龍騎神弓クラシカルサキ 〜with魔法戦記リリカルなのはForce an official if〜   作:高町魁兎

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diary 16 New Style

「と言う訳でこれが発注されてたデバイスだよ。」

「・・・、・・・」

シャーリーさんが現地に着き、例ののデバイスを納品しに来た。

双賜君はそれを手渡されると、興味津々にその白い勾玉を見つめている。

「一応昨日までに取ってもらったデータを元に調整してあるから、後は術者の登録だけすれば使えるよ。」

登録・・・アークウィンガーはすでにそこら辺されてたからなぁ・・・ってあれ?

「ソウシくん、どうかした?」

「いや・・・そのトウロクってどうやるの?」

「あーOK、じゃあレクチャーするね。」

 

 

 

 

 

 

「じゃあ始めるよ。」

あれから数分を経て、初回起動工程が始まった。

「・・・えーっと、使用者、深海双賜、術式はミットチルダ・・・えーっとこの後は・・・」

「次はその子の名前、好きに着けていいよ。」

「じゃあ・・・デバイス名称、”クラッシュウィンガー“。」

「そこまで来たら最後は起動パスワードを。」

「・・・。」ここで大きく息を吸って双賜くんが高らかに叫んだ。

「クラッシュウィンガー・・・セットアップ!」

彼の体が光に包まれ、その光が晴れると、少し大きめなブーツになのはさんやスバルさんが着用しているような上着が半袖にアレンジされた物を羽織り、手には無駄な装飾のない手袋、そして頭にはあの時無くしたものと同じデザインのキャップが装備されていた。

「この帽子・・・。」

「咲ちゃんのリクエストで付けるけてみたんだけど、気に入ってくれたかな?。」

「サキが?」

「それ・・・すごく気に入ってたから。」

「・・・。」

「嫌だった?」

「そんな事ない・・・サキがくれたんだもん、大事にする。」

「そっか。」

笑顔で大事そうに帽子を抱きしめている、やっぱりお気に入りなんだね。

「後、アークウィンガーも一回貸してもらっていい?」

「Me?」

「いいですけど・・・」

「master!?」

「カッコいいね〜♪」

「でも帽子って飛んでってりしない?」

「はいはい、とりあえず初めてだしいきなり模擬戦するのもアレだから、肩慣らししよっか♪」

「押忍♪」

双賜くんは帽子の鍔を後ろにして被ると、大きな声で返事した。前髪がはみ出してるせいで若干カッコついてないけど。

「じゃあ、フーカ、行ってこい。」

「会長!?」「昨日勝っている相手ですよ?勝手は分かってるはずです。」

「・・・しょうがない、引き受けるしかないかのお・・・。」

「フーカさんフーカさん、大丈夫です、アインハルトさんの教えがあるじゃないですか♪」

「お・・・押忍。」

「よーし、じゃリングに入った入った♪。」

「is this martial arts ...(これが総合格闘技の・・・)」「大丈夫かなぁ・・・?」

二人がリングに上がりお互いに見つめあった。

「じゃあ二人ともルールは1本先取制、勝利条件はリングアウト、もしくは片方のダウンによる3カウントのどちらか、いいな!」

「「押忍!」容赦しません・・・武装!」

フーカさんもバリアジャケットを纏い戦闘態勢だ。

「レディー・・・ファイト!」

ゴングが鳴り、まずは双賜くんが仕掛ける、それをフーカさんが掴んで投げる、そこから体制を立て直した後地面を強く踏み、足に火を纏わせた。

「ソウシくんの足から・・・火!?」

「そりゃ、咲ちゃんが出せるんだもん弟のソウシくんが出せてもおかしい事じゃないんじゃない?」

「実際スバルとギンガがいい例だね。」

なのはさんとフェイトさんから冷静なツッコミが入れられた。

そして双賜くんは青い火を足に纏わせたまま上段蹴りを交互に繰り出した。

「(リオさんの火より・・・熱い・・・)」

「すごい・・・。」

「もう一つの姿が竜なだけあって脚力腕力は人並み以上、でも翼竜だからパンチはあんまり感覚としてしみついて染み付いて無いから、足技を昨日一日で仕込んでもらった。でもスバルとノーヴェ、それからギンガの指導だとしても、1日でここまで出来るようになるのは予想以上だね。」

そうこうしてる間にラッシュを耐え抜き、フーカさんが反撃、でもそれを異常な脚力がもたらす跳躍により、綺麗なバク宙で交わされ、そのまま急降下かかと落としの体制に入った。

盾竜・滅火脚!(じゅんりゅうめっかきゃく)

「見切った!」

フーカさんは落ちてくる位置を見定め足を掴んで・・・

「覇王・・・断、空!拳!」

覇王流の決め手、断空拳でノックアウトさせた。

「勝者、フーカ!」「押忍!ありがとうございました。」

少し涙目ではあったけど、綺麗な型で挨拶をして試合終了・・・

「フーカさん、手・・・」

「これくらい平気じゃ。」「無理すんな、さっさと冷やしてこい、結構な火傷だぞ。」

やっぱり、完全燃焼状態の青い火だから普通より熱いっぽい・・・いや、そんなことより。

「ソウシくん?」

「サキ・・・負けちゃった。」

「でもよく頑張ったよ。」

そっと頭を撫でながら宥めて、それから帽子を被せてあげた。

「じゃあ、ダブルヘッダーになっちゃうけど、模擬戦行こうか♪」

そう言ってなのはさんはチーム分けを発表した・・・

分かれ方はこうだ、レッドチームはキャロさん、ギンガさん、ティアナさん、それからとエリオさんと双賜くん。

そしてブルーチームはトーマさん、リリィさんにアイシスさん、スバルさん、そして私。

恐らくポジションの被りがないよう編成されてるっぽいけど・・・流石にこれは・・・戦力差と言うより経験の差が大きいような気がする。

 

それから数分後、各チーム並んで挨拶と・・・

「それじゃ、いくよ・・・「「「「「「セーット・・・」」」」」」「いくよ、リリィ「エンゲージ・スタンバイ ディバイダーゼロ・・・」「パフィ、アーマージャケット・オン!」「エクリプスゼロ、スタートアップ。」「「「「「「「アーップ!」」」」」」」

各々がデバイスを起動そして着装・・・これって。

「このマント、キャロさんと同じ・・・もしかしてこれが?」

「それだけじゃないよ〜もう一つ、そのゴーグル、かけてみて。」

言われた通りに首から下がったゴーグル越しに外を見てみると・・・景色が違って見えた。

「すごい、周りの景色が写真みたいに・・・窓のない部屋でLED証明焚いてるのと同じくらい見やすいです!」

「その表現されても一切わかんないけど、一応サキちゃんの特殊な色覚を正常な3色型色覚の人と同じ様に見えるレベルでUVカットと、フィルターを変えれば暗視だったり赤外線とか他の不可視光線の可視化も出来る優れものだよ。」

暗視だけは無くてもそこそこ見えるけれど…すごく便利な追加装備だった、重宝しそう。

それから各々戦闘態勢に入って各陣地のスタート地点へ・・・因みになのはさんとフェイトさんは2戦目から参加、この戦いを制したチームが好きな方を指名できるルールになっている。

「じゃあ1戦目、レディ・・・「ゴー♪」」

「「ウィングロード!」」

試合が始まるとまずはウィングロードが展開されスバルさんとギンガさんに続き飛行出来ない陸戦組が後を続いていく、とりあえず移動を始めてすぐに視線の向かって右ではスバルさんとギンガさん、左ではエリオさんとトーマさんの組で交戦が始まっている、因みに今回のルールはシンプルに殲滅戦、つまりどちらかの全滅もしくは時間切れ時の撃墜数で競われる為序盤1対1が基本になるけど、打ち合わせどうりなら今回私は援護射撃専門になる。

ポイントの近くまで移動してウィングロードからアンカーショットで廃ビルの中へ・・・サイアク、早速避けたかった事態が発生した。

「こちらスターズ4、目標とエンゲージ。」『ライオット4了解、そのまま交戦してください。』「了解。」

ティアナさんと鉢合わせた・・・、しかも二人、だけどハッキリしているのはどっちも幻影である事。

ただ挟み撃ちになっているため、本体を探す間もない。

「あれ?・・・ティアナ全弾避けられてる?」

「咲ちゃんは視力だけじゃなくて空間把握能力も人より高かったから、確実に見切って少ない動作で避けるってスタイルで育ててみたんだけど、やっぱりこのスタイルが一番合ってたみたいだね。」

ひたすら逃げ回りながら張り巡らせたワイヤーで幻影を2個無力化して・・・と、反対側にもティアナさん発見、あれが本体かな?

「カードリッジロード。」「light」

矢を作り出して・・・狙いはバッチリ、そして手を離すと・・・消えた、あれも幻影!?

「残念だったわね!」

本体は上から攻めて来た、体を転がしてかわし、矢の先をティアナさんに向ける、ティアナさんも私に銃口を向けた。

お互いにタイミングを図り、静止する・・・そして手を離そうとした時、外で爆発が起こった。

「もしかして、アイシスさん・・・ソウシくんと・・・」

「よそ見してると・・・」

あぶないっ、一発被弾、集中しなきゃ・・・ってそれは聞いてない!?

「・・・ランブリングスパロー!」

ちょっとアイシスさん!見方いま〜す!フレンドリーファイア仕掛けてまー・・・って双賜くんこっち来ないでぇぇぇぇぇぇぇぇ(泣)!

「さけるより全部おとせって、昨日習った!。」

彼は兎に角学がない、爆薬に燃える脚で攻撃したら・・・

「キャロ、転送頼める?」

『時間的に・・・ギリギリですけどなんとか!』

廃ビルが跡形も無く消しとんだ。

「うわ〜、火力ヤバ・・・」

「間一髪でしたね、アイシスさん。」

爆薬は燃やすと名の通り爆発する、それもわからないほどに学が無いのは・・・多分私の責任、だよね。

「どうした?トーマ。」

「ストライクカノンじゃなくてしっかりとストラーダを使ってるエリオくんと本気でやるのは、初めてだなぁって。」

そうやってエリオ君とトーマの一騎打ちの最中、遠くでここまでと比べ物にならないほどの爆破が起きている…どうやらティアナさんと咲ちゃんが交戦していたビルが倒壊したみたいです。

まあ、ティアナさんの回収は間に合いましたが。

『二人とも・・・無事?』

「うん、リリィ二人揃って無事だよ。」「リリィさん、戦況は?」

『こっちはトーマがエリオさんと交戦してて、ティアナさんはキャロさんの所からもうすぐまた向かってる。』

「了解、サキちゃんはトーマをお願い。」

「はい!」

 

 

「トーマ、前にも言ったけど・・・」

「戦いの基本はまず見ること!、忘れてない、ちゃんと覚えてる!」

「援護射撃って言っても・・・男同士の戦いに水を差すなとか、言いそうなタイプじゃ無いけど、なんか後ろめたいものが・・・」

「master?」

「そうだね。」

矢をつがえてしっかり狙う・・・ここかな。

「ごめんなさい、エリオさッ!・・・奇襲?。」

後ろから何かが飛んできた、相手の姿はすぐ近くには無いし・・・かなりのロングレンジシュート、この芸ができる人は覚えてる中で・・・。

「しまった!」「トーマさん!」

よそ見してるんじゃ無かった。

『(サキちゃん・・・一応私たちはまだ大丈夫だから)』

「(って言ってもそのバリアジャケットの損傷度合いじゃ、あと一撃被弾したら脱落ですよ?・・・)」

「黒の香No.3、ハミングバード、とミスティック・フライト!」

「アイシスさん!?さっきまで戻って来たティアナさんと・・・」

「とりあえず一時撤退するよ?」

「でも!」

「策がないなら戻るしか・・・」

「策ならあります、乗ってくれませんか?」

『(サキちゃんの提案?チームメイトだし、私も協力するよ)』

「(ありがとうございます、ではスバルさんはギンガさんの足止めを、アイシスさん・・・・)」

「・・・もしもし?もしかして。」

『そのまさかや、約束通り・・・』

「了解、ささっと終わらせてくるね、行こうフェイトちゃん。」

「戦況的にスバルさんとギンガさんは時間の問題として・・・そろそろかな。」

ここからの作戦としては既に1名脱落済みですが、ここから1対1では無く3対2にする方針で・・・あれ?

霧が晴れるとサキちゃんの姿は無く、トーマとアイシスだけになった所でティアナさんとエリオ君が合流、すると、二人がナカジマ家二人の方角へ進行・・・全員を一か所に固めた乱戦狙い?。

「「追ってこないんですか?」」

「わかりやすい挑発ね。」

「でも、乗ってあげても良いんじゃないですか?」

「それもそうね、後輩に目にもの見せないと。」

全員が一箇所に集まって3対3の状態へ・・・ですがトーマが初めに墜ちて、アイシスも半分程までダメージが蓄積・・・あっちの作戦の意図が読めない・・・

「・・・よし、バインド!サード!」

赤い魔力光で3人にバインドがかかり、動きが封じられる。

「トーマさん、リリィさん、アイシスさんごめんなさい囮になってもらっちゃって・・・でも目標の拘束と準備整いました!」

交戦範囲から200mほど離れたところでサキちゃんが待っている・・・

「少し私なりにアレンジしたけど、これがなのはさん直伝の!」

そう言うと周りに小さな光が放出されていく・・・これじゃなのはさんのものとは逆な気がする・・・そんなこと言ってる場合じゃないや

「全力全開!スターライトブレイカー、カラミティアローレイン!」

乱戦エリア真上にその光の球を飛ばし、その上で静止すると一本の巨大な矢とそれを囲むように大量の細かい矢が降り注いで、まさにブレイカーとともに矢の雨が降っているかのような状態になり、ティアナさんとエリオさんがBJ損傷率大で脱落しました。

「来たか、なのは、テスタロッサ。」

「ヴィータちゃん、どっちを引き受ければいい?」

「魔導士の方を頼んだ、シグナムとこっちのデッカイのを抑えるまで逃すんじゃねぇぞ。」

「りょーかい。」「テスタロッサもいいな。」

「はい、シグナム。」

私とフェイトちゃんであの子たちの相手に…3回くらいコンタクトしてるけど、手合わせは初めて…。

「2人共、なんでこのロストロギアを回収してるか教えてくれないかなぁ?」

「我々の主が責任を果たすために必要だと言っています…」

「その責任って?」「言えません、聞きたければ力ずくでどうぞ。」

お話だけで済ませたかったけど、この子もこの子で聞き分けのない子だ、ちょこっとだけ…

「じゃあ、そうさせてもらうよ。」

私が銃口を向けるとそれ高速で移動…でも、フェイトちゃんよりはずっと遅い。

「はぁぁぁぁ!」「追撃…ディバイーン…バスター!」

「この距離を?」

フェイトちゃんと2人で2人を挟み、そしてバインドをかけて…

「報告、午後1:40…魔導士2名の身柄を確保」

「very tired・・・」「私も・・・これでカードリッジの弾数制限使い切っちゃたし・・・」

「I am sorry for the poor fuel economy(燃費が悪くて申し訳ありません)」

「ホントだよ・・・」

と一息ついた所で・・・あっこれマズイかも。

「サキちゃん♪、私を忘れるのはひどいなぁ。」

ニコニコしながらキャロさんが歩いて来た・・・

「キャロさん?」

「龍騎招来、天地轟鳴♪」

「ちょっ、とそれは無しですって・・・」

「ヴォルテーーーーール!」「そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

容赦ないにもほどがありますよ…

 

結局1戦目は決め手ヴォルテールによる全滅でレッドチームの勝利で終わり、ご指名タイム…となるはずが…

どうやら模擬戦中に事件発生、ルーテシアさんの手を借りてなのはさんフェイトさん、そして本部からヴィータさんとシグナムさんが出動し鎮圧…そして合宿の打ち切りで私たちはこれから帰ることになりました。

 

To be continue

 




次回予告
取り調べで様々発覚する事実と、訓練仕事に姉弟関係、私の体といろいろで…そんな中、私たち姉弟にささやかなお誘いが♪

次回、龍騎神弓クラシカルサキ
diary 17「ご飯食べにおいで」

なんだかちょこっとモヤモヤする…
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