【RTA】マギアレコードRTA チームみかづき荘ルート   作:ironplate

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Part.0 人類を   わけ

ある所に一人の女の子がいました。

母親はおらず、父親がシングルファーザーとしてその子を育てていました。

父親の務める会社はそこそこの企業で、収入も安定していました。

しかし、この父親は女の子をエリートとして育てあげようと躍起になっており、とても厳しく接してきました。

 

 

 

 

なのか、何だこれは。

 

「てすと!みんなぜんぜんできなかったのにがんばったねってせんせいほめてくれたんだ!」

 

 

女の子が小学2年生の時、初めてテストが90点を割ってしまった事がありました。

それを父親は酷く叱りつけました

 

 

こんなのじゃ意味がないだろ!お前には絶対にあそこに行ってもらわなければならないんだからな!

 

 

父親が『あそこ』と呼んだのは『聖リリアンナ学園』、超難関校の一つでした。

の子は幼くして、勉強と父のプレッシャーに押しつぶされそうな毎日を強いられたのです。

しかし女の子は、それも自分への愛情だと思い、父親のことを一番理解してやれるのは自分であると信じてひたすら勉強に打ち込みました。

毎日、父親は夜遅くまで帰ってきませんでした。

女の子はとても孤独な日々を送りました

勉強漬けの女の子には学校にも友達はいませんでした。

 

 

「だってがっこうはべんきょうするところだから。」

 

 

女の子は先生に友達を作ろうと言われた時に、迷わずこう答えたといいます。

それを真面目だと捉える人もいれば、付き合いの悪い人だと思う人もいました。

しかしいずれにせよ、彼女への周囲の評価はだんだんと悪くなっていきました。

そこで女の子は、自分の影を極力薄くするように心がけるようになりました。

づかれなければ、何も言われない。

全て、父親の愛情に答えるためにやったことでした。

 

 

 

 

しかしそんな生活を続けて、ついに女の子が小学6年生になり、受験も間近というときの事でした。

 

「お父さん、この成績だったらちゃんと合格できるかな?」

 

合格...あぁ、その事か。それは忘れろ。

 

「え?」

 

忘れてくれ、学校なんて好きなとこに行け。もうどうだっていいんだ。

 

「どういうこと!?急に何で!?」

 

お前には関係のない事だ。

 

「そんな事言われたって今更...あっ。」

 

 

女の子は気づいてしまいました

父親のその目が、自分の方に向いていないこと。

そしてそれは今まで見たことのないくらい落ち込んでいたこと。

結局理由は分かりませんでしたが、優しかった女の子はそれ以上父親を責め立てることができませんでした。

 

 

「でも...これまで頑張ってきたのって一体何のためだったの...?」

 

 

 

 

「私がいるからお父さんは悩むんだ。私さえいなければ...。」

 

 

みに悩み抜いて、女の子が出した結論は

 

『自分のせいで父親が悩むことになっているから、自分が消え去ればすべて解決する』

 

というものでした。

 

 

「...だから幸せに生きてね、お父さん。」

 

 

そう呟いて、女の子は家を出ていきました。

そこから女の子は当てもなく神浜中を彷徨うことになったのです。

当然お金はありません

ギリギリで飢えを凌ぐ日々が数日続きましたが、それも限界が訪れようとしていました。

 

 

「...もうダメ...かな。」

 

 

根城にしていた路地裏の隅で、女の子は倒れ込みます。

薄れゆく意識の中で思い描いたのは、父親のことでした。

 

 

お父さん...元気ですか?

幸せですか?

あんな顔しなくてよくなりましたか?

そうじゃなかったとしたら、私はきっと悪い子です。

ごめんなさい。

 

 

 

...起きたか。

 

 

の子が次に見た景色は、見たことの無いニット帽を被った中年の男と暖かい炎でした。

ブルーシートの上に寝ていて、布が体にかけられていることから介抱してくれたようでした。

 

 

「...あ...。」

 

喋るな。体に障るぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

She remember me.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学を飛び出て高校に行こうという時期の3月、女の子は運命的な出会いをします。

それは道端を散歩していた時のことでした。

 

 

「これは...。」

 

 

それは魔女との遭遇でした。

 

 

「ハハ...化物に殺されるのも...悪くない。」

 

 

女の子は死を覚悟しました。

そこに恐れは全くありませんでした。

しかし、そうはなりませんでした。

 

 

「ハァッ!!」

 

 

突如後方から飛んできた数本の槍によって、魔女は串刺しになり、壁に固定されます。

そして飛び出してきた少女が、その魔女を縦に槍で叩き切りました。

そして魔女空間が消え、現実に戻ってくるとその少女は女の子に手を差し伸べます。

 

 

「大丈夫?ケガはないかしら?」




女の子の過去は矛盾だらけで、正解は無いし不正解も無い。
だけど、既にそれは真実になってしまったからどうしようもない。
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