龍騎神弓クラシカルサキ 〜with魔法戦記リリカルなのはForce an official if〜   作:高町魁兎

14 / 28
失いたくないから、失わないために・・・大切だから守るために・・・その為に力が欲しいから・・・
でもその想いが空回りする日だってある。
でも、そうやって失敗を繰り返すことが、本当の経験、なのかも。

龍騎神弓クラシカルサキ、始まります


diary 14 step by step

「そう、そのまま、息を吐きながら。」

僕の足がミットに当たると清々しい程にすっきりとした打撃音が森に響く。

「良いよ、その調子、次はここまでやった事を組み合わせて・・・」

「ホントに、これ覚える必要があるの?」

僕は疑問でしか無かった、人間の姿で戦えるようスバルさんとギンガさんからシューティングアーツの手解きを受けてるけど、いまいち、これを覚える必要が分からなかった。

「・・・じゃあちょっと堅苦しい話嫌いって聞いてるけど法律のお話しようか。」

ほうりつ?そう言えばサキが言ってたっけ、これだけは絶対守らなきゃいけないルール、だったっけ。

「航空法って言うのがあってね、自分たちの土地じゃ無い場所で勝手に空を飛んじゃいけないんだ、だからこれからは許可が下りなかったら飛んじゃいけないし、多分サキちゃんに頼んでも龍にしてもらえない状況が多く出てくると思う、だから、翼じゃなくて、手足で君の身を守る術を身につけてほしいんだ・・・ってこれで、だいたいわかってくれたかなぁ?」

飛ぶ事って許可がいるんだ、あの時も、あの時もサキが迷ってた理由が分かった気がする・・・。

「はい、大体は・・・」

「そっちの状況はどうだ?」

「ノーヴェ!、だいたい今基本の型までってところかなぁ。」

「じゃあここから先は実践で教えた方が早いんじゃないか?」

「実践っていうと、組み手?」「ああ、うちの選手の練習相手兼、そいつの・・・ソウシ、だっけ・・・まあそいつの実践練習とで一石二鳥じゃねぇかって思って。」

「確かに飲み込みは早いけど・・・どーする?ギン姉。」

「良いんじゃない?」

「じゃあ、私自身の訓練もしたいのは山々なんだけど、ここから始める個別練習の説明をするよ。」

「はい。」

「ミッションはまず仮想敵として配置したダミードローンの全12機撃墜と、要救助者想定の人形を回収、仮に要救助者の方を撃った場合はゲームオーバー、それと、カードリッジはマガジン一個分以内、いいね?」

「一個分・・・つまり12発」

ターゲットは12機、そして突入用とに脱出用推定2本は必要だから・・・1発も外せないどころか、同時抜きが最低条件・・・

私はマガジンを交換して・・・

「行けます。」

「じゃあ・・・始めるよ。」「countdown、3・・・2・・・1・・・engage」

まず私はアンカーショットで移動し、一気に要救助者のポイントに移動後、矢を一本作り出し、構える・・・一列並んだ瞬間を狙って・・・まず一機!、そして救出対象者の人形を・・・ウソでしょ!?。

「なんかこの人形70Kgくらいないですか?」「はい、私語は謹んで(^ ^)」

笑顔で流された・・・とりあえず背中におぶさり、ワイヤーショットでもう一度移動、後は残り9本で11機を撃墜しなきゃいけない。

とりあえず、まず一機、そしてここを列で・・・。

「アレ?」「Lack of power(威力不足です)」

どうやら矢の威力が足らず3機中2機目で止まってしまった。

でもとりあえず焦ったらもっとダメになる、残り7本でそれぞれ一機ずつ墜し、一機だけ残して弾切れでゲームセット。

「計算はバッチリだったけど、一撃の威力が足りないかぁ・・・。」

「精進します。」

「でもよく頑張ったよ・・・だけど。」

「はい。」

「診断結果上は“炎熱系“の変化資質があるみたいだけど、使わないの?」

炎熱型・・・炎・・それは、私にとって・・・

「怖いんです、わたしから一度全てを奪って、もしかしたら逆にわたしが奪ちゃうかもしれないって思って…怖くて、うまく扱えないんです。」

そっと頭に手を置かれて撫でられた。

「ごめんね、そうだったよね・・・、でも、考え方を変えてみたらどうかなぁ?」

「考え方?」

「うん、サキちゃんにとって確かにすごく嫌な物、怖い物かもしれない、だけどきっと、あの時にその事件が無かったらきっとエリオやキャロとは出会えなかった。」

確かにあの火災では死者が少ない、勿論ゼロでは無かったけど・・・でもきっと私はあの火災がなかったら、ただの実験動物だったのかもしれない、エリオさんとキャロさんが助けてくれたから、今、こうしてわたしが生きたいように生きれてるのかもしれない。

「・・・。」

「だから、サキちゃんの火はきっと人と人を繋ぐ物だって、私たちと引き合わせてくれて、そしてこれからは、自分の身を守って、誰かも守るための正しい”力“だって・・・ちょっと綺麗事かもしれないけど。」

私の・・・。

「だから、探してみよっ?サキちゃんに合った独自のやり方。」

「・・・見つけれれたら・・・もっと強くなれますか?、ソウシくんやいろんな人を守れますか?」

「もちろん♪、そのために私も教えてるから。」

「じゃあ、お願いします!なのはさん。」

「いいよ、お昼まで元気に行ってみようか!」

この時のなのはさんはものすごくウキウキとした、まだまだ若々しい素振りで目を輝かせていてことを脳裏に焼きつくほど鮮明に覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですか、サキさん?」

「うん、大丈夫だよヴィヴィちゃん・・・ちょっと筋肉痛なだけ。」

お昼、私は想像通りひどい筋肉痛に襲われなんとかギリギリ動ける程度・・・でも筋肉痛の時ほど動いた方がいいんだっけ?・・・いややす・・・ダメ、空腹で頭が回らない。

「焼けましたよ〜♪、まずは午前中お疲れ様じゃ。」

向かいの席にフーカさんが来た、一応説明すると今この席は私とヴィヴィちゃんが隣同士、そして真向いに双賜くん、でヴィヴィちゃんの向かいにフーカさんと言った配置。とりあえずなんとか体を起こして。

「大丈夫ですか?」

「うん、筋肉痛なだけだから・・・あとでアイシングとテーピングお願いしていい?」

「お、押忍・・・。」

「あっ、いたた・・・ソウシくん、だから箸はこう持って・・・」

そう言えば初めて会ってからから2週間、未だに彼は箸がうまく使えない、フォークやスプーンなら・・・いや、大差ない・・・

「美味しい?」

「うん♪」

この笑顔だけでもうお腹いっぱい♪・・・物理的な意味じゃないけど。

「なんか今のサキさん、お姉ちゃんって言うよりお母さんみたいですね。」

「そうかなぁ・・・」

「わしは孤児院の先生みたいに感じました。」

「そう言えば、孤児院育ち、でしたよね。」

「はい、一応ハルさんやヴィヴィさんと会う前は早く孤児院を出たばっかりに安定した職に有り付くのも大変でした。」

「そう言えばサキさん、今朝のつづき・・・」

「そうだっ…たね…ウッ…アア」

なんの前触れもなく数秒間私の胸に締め付けるような激痛が走った、不整脈?心筋拘束?…いや心臓が軋んだのは確かだけど恐らくどちらも違う気がした。

「サキさんっ、大丈夫ですか?」

「大丈夫、私運動不足なのかな。」

ちょっと罪悪感はあるけど、笑って誤魔化した。

「ヴィヴィさん、先にサキさんにテーピングしませんか?」

「ですね、では、ちょ〜っと痛いですよ、痛いの我慢してくださいね。

このまま私はヴィヴィちゃんとフーカさんにアイシングとテーピングを施してもらいながら双賜くんと出会ったあの誕生日の話・・・それから・・・私の生まれについての話を伏せて話した。

「あの2人、ホントにいい姉弟だね・・・おんぶに抱っこみたいな状態だけど。」

「そうねぇ・・・ってスバル!、あんた食べ過ぎじゃないの?」

「それ言ったらエリオやトーマだって!。」

「スゥちゃんには負けたくありませんから。」

「僕もです。」

「スバル・・・」「「トーマ・・・」

2人とも・・・楽しそうだなぁ・・・

「キャロ。」

「あっ。」

「最近ボーッとしてること多いよ、どうかした?」

「大丈夫、最近寝不足なだけだから・・・」

ホントは、サキちゃんのことが心配なだけだけど。

『なんか昔の二人を観てるみたいやなぁ・・・』

「はやてちゃん、いつから回線繋いでたの?』

「そうだよ、あと昔って言っても・・・そうだ、なのは。」

「ダメだよ、フェイトちゃん、今は部下だけじゃなくてヴィヴィオたちも居るんだよ?お部屋でね。」

『ヴィヴィも気が付いたらすっかり親離れしてきたなぁ・・・昔はなのはちゃんにべったりやったのに。』

「それもう7年も前の話だよ。」

なのはさんはニコニコしながら言い返してる、そう言えば、機動6課の頃、ヴィヴィオの子守りをみんなでしてた頃からもうそんなに・・・

「でもあの頃はフェイトちゃんの方があまあまだったよね〜♪」

「ちょっと、あれはなのはが厳しかったんだよ。」

『にしても、あの子なんでキャロとサキとなのはちゃんにはすんなり懐いたのに・・・』

「それって多分、目の感じじゃないかなぁ、日本人っぽい・・・もっと言うとなのはとおなじ雰囲気の瞳の子には懐きやすいのかも。」

「確かに♪、その証拠にフーカちゃんにも懐いてるし。」

『それやたったらなんで私は・・・もしかしてアレか!…もしそうやったらなのはちゃんもダメか。」

「はーやーてーちゃん 」

「もしかしたらポニーテールも条件だったりして。」

それから、午後も午後で訓練漬けになったあと・・・

「1日目はこの辺で終了にしよっか・・・じゃあこのままみんなでお風呂入ってそれから就寝までは自由時間。」

「やっと終わったぁぁぁ…」「(私も…)」

「こら、トーマ思っても口に出さない。」

「にゃはは♪・・・とりあえずみんなお疲れ様、私とフェイトちゃんでここから先の片付けはやっとくから。」「have a nice time。」

レイジングハートさん・・・思ってた以上ノリが軽い…って言うかジョークも意外とお好きなのが今日よーくわかった。

 

To be continue




次回予告
訓練の後はお風呂、そしてアレがついに完成するらしいとの事。
とりあえず日記を綴ってってアレ?双賜くんが居ない!?

次回、龍騎神弓クラシカルサキ
diary15「shooting star」

次回は読み飛ばしても大丈夫かなぁって言うか私が…恥ずかしい事になるから///
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。