【RTA】マギアレコードRTA チームみかづき荘ルート   作:ironplate

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段々と収拾がつかなくなってきてるので初投稿です。

・追記
誤字報告ありがとうございます。
一部何故か文章が消えてたので追加しました。


Part.12 ミザリーウォーターのガバ 準備編

戦いに疲れた私達は、とりあえずみかづき荘に帰ることにした。

鶴乃は父親が心配するからと言って、途中で別れたけど、なのかはついてきた。

 

 

「環さんは寝かせておいたわ。」

 

「...なぁやちよ、アレは何だ?」

 

 

なのかの言うアレとは、環さんから出てきたあの魔女のような何かのことだろう。

 

 

「分からないわ。」

 

「魔女に似ている、けど違う。魔法少女の体を取り込み暴走するなんて異質すぎる。」

 

 

いつになく真剣な表情。

それほどまでにあの存在はなのかにとっても問題視すべきものなのだろう。

もちろん私もそう思う。

 

 

「あたしは魔女化と関連性があると思うんだよ...様相は似ていたからな。」

 

「えぇ、私も魔女化だと勘違いする程だったわ。」

 

「...取り敢えず、いろはには厳重注意だ。」

 

「待って、環さんを疑うの?」

 

「当然だろ、これがいろはだけの特例という可能性がある以上、いろは自身に何かしらあるのを疑わざるを得ない。」

 

「それはそうだけど...。」

 

「...すまん。だけど裏を返せばこの現象が全員にも起こり得るという事でもある。」

 

「それは危険だと思うわ。あんなおぞましいもの...使うわけにはいかない。」

 

 

そう言うと、なのかは少し俯いた。

そして小さくこう呟いた。

 

 

「その通りだ...あんなもの認めるわけにはいかない...。」

 

「...あなた...怒ってるの...?」

 

 

その声はとても冷たい怒りに満ちていたが、同時に恐れているようでもあった。

顔の前で組んだ手が震えている。

こんなにも感情を顕にしたなのかを見るのは本当に久しぶりのことだった。

 

 

「...大丈夫だ。」

 

 

こういう答え方をする時は大丈夫じゃないのは昔からいつもの事だった。

今もまだ、その手が震えている。

 

 

「とりあえず、今は様子を見ましょう?」

 

「...そうだな、焦り過ぎは良くない。頭を冷やすよ...。」

 

 

そのまま、暫くの間沈黙か続いた。

メルの魔女化の一件以来、いやもっと前、かなえの死の時からずっと折り合いが悪いのだから仕方がない。

なのかは気にしていないと言ってくれているが、そういう訳にもいかない。

だって、かなえと一番仲が良かったのは他でもないなのか自身なんだから。

いつも二人きりで部屋にこもり、何をしているのかと聞いてみると「かなえの曲を聞いていた」なんて言う。

二人ともすごく楽しそうだった。

でも、かなえは死んでしまった。

ソウルジェムが砕け、魂が無くなったことで体は抜け殻となってしまった。

それからなのかは部屋に引き篭もり、やがてみかづき荘を出ていった。

それを告げられた時のなのかの言葉と表情は、今でも昨日のように思い出せる。

 

 

『出て行く。...あたしは過去の過ちを再び繰り返したから。』

 

 

それはとてもでは無いが、正気とは言えない表情だった。

それからみふゆから聞いていた話で、立ち直ってきているとは聞いていた。

そして何の偶然か再会し、今度はみふゆが消えてしまった。

いやもしかしたら必然だったのかもしれない。

私の弱さが、私の願いがこの状況を作り上げてしまったんだ。

そして、この沈黙を破ったのは扉の開く音だった。

 

 

「...あ。」

 

「環さん...大丈夫なの?」

 

「えぇ、ちょっと疲れはありますけど...もう大丈夫です。あの...お取り込み中みたいなので私帰らせてもらいます。」

 

「待ちなさい、こんな夜遅くに出歩くのは危険だわ。...今日は泊まってきなさい。」

 

 

環さんは少し悩んだが、すぐに了承した。

 

 

 

────────────────────

 

 

 

みかづき荘からおはようするRTAはっじまーるよー。

 

 

と言う訳でおはようございます。

前回は口寄せ神社のウワサをぬっ殺してみかづき荘で泊まっていきました。

朝ごはんは私が作る...お前たちは下がっていろ!

 

 

失敗しました。(予定調和)

 

 

もうどうでもいいわ♂(諦め)

こうも全体でガバが多いとこのくらい本当に誤差ですからね!

 

 

「...相変わらずね。」

 

 

...やちよさん?

何ですかその懐かしむような目は。

経歴ガバなのォ〜?またァ〜?

 

 

「なんというか、特徴的な感じですね...。」

 

 

うんいろはちゃん、下手って言ってくれていいんだよ?自覚してるから(諸行無常)

フォローされる方がキツイやつだからそれ。

 

 

「昔からこう、どうやっても直そうとしないのよ。」

 

「直そうとしない?上手くならないとかではないんですか?」

 

「これがなのかの好みなのよ。」

 

 

...は?

つまりこうですか、今まで失敗だと思っていた料理群はなのかちゃんにとっては全て成功だったと?

気づかねぇよそんなもん(全ギレ)

なんで失敗演出出てたんですかねぇ...?

 

 

「えぇ...?」

 

 

ホラ見ろいろはちゃんもドン引きやんけ!

...まぁ別に食べれない訳じゃないからセーフでしょう。

さて、飯食ったらさっさと帰ります。

クールに去りましょう。

 

 

 

 

帰ってきましたがまだまだやる事は山積みです。

あ、ももこちゃんの体の管理は忘れないように、放置してると大変な事になります(2敗)

ももこちゃんには既に潜入捜査に行ってもらっているはずですが、進捗はどうでしょうか。

電話してみましょう。

 

 

『もしもし...。』

 

 

オッスオッス、進捗どう?

なんか情報入ったかい?

 

 

『連中は危険だ...頭がおかしい...こんな所にいつまでも居たくない...。』

 

 

おーい質問に答えなYO!

 

 

『ウワサとかいうヘンテコなものを量産して守ってるんだ...魔女も飼ってるらしい...気味が悪い...!』

 

 

へぇー有能じゃん。

一日そこらでそこまで情報を持ってこれるのは素直に凄いですね。

だがまだです、まだ必要な情報が足りません。

とりあえず今わかってるウワサについて根こそぎ教えてもらいましょう。

 

 

『...ウワサとやらの詳しいことについては分からなかった。』

 

 

肝心なとこ抜けてるやんけ!

まぁいいでしょう。

元々分からない状態を想定してチャート組んでますし。

じゃ、引き続きよろしくね?

 

 

『待ってくれ!もう十分だろ!頼む助けt』

 

 

うるさいんで切りました。

助けて助けてコールは現状無視でもいいです。

もうちょっとマギウスの活動が過熱化してくると危険ですが、今のこの消極的な状況では命に関わる危険はないので。

ももこちゃんの精神状態?

 

 

知らんな(ド外道)

 

 

それではメインストーリー第四章のウワサ、『ミザリーウォーターのウワサ』に向けて頑張ってまいりましょう。

さてここで役に立つのがいつもの組長です。

今回は戦闘にも参加してもらいます。

何故かというと今回のウワサにはみふゆさんと黒羽根白羽根sがあらわれるからなんですねぇ...。

見つかったらリセ案件レベルです。

と言っても彼女たちに見つかること自体は特に問題ではないです。

ウワサがみふゆさん達のものである事はなのかちゃんは知らない()ので言い訳が効きます。

問題は『やちよさんにみふゆさんの居所を黙っていた事がバレること』です。

これによって起こるガバはやちよさん個人ではなく、いろはちゃん並びにチームみかづき荘全体の信用問題に関わります。

ここまで言えばリセ案件とお分かり頂けたでしょう。

真っ当なルート歩んでりゃ七章で取り返せるんですけどね...外道なのを後悔しても遅いです。

しかし、誰かが大きく目立ってくれれば黒羽根くらいならば印象操作でなのかちゃんの存在を誤魔化せます。

なので迅速かつ隠密行動が必須事項となるんですね。

そこで組長の出番です。

目立てるほどの実力があり、なのかちゃんの指示にちゃんと従ってくれる人、それは現状組長しかいません。

さらに事前の調査まで手伝ってくれるんですからこれ程都合の良い手駒は居ませんよえぇ。

さてそんな都合の良すぎる女常磐ななか氏を電話で呼び出しましょう。

あ、もしもし組長?また頼みごとなんだけどさぁ...。

 

 

『何でしょうか。』

 

 

神浜の噂を調べて欲しいんですけどね?

結構有名なやつで良いですから。

 

 

『少々お待ち頂けますか?今ちょっと...何をするんでsブツッ...』

 

 

あれ、電話が切れました。

えーと、今のはおそらく組長の事を怪しんだななか組の犯行です。

組長に異変が生じた場合、ななか組の皆さんはほぼ確実に探りに来ますが、稀に実力行使で取り調べを行うことがあります。

もちろん組長が簡単に口を割るわけ無いですし、割と必死な状態じゃないと起きないはずなんですけどね...。

(そこまで追い込んだ記憶は)ないです。

...ん?ちょっとまって?

ななか組のメンバーは三人、それぞれの過去未来含めた交友関係においてイレギュラーが発生してる人物が居たような気が...。

 

 

 

 

※Part.10より

じゃあな!情報ありがとナス!

では電話にでましょう

 

『なのかさん、報告です。』

 

組長ですね。

何か見つかったかい?

 

『「鹿目まどか」という見滝原の中学生が最近神浜を頻繁に訪れているみたいです。』

 

 

 

 

ヒェッ(戦慄)

居た!居たよォ!イレギュラー居たよォ!

しかもかこちゃんと未来に面識がある予定の人...どうしてこうなるんでしょうかねぇ...。

ハイ、十中八九まどかちゃんが組長の調査に関わっています。

その影響で実力行使まですっ飛ばしてると見ました。

よく気づけたな...(自惚れ)

どうしましょうかね...これでもしなのかちゃんの仕業だと特定されてしまった場合リセです。

他三人はギリギリ手篭めに出来てもまどかちゃん手篭めに出来るわけ無いだろ!いい加減にしろ!

さらにほむほむという最大のリセ量産機がやってくるのであーもう滅茶苦茶だよ!

お、電話...ななかさん!?

もしもし!?大丈夫か!?

 

 

『えぇ、私のチームのメンバーが粗相を起こしただけです。突然切ってしまい申し訳ありませんでした。』

 

 

肝心なのはなのかちゃんと通話していると気づかれたかどうかです。

オイどうなんだ!?頼むから気づかれてませんように...。

 

 

『すぐに切ったので見られることはありませんでした。』

 

 

...ハァーッ(クソデカため息)

良かった...首の皮一枚で繋がりました。

ここまで短縮できてるのにこんな所でリセとかやってられませんよ。

チームの人は警戒するべきですよ、と伝えておきましょう。

あとは...そうですね、あれを聞いてみます。

裏切る形になってすまないと謝ります(支離滅裂)

 

 

『いいんです。どうせ利害で繋がった関係ですから。』

 

 

うーんいい返事。

ここでこの回答を躊躇するようなら信用なりません。

もっと調教が必要なところでした。

んで頼み事は受けてくれるね?

 

 

『承りました。』

 

 

ハイ、ヨロシクゥ!

さて次です。

今度はみふゆさんに連絡します。

あ、もしもし?

 

 

『どうしたんですか?』

 

 

いやー昨日すげーもん見ちゃってさぁ!

魔女っぽいけど魔女じゃねーのこれが!

穢れもスッキリなくなってたしな!

 

 

『なっちゃんも見たんですね、ドッペルを。』

 

 

ここでドッペルの情報が事前に入手できます。

みふゆさんにドッペルの説明を一通り聞くことで好感度もプラスされます。

 

 

『...そういう訳なんです。』

 

 

説明終わりましたね。

内容はドッペルが何なのかと、生み出したのはマギウスの三人であることです。

正直質問すればもっと多くの事を知れますが、知ることはリセのリスクを背負うことなのでこれ以上聞きません。

ではこれから会えるか聞いてみましょう。

 

 

『今からですか?大丈夫ですよ。』

 

 

ヨシ!(現場猫)

じゃあ調整屋で待ち合わせで!

 

 

『分かりました。...一つ聞きたいんですがなっちゃんは本当にマギウスの翼に入るつもりは無いんですね?』

 

 

ないです(無慈悲)

頼れるのは己のみなので。

 

 

『そうですか...では後で。』

 

 

はーい後でね。

よしよし、順調です。

そして次はマミさんに電話をかけます。

最近電話してばっかですね...いつからなのかちゃんは営業マンになったんでしょうか?

ヘイもしもしマミさん?昨日はすまんね!

 

 

『木星さん...いえ、いきなり敵対したのはこちらですから...。』

 

 

そのいろはちゃんの件の事なんだけど...ちょっと今から会えませんか?

 

 

『ええ、今丁度神浜に来ているんです。』

 

 

お、素晴らしいですね。

まぁこの時期のマミさんは毎日のように神浜に来るので当然っちゃ当然ですが。

じゃ駅で待ち合わせで!

 

 

 

 

さて、マミさんと合流しました。

今回は調整屋に連れていきます。

 

 

「ここが調整屋...?」

 

 

神浜限定の強化スポットですよ〜。

中立地帯なので安心安全!

 

 

「なるほど...。」

 

「あらいらっしゃ〜い。」

 

 

マミさん気をつけな!そいつの出す食べ物は全面的に信用ならないぜ!

 

 

「え...ウッ!」

 

 

あ、流れるように出されたお茶を飲んでしまっていました。

何入れたオイ、今度は何入れたァ!?

 

 

「ドリアンよ?」

 

 

まだマシで草(草生やすな)

さてここからが本番です。

これからマミさんには呼んでおいたみふゆさんに魔女化やらドッペルやらをきちんと説明してもらいます。

なのかちゃんでは駄目です。

変な感情が出かねません。

みふゆさんを呼んだのはオリチャーです。

マミさんってそういうとこ変に鋭いんで。

 

 

「なっちゃん?いますか?」

 

 

お、みふゆさんが来ました。

こっちこっち!

 

 

「あら?そちらの方は...。」

 

「木星さんのお知り合いですか?」

 

 

そうそう、みふゆさんこちら巴マミさん。

ちょっと魔法少女の真実の講義と勧誘活動お願いしていいですか?

もちろん朝話したことも込み込みで。

 

 

「あぁ、それで呼び出したんですね。分かりました。巴マミさん、ワタシは梓みふゆといいます。」

 

「巴マミです。よろしくお願いします梓さん。」

 

「ではここでは何ですので場所を変えましょうか。なっちゃんも来てください。」

 

 

えー?面倒くさいなぁ...。

どうせ記憶ミュージアムでしょう?

まぁいいです。

なのかちゃんの精神値で洗脳されることはありませんし大丈夫でしょう。

記憶ミュージアムの場所も知れて結局はうま味ですしね。

 

 

 

 

ハイ、やって来ました記憶ミュージアムです。

もう一回聞くんだけど私来る必要ある?

 

 

「えぇ、ぜひとも。」

 

 

そっちからすりゃそうだろーけどさぁ!

こっちからするとただのロスなんだよ...。

しかしこちらから呼んだ手前断れません。

断ったらマミさんが怪しんで入りませんので。

 

 

「ではこちらにどうぞ。」

 

 

適当に座らされ、チリンと鐘がなります。

するとなーんだか眠気が襲って...。

このウワサの攻撃は眠らせるだけなのでなのかちゃんの魔法無効でも防げません。

眠ってしまうとみふゆさんの記憶を覗けますが、どうでもいいわ♂

別に洗脳されたとしてもやること変わんないですし。

しかし記憶をただ垂れ流すのは忍びないですよね?

 

 

 

 

そ ん な み な さ ま の た め に ぃ

 

 

 

 

現在一番の危険分子であるななか組の対処について考えています(現在進行系)

いやホントどうしろって言うんだ...。

まだなのかちゃんの事を調べていないだけマシですが、時間の問題です。

組長とは極力会わないようにし、会うとしてもこっそり会うくらいしか対策が浮かびません。

ある時期まで引き延ばせれば探られても問題はなくなるのですが...かなり先な上に引き延ばす方法が現状皆無です。

もう場当たり的に対応するしかないですね...。

その為にも適切な情報の引き出しが大切です。

持っていてよい情報、いけない情報を判断し、必要であれば信頼できる人物がその情報を手に入れられるように仕向け、保持しておいてもらわねばなりません。

多少のリスクは背負う覚悟でいましょう。

今後はさらに思い切ったオリチャーが必要になってきますから、少々のロスは選択の視野に入れなければいけませんね...。

と言っていたらいつの間にか目が覚めていました。

 

 

「なっちゃん、気は変わりましたか?」

 

 

答えは当然NOです。

この程度で影響されてちゃゲスやってらんねぇからな!

第一みふゆさんの記憶を見ている間なのかちゃんのソウルジェムは一欠片も濁ってません。

 

 

「そうですか...これでもまだ...。」

 

 

あーはいはい、でマミさんどうなった?

 

 

「救済...魔法少女の救済...。」

 

 

虚ろな目で呟いてますね。

バッチシ洗脳されてるようです。

じゃ私は記憶ミュージアムを出ましょう。

...ん?

マミさん出ていく瞬間こっちの方ちらりと見ませんでした...?

 

 

というところで今回はここまでです。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

────────────────────

 

 

 

まどかさんを加え、私達のななかさんの調査は進展を見せる...かに思えました。

実際はその逆で、謎は深まるばかりなのです。

 

 

「うーん...やっぱりやめた方が...。」

 

「大丈夫、話せばわかってくれるよ!」

 

「結局これしか手はないネ。」

 

 

そこでまどかさんから提案されたのが直接ななかさんに問い詰めると言うものでした。

正直遠慮したかったのですが、全くと言っていいほど手がかりがないのもまた事実ですし、一度問い詰めてみるのもアリかという事になりました。

そして今、私達はななかさんをストーキングしています。

ななかさんはフラフラと力なく彷徨い、花を見かけると手に取って少しばかり眺めたあとまたフラフラと彷徨い出すのを繰り返しています。

タイミングを見計らっていたその時、ななかさんが電話にでました。

 

 

「あっあれです!電話です!」

 

 

私は叫びました。

電話に出た瞬間ななかさんが力無い顔に変わっていくのを見たからです。

すると美雨さんが飛び出しました。

しかしその時、ななかさんの目は確実に美雨さんを捉えていました。

美雨さんはななかさんの携帯に掴みかかるも振り払われてしまいます。

 

 

「...何をするんですか?」

 

「やかましいヨ!さっさとその怪しげな電話の相手を教えるネ!」

 

「...あなた達が私の事を調べまわっていることは知っていました。」

 

 

その時全員が固まりました。

探っていることは既にバレていたのです。

私は冷や汗が吹き出すのを感じ、他の三人もその圧力に気圧されているようでした。

 

 

「放置していればよいと思っていたのですが...私が甘かったようです。」

 

「ななか!正気に戻るんだ!ボクに言ってくれただろう!?ボク達はチームだって!連帯するチームだって!チームならそれを乱すような隠し事はやめてよ!」

 

「チーム...フフ...もうどうでもいいんですよそんなもの...。」

 

「え...?」

 

「頃合いですし宣言しましょうか。チームは解散です。」

 

「...ッ!ふざけるんじゃないヨ!!」

 

 

変身して切りかかった美雨さんでしたが、簡単に避けられてしまい、さらにその首に向かって刀が襲いかかって来ました。

 

 

「美雨さん!危ない!」

 

 

それを弾いたのは桃色の光の矢。

まどかさんは次の矢もつがえた状態でななかさんに向かって叫びました。

 

 

「ひどいよ...あんまりだよ...!みんな頑張ってたんだよ!ななかさんの為に!」

 

 

その目は涙ぐんでいて、必死の表情からはいかにまどかさんが優しいかが分かります。

でもそれに対応するななかさんは希望も絶望もないかのような底のない目をしていました。

まるで何かに身を委ねているかのような...そんな目でした。

 

 

「私の目的は達成されたんです。同時に皆さんの目的も達成されました。ですから、もうチームである必要もないんです。...では私はこれで失礼します。」

 

 

ななかさんはそのまま変身を解除し、歩き去っていきました。

私達はそれを黙って見ていることしかできませんでした。




ホミさん誕生の瞬間(早い)
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