龍騎神弓クラシカルサキ 〜with魔法戦記リリカルなのはForce an official if〜 作:高町魁兎
「トーマ、まだ30分も経ってないよ。」
「俺もう、のぼせそうなんだけど・・・」
「昔は僕も短い方だったけど、女の子はお風呂長いから、長いこと湯船浸かってないと暇、でもこうして前は1人では広いって思ってた男湯もこうして3人だと丁度いいかな。」
「(それにしては長すぎる・・・)」
「で、ソウシくんはどうなの?・・・。」
「・・・。」
「やっぱりまだ警戒されてるのかな?」
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お風呂っていい文化ですよね、1日の疲れが自然と抜けて、こうなんか体の力が抜けていくようなすごく落ち着ける場所。
って言いてるとつい長湯してしまうのですが。
でもこうして露天風呂から見る木々や自然もなんか良いなぁ・・・
龍騎神弓クラシカルサキ、始まります。
「結局、私たちが1番長湯しちゃいましたね。」
「うん、でもこれだけいっぱい話せて私も楽しかったよ。」
お風呂あがり、脱衣所にてキャロさんに髪を乾かしてもらっている最中、ふと思ったことがある、身長差・・・本人は随分気にしてるみたいです。
「それにしても髪伸びたね〜、手入れ大変じゃない?」
「結構大変っちゃ大変です、最近は旅続きであんまりできてなかったですけど。」
「そう?それにしては結構サラサラだよ?」
そう言えば、あの時から少し思うのは、肌も髪もあと検査で分かったけど体内器官も限りなく産まれたままの状態に近いほど回復していた、多分そのせいで髪も・・・。
「・・・お姉ちゃんがいる家庭の子ってこんな気分なのかな。」
「そうかもね、あとでスバルさんに聞いてみよっか?・・・はい、これでおしまい。」
ブラシもかけてもらってこれで終わり、鏡を観ると・・・なんかアイシスさんが隠れてる。
「アイシスさん…何してるんですか?」
「あちゃ〜バレちゃった?、いやーサキちゃん素材がいいからちょっと髪で遊んでみたくなっちゃって。」
「髪?ですか。」
「そっかぁ、アイシスちゃんアクセサリーとか好きだもんね。」
えっとこれは・・・。
「でも今やっても寝る時には解いちゃいますよ?」
「だからこそちょっと試してみたい髪型があるの!リリィよりぜ〜ったいサキちゃんの方が似合うから!」
「私も一緒にやっていい?」
こうして結局乾かしたばかりの髪にヘアセットをされる事に・・・長時間目を瞑ってるの苦手なのに・・・
「キャロさん///くすぐったいでヒャッ///、もういいですか?目開けてていいですか?。」
「うん♪似合う似合う、目開けていいよ。」
やっと目が開けれる・・・目を開けるとピンク色のリボンで長いツインテールに髪が結われていました。
「どうかな?」
「・・・どうって言われても・・・でもやっぱり一本に結んでる方が私は落ち着きます・・・。」
「そっかぁ・・・」
「でも、ありがとうございます、すごい可愛いんで、ちょっとだけ気に入りました。」
「「お風呂上がりました〜♪」」
「サキ?」
広間に入るとソファーにASDD組、その横では6課組で固まって机を囲んでいて、双賜くんはフーカさんの隣で座ってるような感じです・・・双賜くんが懐く人と懐きにくい人って差はなんなんだろう。
「キャロさんとアイシスさんに結ってもらったんだよ、どうかなぁ?」
「・・・サキは・・・気に入ってるの?」
「うん、一応ね。」
「そう言えば・・・」
「ヴィヴィさんたちは学校の宿題です。」
「あー・・・」
宿題・・・修学経験がない私には縁が無かった言葉だ。
「そう言えばヴィヴィオ〜?」
「リオ、どうかした?」
ヴィヴィちゃんは一切視線を外すことなく応答してるし・・・しかも答え合ってる。
「ヴィヴィオと出会ったばかりの頃のサキさんってどんな感じだったの?」
「私も気になる〜♪」
「少し、興味はありますね・・・。」
「そーですね〜今でこそすごいおしゃべりな方なんですけど、初めて会った時はすごく無口で寂しそうな方でした・・・なんて言うか哀愁が漂っていた・・・みたいな。」
「そう言えば、そうだったっけ?」
「でも当時からすごく優しいお姉ちゃんって感じでしたよ。」
そう言えば、ヴィヴィちゃんのお陰だっけ・・・あの日は検査兼私の特殊器官の研究って名目は私に告げられてないまま本局に連れられ無限書庫で預かられて間もない頃・・・
「思い出した、確かあの時ヴィヴィちゃんが。」
「そーです、大人モードでちょこっとイタズラしたら、ユーノ司書長に縛られちゃって。」
「あの時のお説教長かったねぇ・・・でも今覚えてる中でならいちばん最初に私が笑った日だと思う。」
「調べものに来たんだよね?、仕事の邪魔するならさっさと帰って。って」
「相変わらず司書長の声真似上手だなぁ・・・」
「でもヴィヴィさんがイタズラですか?なんかイメージできませんのぉ…」
少しリオちゃんが首を傾げた。
「…覚えてる中で初めて?」
「うん、リオちゃんやコロナちゃんには言ってなかったよね、私9才より前の記憶がなくて、ホントの名前もわかんないんだ。」
実際、本当の名前はフィリスでありdaughterだし・・・9才より前の記憶はそもそもそんなの無い、人工培養で産まれてるから細胞年齢換算で15才だけど実年齢絶対違うだろうし・・・って言うかホントは私6才ってこと?・・・頭痛くなってきた・・・いやややこしくなるからこれ以上考えないでおこう・・・。
「・・・じゃあ、ヴィ・・・」
アインハルトさんがコロナちゃんの口を塞ぎ、ヴィヴィちゃんがリオちゃんの口を塞いだ。
「(フーカとミウラ、それからユミナとその他の方も聞いてる可能性があるんです。)」「(だからリオ、コロナ・・・私やノーヴェと同じ産まれ方の話は・・・ダメだよ)あっサキさんなんでも無いですよ〜。」
「はぁ・・・なるほど・・・
(ヴィヴィちゃん・・・実のこと言うとね・・・)」
私はあの船の中で知ったことを念話で伝えた・・・
「(サキさん・・・)」「(うん、だから・・・)」
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「ASDD組もなんかお話が盛り上がってるね〜♪」
「なのは・・・」
「今日はみんないるんだから・・・あと訓練カルテもまとめなきゃだし。」
「There are many participants this time (今年は参加員数も多いですし)」
「そう言えばなのはさん、明日は予定通りやるんですか?」
「一応マリエルに注文したデバイスが届き次第ね・・・そうだ、レイジングハート。」
「All right」
レイジングハートが回線を繋げて連絡を始めました・・・。
「デバイス?」
「ソウシくん用のデバイスだって。」
「・・・そうなの?、やったぁ♪、じゃあ待ってるね・・・明日現地調整したいからきてくれるって・・・ついでにみんなのデバイスのメンテナンスも兼ねて。」
「あの・・・新しいデバイスって?」
咲ちゃんがソファーの方から聞いてきた。
「ソウシくん用の新作・・・一応アークウィンガーの兄弟機になるかな?」
「Machines have nothing to do with blood(機械に血縁関係はありませんよ?)」
「it’s an illustration(例えの話ですよ)」
「アークウィンガーには冗談が通じないのかなぁ?」
「・・・まあつまりはほぼ同じ規格で作られてるから兄弟って感じかな、ブリッツキャリバーとマッハキャリバーみたいに、ね。」
「「that’s right」」
とスバルさんが補足を入れると・・・
「understand,Imean it likes Me and Shiny wingr & Brad wingr ?(だいたい理解しました、私とシャイニーウィンガーやブラッドウィンガーのような感じでしょうか?)」
「えーっとそれは・・・。」
「あの子たちが使ってた杖と剣のことだと思います。」
「とりあえず、消灯時間も近いし今日はみんな解散、自分の部屋に移ろうか?」
「はぁい♪、じゃあおやすみなさい、なのはママ、フェイトママ。」
「うん♪おやすみ。」「おやすみ、ヴィヴィオ。」
「行きますよティオ。」「いくぞ、ウーラ。」
「じゃあ私たちも行こうか。」
「もしかして・・・アイシスとリリィも相部屋?」
「「トーマ・・・イヤなの?」」
みんながとぼとぼと部屋に入っていく、そして。
「じゃあここからは大人の時間だね。」
「良いんですか?」
「まあはやてちゃんいないし・・・。」
ルーちゃんが缶を運んできて相席した。
「じゃあ大人組の晩餐会始めよっか。」
心地よい缶の音を部屋に響かせて雑談タイム・・・ホントに八神家の皆さん抜きだからこそできる催しですが。
「それにしても、エリオとキャロもあと3年でお酒解禁だね。」
「・・・解禁されても、僕は飲みませんからね、フェイトさん。」
「私も遠慮したいです・・・八神部隊長と同じタイプだったら怖いので。」
「・・・あっスバルは2本目止めといてよ・・・。」
「なんでですか!」
「スバル甘え上戸だから・・・。」
「そんなことないってギン姉〜♪。」
「もう回ってるわよ…全くもう・・」
あと私とエリオくんが意地でも飲みたくない理由はもう一つ、フェイトさんのブレーキがいなくなるから・・・今日も多分フェイトさんが誰かに泣き付く前に止めるブレーキ役でいないといけないので・・・
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[・・・さて筋肉痛には悶えつつも今日はおしまい。
双賜くんは今のところいきなり人に懐く事がまた少なくなってきました、でもフーカさんは安全な人だと認識したみたいです、人懐っこいのか、そうでもないのか、でもあんまり私にも甘えてこなくなった気もする・・・(以下略)」
日記を書き終えて表紙を閉じる、正午あたりの胸の痛みはなんだったのかな・・・。
自然の中だからか夜になるとすごく涼しい、ヒートアイランド現象が起きにくいからだろうか・・・さて布団のほうに・・・あれ?双賜くんがいない!・・・よーく観ると異常に涼しいと思ったら窓が開いている・・・
「まさかね・・・」
そのまさかだった、窓から外に出ると双賜くんは外にいた。
「こんなとこに居たんだ、心配したよ。」
「・・・ごめん・・・なさい。」
しょぼんとした顔で頭を下げた。
「でもなんで急に外に出たの?」
「星が・・・綺麗だったから。」
そっか、そういえば今までずっと都会にいたから満天の星空を観るのは初めてな様だった。
「これくらいでてたら星座も探せるね・・・流星群は観れそうにないけど。」
私も隣に腰掛けて空を見つめる・・・まあ紫外線のせいで少し変に見えるから私は夜空って好きじゃ無かったけど、双賜くんと一緒ならなんか綺麗に思える・・・ってなんでだろ、ちょっとドキドキしてきた・・・。
「そういえば、サキ・・・サキは僕の事・・・どう思ってるの?」
「どうって、ちょっと甘えん坊で怖がりで、最近人見知りが多くなってきてるけど・・・でも、笑顔がすごく眩しい私の大好きで大事な弟だよ。」
もちろん「like」の意味でだけど。
「・・・。」
「逆にソウシくんは?」
ちょっと困った顔をされたあと、言葉にしてくれた。
「なんか今日のサキ、冷たかった。」そう言って顔を背けてしまった。
「冷たかったって、あれは違うよ、ヴィヴィちゃんは友達だから。」
「だって、サキ・・・あんまり相手してくれなかったから・・・寂しかったもん。」
「バカだなぁ・・・相手してあげなくても、嫌いになったんじゃないよ。」
「でも、これから役に立てなくなるし・・・」
ちょっと、クスって笑えてきちゃった、とりあえず頭を撫でてて・・・
「ソウシくんが仮に龍になって私を運ぶ事が出来なくなっても、役に立たなくても君は君だよ・・・って言うかそばにいてくれるだけでも十分。」
「じゃあ・・・ギュッてしてくれたら…。」
「うん、おいで。」
私が手を広げると、ぺたんとした私の胸へとすっぽり収まった・・・ってもしかして・・・泣いてる?。
「サキ・・・。」
「なぁに?」
「あのね…サk…。」
ダメだ、途中から全然聞き取れないし、耳元で寝息をたてている・・・大事なタイミングで泣き疲れて寝ちゃったみたい。
この時奇跡なのか運がいいのか、空が眩く光った。数日遅れの流星群だ。
「もうちょっと起きてれば観れたのに…。」
眩く光る夜空を見つめていたら、私も眠く…なって…きちゃ・・・
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「あっ、流星群。」
「ホントだねぇ・・・なんかトクしちゃった♪」
「キャロ、あれ!」
エリオくんが指を挿した先では、2人が抱き合ったまま寝てました…一緒に星座でも探してたんでしょうか?
「あっ、悪い子がいるねぇ。」
「スバル。」
「あはは・・・」
「とりあえず風邪ひかれてもアレだし毛布だけでもかけてあげよう・・・なのは。」
「はーい、じゃあとってきまーすっ。」
酔っているせいなのかなのはさんはウキウキ気分で廊下へ駆けて行く…
「エリオ、キャロ、行っておいで。」
フェイトさんに言われるままに外に出て毛布をかけてあげる。
服装を確認するとサキちゃんはさっきまで着ていたジャージではなく少し背伸びしたような感じでベビードールを着ている、そう言えば寝る時は下着派なんだっけ。足元をみるとスカート状の部分が捲れ上がっていちご柄のぱんつが丸見えになっていたのでそれも直しておいてあげる。そして‥
「あっ髪型・・・」
寝るときに解くって言ってたけど、やっぱり申し訳なくて解かずにいてくれたみたい・・・嬉しいけど、そーっとリボンを外して髪が痛まない様に流してあげた。
「クルルー?」「なんか、昔の僕らを見てるみたいだよね。」
「///そんなこと言われたら・・・ちょこっと恥ずかしいよ・・・」
「でも、ホントに仲良しな姉弟だよね、単なる龍と主人じゃなくて・・・」
「私も、エリオくんに会う前はフリードしか家族って呼べる存在っていなかったから・・・きっとソウシくんは咲ちゃんが寂しい顔してるのを観たくないだけだと思うんだ、フリードがそうだったから。」
「キュルル?」
「ごめん・・・じゃあ僕らもそろそろ寝よっか。」
「そうだね、じゃあいっしょに寝よ?エリオくん♪」
「キャ、キャロ!?」
私はエリオ君の手を取って一気にコテージまで走りだす・・・こうするのすごい久しぶりかも。
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「船の隠し場所はこんな所でいいの?」
「よく言うだろう、灯台下暗し・・・っとね。」
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「ふぁぁぁ・・・」
また情けないあくびを一つ・・・あれ?もしかして流星群の後寝ちゃってた?・・・誰がかけてくれたか分かんないけど毛布とあと、メモ書き?も毛布に張り付けられている。
「・・シャキィ♪・・・」「ソウシくん・・・朝だよ。」
起きる気配ゼロか・・・寝顔可愛いから良いけど、とりあえずメモ書きの内容に目を通し…
[いちゃいちゃは程々にね]
へ?・・・誰か一部始終を見てたって事!?
なんか朝食に行くの気まずいなぁ・・・って続きがある。
[髪型・・・そのままにしてくれてありがとう・・・でもまた何回でもやってあげるから、解いて寝ないと髪の毛痛んじゃうよ]
この字・・・キャロさんの字だ・・・なんか恩人にものすごい痴態を晒した気がする、一体どんな顔をして会えばいいのやら。
「ふぁぁぁ・・・サキ?顔赤いよ。」
「いや・・・なんでもない…なんでもないから。」
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「・・・。」
「・・・、」
「・・・さて、どうしようか?」
一部始終を観ていた私たちはどんな顔で会いに行けば分からなくなりました。
To be continue
次回予告
なのはさん仕込みの私の新しいやり方、そして納品される新しいデバイス
新たなジャケットに身を包んで今、新しいスタートを
次回、龍騎神弓クラシカルサキ
diary16「New Style」
なのはさん直伝、これが私の全力全開!