弥助
「次は羽沢だ!!モタモタしてるんじゃないぞ!!!」
満
「まだやるんですか……そろそろホントのこと言ってもいいと思うのですが……」
弥助
「何を寝ぼけたこと言ってる!!嫁候h……ガールズバンドのみんなの反応を試さなきゃならんだろ!!」
今なんか変なことを聞いた気がするんだけど……まあ、いいや……
それにしても……羽沢先輩か…………気が重いなぁ……あの人……邪神との決戦以来から、ものすごい視線を浴びるんだよね……向こうは隠れてるつもりなんだろうけど、全部知ってるんだよね…………。
そんな先輩をドッキリにかけたら……。
辞めよう……余計な詮索は命取りだ……。
弥助
「早くしろっ!!!間に合わなくなっても知らんぞ!!!」
満
「ハイハイ……行きますからね〜。」
弥助くんが、何処ぞの王子みたいに急かすものだから、もうどうとでもなれと投げやりな態度で追いかけた。
_____羽沢珈琲店_______
弥助
「____という作戦だお!!」
満
「…………………はあ、」
弥助
「何だよ満〜、ノリ悪ぃな!!」
当たり前と思います。だってあの羽沢先輩ですよ?ボクに凄い好意を寄せてるあの羽沢先輩ですよ……?そんな先輩を騙した日には…………ボク…何されるかわかったもんじゃないですよ。
でも、いつかは………………ちゃんと……
『お別れ』 しなきゃだからね……。
「つぐみ、今日はもう上がっていいから、あの子の相手してあげなさい!」
「えぇえ!?お母さん!!お父さんも押さないで!!」
「いいから行ってこいって。」
つぐみ
「うわっ!!!」
ポフッ…
満
「………………コレは……?」
つぐみ
「……へ?
………………ぇぇえええ!!!?」
両親に押されて転びそうになったところを、ボクが受け止めろと弥助くんが催促するもんだからやるけど、羽沢先輩の布越しから伝わる胸の鼓動が響いてくる。
満
「…………ごめんなさい……。」
つぐみ
「う、ううん!!全然大丈夫!気にしてないよ!!!」アワワ
…………ホントに大丈夫何だろうか…生きて帰れる気がしない……
何故かって?
見ればわかるよ……
弥助
「モテる男ってもんは辛いな……ん?
…………げっ!」
紗夜
「…………………………………………………………。」
そう、やりとり全部見られてました。はい、もう窓に張り付いてて傍から見ればただの不審者以外何物でもない。いやもう……気を抜けば確実に殺されちゃいます。冗談抜きで。仲良しだったはずの二人がもう……瞳に輝きをなくしてますから、下手をすれば大事は避けられない。
一般客がいないだけまだ良かった。間違いなく話題にされるからやりやすくなった。それでも難易度は高いままだけどね。
つぐみ
「それじゃ……行こ!!」
満
「え?あぁっ!!」
満はつぐみに手を引かれ転びそうになりました。
紗夜
「………………………………。」スタスタッ
それを気づかれないように後をつける紗夜だった。
つぐみ
「そう言えば、満君っていつもそれ着てるね。暑くないの?」
つぐみは彼の重ね着してる羽織りを指摘してきた。いや、現代の人からすれば当たり前と思う。が、彼はこの時代の人間じゃないので彼からすればこれが普通なのだ。
つぐみ
「重っ!!!」
つぐみ
(え、何?こんな重たいのこんな小さな子が羽織ってるの!!?)
それはそうだ。計15キロ以上はあるから重いに決まってる。
満
「…………行きましょう……」
慌てふためく羽沢先輩を置いてサッサと歩いてく満に、それを必死に追いかけるつぐみ。その様子はさながら親子だ。非常に微笑ましい光景だ。
…………後ろの存在がなければ……ね。
紗夜
「……………………………………っ!!!」ギリギリッ
女性がみせてはいけない顔してるよ。後ろから刺されないようにしなきゃね。(彼はこの程度では死にません)
その程度の武器で彼を倒せると思っていたのか…?
え、ドラ〇〇ボールのネタ使うな?別にいいでは無いですか。もう既に〇〇ライダーネタ使っちゃってますし……
その後の買い物も、
つぐみ
「……そ、そんなに無理しないでもいいよ!気持ちが大事だからっ!!」
何だか気を遣わせてしまってる。この人も山吹先輩と同じような性格の人間だから……不本意ながら、貧乏なのだと勘違いされたのだろう。まぁ、継ぎ接ぎだからそう見られてもおかしくはない……が、せめて見掛けだけで判断をしないで欲しいものだと、叶うわけのない思いを切実に願う彼だ。
あれこれ買い物した後、羽沢珈琲店に帰ってきた。
さあ、そろそろ絶望に落ちてもらおうか。
羽沢先輩には見せたいものがあると言って待機してもらい、ボクはその内にサプライズの準備だ。
弥助
(なるほどな、両親の居ないこのときを狙ったのか…そして、呼び出された時にはもう死んでるってか………流石だ。)
つぐみ
(あ、メッセージ…【来てもいいですよ。】…それって……もしかして……うぅぅ…いざとなると恥ずかしい……でも、あの子の気持ちを裏切るのは良くないもんね!!
良しっ!!頑張れ!わたしっ!!!)
そう心を躍らせて店内のドアを開けた時だった。
つぐみ
「満君!!渡したいもの……………って…………」
満
「……………………………………。」
つぐみ
「__________________え?」
一瞬何が起きていたのかがわからず、理解に時間がかかった。そして徐々に現実を突きつけられる。満は首を吊って死んでいた。その時の彼は余程苦しかったのか、歪んだ顔をしていた。(勿論、これも嘘)
つぐみ
(身体が…………動けない……言うこと……聞いてくれない……)ジワァッ
つぐみ
「いやああああああああぁあああああああああああああああああああぁぁぁあああああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!!!!」
弥助
(おうおう、随分と派手に泣き腫らすじゃねぇか……満の奴……相当愛されてんな。良かったじゃねえか…………こっちでは上手くやれそうだったのにな……)
彼女は愛する者の死を受け入れられず、何やらブツブツと呟いてた。
つぐみ
「…ごめんなさい……今……私も……君の所に……」グッ
そう言い、つぐみは台所にあるナイフを自身の首元に突きつけた。この子もひまりや沙綾と同じタイプの人間だった。
満
(え、ちょ……それは本気で聞いてないですよ。)
中指をそっと動かし弥助にサインを送る。そして、それに気づいた弥助はすぐさまつぐみの方へ向かう。
弥助
「ハイハイ、やめような。お嬢さん。そんなこと誰も望んじゃいねぇからさ。」ガシッ
何とも弥助らしくお気楽な態度でナイフを取り上げた。
つぐみ
「離してっ!!満君が……目の前で……………」
弥助
「……目の前で……何だって?」
つぐみ
「………あれ?いない?
……!!!!!」
満
「………羽沢先輩……」
『ドッキリ
大・成・功!!!』
つぐみ
「……………………へ?」
ポカンとした顔で見つめてくる。まあ、一瞬のスキをついてロープから抜けたからね。因みに今は羽沢先輩のお手製のコーヒーを呑気に飲んでる。
弥助
「まあ、ハッキリいえばドッキリだ。」
つぐみ
「……ドッキリ………そっか………良かったぁ……」ヘナヘナ
満
「羽沢先輩……コレを……。」
そう言って、彼は先日上原先輩達に渡したスノードーム……その最後のひとつを彼女に渡す。それを見た先輩は、
つぐみ
「もう……こんなこと……しないで……」グスッ
安堵と喜びを見せて若干涙を流してた。あと、ものすごく強く抱きしめられてる。仄かに香るアロマのせいもあってか心地良かった。
つぐみ
(蘭ちゃん達には貰ったってのを聞いた時はどうしようかと思ったけど、私が最後ってことは…………そう言う……こと……だよね。)///
それからというものの……
つぐみ
「あの、満君……今日……家に来てくれる?」
つぐみ
「満君の為にクッキー焼いてみたの!!
食べて……欲しいな。」チラッ
つぐみ
(紗夜先輩も花音先輩も満君に好意を寄せてるのは知ってた……でも、私も譲れない。絶対に負けませんから……!)
そう熱意を込める彼女に、
満
「……………暫く、学校休もうかな…」ボソッ
と、あまりの愛情表現に恐怖した(大それた嘘)満であった。
これは、とある艦これのSSを見てやってみようと思った所存です。
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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BanG Dream!
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艦隊これくしょん
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プロジェクトセカイ
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仮面ライダー