな……
海音
「……行くぞ。」
満
「う……うん。」
ここまで来てはもう戻れない。声をかけられた彼と一緒に、ステージ上へと立った。
海音
「聴いてくれ……オレの…………オレたちの…………
……『はじまりの歌』を……。」
_____________________
初めは静かなピアノから、ギターへのバトンタッチ……そうコレは二人の意志の違いを受け入れた歌。
海音
『間違いじゃない 君が信じたこと
僕らはずっと 同じものを 探してたのさ』
満
『なのに別の軌道の 惑星みたいだね
ふたり 引き裂かれて』
海音
『この空と 命が溢れる大地
分け合いたいよ』
満(海音)
『だからBeat on!! いつか二人が
Beat on!! ひとつになる日 星は輝く
いつもDream on!! 悲しみのわけ
Dream on!! 闘いの意味
君とみつけよう!』
凄い、やっぱり海音さんと満さんが最強のコンビなのがわかる。力強い海音と優しさと勇気溢れる声の満……その二人のおかげで、たくさんの大会を勝ち抜いたんだって今わかった。
満
『間違いじゃない 君が選んだこと
だから後悔などしないで 諦めないで
同じ夢見てたのに まわり道ばかりで
ふたりすれ違った』
海音
『この空で一番 美しい星を
守るためだね』
海音(満)
『だからBeat on!! 君がいたから
Beat on!! 強くなれたと やっとわかった
いつもDream on!! 孤独の今日を
Dream on!! 走り抜けたら
キミに会いたい』
この時点でほとんどの生徒達が二人に惚れ込んだ。(一人はちゆという婚約者付き)いや、最初からかもしれない。何はともあれ、彼等がガールズバンドの先駆けともなったのだ。
海音
『この空と 命が溢れる大地
分け合いたいよ』
満(海音)
『だからBeat on!! いつか二人が
Beat on!! ひとつになる日 星は輝く
いつもDream on!! 悲しみのわけ
Dream on!! 闘いの意味
キミとみつけよう!』
コレは二人の…………海音の『人としてのあるべき事』、満の『自分が目指したものは何か』。
考える方向性や想いは違えど、二人してこの地球をこよなく愛する彼らだからこそ出来る歌なのだ。
歌い出しからみんなの視線は凄かったが、終わって席に着いたと同時にAfterglowのみんなの質問攻めがとんでもなかった。なんて言ったって、歌い出した瞬間から目が見開いてたもん、そこまで驚くことではないような気がする。
ひまり
「ねぇ、満くんってさ……海音くんって子とバンド組んでたの?」
巴
「見てた限り、あれは明らかに初心者のソレじゃない。」
モカ
「…モカちゃん…感激ですよー。コレはあたし達も負けられないねぇ…蘭♪」
蘭
「ハイハイ、それにしても…ホントに上手だったんだね。あそこまで心の底が高鳴ってるの……初めて…」
満
「……まあ、海音君とは色々あったから……二人でやってたんです。それからみんなとやり始めて……今に至るんです………………羽沢先輩?」
つぐみ
「……ぇえ!?な、何かな!!」
満
(……焦ってる。)
あからさまに焦りを見せるつぐみに満は動揺を隠せない。それをほかのみんなは暖かく見守ってた。
(平和だねぇ……)
(つぐみちゃんにもついに春が……)
満
(この時点で平和なんてものじゃないですし、羽沢先輩は貴方たちのものじゃないです、羽沢先輩の人生は羽沢先輩が決めることです。)
よく分からん思考を持つ彼らに、満は心底疲弊していた。
なんてことが続き、無事(?)に旅館へ到着。荷物を下ろし、説明を受けるまでは良かった…………さあ、何が問題なのでしょう。
満
「……………………。」
麻弥
「……………………。」///
花音
「……………………。」////
なぜ女子生徒と同じ割り当てになってんだよ、このバカタレ。
そう、部屋割りが内気な少女二人組と相部屋になってるんです。海音くんもおなじ?そうですか……本来別のはずなのですが……いや、今わかった…………企画者の先生の思考を覗いたところ、異性の交流も重要だということだ。まあ、そこについては否定はしない……しないんだけど………………コレはどうよ。明らかに違和感満載なんですけど、
とりあえず、彼女たちを風呂へ向かわせますか。
麻弥
「すみません……それじゃあ……お先にいただきます。」
花音
「ありがとう、行ってくるね。」
彼と会ってから二人は緊張が解け笑顔を見せることが多くなった。
それを見て、男子生徒は面白くないのか、ボクを嵌めようとしているらしい。まあ、ボク自身……信用されてないだろうから、嵌められようと関係ないけどね……でも、誰かの願いを叶えるのも、ボクの役目なんだよね……
仕方ない…………気乗りしないけど…………ボクも心を決めるかな……徹底した悪でいられるように………………
使用曲
『Beat on Dream on』
作詞:小室 みつ子殿
作曲:井上 大輔殿
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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BanG Dream!
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艦隊これくしょん
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プロジェクトセカイ
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仮面ライダー