自称、美少女錬金術師(26)が雄英の教師になった。   作:さくあけ

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 ほんっとに申し訳ないです、めっちゃ遅れました。生きてます。
 待っててくれた方ありがとう。

 誤字脱字等ありましたらお手数ですが報告してくれると嬉しいです。


まいど~!

 リゼ・ヘルエスタは少し焦り気味に学校へ向かう足を動かしていた。

 携帯を開き時刻を確認すると、一安心したように息を吐く。

 学校へと向かう彼女の足がぴたりと止まり、学校の正門を二、三度見直す。

 

「いや、そうはならん……」

 

 そう呟いた視線の先には、正門が埋まりそうなほどのマスコミたち。いったい何があってきたのだろうか。

 リゼはバレないように、まるで忍者のように歩みを進めていく。

 その時。

 

「そこのメッシュの子! ちょっとお話聞いても良いですか!」

 

 がっと肩を掴まれて、後ろに向かされる。

 そこにいたのは目をキラキラと光らせ、カメラを向けるマスコミ。

 

「えっ、な、なんですか‥‥」

 

 動揺を隠せない様だが、冷静さを保ってリゼは言葉を返す。

 

「オールマイトが教師と言うことですが、授業程のような感じでしょうか! あ、あとアルケミーさんも教師だそうですが!」

「あ、えーーーーっと……」

 

 リゼの周りにはマスコミたちが続々と集まってくる、逃げようも何もさせてくれない様子だ。リゼはだらだらと冷や汗をかきながら返答を脳内で推敲する。

 リゼには数分と思える、実際には数十秒間の推敲を終え答えようと口を開けた、その瞬間。

 

「ちょっと、困ってるやないの」

「えっ」

「質問したい気持ちはわかるけど、大勢の大人で囲むのは違うんちゃうか?」

 

 どこからともなく現れリゼの横に立つのは、メイド服に身を包み長い髪を二つに括りし、それを宙にたなびかせた女性だった。

 

「は、はぁ……ところであなたは誰で…むぐっ!」

 

 その女性に誰かと、問おうとしたマスコミの一人は後ろの一人に口を押えて頭を下げた。その行動がリゼは理解できず頭の上に?マークを浮かせていると、

 

「さ、いこか」

「…え、あ、はいっ」

 

 マスコミの渦から助けてくれた女性はリゼの手を掴むと正門に向かって歩き始めた。マスコミの邪魔されることなく正門を抜けた二人、先ほどのマスコミの一人が質問の返答を聞きたかったのか追いかけてきていた。

 

「ちょっと! 少しだけで良いので!」

 

 あ、ばか。そうマスコミの中から声が聞こえた。瞬間、正門のセキュリティが働き分厚い鋼鉄の門――というより壁が下りた。

 リゼはその様子を手を引かれながら見守っていた。

 外から微かに、

 

「ちょ、戌亥!? え、私も、私も入れてよぉ!」

 

 と聞こえたそうだ。少し後になってその声の主は分かることになる。

 

―――――――――――――――――

 

 数分歩いて校内についたところでリゼが頭を深く下げた。

 

「あの、さっきはありがとうございました」

「ええんよ、気にせんで。にしても大きくなってんな~」

「え? それはどういう―――」

 

「いぬいーーー! どこ行ってたんよ! 探したんだ…ってリゼじゃん」

「あ、アンジュ!? 今日は有給取ったんじゃ」

「いやそれがね、仕事が。ほれ戌亥! 行くぞ!」

「はいはい、ほなまたどかでね‘‘リゼはん‘‘」

 

 嵐のように現れ、戌亥と呼ばれた女性を連れて一瞬に消えたアンジュ。

 

「なんで、私の名前を……?」

 

 リゼの頭上には?マークしか浮かんでいなかった。

 

―――――――――――――――――

 

「はい、昨日の戦闘訓練お疲れ様。

 Vと成績は見させてもらった。爆豪―――――」

 

 HRの時間が始まり、リゼは教室を見渡すがアンジュの姿はなかった。

 

「HRの本題に移るが、急で悪いが今日は君らの中から……」

 

 補習を受ける人が出るのか? そう緊迫した空気の中リゼは一人、

 

――講評もう終わってたのか…全然聞いてなかったな。

 

 とお気楽なことを思っていた。

 

「学級委員長を決めてもらう」

「「学校っぽいの来たーーーーー!!」」

 

 クラスメイトが沸き上がるのを横目にリゼは首をぶるぶると振って机にうずくまって全力でやりたくないアピールをしていた。

 結局、投票で決めることになり、リゼは迷わず「八百万 百」の名前をさらさらと書き提出した。

 

 緑谷三票、八百万三票で二人の委員長が決定した。飯田天哉という投票制を提案した彼はかなり気落ちしていたようだ。

 

 時の流れは速く、お昼時。

 リゼはふわふわとした気持ちで食堂に向かって、適当なものを購入し座る席を探していた。

 

「リゼちゃん! こっちおいでよ!」

 

 そうやって声を掛けたのは麗日お茶子だった。

 お茶子の前には緑谷と飯田が座っており、ちょうど一席置いているようだった。少しリゼは迷ったようだが、頷くとお茶子の前に座る。

 

「麗日さんありがとう」

「大勢で食べた方がご飯美味しいからね、ぜんぜん!」

 

 飯田の兄の話でわちゃわちゃとしていた四人の耳にウーーーーッ!と警報が鳴り響く。次いでアナウンスが流れる。

 

『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください』

 

 三年でさえ初めてのことのようで、パニックを起こし出入り口に向かって全員が走り出し混雑どころではないレベルで人の渋滞が起こった。

 その中で冷静に飯田は動いた。人波にのまれかけていた麗日の方に手を伸ばし、個性をわざと使用させ宙に浮いた。出入り口の上に張り付くようにターボを発動させる。

 

「手助けを……!」

 

 リゼは手をかざし、ほぼ無色無臭の精神安静剤のような毒を食堂全体にいきわたらせる。毒の蔓延は早く、全員が少し冷静を取り戻したとき。

 

皆さん… 大丈ー夫!!!!!!

 何もパニックになることはありません! ただのマスコミです! 

 ここは雄英! 最高峰に相応しい行動をとりましょう!!

 

――――――――――――――――

 

「なぁ、チャイカはん」

「なにかしら」

「雄英においたする輩は、手下してえぇお達しやっけ?」

「あー、まぁそうなんじゃないの。聞いてないけどね私は」

 

 興味がない様子のチャイカと呼ばれた肉付きのいい体にメイド服を纏ったヒーローはスマホをいじっていた。

 その様子に呆れた様子も見せず、動揺にメイド服を着た女性はとことこと歩いていく。

 

 

「まいど~! おいたしてるのはあんたらか?」




 作者のTwitterをプロフィール?に載せておきました。
 一応そこで進捗の報告をしようかと思います。このお話などに関して質問がございましたらTwitterのDMまで

 そしてpixivの方にも上げることにしました。pixivの名前はこちらと同じくですので別名であれば違う方の無断転載になります、多分そんなことはないと思いますがよろしくお願いします…!

 では次回!

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