prrrrrrrr……
事務所内に電話のコール音が鳴り響く……
あの戦いから数日経ってから、ひっきりなしに彼女達から電話が掛かってくる。相手は勿論……………………彼だ。
満
「はい。此方、便利屋事務所です。」
今はもう、怪獣の気配はなく、便利屋事務所へと改名。海音君は人間として生きるため、地球を離れた。
今やボクがこの街を守る番なのだ。
紗夜
『あの、満さん…………今は…お時間は大丈夫でしょうか…。』
電話をかけてきた主は氷川紗夜先輩。今思えば出会いは最悪な形で終わったけど、それを通じて今がある。
満
「いえ、ボクは平気ですが…………何か?」
紗夜
『その…………電話越しでは言いにくいので、指定した場所に来ていただけませんか?』
なんだろう……紗夜先輩がここまで吃るなんて、ただ事じゃないな…………コチラも相応の覚悟で行った方がいいかもな。
満
「分かりました。場所の詳細を。」
紗夜
『はい、場所は…………』
来てしまった。ココは、今井先輩と紗夜先輩が初めてボクと出会った場所…………現在は冬の季節、ポロポロ降りしきる雪景色。そんな一面雪だらけの空間に、彩りを飾る存在が……
紗夜
「………………お待たせしてすいません。」/////
白かった場所が一瞬にして色づいてく。
青いカーディガン、紺のロングコートを着込んで白いニット帽、デニムパンツと革のブーツを履いた……
満
「_______ッ!」
紗夜
「ど、どう……ですか。
…………変じゃないですか?」/////
顔を赤く染めながら髪をなびかせる先輩がいた。ボク以外の男性だったら確実に心を奪われていたでしょう。まあ、かく言うボクも先輩がこんなにも綺麗な人だとは思ってなくて、一瞬ときめいた。
満
「いえ……とても、素敵です。」
そう微笑んで返した。彼女は気恥しそうに手を差し出し握ってきた。かく言う彼も、
満
「………………。」ガチガチ
ものすごい緊張している。コレならまだ怪獣たちとやり合ってた方が楽だと思う。
満
「えと、どこに…行きましょうか…。どこまでもついて行きますよ。」
紗夜
「……そう言うのは、普通は満さんが先行するのではありませんか?」
満
「……ボクは貴女の行きたい場所なら、何処でも満足です。」ニッ
紗夜
「……もう、あなたと言う人は…。」///
海音
「……なあ、コレをホントにやるのか…?」
弥助
「大丈夫さ!アイツなら何度でも帰ってくるさ!!だからここで心置きなくやれ!」
海音
「……だが、オレの……『閻魔刀』の力を忘れてはないだろ…?これで奴を斬れば……間違いなく……。」
弥助
「アイツがずっと苦しんでもか?」
海音
「……………………。」
紗夜
「ほら、満さん…口、開けてください。」スッ
満
「…?
ああ、わかりました。ありがとうです。」パクッ
彼女の手に摘まれたポテトを指ごと食べました。その瞬間周りから視線が刺さるも、彼は全く意に介さない。それくらい、彼も少しは幸せになってるのだ。
あ、満さんの口にポテトが、
私はそれを手で拭い取り口に入れる。彼も若干驚いた顔をするもすぐに元に戻る。
その後も、
紗夜
「相変わらず満さんは、フクロウに好かれているのですね。」
満
「……紗夜先輩のほうが……ずっと、キレイです。」
紗夜
「!!
…………もう、…………バカ。」
そのまた後も、
紗夜
「満さん、あなたも男性だということで目線が移ってしまうのは仕方の無いことかもしれませんが、今は…………私に…集中して。」
満
「…………大丈夫です。何時いかなる時でも貴方を考えない日なんてありませんよ。」
紗夜
「……そ、そんな事言って……騙される私では、ありませんから…。」カオマッカ
そんなこんなでたくさんの場所をめぐり楽しめた彼女だった。日が沈みかけた時、こんなことを聞いてきた。
紗夜
「満さん…………。」
満
「…………何でしょう…。」
紗夜
「……私には……ドッキリは仕掛けませんね…?」
満
「……………………はい?」
紗夜
「…………答えてください…。」
彼は背中から彼女に抱きしめられてる。身長は氷川の方が高いので、必然的に覆いかぶられる状態だった。
背中越しから聞こえる彼女の胸の鼓動……。悪いものでは無い。
満
「貴方に…………ドッキリを仕掛ける気は……一切ありません。」
彼はポケットから小さな箱を取りだし、彼女に渡す。
紗夜
「これは……まさか…!」
満
「中身は、家で開けてくださいね。楽しみを減らすなんて良くないですから……」
そういうと、彼女は安心したのか彼の横を歩いては肩に頭を乗せたのだ。ホントの男は興奮するのが定石なんだろうが、彼は一切動じることなくただただ受け入れてた。
紗夜
「……好きです……愛しています……。」
満
「…………嬉しいですね……。ここまで振り回しておいて好いてくれるとは……
まさか、
…………ここまで予測通り事が進むなんてね……。」
紗夜
「?
あの…………満さん、一体なんの」
傍から見れば微笑ましいカップルであろうこの風景……しかしそれを切り崩すものが近づいてく。まるで、その時が来たように…………。
スッ
海音
「………………満。」
満
「やぁ、早い到着……いや、ちょうどいいタイミングだね。流石海音くんだよ。」
突如現れた海音、閻魔刀を満の背中に突きつける。
氷川は状況を理解出来ずに駆け寄ろうとするも、目の前の見えない壁に塞がれてしまう。
紗夜
「海音さん!!どういうつもりですかっ!!!満さんを…………親友の満さんを!!」
海音
「……悪いが、答える時間は無い。もうあとは無いんでな。」
満
「紗夜先輩……逃げてください。」
紗夜
「嫌です!!満さんも一緒に!!!」
満
「ボクはこれまで数えきれない罪を犯した……どこへ逃げても変わりませんし、何より大罪を犯して未だに逃げ延びられると思えるほど、僕も…………気楽ではないんです。」
海音
「そういう事だ……悪いな……紗夜…………これもお前らを守るためだ。」
紗夜
「満さん!!」
海音
「今一度聞く。
最後に言いたいことはあるか……?」
満
「……紗夜先輩…………コレからは、ボクがいなくとも誰にも縛られることなく、自由に……生きてください……。それがボクの『最後の約束』ですよ。」
紗夜
「嫌です……嫌!!!そんなこと言わないでください!!!最後まで生きてください!!早く……私の手を取って……!!」
満
「今ここで逃げても…………状況は一転しないことは……先輩がよくわかってるはずです……。」
紗夜
「分からない!!!
分かりません!!!!
分かりたく…ありません!!!!!」
満
「大丈夫です。暫く会えなくなるだけです。またすぐに戻りますよ。それに、貴方はもう…………ひとりじゃないですから。」
ガッ
紗夜
「!!
離してください!!まだ、言いたいことが!!」
輝
「……いつまでも目を背けても同じさ。アイツは同じ時間を何度も何度も死に戻ってる。お前らの想像以上に、アイツは苦しんでるんだよ……
それなら、一刻も早く終わらせて楽にしてやるのがせめてもの救いってもんだろ。」
満
「今まで、ほんとにありがとうございました…………。短い間でしたけど、ボクは…………貴方をいつまでも想い続けてます。」
紗夜
「……あ……………………。」
海音
「お前を抹殺したあと、残った書物はオレの方で処理しておく、今の今までよくこらえたな……。」
満
「うん、心置きなくここの地を切り離してくれ。大切な人をお互いに見つけたんだ。手、出したらダメだよ……?」
海音
「まさかな……どちらかといえば恨まれる方じゃないか?」
満
「それも、そうだね。」エヘヘッ
満
「それと、ボクを殺したら、すぐにここを離れて欲しいんだ。やって欲しいことがあるから……」
海音
「……?そんなものあったか?」クビカシゲ
満
「ほら、アレだよ……アレ。」
海音
「そうか、そうだったな……思い出した……わかった……すぐにその場から離れるさ。」フッ
満
「…………ありがとう…。」
輝
「お別れの挨拶は済んだか……よくここまで手の込んだことをできたな?」
満
「……うん、彼女たちに思いを確かめるために八日間も猶予をくれてありがとう。」
海音
「…………せっかくやるんだ。このくらいの融通はきかせるさ。世話になったな…………『
満
「また会えたなら、その時は………二人でご飯……食べようか。」
海音
「……フッ、その時には是非ともそうさせてもらう……。」カチャッ
満
「先に待ってるね………海音くん……。」
海音
「……先に向こうで昼寝でもしているがいい……オレもすぐに向かうさ。」
満
「最期にボクを殺してくれる人が、
海音
「それは、嬉しい限りだな。オレもお前と出会えたことを誇りに思うな。」
満
「紗夜先輩......。 」ボソッ
紗夜
「 え...?」
海音
「……………またな……。」スウッ
輝
「いま、この時を以て、執行する……。」
紗夜
「待ってください……!!満さん!!!お願いします!!やめてください………!!!」
紗夜
「満さ 」
ザシュッ
満
「 あ ああ…」ゴトッ
ドサッ
紗夜
「 」
海音
「……
輝
「
閻魔刀で心臓を刺された彼は力なく倒れ込みピクリとも動かなくなった。
罪を犯したなら、それ相応の罰が下るのは当たり前だ。しかし、彼女はそれを受けきれずにいた。
紗夜
「 ああ
あああああぁあああああぁああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!」
紗夜
「いやあああああああああああああぁぁぁ
!!ああああああああぁぁぁ!!!!」
日菜
「お姉ちゃん……いる?」
紗夜
「…………日菜…せめてノックしてから入ってきて……。」
紗夜
「ほら、日菜が来ましたよ。起きてください。」ユサユサ
紗夜
「もうドッキリは終わりですよ。早く起きてください。」ユサユサ
紗夜
「満さん、あまり私を怒らせないでください。いつものように立ち上がってください。」
日菜
「いつまで現実から逃げてるの…?そんなことしても帰ってこないんだよ。」
紗夜
「貴女に何が分かるのっ!!!!!!!
貴女は失うことがないからそんなことが言えるのよっ!!!!」
ギュッ
日菜
「わかるよ・・・・・・・私だって満君のこと・・・・好きだったもん。」
日菜
「………本当に勝手だよね。でも、満君は幸せなんじゃないかな。大好きなお姉ちゃんがいる空間の中で死んじゃうんだもん。」
紗夜
「………………」
日菜
「……そうやって目を背けるのはできるよ。」
日菜
「でも、それは……あの子の…………満君の想いを裏切ることなんだよ。そんなのは…………いくらお姉ちゃんでも、許せない。」
紗夜
「……日菜………………
ぅぅぅぅ!!!」ジワァ
日菜
「今は、泣きたいだけ泣いていいよ。誰も……責めないから!!」
紗夜
「 うわあああああああああああああああ!!!!!」
日菜
「よしよし……辛かったね…頑張ったよ!!アタシだって泣きたいよ!!!」
弥助
「……じゃあな。向こうでも元気でな!」
海音
「……また会おう。」
輝
「さて、帰るか!兄貴!!」ニカッ
海音
「……ああ、安らかに…………眠れ。」スッ
ダァンッ
バスッ
ドサッ
満さんが殺された直後、二人の悪魔兄弟の死体もすぐそばで発見されました。警察の皆さんが駆けつけてきた頃には、二人の死体は消えていた。
彼を失ってとても苦しいし、とても悲しい。本当なら後を追いかけたい。
でも、そんなことをしては、彼にきっと嫌われてしまう。それだけが怖かった。それに、日菜の言う通りそれは彼の願いと想いを裏切ることになる。彼を愛しているからこそ、私は_______
湊
「紗夜……準備はいい?」
紗夜
「はい、
見ていてください…………満さん。」
紗夜
「私は…………貴方と一緒に『輝きます』!!!!」
…………すんませんした。なんでもやるんで許してください。
( ∩≧Д≦∩) ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~~!
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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BanG Dream!
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艦隊これくしょん
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プロジェクトセカイ
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仮面ライダー