龍騎神弓クラシカルサキ 〜with魔法戦記リリカルなのはForce an official if〜 作:高町魁兎
私は今、ミットで出会った子と一緒にかねてより行きたかった、景色のいい場所巡りを続けています、電波塔の展望台、水平線が見えないほど人が溢れた海と、人の少ない場所での綺麗な地平線、この手紙を出している今日は、山の方にある、ある展望台と、その道のりにあるアスレチックに向かっていると思います。
また、話は戻りますが、その子が少々甘えん坊なのか、私は今、弟を連れ歩いているかの様な気分です。
(省略)
と言う様な感じでこちらは元気にやっています。
そちらに帰ったら、土産話を沢山したいです。
サキより
「さて、こうして日記を読み返すのも面白いかな・・・」
あれから1週間程が経った新暦0082年8月12日、こうして日記を読み返していくとこの短期間の間に随分いろんな所を回ったなぁ・・・
さて、今日も今日とでお寝坊さんの彼を起こさないとね。
「ほらほら、早くしないと置いてくぞ〜」
「まだ・・・大丈・・・」
布団から出ようとすると、抱きつかれたまま一向に離してくれる気配はない、可愛い奴め、この甘えん坊。
「よいしょ。」
寝返りを打つような形でベットから体を落としてやる。
「痛っ・・・あっ・・・おはよう、サキ。」
「うん、おはよう、ソウシくん。」
まだ1ヶ月も経ってないけど、宿でのこのやり取りにも慣れてきた、もし私に弟が居たら、毎日こんな事してるんだろうか・・・そんなことを考えると、思わずニヤけてしまう。
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「あれから進展無しやなぁ。」
「でも平和なのはいい事ですよ、八神部隊長。」
「せやなぁ、確かに前回の件で一個サンプルを入手出来たんは大きいけどな、あのまま狙っとる魔道士の正体も、現場にいたサキちゃんって言うこの現在位置も分からへんし、あの竜との関係もはっきりできてへんからなぁ。」
「トーマ!リリィ!」
「おっ今日もやっとるやっとる。」
あれから一週間、トーマ達は相変わらず訓練漬け、そして前回の出動で採取したロストロギアの解析も終わらず、今に至るような形で、平和なのは良いことですが・・・。
「あっ今週6回目の撃墜。」
「アイシス、一緒に奇襲行ける?」
「ハイ!」
一応現在は一部面々を除いた状態での、名物6課流模擬戦の途中・・・
「時間切れまであと1分・・・ヴィータ副隊長から一点取るチャンスは一回、ちゃんと合わせなさい!」
「バレバレだ!」
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「ハーイ、午前中のスコアはフォアードチームがトップだね。」
「最後の奇襲は詰めは甘かったが、良い発想だったぞ。」
「でも、トーマ達ももうすぐ完成かな?そのフォーメーション。」
「スゥちゃんも容赦ないなぁ・・・(新しいフォーメーションなんてアイシスが言い出したでっちあげなのに…)」
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「ハァ・・・ハァ・・・。」
「大丈夫?サキ。」
展望台への道のりであるフィールドアスレチックが以外にも疲れた・・・でもこれで到着、登り切った先には森林と都市を同時に一望出来る、良い景色・・・双賜くんもご満悦のようでニコニコとした良い笑顔だ。
「キレイだね・・・。」
「うん、スッゴい疲れたけど、全部吹っ飛ぶや。」
「I still can't understand(やはり私には理解できません)」
「そうかなぁ・・・」
やっぱりAIが「綺麗」とかそういった感情は理解出来ないのかなぁ・・
「面白いこと言うインテリジェントデバイスですね。」
「えーと、なんと返せば…ソウシくん?」
「やだ…なんか怖い…」
その人はかなりイケメンでは、無いけど怖がる要素は見受けられない、でも、双賜くんは怖がって背中に隠れた。
「おっと、お連れさんを怖がらせちゃいましたね…では。」
そう言うと彼はスタスタとその場を離れた。」
「もう、珍しいね、人見知りなんて。」
ここ一週間二人で旅してる中で、双賜くんは、教会シスターの皆さんや、様々な施設の方に対して初対面で怖がる事は一度も無かった…でも今回、初めて人見知りをした…なんでだろう。
「まあまあ、怖かったのは分かったからさ、一回抱きつくのやめてくれない?」
「でも・・・「!?」
この時、体に信号電気が走るような感覚に襲われた。
「もしかして、サキも?」
「うん、この感じ、あの公園で感じたのと同じ・・・」
やっぱり、同じ魔力反応・・・と言う事は・・・やっぱり居た。
「脈も呼吸もあるけど、一切魔力を感じない・・・多分この人だ。」
「サキ!」「master」
「へ?…なに・・・あれ・・・」
双賜くんが示した方向に向かい展望台を見下ろす、そこには明らかに大きい・・・いや大きすぎる狼の様な生物が居た。
「あの人のリンカーコアで・・・あれが。」
「please deal before the victim appsars(被害者が出る前に対処してください)」
「え!?、もしかしてあの・・・」
「サキ。」
「・・・」
「Are you hesitating(迷ってるんですか?)」
「違う・・・ホントに私がやらないと・・・いけないの?」
「then, on the contrary, Can you kill a Paterson in front of you?(では、逆に問います。あなたは目の前で人を見殺しに出来ますか?)」
「それは・・・」
『誰か・・・私を・・・』また脳裏に浮かんだのは、私の中の最も古い記憶・・・あの時は、何も出来ずにただ呆然とみることしかできなかった・・・
「For you now, with the power of me and(今のあなたには私と言う力と)」
「僕がいる。」
そうだ・・・呆然と観るだけで殺されゆく人を、今は・・・アークウィンガーと、双賜くんがいるから・・・救う側に、なれるんだ!
「法律違反だけど、私が行かなきゃ・・・だよね。」
展望台の下を見下ろして深呼吸、そうすると、双賜くんが左手を差し出した。
「サキ、もしかして、飛び降りるの怖い?」
バレバレだったみたい、流石にこの高さからは降りた事ないから。
「うん・・・。」
私も、手を握り返した。
「安心して、僕が居る…僕が守るから…身を委ねて。」
「分かった・・・じゃあいくよ、1、2「3!」」
体を宙に投げて、詠唱を始める。
「我乞うは天翔る翼・・・この手繋ぎし者よ、この銘の元にその姿解き放て・・・来よ、飛竜ガーディアレウス、盾竜転生!」
よし、一語一句間違う事なく成功し、双賜くんの姿が、黒い飛龍とへと変わり、繋いでいた手も翼に変わっている。
「Next is・・・」「分かってるよ、アークウィンガー、セットアップ!」
私もバリアジャケットを纏いフードを被る、そして背中に着地し、そのまま鞍に足を掛け、手綱を片手で掴み上空より接近する、管理局はまだ来ていない。
「今回もまた、あの額に着いてるクリスタルを・・・」
「that's right .」
そう言うと、カードリッジを一本打ち出して、矢に変換した。
「よーし。」
狙いを定めて・・・ここ!
「are you ready?」
「シーリングシュート・・・ファイア!」
手を離すと、吸い付けられる様に矢が飛んで行き、その生物を封印し、小さな宝石に変えた。
「やったね♪ソウシくん。」
竜形態であるため言葉は発さないけど、言葉の代わりに咆哮をあげた。
「master!」
「アークウィンガー?・・・キャッ!」
油断してた、何かが衝突・・・いや、完全に攻撃を喰らって地面に向かって堕ち、そして双賜くんが下敷きになり竜から人に戻った・・・
「サキ・・・無事で良かった…」
「ソウシくん!・・・」
「フェンリルのクリスタル・・・回収。」
「この顔・・・さっきの。」
「君とはいつか戦わなきゃいけないかもね・・・そこの二人は抹消命令が出てるけど“君は回収対象だから"・・・でも今回は見逃してあげるよ・・・“君はまだ自分が何なのか分かってないから”」
「それ・・・どう言う事?」
「分かるまで考えてて・・・その間は生かしておいてあげるから・・・“僕の手じゃ君を殺せないけど”。」
意味深なことばっか吐いてそいつは飛び去った・・・、とりあえず・・・
To be continue
次回予告
地に落ちた私たち二人・・・あの制服・・・確か・・・
次回 龍騎神弓クラシカルサキ
diary9「ダブルヘッダー」
出来る事なら避けたかったなぁ…心配かける事になっちゃうから