満
「またですか。」
弥助
「ああ、今度は蘭とひまりで行くぞ!準備だァ!!」
前回のことでえらく上機嫌な弥助くん。罪を犯しすぎて上層部の人間の怒りを買ったボクにも優しくしてくれる。具体的に何をしたのかと言うと、触れてはならない『プラズマスパーク』に触れて力を手に入れようとしたり、抹殺対象である怪獣や敵意の無い怪物を逃がしてあげたりと、あげればキリがない。
しかし今度は二人一気にやるので、少々不安な所がある。今更だが、満はきっちり白黒付ける性格の人間(一応)だ。
弥助
「んじゃ、アイツらにはもう連絡したから、楽しんでけよ〜。」
満
「え、あ、ちょっと!!」
返事を待たずに彼はどこかに行ってしまった。そして一人取り残された満。
さて、どうやって騙そうか悩んだ結果…………あることを思いつき、早速行動に移すことにした。
ひまり
「だーれだ!!」モギュッ
満
「その声は…………上原先輩…?」
ひまり
「あったり〜!もー!!いい加減先輩呼びやめてよね!!」
笑顔になったり、ふくれっ面したり、ほんとにこの人は……豊かな人です。
蘭
「……………………。」ゲシッ
満
「痛い痛い!!何するんですか!!」
蘭
「…………うるさい……」ムスッ
満
「えぇ……(困惑)」
ひまりを暖かく見守ってたら、それに妬いた蘭が彼の足を思い切り踏んだ。因みに彼は草履を履いてて尚且つ、彼女達は普通の人間なので彼の奇跡の力は発動しない。
……つまり………………メチャクチャ痛い。
ひまり
「蘭〜、もしかして〜妬いちゃった?」
蘭
「…………………………。」
ちょっかいをかけるも、ことごとくスルーされ若干涙目になって僕に助けを求めてくる。そしてその際に胸も当たってることもあり、蘭に思い切り手の甲を抓られるという絵ができ上がる。
また、それはあちらも同じようで……
紗夜
「_______________。」
塀の向こうからとてつもない何かを感じるんです。もはや三角関係では済まされない状態です。だってすごい怖いもん、彼女の指がコンクリにめり込んじゃってますもん。二人きりになったら確実に殺されちゃいます。(別の意味で)
蘭
「……ほら、手…………出して。」
満
「え、あ、はい。」
黙って従った。だって断ったら何されるかわかんないしこれはドッキリだから……触れ合った瞬間ボクの手に激痛が走る……が敢えて顔には出さない。不安をかりたてる訳には行かない。
ひまり
「すっごい見られてるね。」
満
「……そうですね。当たり前といえば当たり前ですけど……」
蘭
「……………………。」
その時、ふと目に止まった。そう、スノードームだ。以前、みんなの思いの詰まったものが欲しいって聞いたから……現在置いてある数は四つ……ちょうどいい。彼女達に渡そう。
満
「!!!?」
いや、あの……すごい視線を感じるんですが…………
紗夜
「………………………………………………。」
女性がみせてはいけない顔をしてるよぅ!!ものすごい怖いんですけどぉぉぉぉぉぉ!!!(大嘘)
なんてこと言ってるが、彼は全く怖がってません。なんだったらこの様子を楽しんでるくらいだ。ホントに図太い神経の持ち主であります。
視線で思い出した。上原先輩が瞳をものすごい輝かせるもんだから彼女達の目を離した隙に即座に購入しました。
____さあ、本題と行こうか。
ひまり
「じゃあ、ちょっと見てくるね〜!!」
蘭
「他のやつに振り向いたら、容赦しないから。」
そう言ってお店の中に入ってきました。蘭先輩には釘を刺された気がするんですけど………………
せっかく楽しんでる所悪いですけど……あなた達ふたりには、虚無感を味わってもらいますからね。
ボクは首元に手を添え、スっと動かし別の姿へと変身した。
ひまり
「…………。」
蘭
「ひまり…どうした………………の…。」
ひまりは蘭の呼び掛けには一切答えず、満の方へ一直線。その満は複数の刺し傷と大量の血(ニセモノ)を流しながらもたれかかってた。
蘭
(意識は辛うじてある……今ならまだ!!)
すぐに救命行動を取ろうとしたところに満に腕を掴まれる。
満
「もう………………良いんです。
これで……」
ひまり
(何言ってるの…みんなで思い切り楽しもうって………
みんなで思い出を沢山残そうって…言ってたのに……)
ひまりは今ある状況が呑み込めず、その場から動けないでいた。
蘭
「バカ言わないで!!アンタが居なきゃ…!
アタシたちは…………!」
満
「……最後に…コレを…………みんなに……」
ひまり
「……!!!」
そう言い、満はポケットから彼女達の欲しかったスノードーム四つを渡した。それを受け取ると、幸せな表情を浮かべて瞳を静かにつむった。
蘭
「……ねぇ……起きて……
起きてよっ!!!!もっとアタシたちの世界を聴いてよ!!!!」
そう叫ぶも、死んだ(嘘です)彼には全く届かない。その事を知った瞬間、蘭は力なく膝を着いた。もう、戻ってこないことを……目の前で失ってしまったこと。大切な人を失った痛み……虚構感……何をしても埋まることは無いだろう。
蘭
「ゴメン……!!!
ホントに……!!!!」
ひまり
「………………………。」
蘭とひまりの顔は完全に光を失いかけてる。ひまりに至っては絶望のあまり、ぶつくさと独り言をボヤき始めるほど危険な状態なのでそろそろネタばらしとさせてもらいましょう。
弥助
「Hey!!ストップ!!
ドッキリだ!!!」スッ
『ドッキリ!
大・成・功!!!!』
「…………は?」
そうすると、2人は豆鉄砲くらった顔してた。
弥助
「おーい、もう終わったぜ〜。起きなよ!!」ペチペチ
満
「寝てるだけっていうのも、案外……疲れますね……。」シュタッ
あまりにスタイリッシュに起き上がるものだから、二人はホントに騙されたんだと自覚した。
ひまり
「……ねぇ……蘭。」
蘭
「…うん、分かってる。」
……あれ、なんかこっちに近づいてる?
蘭 フンッ!!! ⊂( ・∀・)彡ガッ☆`Д゚) 満 ゴハッ!!
満
「え、ちょっ!!!やめてください!痛いです!!」
彼は、蘭に思い切り殴られた。人間相手には力が働かない……だから痛い。だってあれ、ガチで殴りに来てたもん。
蘭
「うるさい……アタシ達がこんなことをされて……なにも感じないわけないでしょ!!ほんとに……心配……したんだからぁ……!!!!」
満
「…………。」
そうだよ。彼女達はただの人間……悲しいに決まってる。泣くに決まってる……。それはボクらとは違うんだ。心がある以上、あらゆる感情を露わにするのは当然だ。
満
「ごめんなさい……。」スッ
ココはお詫びの印にスノードームを渡す。しかし、四つしかない為、羽沢先輩の分は後で用意すると言った。(既に持ってます。)
ひまり
「むぅー!なんか誤魔化された感じがするけど……ありがと!!大好き!!!」ギュムッ
蘭
「…ひまり……ズルい…………アタシも…!」ギュッ
満
「……………………………。」両手に花状態
弥助
「そんじゃ!モテ男!!俺は退散すっから!楽しんでけよ〜!!!あーばよぉ!!」
満
「ちょっと!!待って……!」
追いかけようにも女子二人に掴まれてるのですごい走りにくい……と言うか走れない。その様子を通りゆく人々に暖かく見守られた。
満
「…………………………。」
日菜
「おねーちゃん!これ、ひまりちゃんから送られてきた!」写真見せる
紗夜
「………………。」ベキッ←(片手で箸を折る)
紗夜
(何故でしょうか……満さんが他の皆さんといると思うと…………心が…………)
一人嫉妬に溺れかけてる少女を横目に、弥助はレポートに残し彼女達から離れた。
弥助
「えーと、次は予定だと…羽沢になるんだよな……まぁ、どうなるかは想像つくけど、それをメチャクチャにして壊すのが満だからな。」
弥助
(ガールズバンドの皆には悪いが、満との最後の悪戯に付き合ってもらうぜ。)
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
-
BanG Dream!
-
艦隊これくしょん
-
プロジェクトセカイ
-
仮面ライダー