満
「……何ですって?」
弥助
「だから、ドッキリだよ!ドッキリ!!!!」バンバン
満
「…………やるにしても標的は…?」
弥助
「目標は、あいつらだ!!!」ビシィッ
満
「……………………。」トオイメ
帰っていいですか。なんでよりにもよってハロハピなんですか!!こんなことしてもハッピーにもラッキーにもなれないですし、むしろ呪われそうですが……!!
こんなことしたら白鷺先輩に間違いなく別の意味で殺されますからねっ!!!
……………………やりますけど…。
満
「…………どんな風にやるんです……?」
弥助
「それはな……」ゴニョゴニョ
満
「……………………。」
彼の作戦はこうだ。
奥沢先輩を労うのと同時に花音先輩の大好きな水族館へ、引率する。それを輝くんが後ろから追跡する。ひとしきり楽しんだ後に二人から告白してもらい、答える寸前に輝くんが行動開始…………
うん、ストーリーとしてはいいのかもしれないですけど、他の人巻き込みかねないですよ?だってあの輝君ですから……ま、輝くんは加減してくるから大丈夫だろうけど…………他の人が来たらまずいですよ…………
特に紗夜先輩とか紗夜先輩とか紗夜先輩とか…………
しかし、なぜ告白されることを前提としてるんですか?それを聞こうにも弥助くんの行動に流されてしまい、出来ませんでした。だいたい想像はつくけど……
輝
「じゃあ、また後で会おうぜ。」スタスタ
さて、ボクも誘われてたから行動開始としますか……
美咲
「あー……ごめんね。せっかくの休みなのに……」
満
「大丈夫です。ボクが好きでやってる…………それだけの事です……。謝る理由も動機もないです…………。」
花音
「でも、ありがとう!こんな素敵な場所見つけてくれてっ!!大変だったよね?今日は……うんと楽しも!!」
そう言うと花音先輩に手を引かれ奥沢先輩ももう片方の手を繋ぎ、両手に花状態。対してこの状況と真意を理解出来てない彼が一人いた。
輝
「さて、そろそろこっちも動くとしますかねぇ……。」スタスタ
美咲
「すごい……クラゲって…間近で見ると…………キレイ……なんか空を眺めてるみたい。」
花音
「うん、クラゲを眺めてると……自然と悩みも消えてくんだ。」キラキラ
満
「………………………………。」
……確かに、空を眺めてると悩みなんてどうでも良く思いますよね。実際、宇宙からしたら人類のひとつひとつの悩みなんて些細なものです。それは、クラゲや他の生き物も例外ではないかと…………。
満
「…………?アレは……。」
「………………」
ふと振り向くと、そこには何故かペンギンの赤ん坊が自分の足元に寄ってきてる。ひょっとして、この子ははぐれたのかな……それで探してる間にボクを見つけて親と勘違いしたのかな…………。可愛い…………
ボクが歩くと、その子も後ろから必死に歩く。カワイイ……
って、なんか増えてませんか?
最初は1羽だったのに今じゃあ五羽になって増えてるんですけど…………
美咲
「…………どうしたの…?その子達……」ジトッ
花音
「カワイイ…!すごく懐いてるね。」ヨシヨシ
「〜♪」
花音先輩が一羽のペンギンを撫でると、今度は花音先輩に一羽寄ってきた。どうやらこの子達は単純に……人懐っこいのかもしれないですね…………全く、可愛らしくて和みますよ。
そして、昼食時でも、
花音
「はい、あーん。」スッ
「〜♪」モシャモシャ
美咲
「ほら、キミはこっちね〜。満くん食べられなくなるからね〜。あたしと一緒に食べようねー。」
花音先輩は着いてきたペンギンに餌付けし(言い方悪すぎるwww)、奥沢先輩は一羽のペンギンを自分の膝の上に乗せ頭をくすぐってた。互いに楽しそうでよかった。
一方…………ボクはと言うと…………
頭の上に、腕の中に、膝の上にそれぞれ一羽ずつ乗っていた。一羽だけならまだなんとかなるが、三羽ともなるとさすがに重い。あと、食べにくい。
花音
「」ムゥ
花音
「満くんってば、ペンギンさんばかり遊んでないで……わ、私にも…構って…。」ギュウウウ
この光景にむっとしたのか花音先輩はすぐさま隣に移動し、抱き寄せ肩に頭を乗せ始めた。しかし、これは奥沢先輩も同じようで、彼女も同じことをしてきた。
えっ、ちょっと待ってください…………え?
どうなってるんですか?
彼女たちの行動が分からない……何故こんなにも露骨なやり口でいくのだろうか…………何よりも…………奥から刺さる視線放たれる嫉妬の念……。
紗夜
「__________」ギリッ
(ヒィイイイイ!!!!あれ激おこじゃないですか〜!!
ちょっとでも気を抜こうものなら確実に殺されちゃう!!!いや、違う!!!よく見たら二人も瞳に光が少し欠けてる!!!どっち選んでも嫌な予感しかしないんですけど〜〜!!!!!!)ピクッ
紗夜
(お二人はやはり手強い…もう手段を選ぶ時間も少ない……一刻も早く想いを伝えなくては……)
飼育員さんだろうか、見つけたとたんこっちに寄ってきて、申し訳ございませんといって連れて帰ろうとした。別に迷惑はかかってないからいいんですけど……その一羽が僕の側から離れない。きっと最後まで親だと信じ込んでるのだろう。だから…………せめてもの思いで、頭を優しく撫でるとその子は嬉しそうに身体を上下に動かし、コチラに手を振るように動かした。その光景を見た人々は、とても穏やかな表情をしてました。
輝
「……さて、そろそろ時間だな……」スチャッ
一方、輝は魔具のエボニー&アイボリーを構え、屋上から彼の登場を待った。
美咲
「今日は、楽しかった。ありがと。」
満
「はい、ボクも久々に楽しめた気がします。」
花音
「ホント?よかった。
あと……もうちょっとだけ時間……良いかな?」
満
「…………はい、平気です。」
遂に来た……運命の瞬間。
日は沈みかけてる。そんな状況と言ったらひとつしかない。
花音
「あの…ちゃんと聞いてね。
私、君のこと…好き…です………大好きです!」カァァァァッ
美咲
「まあ、花音さんも言ってたように……私も……最初は、後輩として見てたんだけど……助けられてく内に、いつの間にか君のこと……本気で好きになってたみたい……でも、君にはみんなに好かれてた……だから!!花音さんと協力して……振り向かせたかった……だから……」
よく見ると、奥沢先輩の瞳から涙が流れてた。ここで逃げれば楽なんだろうがそれは永遠の恥となる。
だからここで自分の思いの丈をぶつける。
満
「二人の気持ちは分かりました……」
「!!」
満
「ボクも二人にここまで好かれてることを知った時は凄く嬉しいですし、誘ってくれた時も、とても……だからこそここで言わせてください。」
二人は目を閉じて答えを待ってる。
さあ、いくんだ。
満
「ボクは……二人の気持ちに応えることは出来ないです。」ペコリッ
しばしの沈黙の後、
美咲
「…………そっか……。」
花音
「一応……理由………聞かせて欲しいな……。」
満
「ボクには…心に決めてる人がいるんです。その人の想いを裏切ることは、したくないです。」
二人は悔し涙を流しながらこう言ってきた。
美咲
「じゃあさ……、ハグ………して。」
もう、やるしかない。
満
「……。」両腕開き
花音
「良いの?」
満
「ボクの気が変わらない内に…恥ずかしいので……。おねがいです…」
それを聞いた二人は溜め込んでたものをぶちまけるように抱きついた。とても暖かい………しかし、それも直ぐに終わりを告げる。
彼の放つ二発の銃弾で……
輝
「……Good night……。」スタスタ
彼のお腹あたりが妙に温かい………不思議に思い瞼を開いた。
それこそ間違いなのかもしれない。
美咲
「 」
美咲
「……は?」
口から溢れ出る血、腹部から火傷の痕…というより、銃痕。
腹部を貫かれ、心臓部に突き刺さる髑髏の剣。
そう、輝だ。
輝
「満…?おい、お前ら急いで救護しろ!!」
美咲
「…………。」ガシッ
この時のアタシは自分でも怖いくらい冷静だった。何故、こんなタイミングで来たのか、何故満の居場所を知ってるのか、何故親友の満を殺したのか、その全てを問い質した。花音さんは今の現状を理解出来ずに固まってる。
輝はしばしの沈黙の後、
輝
「……知らないままでいりゃあ……楽だったろうにな…」チャッ
そう言って銃を突きつけてきた。今まではオモチャの銃でイタズラもされたが今度のは本物らしい。でもそんなのどうでもいい。
美咲
「何でっ!!!何でっ!!何でこんなことしたの!!!!」
輝
「…………………。」
美咲
「……答えてっ!!!!」キッ
輝
「……良いぜ、教えてやる。」グッ
美咲
「!!!」
パァンッ
『ドッキリ
大・成・功!!!!』
輝
「……こういう事さ。」フッ
花音
「…?」
満
「ま、そういう訳です。」ムクッ
美咲
「満!!キミ起きて平気なの!?」ユサユサ
満
「……まぁ、何とか……………ならないかもです……。」ダラダラ
美咲
「………?」クルッ
千聖
「 」ゴゴゴゴゴ
その後の展開は、御察し……
千聖
「これに懲りたらもうこんなこと辞めなさい。」ジロッ
満
「……はい、」
千聖
「輝。貴方もよ。」
輝
「ふぃーっす。」シラー
千聖
「 」ピキッ
千聖
「そう……まだ足りないみたいね。」
千聖
「美咲ちゃんに花音。満くんを連れて来なさい、私は彼を借りるから…」ニコォ
輝
「…はぁ、参ったよ。降参だ。」テヲアゲ
その後、輝は女優白鷺千聖にこってり絞られたとな。
その一方で……
美咲
「……まあ、あんな結果だけど、一応……楽しかった。」
花音
「うん、でも他の人にやるのはメッ!だよ?」
満
「…はい、お詫びの印に……。」ギュッ
美咲
「ふぁああああ!!!?」カオマッカ
ボクは様々な感情を持ちながら抱きしめた。すごい恥ずかしそうにして顔を赤く染めあげる。ボクの方が恥ずかしい思いをしてるのは言ってはいけない。彼女達の思いを乗せて伝えたい人がいるから……。
少しして二人は納得したような顔で、ちゃんと幸せにしてあげてと言われる。ボクは何も言わず振り返ることなく、ただ手を上にかざすだけにして走っていった。
美咲
「行っちゃいましたね……」
花音
「うん。」
美咲
「花音さんはこれで良かったんですか…?」
花音
「…だって、紗夜ちゃんと満くん以上に似合う人なんて……いないもん…。」
沈む夕日に映る二人は泣いていたが、とても美しい微笑みを見せていた。
紗夜
「…何だか…一人で勝手に舞い上がって……馬鹿だわ……。」
やっぱり、紗夜先輩は最初に出会った場所で座り込んでる。ここで逃げちゃダメ……ちゃんとボクの全てをぶつけるんだよ…。
満
「紗夜先輩……!!」
紗夜
「!!!
…………………何で……何で来たんですか…。」
満
「…………ボクは貴方を……」
紗夜
「やめて!!!これ以上…私に優しくしないで!!!!満さんは松原さんを選んだんです!!!もう、私を傷つけないでくださいっ!!!!」
満
「…………っ!!」
彼女の瞳からは大粒の涙が溢れている。だが、だからこそここで先輩の誤解を解いてかなきゃ……。
満
「……それは、二人が思い出に残したい…………そう言ってきたから……ボクはそれに従っただけのことです……!!」
彼女は顔を上げ驚いてた。無理も無いだろう。
彼も、枯れきっていたはずの涙を流してたから……その表情はあまりに悲痛なもので逸らすことは出来なかった。
紗夜
「なら、貴方が…………愛した人って…………!!!!」
ギュッ
満
「……紗夜先輩以外に……居ない…………です…!!!!」
それを聞いた瞬間、欠けていた何かが埋まり始め、彩が戻り時が進み、闇の中に囚われてた私自身を、光で照らしてくれた。好きだと思ってたのは自分だけだと思ってた。だが、彼も私の事を愛してくれてた。
気がつけば、私は彼を抱きしめた……彼よりも強く激しく…………。
紗夜
「あ、あああ……!!」ポロポロ
満
「ボクの……隣りを……歩いて欲しいです。」
紗夜
「…………………はい!!!」
今の彼女はとても美しい心底幸せな顔だった。
紗夜
「これで……私達は…………恋人……になったんですね……!!」
満
「…………はい、ボクは嬉しいです。貴方にこの思いを伝えられて……。」
そう呼ぶ彼を横目に、
紗夜
「はい…!!!」ニパッ
屈託のない笑顔を魅せた。
弥助
「……なるほど……アイツも……遂に思いをぶつけたんだな………けど、直ぐにそれも終わるだろうさ……だってよ………。」
弥助
「アイツはもう……この場所で『消える』からな。」
海音
「……弥助……。ほんとに、これでいいのか?」
弥助
「平気さ、アイツは1人でも生きていける。」
海音
「……………だといいがな…。」
幸せを堪能してる間にも、彼の道は途絶えようとしている。
はい、完全にメインヒロインを正式に決めました。感謝します。
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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BanG Dream!
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艦隊これくしょん
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プロジェクトセカイ
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仮面ライダー