龍騎神弓クラシカルサキ 〜with魔法戦記リリカルなのはForce an official if〜   作:高町魁兎

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私は、9才より前の記憶がありません、覚えてる中で最も古い記憶は、火の中で境保護隊員に救助されて、身元不明のまま、保護観察官に任命されたユーノ・スクライア司書長をはじめとした方々に6年育ててもらって・・・そして、その日常に別れを告げ今・・・
ここから語るのは、私の人生を今の方向へ大きく狂わせた事件のお話。

龍騎神弓クラシカルサキ、始まります。


第一部 方舟の弓と盾の竜
diary1サマートリップス


乗っていた次元船船が止まり、あくびをしながら目を覚ます、民間船で来たから約6時間程の長い船旅はおしまい、これから始めて自由な旅が短いけどできるって思うとソワソワしてきた。

新暦0082年8月2日、私サキは本日で15才、そして無限書庫でのお仕事もしばらく休んでいいとの事ですので長めにお休みを頂いて、「これからの進路もあるから、やりたい事を探しに行っておいで。」と言う司書長のお言葉に甘えて、今日からしばらく、好きに一人旅と言う名目でミットチルダに到着したところです。

さて、次元港から電車に乗り、まずはクラナガンの観光じゃなくて、折角8月ですので今日は海沿いへ行こうと思います。

「すごい人混み・・・やっぱり、一人で来るべきじゃなかったか。」

いざ到着してみると想像以上に砂浜は人だらけ、コインロッカー空いてるかなぁ?

そんなこと考えつつとりあえず腹ごしらえって表現は古いか、15時過ぎた頃に人が少なくなるかなぁと言う推測で時間を潰すって名目でもあるけど、野菜が多く使われた焼きそばを頬張りながら、座ってる席がある場所の丁度対角線の位置辺り、大体10mは先くらいのテレビをみる、時間的は丁度ニュースか。

[本日未明、海上に落下した巨大生物は未だなお発見されておらず、現在も捜索が続けられています、本日海水浴などで海沿いにいらっしゃる方は、漂着していても近寄らず、時空管理局環境保護隊まで連絡願います。]

「こちらからすりゃいい営業妨害だ。」

「環境保護隊・・・」

「お姉ちゃん、あんたよくその距離であんな細かい字読めるな。」

「視力だけは、自信ありますよ、鳥並ですので。」

「面白い冗談だな」

おじさんは冗談って言うけど、診断上私は以上視力保持者らしい、視力検査でも確かに両目9,0と診断されるレベル、私にとっては普通なんだけど、でも中々不便でもある、4色型色覚も一緒に持ち合わせてるから裸眼だと紫外線なんかも見える、コンタクトを入れても少ししか変わらないけど、そのせいか写真の通りの景色には見えない。無限書庫内は日の光が入って来なかったし…とテレビから目を離して辺りを見渡すと、丁度砂浜の端で何かが点滅してる。

「あの辺り、何かが点滅してません?」

「いや、そうは見えねぇなぁ。」

やっぱり、私だけ見えてるのかな・・・何が発光してるかは岩の影で見えないけど・・・ん、このリズム、もしかしてモールス信号?

とりあえずモールス信号と解釈して読み取ってみる、えーと、O...S...O...S...O...S...って救難信号!?

急いで焼きそばを食べ終えて、鞄を手にとってその岩影まで走る、いくら砂の上と言えども、こっちはフツーの運動靴履いてるんだ、そこまで走りづらくない、と言っても砂浜の端から端・・・勢いで走ったけど普段デスクワークの人間にはちょっと長いかな。

まあ文句を言ってる間に岩の裏に行くと、上裸で倒れてるTHE漂流者って感じの子が倒れてる、どうやら救難信号の主はこの子の首に掛かった勾玉だった。

「脈拍あり、体温はやっぱり少し低いね・・・同い年くらいかな?・・・」

独り言を言いながらとりあえず救急車を呼ぶために電話をかけようとするけど、何故か圏外、と言うよりやけに人の気配がしない・・・いや、何かが来る・・・

「もしかしてこれ・・・結界?」

「察しが良いわね、一般人。」

「一般人?一応こう見えて公務員紛いの者ですが?」

いきなり話しかけてきた人物に目をやる、さっきの感じた魔力の主だ、でも人の姿をしてるけど、明らかに動物耳や尻尾が存在している。

「あなた、この子の使い魔ですか?」

「違うわ、どちらかと言えば、その子を捕獲、いや・・・抹殺するものです・・・」

「抹殺?」

「知る必要はありません・・・申し訳ありませんが見られた以上あなたを抹消しなければなりません。」

言い終えるより前に魔方陣を展開し、魔導弾を飛ばされ、目でしっかり補足して交わそうとしたものの、アイツ、操作が上手い、私の髪を少し焦がして顔の真横を通った。

「ちょっとちょっと!、私まだ何もしてませんけど!」

「上からの命令ですので、姿を覚えられてはならないと。」

勝てる気もしないし、こっちも何もせずに消されたくはない、でも正当防衛を立証する為の条件は揃った。

「・・・先に手を出したのはそっちです、覚悟してください。」

私だってリンカーコアは生まれつき持ってる、少しなら魔法も・・・

「彼方から貴方に貴方から此方に・・・」

「!?…この魔力光は確か•••」

よし!司書長仕込みの鎖でアイツを縛る、私とこの子を守りつつ、助けを求めるなら拘束が一番、誰かが結界に気づくまで耐えなきゃ。

「解析、拘束具・・・タイプ判別完了、対処します。」

あっさり破られた、ってこっち来てる!?、詠唱・・・間に合え!

「我乞うは光の刃・・・」

小型の剣を数本魔力光で作って飛ばして、その間に、私自身にストライクブーストをかけて、生成した内の一本を握って背中に突き刺そうとしたけど、気づかれた!

「部外者、抹殺。」

「キャッ!」

ゼロ距離発射をもろに喰らった、やっぱり、デバイス無しじゃ・・・無理があったかな・・・でも対処法は・・・対処法は・・・

「Start biometric authentication ...(生体認証を開始)」

「へ?」

吹き飛ばされた後偶然にも右手が彼の首に下がった勾玉に触れていた、そしてその勾玉は私の身体を読み取り始めた。

「Matched my master, boot main system(マスターの物と一致、メインシステムを起動します)」

「私が?マスター?」

「”アークウィンガー“が起動した・・・予感が当たっていたと言う事ですか。」

「hello my Master lomg taime ago see(お久しぶりです)」

「いや、ちょっとまって、今が初対面なんだけど。」

「really?(ホントに?)」

「ホントに。」

「OK,Iam Arkewingr,I'm your weapon(私はアークウィンガー、貴方の武器です)」

「私の?」

「・・・記憶を呼び覚まさせる必要がありますね・・・」

戸惑う私に彼女は容赦なく迫ってくる、その時反射的に右手を突き出すと右手に握っていた勾玉が火に包まれながら弓に変形した。

「believe me」

ここは一旦、この子を信用してもいいかもしれない。

 

to be continued




次回予告
偶然手にした私を主だと言う弓型インテリジェントデバイス、アークウィンガー、この力を借りれば、抜け出せるかもしれないけど、どうすれば・・・良いの?

次回、龍騎神弓クラシカルサキ
diary2「アークウィンガー」

撃ち抜くよ、理不尽も、運命も!
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