勝つのは光か絶望か。   作:決別・裏切りの罪 レイン&ネガ

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7,里帰りイベント全てが和やかとは限らない

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………新幹線内はとても賑やかだ。年齢層問わずに利用できるし、座席も選択する車両が存在する。今はそれくらいに利便性が向上しているのだ…………それは別に構わないし、寧ろいい傾向ではあるが、そんなオレにも今一つ悩みがある…………それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「ちょっとパレオ、速すぎて景色が全然見えないじゃない!!」

 

 

 

 

 

 

ますき

 

「けど、新幹線ってこれくらいが普通って聞くぜ?っていうか、座席パレオと変わったらどうだよ。」

 

 

 

 

 

レイ

 

「それにしても、新幹線ってこんなに速いのにすごく静かね…………なにか工夫がされてるのかな…?」

 

 

 

 

パレオ

 

 

 

「この車両は最高時速280km/hほどだそうですよ。凄く速いですね!!」

 

 

 

 

六花

 

 

「あ、あの…………車内はできるだけ大声出さないように…してください…………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、RASのみんなだ…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

(…誘ったのがオレだから強く言えないものの、うるせぇ……!!

 

 

 

車内は静かに過ごすマナーがあるんだよ。あと、速い速い言うが、新幹線の中じゃかなり遅い方だ……最速360km/hの新幹線なんてザラじゃないし、新幹線ってほとんどが線路内に搭載されてる磁力による移動だから……まあ、オレは蒸気機関車も嫌いではないがな……)

 

 

 

 

 

 

 

それも、これら全部オレが持つんだよな……そう思うと、泣けるぜ……

 

 

 

 

 

 

 

 

『〜まもなく福岡〜福岡〜』

 

 

 

 

 

 

ってもう着いた…………ほんとに便利で速い……運賃は高いがまあ何とかなるだろうと、この時のオレはそう余裕を見せてた。

 

 

 

 

 

 

着いたのが福岡……そこから北にかけて…………とある山へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それまでチュチュはすぐバテるし、六花は昔懐かしのユニットバンドのポスターや前売りチケットの前からべったりで離れないし、マトモなのレイヤくらいだぞ………。まあ、何だかんだで目的地に到着したんだがな…………あ、勿論……一眼レフで撮ったりもしたし、手土産もついでに購入したし…………残るはホントにあそこだけだ…………夏にはいる頃だからか陽の光が照らし出すので暑いし、太陽を浴びてる地表からも熱気を放って余計に熱い。

 

 

 

誰がうまいことを言えと…?

 

 

 

 

 

…………知らないな…………一体誰と勘違いしてるんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ますき

 

 

「なあ、目的地にはまだつかねぇのか?流石に暑くて歩いてらんねぇよ……」

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……休むなら少し先に茶屋が建ってる……」ピリリ

 

 

 

 

 

オレたちの音楽を使った着信音が鳴り、手に取ると意外な相手に驚いた。

 

 

『楪』

 

 

 

 

海音

 

(アイツが?なんの為に…………アイツから連絡するなんてな、珍しいこともあるもんだな。)

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

「ああ、オレだ。何か用か?」

 

 

『……今RASと一緒に居る?』

 

 

 

 

海音

 

 

「…いや、アイツらは先の茶屋に向かわせた…何か事態が起きたか……アイツらは無事か?」

 

 

 

『ちょっと、満がいるから別に平気だし、それよりもまずいことが起こるわ。』

 

 

 

 

 

 

なんだ?やつの声から聞こえる雰囲気…………少し違うな…只事じゃねぇな…………気付けばオレは目付きが獲物を狩るハンターの目付きをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あなた達、霧門岳に向かってるでしょ。あそこから怪物の反応があったわ!気を付けて!貴方が前にやり合った奴と思えないくらいに強く感じる!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………何だと?怪物……?それって前に出たあの巨大な奴のことか?だとしたらかなり不味いぞ、霧門岳は活火山だからいつ噴火を起こすか全く予測がつかん……しかも、以前よりも強い反応…………

 

 

あの時に潜り隠れてたアイツか……アイツが遂に動いたか…………またコイツの出番が来そうだな……

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

「わかった。お前も仕事は頑張れよ。アイツらのためにも……」

 

 

 

 

 

 

『そんなこと…………分かってるわよ。』ツゥーー

 

 

 

 

 

 

 

楪の奴…………別に気を遣わなくていいのに、難儀な奴だよ。そんなのあいつの両親が思うわけないだろ…………人一倍心配性な彼女に呆れつつも、RASが待ってる…………行かなきゃ…もし何かあれば、コイツでどうにかするしかない…………それに、そろそろ動き出す時期ってのも何となく予想はついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「海音っ!遅いわよ!!何やってたの!!」

 

 

 

パレオ

 

「ひょっとして…ナンパですか?」

 

 

 

海音

 

 

「何を変なことを言っているんだ。」

 

 

 

来て早々、ナンパなんてするかよ……そのために来たんじゃねぇよ。と思いつつも、一輪の花を懐にしまい込んだ。行先がバレることを防ぐためだ。

 

 

 

 

 

海音

 

 

「ここから先着いてくるかどうかはお前らに任せる…正直、あまりいい所じゃないんでな……」

 

 

 

ますき

 

 

「何言ってんだ。アタシ達はいつでもどこでも、一緒に進むだろ?」

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

 

 

 

「……………そうかよ。」

 

 

 

と、無愛想にも内心どこか喜んでいる自分がいた。

 

 

 

 

 

 

 

茶屋を出たオレたちは更に登り、段々と人気がない場所へ歩いていき……………………オレがここに帰ってきた本当の理由が、

 

 

 

 

 

 

 

レイヤ

 

「ねぇ、海音……ココって……」

 

 

 

 

 

恐る恐るレイヤはオレに問いかける。言いたいことは多分、俺の考えてることと同じなんだろう…………

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「ああ…………これが本当の目的さ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山奥にぽつんとある一基の墓碑、そしてその静寂に包まれたオレたち………………

 

 

 

墓碑には『翔鳥 両家之墓』の文字が彫られていた。

 

 

 

 

 

パレオ

 

「墓参り……ですか?ですが鬼龍さんがどうしてこんな所に?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、率直にその疑問が飛ぶことはわかっていたから、大して動揺はしない。オレが、この墓に来たのにはちゃんと理由がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレは、あの両家には随分と世話になったからな…………いつも満のとこにはオレが呼ばれるんだ。そして…………毎回オレに母親から手料理をご馳走してくれる。あの母さんには感謝しかねぇ……おかげで今の仲間にも恵まれてるからな…………親父さんも、オレに一通りの知識と鍛錬を教えてくれたし……その成果がやっと芽生えて、満以上にとはいかないものの、それでも一人でも普通に生き抜くことの出来る頭脳を手に入れ、満やみんなを悪から護れるくらいに強くなれた。

 

 

 

 

海音

 

 

「………………そいつはいくらお前らでも伝えるわけにはいかない。一つだけ言えるのは、満とは長い付き合い…………云わば心からの友達だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

六花

 

 

「ご、ごめんなさい!!聞いちゃいけないようなこと聞いてしまって……」

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「だが、この墓があるから、今こうしてお前らと出逢えた……感謝するぜ……RASの皆。」

 

 

 

 

 

レイヤ

 

「そ、そんな恥ずかしいセリフ……よく普通に言えるね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに自分で言ってなんだが、皆して赤く染めながら俯いてることから、思わず恥ずかしい思いをしたオレだった。

 

 

 

 

 

 

最後に俺は墓碑に向かって一輪の花を納め、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「……安らかに眠れ……満は今でも御二人の事を大切に思い、愛していましたよ……」

 

 

 

 

 

 

 

その一言だけ伝えると…………先程の沈んだ表情が、どこか吹っ切れたような凛々しい顔つきに戻っていた。

 

 

 

ますき

 

 

 

「海音…………おまえ……今までそうやってたのか?」

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

「…何度も言わせるものじゃない………オレは、二人にも…『お前達』にも世話になってるからな……オレは……その恩を返しているだけだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイヤ

 

「きっと、向こうの親も感謝してると思うよ。それは知らないあたし達も分かるよ……満って子、最初はパレオみたいな性格の子かと思ったんだけど、家族のことを大事にしてた家族想いの良い子なんだね。」

 

 

 

 

六花

 

 

「素敵ですね……御両親が亡くなった今も家族の為に努力してたんですね。何か満さん……何考えてるかわかんない感じでしたから、怖かったですけど………普通に優しい人だったんですね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満ってやはり最初の印象がよく思われてないんだな……流石にボロボロに言われる満が少し可哀想だ。だが、コイツらはあの人間と違ってちゃんと理解してくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの人間共』と違ってな…………

 

 

 

 

六花

 

 

(………またあの目…………少し前からずっと気になっていた。あの罪を犯すことに一切の迷いが無いほど真っ直ぐな鋭い目をしていた。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

 

(……RAS……少し前から一緒に居るが、ほんとに退屈しなくなった。コレならオレにも幸せが分かるのかな……しかし、六花の視線が妙に痛い…………何か秘密を握られてる感じだ…………)

 

 

 

海音

 

 

「……オレの用事はもう終わった。お前らの行きたいところ……連れて行ってやる。」

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

「really!!!?」

 

 

 

 

速攻で大はしゃぎする彼女の様子にみんな驚いた。何かイベントでもあるんだろうか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

「夕方にRoseliaの皆さんがライブをなさるみたいなので、興奮冷めやらぬ状態なのですよ。」

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

 

 

「ちょっとパレオ!!!」

 

 

 

 

 

 

ハハハッ!!

 

 

また何時もの展開だ…………パレオが茶化してそれに反応して怒るチュチュ…………これがいつしか日常に変わってくれないかな…………なんて思っていたら…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に奴が動き出した。地底から熱気を溜めたあの古代怪獣が、姿を再び現れた。

 

 

海音

 

(やはりか……オレはお前をずっと待っていた…!!あの時から姿を眩ませていたが、まさかこんな所で会えるなんてな……!!!オレは今非常に嬉しいぜ……!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイヤ

 

「ねえ!アレって………前にあそこで見た…」

 

 

 

 

 

 

 

ますき

 

「ああ、間違いはねえが……何か見た目も何か変わってねぇか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然だ………あいつは………ゴルザは地底の活火山の熱を体内に取り込んで炎の力を承けたゴルザ…………こうしてのこのこオレのところに戻ってくるなんてな……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パレオ

 

 

(海音さん……またあの表情…あの怪物たちが現れてから見る度に興奮と歓喜に囚われて……きっと……海音さんはまた…一人で……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ

 

 

「ちょっと海音っ!!そっちはDangerousよ!!あなた一人で何とかなる話じゃないわ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女かわそう呼び止めるも、オレの意思は………答えは変わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海音

 

「……オレの心配は必要は無い……何せ、オレは最強のバンドの専属マネージャーだからな……それじゃあ、終わったらここに戻る。」

 

 

 

そう言って、彼は行ってしまった。それなのに、私は体が震えて動ける状態になかった……体が言うことを聞かない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュチュ達からも見えない距離にまで移動した彼は、あのスパークレンスを手に取り、光を開花させた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴルァアアアアアア!!!!

 

 

 

 

ゴルザが咆哮をあげた………ようやく敵と見えたことを喜ぶ子供のように……そして、あの光の巨人……

 

 

 

 

……『ウルトラマン』が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヂュァッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憎しみに燃える怪物の前に、チュチュのいる山から光と共に飛び出した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『来いよ…闇がなんだか知らないけどな……邪魔をするならまずはお前からカタをつけてやる!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!!また出た!!あのカッコイイ巨人!!!」

 

 

 

 

 

「あこちゃん……危ないから離れよう……あの大きな人も動きにくいと思うし……」

 

 

 

 

 

(ですが、なぜあの巨人から……『鬼龍さん』の香りを感じるのでしょうか……)

 

 

 

 

 

 

それを遠くで見ている少女たちの存在にも気づかずに……

 

 

 




一気に話飛ばしすぎと思うかもしれませんが、これ普通のことなんです……ウルトラマンの舞台って必ず矛盾点が存在するんです。ですので、順番に関する意見は受け付けないのでよろしくです。

ほかのバンドの交流を見たいかな?

  • もちろん!ってかやれ
  • 要らん、早く次の怪獣と戦わせろ
  • ほかのメンバーともイチャイチャしろ
  • 早く満のエピソードを作れ
  • そんなことより吉野家の牛丼食べたい
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