【RTA】マギアレコードRTA チームみかづき荘ルート   作:ironplate

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今回は前半と後半と小説パートで温度差が激しいので初投稿です。


Part.5 ガバが引き起こす運命

ここが正念場なRTAはっじまーるよー。

 

 

前回の続きからです。

やちよさんにお呼ばれして大東から流れてきたという魔女を倒しに来ました。

 

 

「流石に大東から流れてきただけあるな...。」

 

「みんな気をつけて。」

 

 

(気をつけても意味)ないです。

ハイここでこの大東から流れてきた魔女について解説いたします。

コイツは因果率が云々でほぼ絶対に勝てない単位のやべー強さを誇る魔女です。

別名『メル絶対魔女化させるマン』。

メルを戦闘に参加させないことで一応魔女化を回避する事はできますが、やってもうま味など一つもない上にどう考えても魔女化したほうがおいしいので避けません。

 

 

「来るわよ!」

 

 

おっしゃ来い!

と思ったら速攻でメルがふっ飛ばされてます!

華麗に助けてあげましょう。

 

 

「あ、ありがとうございます...。」

 

 

いいってことよ。

他3名は必死に交戦してくれていますね。

メルは先程の攻撃で傷を負ってしまいました。

ここは支援ができるみふゆさんをメルのカバーに当てて自分が前に出ましょう。

おーいみふゆさん!前出るからメルのこと頼むなー!

 

 

「分かりました!」

 

 

さーて、ここからどれだけ耐えれるかが肝心ですが...メル魔女化にはやちよさんがピンチにならなければならないんですね。

と言う事でももこちゃんを支援しつつやちよさんの事はチラチラ見ておきましょう。

ていうか善戦してますね...どこに負ける要素があったんでしょうか?

 

 

「みふゆ!メルを結界から脱出させて!私が時間を稼ぐわ!」

 

 

あっ(察し)ふーん。

やちよさんが前に出た瞬間それはもういろんな攻撃が集中して一切近寄れなくなりました。

 

 

「しまった!」

 

「やちよさん!」

 

 

 

 

カードが光り輝くと辺りを包み込み、やちよさんの周りの攻撃を一瞬で吹き飛ばします。

そしてその衝撃からか、魔女は結界から我々を追い出して逃げ去ってしまいました。

 

 

「...やちよさん。」

 

「バカ!喋らないで!グリーフシードは!?」

 

「もうないよ!」

 

「なのか!あなたは!?」

 

 

実は持ってますけど嘘をつきます(ド畜生)

あ、(持って)ないです。

これから魔女化するヤツには要らねぇよなぁ!?

 

 

「そんな...。」

 

「待ってて、今魔女を探して倒してくるわ。」

 

「待って...下さい。」

 

「メル!放して!じゃないとあなたが...!」

 

「行かないで...。」

 

「...っ!何がラッキーデイよ...最悪じゃない...!」

 

「ラッキーですよ...やちよさんを...守れたんですから...ッ!うぐぅっ!!」

 

「メル!?メル!しっかりして!」

 

 

いやー濁ってますねぇ濁ってますねぇ!

何ということでしょう。

あんなにキレイだった緑色のソウルジェムが、穢れで真っ黒に。

そしてとんでもねぇ衝撃波!

皆辺りにふっ飛ばされてしまいます。

そして目を開けるとぉ〜?

 

 

「何が起こっているの...?」

 

 

ハイ魔女化成功です。

卜者の魔女さんチッスチッス。

これで鶴乃ちゃん以外のみんなが魔女化を知りましたね。

なのかちゃんも多少はソウルジェムが濁って...ませんね(驚愕)

少しも精神値が減ってません。

ウッソだろお前!?

 

 

 

 

ハイ、卜者さんは放置しましてみかづき荘にみんなで帰ってきました。

現在やちよさん達が白タヌキを取調べ中です。

 

 

「どういうこと!?説明しなさい!」

 

「どういうことと言われても、君たちが見たままだよ。この国では成長途中の女性のことを『少女』と呼ぶんだろう?だったら、やがて魔女になる君たちのことは『魔法少女』と呼ぶべきだよね。」

 

「ふざけるな!!じゃあお前はアタシたちを騙してたって事かよ!!」

 

「その代わりにちゃんと君たちの願いは叶えてあげたよ?それに長い目で見れば君たちにも得な話なんだ。」

 

 

いつもの白タヌキですねこいつは...。

まぁ何というか、平常運転だなぁ(感嘆)

 

 

「木星なのか、君からも説明してあげて欲しいんだけど。君は確か前から魔女化のことを知っていたはずだよね。」

 

 

は?

何言ってんだコイツ...自分でやれよ...。

というかなのかちゃんは魔女化のこと知ってたんすね〜。

それで精神のダメージが少なかったのかな?

それにしてももうちょっと濁ると思うんですけど(名推理)

 

 

「なのか...?それは本当なの?」

 

 

いやまぁそうですけども。

 

 

「なんで教えてくれなかったの!?こんな重大なことを!」

 

 

教えれるわけないじゃないですかヤダー。

それで魔女化されたらこちらとしてはたまったものではありません。

それに正常な人間は教えたがらないってなのかちゃんも知ってるからね!

 

 

「...そうね。私が悪かったわ。ごめんなさい。」

 

 

ちょっと泣いちゃってるじゃんかよ〜。

オイ白タヌキお前のせいだぞ何とかしろよ。

 

 

「やれやれ、君たちはどうしてこの事を伝えるといつもそうやって大げさに悲しむんだい?わけがわからないよ。」

 

 

あっ駄目だこいつ。

ダメージを入念に蓄積していきやがる。

やちよさんちょっと向こう行ってな!

こいつと話しても良い事ねーぞ!

それにしてもみふゆさん全く喋りませんね...。

ずっと俯いてます。

じゃあ今日はこの辺で帰りましょう。

これ以上彼女たちと話したところで何も進展しません。

アフターケアもやるにはまだ早いです。

 

 

 

 

ハイおはようございます。

今日も一日頑張っていきましょう。

ちなみに今日まで料理は全敗です。

なんで?(全ギレ)

 

 

アフターケアに関してですが、しばらくはみかづき荘にはノータッチがベストです。

というのも期間を開ければやちよさんが遊園地に行くことを提案しますので、そこからがケアのタイミングになります。

ちなみになのかちゃんが誘われるかどうかは別にどうでもいいです。

いい感じに気分が落ち着いたところで優しくケアに移ってあげると好感度が跳ね上がります。

また、魔女化を黙っておいたという事実も後のやちよさんの好感度に一役買ってくれます。

ちゃんと人間の心がありますよってことを証明できるわけなんですね。

 

いやぁ今回のイベントは完璧でした!

チャート通り!

こんな安心感に包まれるのは久しぶりだぁ...。

 

そしてみかづき荘が立ち直るまで何もしないってことはあり得ませんので、それまでやれることを一通りやっておきましょう。

まず鶴乃ちゃんとの修行は...向こうが持ちかけてくるようならやりましょう。

無理強いしてはいけません。

そういえば初期交友関係にドア様とまなかちゃんが居ましたね。

この機会に一度会ってどういった関係から調べておきましょう。

ゴア様は中々いい能力を持っていますし、戦力の一つとして良いでしょう。

まなかちゃんと一緒にいれば調子に乗るのも抑えられますし。

 

 

取り敢えず学校に行きましょう。

今日はみふゆさんはそっとしておきます。

その代わりにお昼はダダ様に会います。

おーい!サラ様ー!

 

 

「あら、なのか先輩じゃない。何か用かしら?あといい加減名前くらい覚えて頂けます?私は莉愛ですの、リ、ア!そんなアンドロイドと銃持ってドンパチするような名前ではありませんの!」

 

 

ハイ、大体関係が見えました。

割と普通の先輩後輩関係ですね。

いやここ最近話してなかったからさぁ...急に心配になって...ね?

 

 

「何ですの急に気持ち悪い...。」

 

 

オイ気持ち悪いって何だそれ。

先輩にしていい態度じゃねぇよなぁ!?

 

 

「ヒィッ!ご、ごめんなさいぃ!?ぁだだだだ!!頭グリグリしないで!!」

 

 

おっとやり過ぎましたね。

お前が悪いんやぞ(責任転嫁)

 

 

「頭バカになる...うぅ...。」

 

 

まぁそれだけです。

安否が確認できたのでヨシ!

じゃあな!

 

 

「一体何なんだったのよ...ハッ、まさか!?」

 

 

 

 

さて放課後はウォールナッツに行きましょう。

まなかちゃんの確認です。

 

 

「ついに来ましたね!?私の宿敵なのか先輩!!」

 

 

ンンンンンンンンン!?

いきなりなんだァ!?

 

 

「さぁ今日こそ私の料理で笑顔になってもらいますよ...!さぁ!ご賞味あれ!」

 

 

いきなりオムライス出されました...(困惑)

というか来ること分かってたみたいなタイミングの良さですね...。

 

 

「今日阿見先輩のところに行ったのは知っていますよ!?あなたが意味もなくあの人の元へ行くときは決まってウォールナッツに来るんですから!」

 

 

なのかちゃんにそんな行動パターンが!?

謎が多いですね...(今更)

とにかく食べましょう。

...うん、おいしい!

笑顔になれますよこれは...。

 

 

「だぁぁぁ!ちっがぁぁぁあう!それは心からの笑顔ではありません!!」

 

 

何だコイツ!?

こんなテンションで話す子でしたっけ...?

というか何か心眼で覗かれてませんか?

 

 

「あ、やっぱり案の定でしたわ。」

 

 

ゼア様!?

何故ここに!?

 

 

「莉愛よ!ほらまなか、もう観念しなさい!」

 

「嫌です!放してください!私の料理で真に笑顔にならない人物がいるなど到底許されません!!」

 

「もう、だから先輩は十分に笑顔ですわよ。何回も言っているでしょう?」

 

「ちーがーうーんーでーすー!あれは心の底では違う味に惹かれているんですよ!」

 

「何が違うのかさっぱりわかりませんわ...。」

 

「目です!目ですよ!目を見てください!」

 

「...普通ですわ。」

 

「なんでじゃぁぁぁあい!」

 

 

あのーエア様?

別によろしいんで放してあげては?

 

 

「誰が空気よ!まぁ、先輩がそういうんだったら別に構いませんわ...。」

 

「フッフッフッ...今度こそ私の料理があなたの一番になって見せます!さっきのはいつもの前座!これぞ起死回生の一品!オニオンスープですっ!」

 

 

予想外にシンプルな品が飛んできたァーッ!?

 

 

「そうシンプル!しかしそれ故に奥深い!三週間に及ぶ調整の末やっと編み出された黄金比率の前に跪けェ!」

 

 

イタダキヤス...

美味すぎてウマになりました。

 

 

「だっはぁぁぁぁあ!!!駄目です...また壁を破れませんでした...!」

 

「いや十分に笑顔でしたわよ!?ニッコニコしてますわよ!?」

 

「おのれなのか先輩!どこまで私を翻弄するんですか!?くぅぅう憎いっ!先輩の舌を独占するその味が憎いっ!」

 

 

賑やかですね...。

こんな関係あるんだったらもっと早くに会っておけばよかった(時既にお寿司)

ん?この感覚は...。

 

 

「!...魔女ですね。」

 

「ですわね。さっさと片付けてしまいましょう。」

 

 

ですよねー。

と言うわけでウォールナッツ周辺に現れた魔女を狩ってきましょう。

 

 

 

 

ハイ、魔女戦です。

メタ様の固有魔法、『隠蔽』は『工作』と意外と相性が良いです。

というのも『工作』で作った接着トラップを隠すことができるからなんですね。

武器は弓なので接近戦は不利です。

ちゃんとカバーしてあげましょう。

まなかちゃんの『伝播』は『工作』の切断を伝播させれば超火力が出せる非常に相性の良い魔法です。

というかまなかちゃんに関してはどの魔法少女でも大概相性良いです。

ただ本人の戦闘力は控えめなのでカバーしてあげましょう。

...必然的に前線に出ざるを得ませんね。

本当は支援だけして終わりたかったのですが、仕方ありません。

ビア様は使い魔を、まなかちゃんは切断の魔法を与えますので魔女を足止めして下さいね〜。

 

 

「それはただのビールよ!」

 

「わかりました!」

 

 

ホラホラホラホラァ!

中々にキツイだろう!?

削って削って削ってぇ...?

シバ様!今です!

 

 

「それは日本固有の犬種よ!!!」

 

 

 

 

お疲れ様でした。

最後チバ様に決めさせたのは何となくです。

意味はありません。

 

 

今回はこのくらいにしようと思います。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

あれから一週間がたった。

まだ心のわだかまりは解けない。

一体どうしろっていうんだ。

こんな現実...こんな...!

暗い部屋の中でお気に入りのぬいぐるみを抱きしめて、ベッドの上で寝転がる。

毎晩息が詰まるようだ。

今まで倒してきた存在が元は自分と同じ存在だったなんて。

そんな時、電話の着信音が鳴り響く。

 

 

「もしもし?」

 

『ももこ、今いいかしら。』

 

「やちよさん...鶴乃はなんて?」

 

『相当のショックを受けていたわ。』

 

「だろうね...魔女化のことは?」

 

『言ってないわ。...今ならなのかの気持ちが少し分かる、これは簡単に言っていい問題じゃないわ。』

 

「そりゃそうだ。」

 

 

少しの間静寂が包み込む。

 

 

『...ももこ、明日空いてるかしら?』

 

「明日?空いてるけど。」

 

『いつまでもこんな気持ちでいられないわ。だから気分転換に遊園地でも行かない?』

 

「こんな時に遊ぶのかよ。」

 

『こんな時だから、よ。』

 

「...分かった。」

 

『ありがとう。じゃ、おやすみなさい。』

 

「おやすみ。」

 

 

今でも思い出す。

メルが魔女となったあの瞬間を。

ちらりと見えた割れるソウルジェム、そこから生まれるグリーフシード、物凄い轟音、そして次に目を開けると、そこに魔女がいた。

いつかアタシもあんなふうになってしまうのかと思うと本当に恐ろしい。

鶴乃はラッキーだ、こんな光景見たくなかった。

知らないほうがいいに決まってる。

だけど、そんな中アタシはとんでもない物を見たような気がしたんだ。

あの『木星なのか』についての。

あいつ...あいつはメルが魔女になる瞬間...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑ってやがった




笑っていた...人が魔女化する前だというのに...。

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