古代都市の浮上、暗黒に包まれた空、迫り来る闇の霧、
そして、大いなる闇 …………
邪神 『ガタノゾーア』
怪獣と勘違いされがちだが、コイツに関しては怪獣の一言で片付けてしまうのは最早失礼だ。ガタノゾーアは怪獣でありながら、超古代文明を滅亡させたホントの邪神。
ウルトラマンティガが登場したことで勝利を確信する人々……しかし、ただ一人…………満だけは笑顔を見せることは無かった。闇の霧を食い止めてるのもあるが、今の状態での彼では………………間違いなく勝てないことを……気づいたからだ。
彼の読みはあながち間違いではない。ティガの攻撃をもろともせず触手で追撃。
『ティガ、
頑張れ!!!!』
子供たちの声援を受け光を集約、深紅のパワータイプへとチェンジした。『デラシウム光流』と『ゼペリオン光線』を放つも全くといっていいほど手応えがない。カラータイマーも点滅を開始。
何度も殴りつけるけど少しもダメージにならず、邪神から吐き出された闇の霧に一方的に翻弄される。
フゥゥアアアアアアアアアアアンンッッッ!!!!!!
動けなくなったところを、邪神から放つ光線を直撃、腹部を貫通。
必死にティガは立ち上がるも、石にされてしまう。
この時、周りの人はどんな反応だろうか。
チュチュ
「海音ーーーーーーーーーーーっ!!」
希望の一筋を失い、完全な絶望へ染まりゆく。この邪神に勝つ術はもう無いのだと悟った。
その影響力もあってか、
満
「___ウ___ウグッ___!!」
心臓から走る激しい痛み。ティガという光を失い、彼の刀から展開する結界も範囲が狭なくなっていく。心臓の鼓動が強くなり、痛みに耐えられずに膝をつく。少しでもこの痛みを何とかしようと、彼自身の葛藤の末、香凛にある作戦を伝えた。
満
「香凛さん……雅紀…………慧悟を…………連れてきて。」
香凛
「ハアっ!?自分が何言ってるかわかってる!?アイツは大罪を犯してるんだよ!!」
満
「早くっ!!彼ほどの技術を持つ人間は……いないんだ。」
そう必死に頼んで、雅紀慧悟を救出作戦に臨時加入することになった。その彼も傲慢に満ちたものではなく、純粋に世界の破滅を止めたい一心だった。
『今更、悪の貴様が何をしようと、全て無駄だ。大人しく消えろ……悪魔め……』
ガールズバンドはどこ行ったって?
『……………………』
結界の中に連れ込んで、睡眠と同時にボクとの記憶を完全に抹消してる。この戦いが終わるまで、覚ますことは無い。
フゥゥアアアアアアアアアアアンンッッッ!!!!!!
ティガの救出作戦は邪神の妨害があり失敗に終わる。万事休す。
『貴様が生きてるからこうなるのだ。貴様のせいで周りの人間が傷つく、孤独の闇と共にくたばれ…………【ベリアル】。』
満
「___ッ!!
父_________さん。」
もう、ダメだ………………意識が………………闇に………………飲まれてく…………やはり、ボクが存在することは………………間違いなのか………………
その時だった。
周囲の子供たちが光の粒子となり、ティガのカラータイマーへ一直線。ボクも飲まれかかった闇を光のよって剥ぎ取られてく。
ボクにも………………血と罪で汚れたボクにも………………生きなくてはならない………………そうだよね…………『海音』くん。
そう決心してから、ボクの身体中に力が溢れ、結界も小規模なものから、地球を包み込むほどの大きさにまでなった。きっと……心の中に…………『諦めたくない』思いがあったんだろう……
もう、催眠をかける必要は無い…………ボクは……もう…………ボク自身を否定しない。例え、周りから悪魔だクズだと呼ばれようとも……ボクは…………命を懸けてでもみんなを……救うよ。
ティガは『グリッターティガ』という存在に進化し邪神を圧倒。完全に消滅したガタノゾーアと闇の軍勢。あれからもう夜を越してたのか。
ティガは人類を見つめながら光になって消えていった。
こころ
「終わったのね!」
満
「……はい、彼の闘いは……終わったんです。」
そこに、RASのみんなに囲まれる海音くんが目に映る。ボクはすかさず駆け寄る。
チュチュ
「満っ!!写真を撮って、私達のMemoryに刻み込みなさい!!」
そんなこと言われたら、断りようがないじゃないですか。言われた通り満はカメラを構え輝かしい笑顔を見せ……
満
「はい、チーズ!!!」
海音君は人間として生きることを決めたそうですが、まだ終わったわけじゃないです。なぜなら、コレからはボクが……海音君に代わって守らねばならないのです。
こうして、RASと海音君と『ティガ』の思い出が……彼女達の歴史に刻まれました…………
……高評価、感想……書いてください。
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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