あの人を失ってから早七年…………。彼の死と同時に怪獣の進撃はピタリと止んだ。その事実から『彼こそ怪獣達を呼び寄せていたのでは無いか』と根も葉もない根拠を並べ彼の評判は最悪に。そんな私は日菜先輩と共に学校卒業し、地球防衛軍のGATS改め、『スーパーGATS』に配属。
日々激務だが、休暇の許可がおり紗夜先輩の気を紛らわせようと提案。紗夜先輩は満くんに告白して恋人同士になり、その後直ぐに鬼龍くんに殺されて精神崩壊。廃人化まっしぐらなのだ。
少し前に、ひまりちゃんからある写真が送られてきたのだ。
ひまり
【ねぇねぇ!!ビッグニュース!!】
巴
【なんだなんだ、いつになく慌ただしいな。】
ひまり
「コレ見てよっ!!!これ!!」
蘭
【…………え?コレって……】
巴
【……満……だよな…?】
モカ
【やっぱり〜、どこかでこんびりしてるんじゃないかってモカちゃんの推理が当たりましたなぁ〜。】
つぐみ
【モカちゃんはこれを知ってたの?】
モカ
【そんな気はしてたんだァ〜。確証はなかったけどね〜。】
そう、送られてきた写真は羽織しか映らなかったが、
間違いなく『満』のものだ。
でも、信じられなかった…………信じたくなかった。
だって、あの時鬼龍くんに殺されたはずだった。そんなはずの人間がここにいるわけがなかった。
モカ
【サーキット場でよく見かけるってさー。どうするー?】
私は半信半疑だったけど、藁にもすがる思いで向かうことにした。もしそれが本当なら、急ぎ紗夜先輩に伝えなくちゃいけない。
巴
「…………ココだよな…。」
そう、満くんと私たちが初めて出会った場所。
今も変わらずタイヤの擦れる音が鳴り響く。
蘭
「…………?
コレって……」
蘭がレース表を指すと、気になる名前を見つけた。
4:『D2』
観客のみんなは『復活のD』と呼んでる。そのDの正体が気になって私はみんなの声が聞こえなくなった。
ついにレースが始まった。
D2
「……………………。」
彼は何も発することなく、イタリア産のハスラーに乗り込む。勿論ある程度の改造は施してある。速度は若干落ちたが、その点異常なまでの加速率と機動性で補填する、正しく向かう所敵無し。私たちは当然『D2』に投票。勝利すればある程度の要望に応えてくれるからそれに賭けたのだ。
全てのレースカーが走り出したがやはり彼の車だけやけに遅い。いや、一部の車だけ除いて遅い。
悪徳レーサー
「ヒャッハーー!!!
コレで今回も俺様の完全勝利だ!!!!!」
D2はそれを見越してタイヤを事前に替えていた。なので出だしは遅くとも追い抜くことは十分に可能。
悪徳レーサー
「……んあ?二台追いかけてやがるな…まぁいい……レース中はなんだってありだ。それも一台はあの大物じゃねぇか。コイツは驚いた。
だったらもう一台は潰すだけだ!!!」
アナウンサー
「なんと三名を除くドライバーが突如の体調不良と全てのタイヤのパンクにより走行不可!!序盤から波乱としてるぞ!!!」
巴
「……なんか……ズルしてる気がするんだよなぁ…。」
巴が核心をついてくる。確かに数台ならまだしも、いきなり全員が走行不可なんてこと……確実に仕組まれたことが予測できる。
ひまり
「この試合…絶対に勝たないとね!!!」グッ
蘭
「いや、アタシたちは試合を『する』じゃなくて『観る』だから。」
モカ
「マジレス乙〜。」
ひまり
「もーーーぅ!!!
そんな事言わないでよ!!」ムキィー
つぐみ
「ひまりちゃん。試合中だから……ね?」ジロッ
ひまり
「アッハイ」ヒェエエ
…………
ん?
あそこにいるのって……。
悪徳レーサー
「オラァ!!邪魔や退けゃゴルァ!!!!」
現在二位の車を追突、そして追い越し急停止の極悪コンボで見事大破。走行不可となった。
D2
「………………。」
この時、彼は既に見抜いていた。あの時、彼を刺した犯人と同一人物であり、全く同じ手口で一位にのし上がっていたから。
となれば、やることは一つだけ…………。
キィイイイイイイイイッ!!!!!!
もうゴールは目の前なのに、D2はブレーキをかけ、大破者の方へ一直線。
悪徳レーサー
「っしゃあ!!オラァ!!!俺様が一位だ!!!!」ゴール
「…………なんで来たんだよ……早く行けよ。」
D2
「………あんなルールに反する奴が一位になれるはずがない。だから……」
「Afterglowのヤツらのためか?」
D2
「…………………………。」
「…………まぁいい、あの時みたいにオレを…………連れてってくれるか……?」
D2
「!!!
…………気づいてたんですね。」
「ゴール寸前で止まってオレに一直線なあたり、そうなんじゃないかって思ったんだ。」
スッ
アナウンサー
「なんということでしょう!負傷者が出たにもかかわらず、D2選手車に乗せて後ろから押していっている!!!!」
「……審判、俺の車が着いたと一緒にゴールと見なしてくれ。」
アナウンサー
「ゴーーーーーール!!!!
車が大破したのに後ろから押して進む!!これ程素晴らしいレースはここだけだァ!!!!皆さん、このお二人に多大なる拍手を、お願いします!!!!!!」ウオーー
アナウンサー
「投票してくださったAfterglowの皆さんには、要望を叶える権利が与えられました。
……どんなお願いをするのでしょう。」
悪徳レーサー
「おいゴルァッ!!!何でそいつが一位なんだよ!!おかしいだろ!!」
審判
「いやぁ、だって他の車に細工してた君の姿が映ってましたしおすし、それに反則もしてますしね。失格って扱いっすよ。」
悪徳レーサー
「ふざけんなゴルァ!!!!」
そう言って取りだしてきた包丁。それを審判目掛けて突撃。
そんな時だった。
D2
「………………………………。」
悪徳レーサー
「…あ?何だよおm おごっ!!!」ヘブシッ
一人の青年の手刀で包丁を叩き落とし、余った右手で相手の鼻を殴る。怯んだ隙をすかさず回り込み襟元を掴んでは、相手がつけた勢いをそのままにし、思い切り地面に叩きつけた。
一瞬の出来事だった。素早い身のこなし武道をやってる人に違いない、動きが素人ではなかった。
何とか解決したあと、事務所の人がD2さんと話していた。
巴
「…?パスパレの皆さん。ここに来てどうしたんですか?」
麻弥
「いやぁ、先程のレースの後に自分たちが突撃取材するんですよ!!でもこんなことが起きてしまった以上……難しいかもですね。」アハハ
「いえ、この後は『D2』選手にのみ取材をすることにしましたよ?」
『……え?』
千聖
「ふふふ、つぐみちゃん。何だか行きたそうにしてるわね。いいわよ、私たちの方で言っておくから。」
それからは早かった。一般の人が混同でできるわけがないと思ってたが、すんなり了承されそのままD2さんの控え室の前までやってきた。
ひまり
「うう、緊張する……!!」プルプル
彩
「仕方ないよ。『D2』さんって人は凄く気難しい人みたいだから。」
日菜
「そこで、つぐちゃん達の願いを叶えてくれるんだって!!
ついでに、素顔も撮っちゃおうか!!!」
麻弥
「いや、ダメですよ。レースのことだけの公表を条件にオッケー貰ってるんすから…。」
コンコンッ
「失礼します。D2さんで間違いないでしょうか。」
D2
「………彼女たちだけを入れてください。」
彼女たちって、私たちのことだよね。モカちゃん、絶対に何も言わずに開け…
モカ
「お邪魔しま〜す。」ガチャ
((((モカちゃん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!!))))
彩
「あ、あははー………ごめんなさい!!無理を言って…こんなことになってしまって…!!」ペコペコ
彩先輩が謝るも、彼は何も反応を示さない。と言うのも、お面を被ってるため素顔も全く分からない。
麻弥
「えと、優勝……おめでとうございます!素晴らしいレースでした!!」
イヴ
「あの方まで助けていただいて感謝感激です!!」
D2
「……感謝されることを、した覚えはありませんが…。」
言葉を発したと思ったらやはり反応が悪い。
千聖
「それでは、急なのは承知ですが、本題の方へはいらせてもらいますね。あなた達、彼に何をお願いするの?」
そうだ、お願いを叶える権利は一度きり、ここで聞かなきゃ絶対にダメだ…!!
ひまり
「あの、す、好きな人は つぐみ「その、お面を…取って…素顔を見せてください…!」………お願いします。」
ひまりちゃんが余計なことを言う前に防げてよかった。ひまりちゃんには、あとでオシオキしなきゃ……。
D2
「……………………。」
表情は分からないが、きっと動揺してるのではないだろうか。でも…彼は何も言わずにお面を取ってくれた。
その時に衝撃が走った。
パカッ
蘭
「……!!!!!」
イヴ
「そ、そんな…!!」ジワァ
嘘だと思ってた。まさかホントに……
つぐみ
「………『満』………くん?」
満
「はい、……………『ただいま 戻りました』。」ニッ
あの時殺されたはずだった『満』くんが……帰ってきたんだ。
私たちの日常が………帰ってきたんだ!!
はい、大変お待たせしました。ちょっと内容が思いつかなかったのもありますし、ほかの作品を書くにあたって原作から、どうやってオリジナリティを見出すか考えてたんです。ホントにすいませんでした!m(_ _)m
次回作は、ウルトラマンと何をクロスオーバーさせましょうか?
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BanG Dream!
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艦隊これくしょん
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プロジェクトセカイ
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仮面ライダー